2017/06/15 のログ
ルーク > 『ここはね、娼館のお姉さん達も利用するお店だからいろんなデザインあるしおすすめだよ』

手を引かれ連れて行かれたのは、一軒の店舗。
扉を開けば、カランとドアベルが軽やかな音をたてる。
中には、色とりどりの下着やランジェリーがサイズ豊富に陳列されている。
『せっかくだし、私も買おうかな。ねえねえルークさんはどんなのが好き?』

一人がそういうと、私も私もと少女たちはきゃっきゃと盛り上がる。
どのようなものが好きかと問われ、ルークは唇に指をあてながら店内を見回すが、どれが好きか分からない。

「………。」
『ルークさん?』

ぬーんと考え込んでしまっているが、それが表情の変化として出るのは少なすぎて少女に心配そうに覗き込まれる。

「いえ、すみません。好きなデザインというものがよく分からず考えていました。今までは、動きやすさなどを重視していましたので、そうなると必然的にデザイン性に優れたものは選択肢からはずれますし。」

『ふーん、てことは今日はデザイン性の高いのを買いに来たって事でいいんだよね?アーヴァイン兄のため?』

心配そうに覗き込んでいた少女が、ルークの言葉ににまっと笑いながら問いかけてくるのに、数度琥珀の瞳が瞬き微かに逸らされる。

『服も可愛くなったもんねー、下着もかわいくしたいよね。』
『ねー、どうせならかわいい下着のほうが、喜んでもらえるもんねー』

「………はあ、まあ…そう、ですね…。」

この間彼氏がさーと女子トークのノリに置いてけぼりにされつつも、図星をさされる気まずさに汗が滲むように感じる。
とはいえ、少女たちの気軽さは決して不快ではなく楽しそうにおしゃべりに花を咲かせる様は微笑ましい。

『ワンピースが白だから、あんまり濃い色だと普段つけるなら透けちゃいそうだよね。やっぱ白とか淡いピンクとか?』
『普段遣いじゃなかったら、赤とか黒とかセクシーだよねー。水玉とかも夏らしくてかわいいかも。』
『ねね、このフリルいっぱいついたのもかわいいよ。』

好きなのが分からないというルークに、少女たちは次々といろんなデザインの下着のセットを提示してくる。

「あまり明るい色のものは、着用したことがないのですが…。」
『なにいってるのー、下着で服に隠れるからこそ可愛い色を着るんだよー。』
『そそ、ギャップっていうの?これくらい華やかなほうが気持ちもあがるよ』
「そういうものですか…。私が選ぶと地味なものになりそうですので、二着選んでいただけますか。」

少女たちに勢いに押される…。
もらった服の雰囲気に合う下着をと思ってこうやって来たわけだが、どうしても機能性という面で選んでしまうそうになるのは今までの習慣によるもので。
折角だからと少女たちのおすすめを、二着購入することとなる。

ルーク > あれやこれやと、賑やかに少女たちに選ばれたのは白いレースのふんだんに使用されたものと、淡いピンクのフリルが重ねられたデザインの下着のセットの二着。
最後にサイズが分からないと告げれば、『ありえなーい』と声を揃えて言われ、店員に測ってもらい購入し帰途につく。
少女たちのテンションに、あまり感じたことのない疲労感とけれどどこか快い感覚を感じながら。

ご案内:「ドラゴンフィート」からルークさんが去りました。
ご案内:「平民地区の隅っこの一軒家」にアンセルさんが現れました。
ご案内:「平民地区の隅っこの一軒家」にシンシアさんが現れました。
アンセル > 昼間の平民地区にある一軒家
その庭、畑から少し離れた場所に薪を組んで火を燃やす
最初は小さな種火だったものにゆっくりと息を吹きかけて火を大きくとして

