2016/12/10 のログ
ご案内:「屋根」にスヴェンさんが現れました。
スヴェン > すっかり夜も更けた
扉は硬く閉ざされ隊舎の中へと入る術がないのだが、こんなものは日常茶飯事である
周囲を確認し、面した通りに衛兵の目がないことを確認すれば屋根から伸びる雨樋に捕まり登り始める
一見、つるりとした建物の外壁にも出っ張りや小さな溝があり、それを器用に辿り、
慣れた手運び足運びで外壁を登っていけば、屋根の上まで乗り上がって空を見上げる…

「…よい月だな…」

ふ、と笑みを零す
外壁を登りきった少々の達成感もあり、そんな風に呟くのだが、なぜこんな事をしている羽目になったかと言えば、
夜遅くまで娼婦の所へ行っていたからで、部下に見つかれば小言の1つも聞かねばならない
す、と屋根の下、屋内に意識を向ければ未だ起きている人間の気配があり、しばらく屋根で待機する羽目になる…

まあ、感の良い森林育ちのミレー族あたりにはバレていそうではあるのが、彼らは現状に満足しているのか、
興味が無いのか、あまり小言を言うような連中ではないから心配は無用である

ご案内:「屋根」にシャルレさんが現れました。
シャルレ > 彼の部屋に行ったものの、不在。出掛けてるのかと自分の部屋にもどる途中。
屋根の上を白い猫が歩く、月明かりに小さな影がうごいてる。
と、先客か屋根の上に座る人影に気づいて近づいていく
金色の瞳に写したのは彼だった。側に近づいて体を押し付けるようにすり寄って

スヴェン > 夜気は冷たいが、部屋に戻るタイミングを図るのが難しい
誰かが階段を昇り降りする音や、扉の閉まる音が聞こえれば、1階のホール辺りで宴会でもしてるのだろうと思う
仕事のない傭兵、というのは大抵、酒飲んでくだを巻くか、女の所へ行くか、どこぞで博打でもしているか、
そんなもんである…まあ、森に狩りに出かけたり、怪しげな儀式をしている連中もいるが…

何にしろ、足場もあまり良くないから屋根にある光を取り入れる窓を跨ぐようにして腰を下ろせば、
白猫がそばに寄ってきて身体を摺り寄せてきて

「…見つかった…まあいいか、懐炉になってくれ」

ひょい、と腕を伸ばせば腕の中に抱き、体温をわけて貰うことにする

シャルレ > 「にゃーん」

なんで、こんなとこにいるか知らないけど
帰り道に会えたことが嬉しくて
喉が鳴る

抱き上げられては、そのまま腕のなかに
柔らかく暖かな毛並み、腕のなかも暖かいと頬にすり寄ったりして

スヴェン > 「…説明するの面倒くさい、付き合いだ、付き合い」

腕の中で猫がなく
何を言いたいのかさっぱり分からないが、当て推量で窘められてるんだろうな、と思えばそんな風に返す
返事もきっと『にゃーん』だろうから、先になんて返事をするか考えておくのも良いかもしれない、
なんて思いながら片腕で白猫を抱き支えて、ゆるゆる、とその背中を撫でる

シャルレ > 「にゃーぁ」

話せないの不便!とやっぱり感じてしまう
ポンと腕のなかで姿を変えたら

「ずっとここにいるの、さむいよ?私の部屋にくる?」

彼の部屋は入れなかったし、もどる感じでもない
夜に屋根の上では、寒くなるだろうと
あたたかなへ部屋を提案してみる

面積は大きくなったから、そのまま彼に体をくっつけたまま聞いて

スヴェン > 白猫が姿を変じる気配を感じれば、上手いこと抱き直す
ぐらり、と身体が揺れるが事前に気配を察知できたからなんとか対応することが出来た
2人で転落したら、腕の中の彼女はくるりん、と華麗に着地を決めそうだが、自分はそういうわけにもいかない

