2018/11/09 のログ
ご案内:「芝生の公園」にゼナさんが現れました。
■ゼナ > うららかな日差しが差し込む初冬の昼下がり。
ベージュの枯色を晒す芝生の公園で、ゼナは先日から飼い始めた狼犬と遊んでいた。
本日のゼナは、ホットパンツの上から縄目模様も暖かそうなセーターを着込み、ゆったりとしたその腰元を無骨な剣帯で締め付けた街着姿。 黒白タキシードの冬毛を纏う愛犬グリムの前で手にしたおもちゃをフリフリすれば、狼犬の蒼銀瞳も軽木で造られた円盤状の何かを好奇心たっぷりに追いかける。
「ほらほら、グリム、いきますよー? ――――…それっ!」
ぐぐっと弛めた身体のバネを伸びやかな動きで解放すれば、無骨な小剣が揺れて鞘音を鳴らし、ゆったりセーターの内側でたわわに実った肉果実もまた大きく揺れる。 そんな重たげな残心を置き去りに、手から離れた木製円盤はブーメランの如く軽やかに宙を駆けた。
『オンッ、オンッ!』
途端、喜び勇んで追いかける狼犬が、しなやかな跳躍で飛翔していた円盤を見事にキャッチ。
「きゃ~~っ! グリム、素敵です、お利口さんですーっ❤」
おもちゃを咥えて戻ってくる狼犬に大喜びで飛び跳ねる娘の胸元が、再びけしからん動きで周囲の紳士にいたたまれない気分を抱かせた。
■ゼナ > その後しばらくグリムと戯れ満足したゼナは、露店市場で買い食いしつつお家に帰宅したのでした。
ご案内:「芝生の公園」からゼナさんが去りました。