2016/10/10 のログ
ご案内:「設定自由部屋4」にドルクスさんが現れました。
ご案内:「設定自由部屋4」にカノンさんが現れました。
ドルクス > 「…………」

朝日が差し込み数刻
既に他の者達は活動を始めた頃、ドルクスはまだいびきの一つも立てず眠りについている
完全な熟睡状態。こうなると叩き起こすか自然に起きるのを待つまで眠ったまま
昨夜の出来事もあって安心しきった…無軽快な寝顔を晒している

カノン > 昨夜の告白のあと
疲れて眠りについたのは夜遅く…

カーテンの隙間からこぼれてくる明かり
傍に眠る彼の腕の中、耳がピンと動く

静かな寝息が聞こえて、暖かい体温、触れ合う肌から
深く眠りに落ちてたものの、意識が浮き上がり青い瞳が開く

もぞもぞと…眠る彼の横顔をジーっと見つめては
にこーっと、ほかの人には見せない笑みを浮かべる
毛布から出してる尻尾がご機嫌に緩やかに揺れて

頬に頬を擦り付けるように甘えたり
もし、起きてたら、そんな積極的にはできないだろうことをしてみて

ドルクス > 「んん……」

甘えられ抱き着かれ頬擦りされても少し身じろぐ位で起きる気配はない
普段ここまでして起きないなんて事は無い
それこそなにか音がたとうものなら即座に目を覚ますほど
けれどもそれは警戒をしている時だからこど
神経を張り詰めず隣に眠っているのは恐らくこの世で一番信頼している相手
だからこそまだまだ緩やかな惰眠を楽しみ

手近に居た柔らかく抱き心地のいいカノンを抱きしめ抱き枕代わりにしてしまった

カノン > 「ふふ、かわいい…」

はじめてみた、こんな寝顔
つい表情もほころんでしまう

緩やかな動きでも、抱きしめられて腕の中に閉じ込められる
昨夜のまま、ベビードールのキャミソールだから
生地は柔らかく、薄いから
サラサラとした感触と柔らかい肌と甘い匂い

手を伸ばし、彼の髪を撫でるように動かしてみる
昨夜の仕返しとばかりに
耳元をぺろっと舐めてみたりして

ドルクス > 最高の抱き枕を得た今、更に深く眠りにつくだろうと思われた
しかしそこで耳に妙な感覚がはしる
嫌ではないがくすぐったく背筋がゾワリとした

「っ!……あ、おはようカノン」

自分が抱きしめた状態のカノンを見てそう声をかける
いつの間にか捕まえてしまった様で…しかもそろそろ昼間だ
こんなに寝過ごしてしまうなんて随分久しい

「ちょっと気が緩み過ぎだったかな?」

油断し過ぎたかもしれない
一応これでも戦いを生業にしている身
そんな自分が寝坊なんてと苦笑を浮かべた

カノン > ぺろっと舐めれば…、彼が目を覚ます様子
ニコニコして、目をあける彼をジーっと見ながら

「おはよ、たくさん寝たね。私もさっき起きた」

彼も裸の姿、その胸元にモゾモゾ潜り込んで
きゅっと、こちらからも抱きつき返して

「寝顔、かわいかったー…夢じゃないね」

昨夜のこと、嬉しすぎて目を覚ました彼を
照れ混じりに見れなくなってしまう

思い出して幸せと夢じゃないかという不安も少し…

ドルクス > 「はは、ちょっと寝すぎたかな」

カノンに起こしてもらったので目覚めは快調
こちらに抱き着き返したカノンの頭と耳を軽く撫で

「可愛い…そこはカッコイイとかがいいかなぁ」

寝顔が可愛いなんて初めて言われた
少し…と言うかかなり照れ臭い

「夢じゃないさ。渾身のプロポーズだったんだから夢で終わらせないよ」

昨夜の告白
そのお陰なのか昨日よりもカノンとの距離が近く感じる
これまであったほんの少しの遠慮や不安が取り除かれたような

「…本当、夢じゃないんだよね」

らしくない事をした
そう思うからこそ小さく呟く、プロポーズなんて一生関係ないと思っていた

カノン > 「いいのっ、もっと寝ててもいいよ?
 見てたいから、だって、カッコイイけど、可愛いかったもん」

ぎゅっと抱きついたまま、離れる気もなく
ベッドの中は心地よくて、ずっとこうしていたくなる

「もう主さまじゃ、なくなっちゃったね…言ったこと、後悔してない?大丈夫?」

顔を胸につけて隠れたまま
頭を撫でられる
嬉しいから…毛布のむこうで尻尾は揺れ続け
胸元からチラッと目をむける、呼び方も主でいいのか名前にしたほうがいいのか
まだ迷いながら

ドルクス > 「カッコいいけど可愛い…ならいい、かな?」

随分高評価を頂けた
確かに女性の寝顔は総じて可愛らしいが…
いつぞやの戦争でみた男達の寝顔を思い出す
カッコイイはともかく可愛い要素は0だったなぁなんて考えながら