「…シャルの部屋の洗濯カゴで寝るわけにはいかないしな
 それに見てみ、お月様が綺麗だぞ?」

彼女が落ち着かない、という理由でベッドの代わりに使っている洗濯かごの中に自分が入る想像をしてみたが、
どう考えても洗濯かごが裂けてしまう…彼女のベッドをぶち壊すわけにはいかない
ボチボチ部下達も各々の部屋か、1階のホールで酔いつぶれて眠るはずなのでもう少しの辛抱、と
思いながらほら、と軽く顎をしゃくって、月の方を示して

シャルレ > 「ベッドもあるよ?一緒に寝る?」

洗濯籠は、こっそり寝るときに使ってる
姿を変えて抱き止めてくれたこと、腕のなかは暖かくて気持ちよく、もぞもぞ身動で向きをかえたら
白いお月さま

「わぁ、きれい」

示されるまま、見上げて白く浮かんだ月明かりを浴びるように

スヴェン > 「そうだったのか…てっきり片付けたもんだと…」

落ち着かない、と聞いていたから片付けてしまったものだとばかり思っていたが違うらしい
身動ぎして向きを変える彼女に合わせて、腰のあたりを支えるようにして
足で跨いだ出っ張り窓を馬に乗る時と似た要領でしっかり太腿で締めて体勢を安定させれば、
彼女を支えるのとは逆の手は割りと自由になる…と、なれば、彼女の頭をわしゃわしゃと撫でる

「なー…空気が乾燥してるから星も綺麗だな」

なんて言いながら自分を空を見上げる
冷たい風が頬を撫でればやっぱり寒いわ…と彼女を背後からより引き寄せるようにして身体を寄せて

シャルレ > 「どっちもあるー、ベッドで一人は大きいから、さみしくなる」

後ろで抱き止めてくれてるから、安心して月を見上げてて
撫でられると嬉しそうに手の動きに会わせて
頭が左右にゆれ、彼との合間にある尻尾の先も少し揺れてる

「うん、きれーい、一緒に見れてよかった」

冷たい夜風が吹けば抱きよせられ、後ろを気にしながら

「寒い?大丈夫?」

スヴェン > 「小さいのが欲しかったらお小遣いを貯めてくれ…」

ひもじい思いをさせて…なんて考えが一瞬、頭を過ったりもするが、ちゃんと食事はしていると思うので、
そうでもないか…と思い直した
頭を撫でてやれば彼女の尻尾の先も緩やかに動いて、喜んでるのか…?と少し首を傾げつつ手を動かす

「シャルが居るから平気…といえば、平気なんだが…
 そろそろ、中入るか…そろそろ中も静かになったろ」

彼女を抱いているとは言え、流石に冷える
自分はともかく、彼女が風邪をひいてしまうと申し訳ない…腕の中の彼女に猫になるか、しっかり捕まるように、
と伝えればそろり、と身体を起こして少しずつ自分の部屋の窓の傍へ移動し始める

シャルレ > 「小さいのは洗濯かごでいいの、ベッドあったら一緒に寝れるからおいとくの」

今のまま使い分けてる様子。
彼が自分の部屋で寝たことは無いけど
ご飯も寝床もあるだけで、他に望むことがなくて
お小遣いは順調にたまってきてる


向き合い抱きついたまま、彼が窓を目指して降りていく
小柄だけど人の姿、猫の時よりは重たく感じさせてるかもしれない

スヴェン > ぎゅ、と彼女が捕まったのを確認してから動き始める
彼女がいることで少し、動きづらそうにはしていたものの、普段より少し時間を掛けて慎重に窓の傍まで下りていく
足運び、手運びは慣れたもので、片腕で彼女を支えながらもしっかりと、下りていけば窓の傍で止まり、

「シャル、悪いけど窓開けて中入ってくれ
 俺は支えているので精一杯だから、後は任せる」

そう彼女に伝え、彼女が窓を開けば先に部屋の中へ入るよう促して続いて自分も部屋の中へ入ろうとする

シャルレ > 「うん、わかった」

しがみついたまま、おとなしく降りていく
窓の前まで来たら、窓枠に片足をつけて
指で引っかけ、窓を開ける。
彼よりも先に、室内に降りては、窓を大きく開き彼が入りやすくしようと

