2017/07/02 のログ
ご案内:「平民街娼館通り『天国への階段』」にエンジェルさんが現れました。
■エンジェル > > 今夜も人出で賑わう娼館通り。
その中の店のひとつ『天国への階段』。
その名の通り天国へと昇るような体験を出来ると謳うその店は、周りの店に比べると少々お高い。
しかし、それでも今日も足を運ぶ客は後を絶たず繁盛していた。
その店先、珍しく客の付いていない少女はちょこんと椅子に座って表を眺めていた。
その身に纏っているのは素肌が透けて見える薄いネグリジェと子供らしい大きなドロワーズのみ。
つまり、商品として陳列されているのだ。
時折通り過ぎる通行人へとにぱーと笑みを向けるのも忘れない。
ご案内:「平民街娼館通り『天国への階段』」にシドさんが現れました。
■シド > 物みな夢に耽る時刻。
宵を超えて登る月は天高く琥珀の煌めくともまだ人々の灯火消えぬ界隈に歩いていた。
眠りに落ち無い青年は客引きの下郎や非れもなく肌晒す娼婦の誘い手に
紫の眸を一瞥置くのみ。緩やかな歩みは止まらない。
「今少し刺激的なものが……。」
誰告げることなく囁き、銀髪靡かせて遂には娼婦通りを抜けようとした最中。
硬質な足音を止める。娼婦と言うには幼いというに、衒いない笑み向ける娘に。
そっと腰を屈めて笑み携え話しかけた。
「今晩は。こんな夜遅くだというにのに君も客引きしてるのかい?」
■エンジェル > 月明かりに照らされる飾り窓から覗き見える店の中はまさに天国。
色とりどりの華が満面の笑顔を咲かせている。
そのどれもが豊満な肢体をより魅力的に見せる衣装をさりげなく着こなしている。
そんな中にあって異質な華、飾り窓の隣に置かれた椅子に腰掛け足をぷらぷらと動かしながら笑顔を振りまく少女の姿。
明らかに子供と言って差し支えない少女は声を掛けてきた男へと満開の笑顔を向ける。
「えんじぇるね、ひとりじゃねれないの。おにーちゃんいっしょにねてくれる?」
目線を下げて話しかけてきた男の袖をそっと軽くつまみ、じっと上目遣いで見上げて愛らしく小首を傾げる。
■シド > 舌っ足らずな言葉遣いに滲む媚び。さりげない仕草の艶。
一部始終を眺める紫眸は緩慢な瞬きを一度だけ落としてやんわりと眦を下げる。
微笑み浮かべて語るは優しく。されど摘まれた袖をわざと遠ざけるように腰をあげて。
「生憎俺は子守唄は知らなくてね。君が安眠できるかはわからない。
だがお金は持っている。幾ら払えば安眠できるかな?」
懐から取り出した革袋、軽く揺さぶるだけで豪快に金貨さざめく音が響く。
値段交渉、少女の見目でどうでるか?紫眸の眦が更に下がる。
■エンジェル > 「えへ。じゃあ、えんじぇるがおうたうたってあげるね♪」
男が金貨の詰まった革袋を取り出すと交渉成立とばかりに椅子から飛び降りて財布を持つのと逆の腕にぶら下がるように抱き着き、店内へと引っ張り込む。
いらっしゃいませと隙のなく頭を下げた店員がメニュー表を客の前に拡げる。
おおまかには後払いのプレイ単位での支払い、それと一晩好きに出来るフリープレイ。
その子は上手だから、後払いだと色々やりすぎて結果高くなることも多いので、フリーがお勧めですよ、と店員が笑顔で説明する。
その間も少女は客の腕にしがみつき、ぷらぷらと身体を揺らしてその未成熟な肢体の柔らかさを客へとアピールする。
なお、フリーだと一晩金貨30枚以上、かなりの高額である。
■シド > 「おい?まだ君を選んだわけではないぞ?」
床の妙技もあるが客を如何に惹きつけるか。その手管を見ようとしたのに。
細腕にあれよあれよの間に引きずられて。今は店の中。
メニューを見せつけられる客扱いに怪訝に眉間に皺を浮かべるが。
「……まぁ、こんな所に足を踏み込んだ私が悪いか。」
眉間に刻まれた皺を押し伸ばすように人差し指をあてがいながら。
革袋より金貨を30枚、店員の掌に置いていく。
向ける眼差しは未だ腕にしがみつく少女へと。
唇が開いても、言葉が出ない。心なしかくすんだように見える銀髪を掻き毟り。
「それじゃ行こうか。部屋に。そんなにくっついてアピールしなくてもいい。
胸は随分と小さいとわかったから。」
笑みのさざめきを零して揶揄しながら、娼婦というにあまりに小さな少女を伴いルームに移動をする。
ご案内:「平民街娼館通り『天国への階段』」からシドさんが去りました。
ご案内:「平民街娼館通り『天国への階段』」からエンジェルさんが去りました。
ご案内:「設定自由部屋4」にエンジェルさんが現れました。
ご案内:「設定自由部屋4」にシドさんが現れました。
ご案内:「設定自由部屋4」からシドさんが去りました。
ご案内:「設定自由部屋4」からエンジェルさんが去りました。