2018/04/22 のログ
ご案内:「無人の屋敷」にヴィルヘルミーナさんが現れました。
■ヴィルヘルミーナ > 王国内の山手。 ほとんど誰も通らないような僻地にある広大な屋敷。
屋敷の主は往時、有力な権力者であったが既に故人。
屋敷も人の手が入っておらず、荒れ果てた状態が続く。
このまま人々の記憶からも忘れ去られようとしていたその場所に蛮族が現れる。
依頼主曰く、この屋敷を探索に入った者がそのまま帰ってこない事態が続いているとの事。
まだ貴族の中で被害は出ていないが、いつまでも放置できないとのことで蛮族に白羽の矢、ババがやってきた。
「まったく。 俺なら死んでも問題ないと思ってるだろう。」
蛮族はひしゃげた大扉を蹴破り、中へと侵入する。
破れた窓や天井から月明かりは僅かに届くが、広大な建物内はやはり暗い。
仕方がないので、魔法で灯りを灯し周囲を漂わせる。
両手には斧。 既に数人が帰ってきていないとのことだ。
まずは原因を探るべく、ホールを探索する。
■ヴィルヘルミーナ > ホールには目立った物はない。
次は部屋を当たることにしよう。
最初に入った部屋は食堂。
ここで早くも蛮族は顔をしかめることになる。
大きなテーブルの上で五体投地の姿勢で置かれた死体。
詳細は省くが、見るも無残な状態となっている。
食堂の壁には羊皮紙と思われる張り紙が多数。
蛮族が見てもよく分からない文字と記号が並んでいた。
魔術的な儀式でもしていたのだろうか?
蛮族がそう思っていた時、テーブルから物音が。
腐敗が進み、骨も露出している筈の死体が動き出したのである。
「うわぁぁ~~~!」
驚きのあまり、斧を振り回す蛮族。
むやみやたらに振り回してみても、体は的確に動く。
一撃目で脳天をかちわり、胴、両手、両足を切断する。
物理的に動くことが出来なくなった死体。
漸く蛮族は一息つくことができた。
「なんだこれは…。 ゾンビ屋敷か。」
■ヴィルヘルミーナ > 食堂の次は家人の部屋。
2,3回ったが目立った物はない。
ゾンビが一体居た以外は。
「どうなってやがる。 どこで作ってやがるんだ?」
いきなりゾンビが来る可能性もある以上無暗に部屋を空けまくるわけには行かない。
捜索は自然慎重になる。
しかし、ゾンビ共は何故か向こうから襲ってこない。
蛮族は大騒ぎしているにもかかわらず。
蛮族は気にはなるが、考えても仕方がないので一部屋一部屋虱潰しに回る。
やがて、主の部屋へと到着する。
この部屋も魔方陣が描かれた羊皮紙が張り付けてあり、部屋を探し回った蛮族は何点かの金目の物を見つける。
こいつは役得だとばかりに仕舞う蛮族。
ご案内:「無人の屋敷」からヴィルヘルミーナさんが去りました。