「後悔?無いに決まってるよ、主じゃなくて夫にクラスアップしたんだしね」

後悔は一切無い
主様と呼ばれないのはほんの少し寂しい気もするが…それはまた今度呼んでもらうとして

「そう言えばこれからは僕の事も名前で呼んでくれるのかな?」

カノンを見つめる
主でないなら呼び方はそうなるのでは?
悪戯心と期待が混じりながらカノンの返答を待つ

カノン > 「じゃあ、それっ、かっこいいけど、可愛い」

彼が認めてくれたことに満足して
尻尾が疲れ知らずに揺れ続けてたけど…

不自然に止まって、間があく

「……名前で呼ぶ、ほうがいい?」

…昨夜は、つい、勢いで何度か呼んでしまってたけど
今、改まってベッドの中の彼に期待されると
頭を彼の胸につけて小さい声で

「…ドルクス」

顔を見られたら、きっと真っ赤になってるだろう顔
個体としての名前を口にすると、気持ちが溢れてしまいそうで

ドルクス > 「うん、それなら……今じゃぁって言った?」

何か気になるがまぁいいかと流す
揺れたままの尻尾を見ればカノンが上機嫌というのはすぐに分かった
が、いきなり止まってしまった

「んー別に好きに呼んでくれてもいいけど、やっぱり一回ぐらいはさ」

名前で呼んでみて欲しい
告白の後には何度も呼ばれたがその響きがまだ耳に残っている
更に距離が縮まる気もして期待もしてしまう

「何だい、カノン?」

真っ赤になりながらもきちんと名前で呼んでくれた
主様と呼ばれるよりもストンと胸に響く
やはり名前で呼ばれるのは良い

「もうカノンの主でも保護者でもないんだからやっぱり名前呼びがいいね
あ、たまには旦那様とかも呼ばれてみたいかも」

カノン > 「旦那さま……大好き」

隠してた顔をあげる
頬は赤くなったまま、照れてしまってるけど

「うわぁ…なんだか、恥ずかしい…」

彼が何度も自分の名を呼んでくれるのが嬉しいから
やはり彼もと…思えば、名を呼べるように頑張ってみることにした
幸せすぎて、ほぼ裸同然のままとかわらないけど
そんなベッドの中の暖かさも重なって
彼に抱きついたまま横になってくっついてるのから、離れられないままで

ドルクス > 「早速か。僕もカノンを…いや、妻を愛してるよ」

赤い頬を優しく撫でる
旦那様…それに目の前に居る妻
何だか今更だが本当に夢みたいだ

「ゆっくり慣れるといいさ。呼び名を変えて自然に呼ぶには時間がかかるし」

時間をかければきっと慣れていくだろう
しかし…いつまでもこのままという訳にはいかない
カノンの今の姿はベビードールの薄布一枚
そして自分は裸だ、いい加減服を着ないと

「とりあえず最低限の服は着ようかな、このままだと風邪ひいちゃうかもだからカノンも着替えよう?」

カノン > 「なんだか、変なの同じなのに名前変わるの」

なじまない呼び方と呼ばれ方
くすぐったくもあり、彼の言葉に頷いて

「うん、じゃあ…外いく?おでかけ?」

着替えるとあれば時間的にも昼間
毛布から抜け出せば、裸の彼に顔のほうまで
毛布を団子にするようにかけて隠す

「明るいから見えちゃう…」

今更だけど、昼間にこの姿で彼の前に出るのは恥ずかしく
目隠しを毛布でしょうとしたら

その隙に、衝立のほうに隠れ着替えようと

ドルクス > 「うん、暫くは普通に名前を呼び合ったほうが良いかもね」

その方が何だか馴染む
自分は元の通りだし、カノンはきっとすぐに慣れてくれるだろう
これから何度もお互いに呼び合うのだから

「いや、外には出ないよ」

今日は外出はしない
と、カノンに毛布を押し付けられ目を上げれば衝立の向こうに
目の前で着替えなんてされたら流石に自分も我慢がしきれなかったのでありがたい

「言うなれば僕らはまだ婚約者だからね
夫婦になるならもう一歩会談を踏まない…と」

コートのポケットのさらに奥
そこから小さな箱を取り出し膝をつく
衝立からこちらを覗けば地面に膝をついた状態のドルクスが

「結婚指輪、知ってるよね?」

差し出される箱の中には紅色の指輪が

カノン > 衝立の向こうで衣擦れの音を立てて着替える…
彼の買ってくれた、シェンヤンの服で

「お外いかないの?」

てっきり、お出かけとおもってたから
着替えて終わって出てくるとこに彼が膝をついてたから

「どうしたの?」

儀式なのか、そのポーズまでは知らなかったから
コチラは両膝をついて彼の前で…

「うん、指輪…これって?」

人の世界の理は、よくわからなかった
ツガイになるということは、気づいていたけども

ドルクス > 「そう、今日ぐらいカノンをずっと独り占めしてたいしね」

そんな気分だった
カノンを誰かの目に晒したくない
ずっと二人きりでここに居たい
そんな子供みたいな独占欲が外出を拒んだ

「結婚指輪、魔族同士だと指輪限定って訳じゃないんだけど…まぁ記念の品かな?」

腕輪、ネックレス、または家宝に武器やレアな素材。渡さない者も居るが今回はオーソドックスな指輪にした
カノンの首に巻かれたチョーカーを更にとも思ったが分かりやすい方が良い気がする
カノンはあまりピンと来ていないようだ