「これぐらいならいけそうだ」

そこそこに大きくなった薪の火が大きくなれば串に刺したリンゴを周囲にと刺して並べていく。
偶には料理をしてみようと考えた末が焼きリンゴという考えにまとまって

シンシア > 1週間の不在から帰宅して、ようやく自宅へと
畑の世話もあるしお留守番をしてたアンセル

帰ってすぐに、1週間分を埋めるように暑苦しくても黒い狼に抱きついて離れなかったけど

今は朝からの畑仕事も一段落、アンセルが裏庭でなにかしてる
りんごを刺して…魚を焼くようにりんごを焼いてるのが見えたから

キッチンからシナモンを片手に裏庭にと出てきては、アンセルに近づいて

アンセル > 出かけた家族に家はまかせろと留守番をして一週間
畑の世話や近所の子犬とじゃれていればその時間もアッという間に

家族が戻ってからは抱き枕をしたり手伝いをするという楽しい日常が戻る
 
日課の畑の世話などを終えれば今日はと変わった焼きリンゴ作り
焼ける様子を見つめ、時折に串を回してリンゴを焦げないように気を付けて

「シンシア、用は終わったのか?」

近づいてくる足音と臭いにくるりと振り返れば何かを持っている彼女を見つめる
裏庭にはうっすらとリンゴの焼ける甘い匂いが漂って

シンシア > 「うん、家のなかのことはね
 焼きリンゴ?」

オーブンでもできるけど、アンセルなりに考えたスタイルなのだろう
火から少し離れたとこにしゃがんで、アンセルの作る焼きリンゴの様子を眺めてた

「いい匂い、これならノルも食べれるね」

アンセルが作ったと知れば、食べたいと言い出しそう
まるごと串刺しにされてるから皮が熱に焼けてきてる
手にしてたシナモンの粉末が入った小瓶をアンセルへと
ただ匂いに敏感のはず狼のアンセルが吸い込むと苦しいよ?と付け加えて

「これ少し振りかけるといいかも、好き嫌いはあるけど…かけてみる?」

アンセル > 「家の掃除はできなかったからな。凄い事になっていなかったか?
この前にたくさん採ってきたリンゴがあったのでな」

庭仕事は出来た訳だが家の中は必ずついて回っていた子犬たちが遊んで大変になると何もできず
それをシンシアに丸投げに知ってしまった事に悪いと思い代わりにおやつを作成している訳で

「良い匂いだろう。焦がさないのが難しい」

ノーガルトが食べれると言えば嬉しそうに尻尾が動く、甘いものが苦手といっていた彼が食べれるならよかったと
皮が熱で焼ければ回して別の面を焼き、何かの粉末の入った小瓶を受け取って

「吸い込むと大変か、気を付けよう。美味しくなるのならやってみる」

シンシアの言葉からすれば美味しくなるのだと考えて頷き
一つを手に取れば気を付けてリンゴにシナモンを振りかけて火へと戻して鼻をひくひくとさせる

シンシア > 「ん、大丈夫」

さほど汚れてもいない、少し毛がかたまってたり埃にまきついてたりと
掃き掃除・拭き掃除ですんだくらい

「ぁ…大丈夫?アンセルの苦手な匂いなら、もう降らないでいよ」

1こ振りかけて興味本位か匂いを嗅いでる様子に
人間でもけっこう苦手な人もいるだけに嗅覚の鋭い狼獣人のアンセルの様子を心配して

アンセル > 「それならばよかった」

もし家に入っていれば今頃は大変な事になっていたと思い
家の中で遊ばなくてよかったと安堵の息を吐く

「ん……大丈夫だ。良い匂いだぞ」

一つに振りかけ焼けてくればリンゴにシナモンの香りが混じる
これはいい匂いだと思えば次のリンゴへと振りかけて

「これはもう大丈夫だな。シンシア、今日のおやつだ」

そして最初にシナモンを振りかけた焼きリンゴを手に大丈夫と見れば
お先にどうぞと差し出して

シンシア > 「アンセルは寂しくなかった?ごめんね家庭菜園つくっちゃったから」

水やりを1週間しなければ確実に枯れる、せっかく育ちはじめてきたのに
りんごの刺さった串をうけとりながら
顔にちかづけて匂いをかいでみる

「んー…いい匂い、おいしそ」

一人では食べきれないから、アンセルと半分こする気で
焼きたてのりんごを1口食べてみる、甘酸っぱくてシナモンの匂いも少しして…
しゃくしゃく食べてると嬉しそうに微笑んで

「おいしー、アンセルもほら1口たべて」

アンセル > 「少し寂しかったが大丈夫だ。それよりも畑や近所の子供たちを残してはいけない」

構わないと首を振って見せて、寂しさはあったが一緒に作った畑、そして遊びに来る子犬たちを残しては置けないと
焼きリンゴの串を手渡して他の焼けていない串をくるりと回し

