2017/03/08 のログ
タマモ > 「やれやれ…それが無ければ、もう少し楽なものを…」

避けながら、もしかして、鍵のかけ忘れとかないだろうか?とか、そんな考えを浮かべてみた。
鍵というか…まぁ、実は簡単に開けれるとか、そんな事に期待をしてみた。
何度目だろう、攻撃を避けて、閉まる扉の前に現われる。
扉を押してみた…うん、やっぱり開かない。

一方的な防戦、と言うのも少々気分が悪くなってきた。
かといって、良い案も浮かばない。
せめて、この扉の向こうに一度でも踏み込むなり、中の光景を何かしらで見る事が出来れば良かったのだが…
なにせ転移の条件が、向かう場所を記憶に留めてある事なのだ。
それが出来ねば、またこの場所に来る事になるだけである。
便利な能力と言えど、こればかりは仕方ない。

タマモ > 「ふぅ…まぁ、良いか。
なかなか、中に入れる機会を得るのも難しいものじゃ」

どれくらい攻撃を避け続けているのか、一息つくように、息を整える。
待てば、ここの城主が帰ってくるなりしてくれるかと、そう期待をしたのだが…今日は無理らしい。
実際のところ、普段みたいに表層心理を読めればもっと続けれる。
しかし、今回のこの相手というのは、どうもそんなに簡単にそれが通用する相手ではないのは分かっていた。
だから、いきなり少々本気を出し、近未来予知を使っていたのだ。
強い能力ではあるのだが、その分、長持ちしない。
………要するに、そろそろ疲れてきた、という事である。

タマモ > 「今日は、これくらいにしておいてやろう。
………また来るからのぅ?」

これが最後の攻撃と、避け、今度は少し距離を置いた位置に現われる。
ぱしん、と扇子を閉じて、袖の中へと仕舞い込む。
奥へと進む事は出来なかったが、一応、情報通りであるのは確認出来た。
それだけで、今回は良しとしておこう。

色々やりたい事もあったが、今、色んな情報が入り、それを確認していかなければならない。
やりたくもないが、やらなければならない事が増えてきている。
更に後ろへと下がれば、ひらりと手を振って…そのまま少女の姿は消えていった。

ご案内:「宵闇城キルフリート」からタマモさんが去りました。