2018/02/25 のログ
ご案内:「王都 貧民地区・廃屋街の自宅」にブレイドさんが現れました。
ブレイド > 「すかぁ……」

少年はベッドの上で一人眠っていた。
寒さも和らいだと言えど、夜ということもある。
ベッドに横たわり、少し傷んだ毛布にくるまっている。
自身の匂いと、それにまじる少女の香りが心を落ち着けてくれるのがわかる。
ゆっくりと眠るのも久しい気がする。

ブレイド > 「んに…」

混じった香りのせいか少しにやけ顔。
パッタパッタと尻尾をゆったりパタつかせ、耳を時折ピクピクさせ
だらしなく眠っている。
自宅と言えど、ここまでダラダラしてるのはわりと久しい。

ブレイド > 「ふひゅー…くひゅー…うへぇ…」

あまり寝返りはうたないようで、そのかわり、尻尾と耳がよく動く。
うつ伏せのまますぴーすぴーと寝息を立て心地よさげ。
いつも眉間にしわを寄せ、悪い目つきをしているが
いまはそうでもない柔らかな表情。
普段よりも幼く見えるかもしれない。

ブレイド > 「ん…ん、ぅ…」

ふかりと、枕に顔を埋める。
落ち着く。
ちょっと息苦しいけど。
ふわふわぱたぱた…温かい。

ブレイド > 一人で眠る際にはあまり夢は見ない。
そんな余裕がある状況が少なかったのもあるが。
今もこのような表情はしているが、夢を見ているわけでもない。
安らいでいるのは確かではあるが…。

ブレイド > 今はただ、深く眠る。
このひとときを噛みしめるように。
息苦しく、生きづらいこの都において
数少ない安らげるこの場所で。
夢は見れずとも。

ご案内:「王都 貧民地区・廃屋街の自宅」からブレイドさんが去りました。