「さっきのを振ったらもっといい匂いになった。実に美味しそうだ」

シンシアの言葉に肯いて見せて
食べる姿を嬉しそうに幸せそうに見つめて

「いいのか?ならば一口貰うぞ」

そう言えば反対から一口をぱくりと
甘酸っぱい味とシナモンの香りに美味しくできたと笑みを浮かべる

シンシア > 「うん、アンセルがいてくれてよかった、ありがとね」

しゃがんだまま、アンセルのほうに近づく
火のそばは熱いからちょっとだけ

「それ焼けたら肉屋さんに持って行ってあげようか、ノルの分もあるし」

1口づつシャクシャクと食べながら
このくらいの果物の甘さならノルも食べる、アンセルが焼いたものといえば確実に

「ね、甘くておいしい」

時期的に森のりんごだろう、市場にもあるけど季節はずれのせいか
少し前より高いからあえて買わずにいたのだけど

アンセル > 「礼を言う必要はないぞ。俺が好きで残った事だ」

近づいてくるシンシアにお礼を言われ恥ずかしそうにして
火の近くは熱いのだがある程度からシンシアが近づかない事に安心して

「そうだな、お裾分けだ。ノーガルトの分を残してな」

いつもお世話になっているのだからお礼をしなければと頷き
まだ沢山あるので焼けばいいと

「あぁ、美味しいな。リンゴは甘くて好きだ」

内緒の場所でとってきた季節外れのリンゴ
買うに比べれば出かけるだけで取って来れる、なのでまた取ってこようと考えて

シンシア > 「うん、でも…いっぱいとってきたね」

森のりんごは少しだけ小ぶりだけど、ちょうどいいサイズで
時々アンセルに差し出して

「アンセルもご近所付き合い上手になったね、子犬たちもいるし」

狼だろうと子犬の世話をしながら街で人と生きる方法でも教えてるのだろう
お座りとか待つこととか、小さいのにちゃんとできてるから

「焼きリンゴ配ってる間に、私は夕食の支度でもしておくね?
 何か食べたいのある?」

アンセル > 「つい取りすぎてな。新しいカバン一杯になった」

つい夢中になり取りすぎたと少しだけ反省をして
差し出されるとぱくりと食べて

「シンシアのお陰だ。子犬たちはなぜか集まる」

気が付けば集まっている子犬たちに色々と教えて食事を上げる間に懐かれているなど思いもせずに
こうしているのもシンシアのお陰だと笑って

「判った、では手早く配るとしよう。
食べたいものか…魚が良い」

ふと考えて魚が良いと告げる

シンシア > 「りんごは、余ってもジャムとかできるからね」

取りすぎたと言ってるけど使い勝手はたくさんあるから困ることはなくて

「お魚ね、わかったじゃあ…これ全部焼けたら私も一緒にいくよ
 帰りに市場行こ?お魚かいにいこう」

家を1週間も空けていたから、新鮮なものは残っていない
今朝でもとれたものを市場に探しにいこうと誘ってみる

アンセル > 「ジャム?あれは家でも出来るのか?」

まさか家で作れるのかと知れば驚いてしまい
取りすぎて扱いに困るかと思えばそうでもなかったと

「偶に食べたくなる。そうか?では焼ければいこう。
かまわんぞ、荷物持ちは任せろ」

新鮮な物は順番に食べたので残るのは恐らくはジャガイモぐらい
探しに行こうという誘いに肯いてリンゴを焼き上げにかかる

シンシア > 「うん、お鍋にお砂糖と刻んだりんごいれて煮込むの簡単でしょ?」

森でアンセルと冬場にとってきたオレンジはマーマレードにしたものもあるから
あれも家での手作りなのだと教えて

「…うん、じゃあ私、入れ物とってくるね
 焼けたら火の始末だけお願いね?」

立ち上がり、串のりんごを手にしたまま家の中に戻りながら声をかける
アンセルの支度ができれば、一緒に配り、市場で買い物をして戻るつもり

アンセル > 「聞くと簡単だ。今度やってみよう」

ただ作るのであれば失敗を考えてここでする事になるのだが
オレンジが実はジャムになっていた事にも驚いて

「よろしく頼む、判っているぞ」

シンシアを見送りリンゴを焼き上げれば綺麗に包んでバックへと
そして焚火に土をかけて鎮火すればシンシアと一緒に配りに周り買い物へと…

ご案内:「平民地区の隅っこの一軒家」からシンシアさんが去りました。
ご案内:「平民地区の隅っこの一軒家」からアンセルさんが去りました。