「灯りはつけないほうがいい?」

彼が屋根にいた理由から、明かりをつけて存在を示すことは避けた方がいいのかと、彼に伺い

スヴェン > 返事が返ってくれば良い子だねえ、と感心する
まあ、悪事の後始末の相棒をさせているような罪悪感もほんの少しあるのだが

「点けなくていい…燃料もタダじゃないしな…それに…」

彼女に続いてするり、と窓から自分の部屋へと帰還を果たしつつ、窓から差し込む月明かりを指差して、
十分明るいしな、と笑みを浮かべた……彼女も自分も無事に室内に戻れば、ふう、と息を零し
身につけていた外套を脱いでは放り、ブーツもぐいぐい、と片足を交互に使うようにして脱いでしまえば、
そのまま、ばたり、とベッドに倒れ込んで

シャルレ > 「明るいね」

灯りは着けずとも青白い明かりが差し込んできて

ブーツを脱いでベットに倒れ込むようになった隣に
自分もと、ブーツだけ脱いで
彼の隣へと転がっては楽しそうにクスクス笑いながら手を伸ばす

「おかえりなさい」

自分と同じような髪色の彼の頭を撫でるようにして

スヴェン > 「作戦は成功した…、と思う…」

誰に気が付かれることもなく、自分に割り当てられた部屋に戻ることが出来たと思う…一部、感の良い連中を除いて、だが
彼女が隣に転がり、頭を撫でられれば眼を細めて

「んー…ただいま…」

そのまま、ウトウトしていしまいそうであったが、はっ、と身体を起こせば、枕を引き寄せ、
そこに肘をついて頬杖をついて…彼女の頭にもう片方の腕を伸ばせばさら、と長い髪を梳く

「…今夜はお土産ないから代わりに寝るまでこうしてるわ…
 あと、今夜遅く戻ったのは秘密な?その口止め料…」

特に誰それとか、と彼女も知るであろう自分の部下の名前を何人か口にし、彼女に喋ったらいけない人物の名前を
教えていく

シャルレ > 頭を撫でてたら、返される
モゾモゾしながら近づいて
頭から胸元辺りに甘えるようにくっつく
猫でも同じようにグリグリ動きながら

「うん、内緒ね」

仕事絡みで名前を覚えながら
隣の暖かさと手の動きに瞼がウトウトとしはじめる

スヴェン > 胸元あたりでぐりぐりと頭を摺り寄せられれば擽ったい
ただ、彼女の体温が伝わりもするから悪い気はせず、むしろ心地良いくらいで
髪を撫でていた手を一旦止めれば、す、と自分の方へ軽く引き寄せてやり

「そうしてくれると、助かる…」

頭や背中、髪に触れながら彼女の瞼がウトウトとし始めれば、表情を緩めながら背中を、
緩やかに一定のリズムで叩き撫でるようにし始めて

シャルレ > 「うん、、、あったかいね」

半分夢の中、瞼を閉じ手引き寄せられたら
うでにおさまるくらい、すーっと眠りにおちていく
暖かくて安心できる場所は、そのまま
小さな寝息をリズムよく落としていった

スヴェン > 「寒くないなら良かった」

腕の中へと引き寄せれば、寝入ってしまう様子に寝付きが良いなあ、とか思ったり
寝息が聞こえ始めれば、ぽふん、と頭を撫でてから足元にある毛布を引っ張り上げるようにして互いの身体を包み
くー、と一度、ベッドの上で伸びをし再度、彼女とくっつくように抱き直して

「…朝、寝返りで潰さないよう気をつけないとか…
 おやすみ、シャル…」

くわ、と欠伸を零せばそのまま眠気に身を任せるのだった

ご案内:「屋根」からシャルレさんが去りました。
ご案内:「屋根」からスヴェンさんが去りました。