「えーっと、番の証みたいな?カノンが僕のものって証拠だと思ってくれていいよ」

もっと獣人の文化を学んでおけば良かったと今更の後悔
それでも、格好をつけたのだから最後まで貫き通す

「カノン、僕と結婚してほしい。僕と番になってくれるかい?」

昨夜に続けて二度目の告白を
きちんと形にしたプロポーズ、いつまでも忘れられない様な思い出にする為に

カノン > キョトンとした目が
彼の独占の言葉に嬉しくて顔がにやけてしまいそうになるのを
両手で頬に手をあてて隠してる

「私が…あげられるもの、なにもない…」

嬉しい半面、彼の真剣な言葉が伝われば
申し訳なくさえ感じる
同じ気持ちなのに、同じように自分は何も渡せるものも
自分の大事なものがなくて
それでもむけてくれる言葉には返事を…

「うん…ドルクスとツガイになる」

ドルクス > 「カノンからはもういろんなものを貰ってるよ
カノンのお陰で…僕は毎日幸せなんだから」

カノンが隣に居るだけで日常が色付き触れ合うだけで幸福に包まれる
カノンが欲しい、そんな願いをかなえてくれた彼女に自分が返せる数少ないもの
だからそんなこと気にして欲しくない、しなくていいと応え

「あぁ…何が有ってもカノンは守る、幸せにするよ」


カノンの手に指輪を嵌める
首元と手に赤い煌き、やっぱりカノンには赤が似合うと改めて確信する

「最後に、誓いのキス…だったかな」

カノンの腰元に手を伸ばし抱き寄せる
そのままゆっくりと唇を重ね…甘い感覚に身を委ねる

カノン > 「じゃあ、これからもたくさん・・・返していく」

彼が喜ぶことをたくさんしょうと決める
何かはわからないけど
傍にいて離れずに

指に通される指輪
サイズは驚くほどピッタリで

「指輪…用意してくれたの?」

人のしきたりのような儀式ならば、昨日の今日の言葉は
勢いだけでなかったのかと
以前から考えてくれてたことが嬉しくて

引き寄せられると、そのまま唇を重ねていく
自然に瞳は閉じられて、長くこうしていたいように

ドルクス > 「期待してるよ」

グシグシと頭を撫でる
こんなに表情豊かに喜んでくれるなんて
出会った当初とは全く違うカノン…あの時の出会い
いるかも分からない感謝ぐらいしてもいいだろう

「ここにきて少ししてから、ね
魔族の国の品のレア物だよ?」

かつて暮らした家でカノンと共に住み始めた頃
もうカノン以外にこの言葉を贈る事は無いと確信できた
なぜなのかは…はっきりとは言葉にできないが分かる気がする

「……これで、僕らは番。夫婦だね、カノン」

胸の中に溢れる感情を味わいながら見つめる
最愛の彼女を…これからの事を考えるだけで笑みが漏れる

カノン > 「うん、任せてっ一番は誰にも譲らないから」

彼を思う1番の気持ちは誰にもあげない
今日はどこにもいかないのなら
コチラからもぎゅっと抱きしめて

「じゃあ今日はドルクスを独り占めできる日ね、やったぁ」

いつも独占してるけど
先の彼の言葉を借りるように
外にはいかず2人で過ごすという楽しみ

指にハマる赤い宝石と彼の瞳
見比べるようにしてはニコッと笑って

「ドルクスがいっぱい、うれしい」

ドルクス > 「一番はカノン以外に居ないよ」

心の底から、そう思う
カノン以外に心が揺れる事は恐らくないだろう
こんなに心情も変化してしまうなんて…恋の力とやらに今更驚かされてしまった

「そう、僕はカノンをカノンは僕を。暫くは独り占めしていたいしね」

今日だけと言わず明日でも明後日でも
いつまでだってカノンを愛でていたい

「確か、赤を好きになってくれた理由がそれだったっけ?
いつでも僕がついてるから、頼ってくれていいよ」

もう一度抱きしめ再度唇を重ねる
甘く溶け合う様な空間の中二人はお互いを愛し合うだろう
外に出るのは果たして幾日過ぎた頃になるのか…

ご案内:「設定自由部屋4」からドルクスさんが去りました。
ご案内:「設定自由部屋4」からカノンさんが去りました。