2016/10/26 のログ
ご案内:「平民区のはずれ」にシンシアさんが現れました。
■シンシア > 今夜は冷えてる
帰りがけに買ってきたのはホットトディー。
平民区の大通りより離れた少し静かなカフェも夜はバーになってるとこの
屋外テラス席。
一人がけの程度のいいソファに腰掛けながら
脚をくんでひざ掛けをのせて、少しずつ飲んでる
薄めてもらったウィスキーにハチミツとレモンを入れて
ご案内:「平民区のはずれ」にライオネルさんが現れました。
■ライオネル > 民の報告を受け、えっちらおっちらと平民区へやってくる獅子。
「ヒトは夜目が利かないからこんなに夜も明るくするのな」
猫科の動物は夜でも照明が必要ない。店の灯りや街灯に少々たじろきながらも民の後ろをついていく。
にゃあ、と民が鳴いた。民の肉球が指す先にシンシアはいた。
「くるしうない。戻ってええのな」
民に帰るよう命じれば、獅子はシンシアの元へと向った。
「シンシア、ちょと獅子の頼みをかなえて欲しいのな」
聞いて欲しいではなく、かなえて欲しいという所に猫科特有のわがままっぷりがうかがい知れる。
■シンシア > のんびり寄り道して過ごしてた時に、聞こえた聞き覚えのある声
昨夜聞いたような、その口調、思わずため息が漏れるのは無意識のこと
「……頼み?」
暖かなアルコール。グラスを置いて
座って脚を組んだまま、ちかづいてきた昨夜の相手を見上げながら
■ライオネル > 隣席の一人用ソファをひょい、と片手で抱えてシンシアと同じ席に着く。
「あのな、獅子は手紙を書きたいと思います。でも獅子はヒトの字が書けません」
どこかで拾ってきたのか壊れかけた羽ペンと羊皮紙を取り出す。
「だからシンシアに代書をしてもらおうと思います」
くいっと上半身を斜めに傾ける獅子。どうやら頭を下げる仕草のつもりらしい。
「すぐに終わります」
■シンシア > 「手紙?…だれにかくの?」
意外な頼み、隣に座る相手…持ち出されたペンと紙
何をかくのか内容が人に知れることになるけど、それでもいいのかと
置いてるグラスを少し避けながらペンをうけとって
「じゃ…なんて書けばいいの?」
すぐ終わるというのなら、簡単な用事かとペンを持ちながら代筆の内容を待ち
■ライオネル > シンシアが代書をしてくれるというので、お日様みたいな笑顔になる獅子。
こほん、と咳一つしてから手紙の内容を話す。
「獅子です。こんにちは、お元気ですか。獅子は元気です。
獅子はあなたに連れていって欲しいところがあります。
是非ともいいお返事をお聞かせください」
これが書いて欲しい内容だった。
「……送る相手の名前を書くのを忘れたのな。シンシア様へって書くとええのな」
送り主に代書を頼む獅子。
■シンシア > 「ん…わかった……」
笑顔になるのを見て、書き始める
少しインクがかすれたりするけど、文字としては読めるはず
言われるまま書き出して、最後の宛名を聞いて…ペンが止まる
顔をあげて
「ライオネル…からかってるの?…おこるよ?」
自分宛の手紙の代筆、なにの冷やかしか、直接言えばいいものを
眉を寄せて隣の相手に軽く睨みながら
■ライオネル > 「獅子は今までヒトをからかったことはないのな」
えへん、と胸を張る獅子。隠居したとはいえ獣王なのだ。
頼み事をする時はきちんと書状にして送るのが礼儀と考えているのだ。
ただ、代書を頼める相手がシンシアしかいなかったのである。
「獅子はシンシアを怒らせてしもうたのな……」
しゅんと肩を落とす獅子。まだまだ世相に疎いのだ。
「獅子はどちかというたら民を可愛がっとる時みたいなシンシアの顔の方が好きなのな」
■シンシア > …ため息、どうすれば伝わるのかと頭を悩ませる
落ち込む様子をみてしまえば、それ以上怒れなくなる
「もぅ、私への頼みごとなら、直接言えばいい
