2016/11/14 のログ
ご案内:「繁華街」にノアさんが現れました。
ノア > 店から漏れる灯り、娼婦達の華やかなドレス、酔っ払い達の頬の色に至るまで、色とりどりに華やぐ繁華街。そんな大通りから一本入った薄暗い路地を歩くのは、白いローブの裾を靡かせる女。すっぽり被ったフードの奥、琥珀色の瞳をきらりと輝かせ..

「 酒は呑んでも飲まれるな、ってねー 」

今宵も酔っ払いの懐からするりするりと金品を頂戴し、満足げに弧を描いた唇が機嫌よく独り言。さて、充分な飲み代も確保したところで.. 今夜は何処の酒場に行こうかと、石畳の上をゆったりと進む。

ご案内:「繁華街」にイルマさんが現れました。
ノア > コツン、コツン、細いヒールが鳴らす音を路地に響かせる。窓より漏れる灯りや音楽、客の楽しげな喋り声なんかを聞きながら ゆったりと店選び。

「 ─── ── ─ 」

ふと耳に入った音楽は、何処かの民謡だったか船乗りの唄だったか.. うっすらと聞き覚えのある其の陽気なメロディーを、小さく口ずさんだりしながら。

イルマ > 薄暗い路地から更に枝分かれした細い道。
其処を、フードを被った小柄な男と共に出てくるドレス姿の女が一人。

「………ハイハイ、ご苦労さん。気をつけて帰りなよ。今日の稼ぎが台無しになると困るだろうしね」

くくっ、と小気味好く笑って男の背を見送ってから踵を返した。
すると視界の端にローブ姿が映り込み、ふいっと何気なく視線を向ける。

ノア > 立ち並ぶ店の裏手に面している分 人通りの少ない路地、ほんの少し敏感に働いていた聴覚が女性の声を拾う。それと同時に視界に捉えたのは肩を露出させたドレスと、綺麗な銀髪。

「 ......... 」

ちらり聞こえた内容から同業.. もしくは其れに近い何かを感じては、男が去ってゆくのを待って..

「 今晩は、景気はどう ? おねーさん。」

通り過ぎずに歩み寄り、口にしたのは軽い挨拶。屋内ならまだしも夜風に吹かれては寒いだろうと、ベアトップドレスの彼女に「 寒くない ? 」なんて言葉も序でに付け足した。

イルマ > 夜風はやはり冷える。
屋内に戻ろうとした矢先、視線を向けたローブ姿の何某かが此方に近づいてくるのを見ると其方へ向き直った。
声を聞く限りでは女だろう。むき出しの肩を竦め、笑う。

「まぁまぁかな。まぁ、お客を見送りに来ただけだからね」
「寒いからアタシは戻るけど…うちの店、寄ってくかい?今は誰もいないんだ」

気軽に示すのは路地の奥。小さな雑貨屋のよう。
何故誘いをかけたかといえば、単なる気まぐれとでも言おうか。暇だったからでもある。

ノア > 「 あたしもローブん中ベアトップなんだけどね、ふふ。」

返ってきた彼女の気さくな言葉に、ほんの少し緊張を解く。何かしらの共通点を感じたのはお互い様だったか、彼女の "店" とやらに誘われ..

「 おねーさんの店、ねぇ.. 美味しいお酒があれば、お邪魔したいかな。」

当初ふらついていた目的をちゃっかり組み込んで伝えつつ、誘われるがまま着いて行ってみるつもり。彼女に続いて歩く最中にも爬虫類の刺青に気付き、新たに見つけた共通点に小さく笑みを溢した。