…で?どこに連れてって欲しいの?」
組んでた脚を下ろして、こめかみあたりを手で押さえながら
■ライオネル > 「獅子を許すシンシアの顔はも~~~~っと好きなのな」
許してくれたので甘える獅子。大きな腕を伸ばして、ぎゅっとハグしようとした。
「実はな、獅子を冒険に連れて行って欲しいのな」
本当なら世間話から入って用件を告げるところだが、率直に伝えた。
「民に魚とミルクを配給する資産が必要なのな?」
■シンシア > 「やだ、ちょっと…」
ハグされそうになる長い腕、とっさにすり抜けて立ち上がるけど
急に立ち上がったから、アルコールが回るようにフラついてしまう
「冒険?いきたいなら一人でいっておいで、私行く気ないから」
今、そとにいく理由も誰か行動を共にする理由もない
頼みごととあれば、選択もできる
断わる権利もあるわけで
「ライオネル……もう昨日から、そういうの嫌だって言ってるのに」
初対面でのスキンシップ、自らの体を抱きしめるよう両腕をさすりながら
■ライオネル > 「では、どこまでしていいのか線引きをしてくれたら獅子も善処ができるのな」
ハグがだめということはわかった。しかしふとした時に触れてしまうこともあるかもしれない。
「獅子の冒険に付き合ってくれたら、ええことがあるのな」
とても自信を持って胸を張る獅子。
「でもシンシアの都合もあるだろうから、獅子は冒険はやめます」
あきらめます、と不格好な体勢でに頭を下げる。
■シンシア > 「どこまでって……ほかの人は知らないけど、私は、そーゆうのは気軽に許さないのっ」
ペースが乱される、自分よりも体格も大きい相手に困惑と
力量では負けてしまうだろうから、穏やかにスルーできればと
探りながら
「冒険はライオネルがいきたいんでしょ、行きたい人がいくの、自立!して動かなきゃ」
懐かれてるのだろうか、自分中心で行動しようとしかしないのを
危惧して…注意をするけど
どこまで届くかは不明、ひざ掛けを背もたれに返し
このまま続けていると酔いが回りそうで、身の危険も感じながら
■ライオネル > 「ほなら、獅子が触りたくなった時は触っていいですかと聞きます。ダメな時はダメと言えばええのな」
ダメなら触らなければいい。獅子は物わかりは悪い方ではない。
ただヒトの言葉を素直に受け取るので、言外にある部分や裏をまったく読まないし、読めないのだ。
「獅子だって別に行きたいわけではないのな」
テーブルにほっぺたを乗せる獅子。猫が伸びをしているような体勢だった。
「助けを頼もうと思った時、シンシアの顔が浮かんだのな。獅子は今シンシアしか頼れるヒトがいません」
ぐい、と倒していた上半身を持ち上げる。
「でもそれはシンシアの事情を考えていない行為やったのな」
冒険に付き合ってくれないのは、それなりの理由があるのだろう。だから諦める。
■シンシア > 「そうね、聞いてくれたら…答える」
それで解決するかわからないけど、ひとまず納得し頷いて返す
「それは、ライオネルが私を探して動くからでしょう…
街には他にも人も獣人もいるから、そういう人に声かけて
知り合い増やすといいよ」
冒険にいきたくない、頼みごとなのに?といささかの矛盾を感じて、いぶかしがに見つめるけど
「…とりあえず、私はちょっと帰るよ?
ライオネルちょうどいいから、他にも知り合いつくってみたら?」
このまま外で話を続けるには、自分の体調的に危ない気がして
帰り支度を済まして、帰路へとつく
ご案内:「平民区のはずれ」からシンシアさんが去りました。
■ライオネル > 「シンシアが帰っていくのな」
一人になる獅子。
知り合いを増やすことも急務だが、なんとなくシンシアを傷つけてしまったのではないかと気になる。
「今度あった時、謝るのな」
ご案内:「平民区のはずれ」からライオネルさんが去りました。