2016/09/04 のログ
ジブリール > 「それじゃ、ちゃんと定着するように時間を進めましょうか――♪」

一言二言呟くと、同時にアトリエ内の時間が加速していく。
彼女の受胎から、子宮の胎児が臨月になるまで――魔族ゆえの成長を考えると一月ほどを進ませる。
腹の中の卵もたっぷりと彼女の腸液を吸って成長し、一回り大きくなって産卵の時を待つようになる。
その間、彼女の目の前に置いた盥の中では、あらゆる汚穢に塗れた刀がボロボロに錆びて朽ち果てていくことだろう。
わざわざ彼女の魂ともいえる物品を壊して見せたのは、彼女の心をたたき折り、奴隷に変えるため。
こうして、彼女の"剣士としての終わり"を明確に見せつけると、微笑みかける。
無論、それでもなお彼女が新たな剣を握るなら、それはそれで祝福するつもりだが。

「さて、これで準備は完了ね。それじゃ移動しましょうか。
 サヤの出産産卵ショーをしなきゃいけないのだから♪」

来た時と同じ魔方陣を展開、行先には奴隷都市バフートを指定して。
起動と共に光に包まれた後、やってきたのは奴隷都市の広場、奴隷を見せつけるためのステージの上だった。
周囲には多数の男女がステージ上を眺めており、そこかしこで奴隷が犯され、孕まされ、産まされている。
そのど真ん中に降り立つと、少女は皆に手を振りながら。

「やぁやぁ、皆様、御機嫌よう。魔女のジブリールと申す者です。此度は折角ですから、手に入れた奴隷を自慢したいと思います。
 元々はサヤという剣士だったのですが、今では腹に奴隷の刻印を刻まれ、首には外れぬ支配の首輪を身に着けて、触手の苗床となっております。
 また、腹の中には触手とヒトの合いの子を孕んでおります――それらをここで出産、産卵させようかと。
 さぁ、皆様ご注目!――サヤ、ひりだしなさい。良いわね?
 それとも、ずっと腹の中に触手と娘を抱えて生きたいかしら?」

微笑み告げれば、後は彼女の意志に任せる。
言霊は最後の一つだけ――逆らえば一生を触手と共に、従えば出産という神聖な行為すら見世物にされる。
おおよそ人が与えられるだろう最大級の屈辱を与えると、後は彼女がどれだけ乱れていくかを、ただ見守っていた。

サヤ > 「あ……あ……そん、な……」

息も絶え絶えといった状態で時折余韻で体を震えさせ。
相手の声がどこか遠くから響くような不思議な感覚に陥っていたところに相手の魔法が発動し。
先日、出会った女性によって取り返してもらった大切な刀が瞬く間に鉄屑に変わり。
そして、腹の中は見る間に成長して臨月のような腹にされれしまう。
同時に二つの絶望が襲えば言葉を紡ぐこともできず。
ただ、ごみとなった刀を見つめるだけで。
相手の魔法によって場所が変わったことにも気が付くのに時間がかかる始末だった。

「っ、ぇ……」

ふと顔を喘げれば自身に好奇の目を向ける民衆、視線を動かせば風に漂うバフートの旗が見え。
相手の口上を聞けばこれから自分に臨むことがなんとなく察せてしまい。

「っ……ぅ、くそ……いつか……絶対に貴女を切り殺す」

聴衆に出産を見られる、それも人ではなく異形のものとなれば絶対に避けたかった。
しかし、続く相手の言霊がそれを強制する。
産むところを見られるのも嫌だが、忌々しい触手がいつまでも腹の中にいることなど耐えられるものではなく。

「ぅ、う……ぁ、んぁぁぁ!」

腹の中の触手を生み出そうと下腹部に力を入れるとぬるっと緩くなった股から一匹生まれたかと思うと続いてぼとぼとと生まれていき。
産むたびに産道を通る感覚に何度も絶頂を迎えて。
聴衆に響くような嬌声を上げ。

ジブリール > 「ふふ、ふふふふっ――えぇ、良いわよ、いつでも切り殺しに来なさい。
 ただし、私に勝てなければ、その時はまた同じように刀を壊して、その体を嬲りつくすわ♪
 そうねぇ、次は腕や足の一本でも貰おうかしら?いっそ達磨にする?
 手足をすべて切り落とされて、雄の肉棒を咥える事以外存在意義を持たない犬畜生以下になる?
 その覚悟ができたらいつでもどうぞ――大丈夫、私が満足したら、元に戻して返してあげるわ♪」

再戦を誓う彼女に向けて告げるのは、この凌辱が児戯に等しいと言う事。
その気になれば彼女の人間性全てをそぎ落として、物以下の扱いも出来るのだ。
それでも来るなら、楽しみにしている。そんな言葉をかけると、出産し続ける彼女を尻目に。

「さて、この奴隷ですが――そうですね、奴隷商の皆さんで買いたい人がいればどうぞ。
 この子から生まれた苗床と、後は適当に女の子を十人ほど頂ければ嬉しいですね。
 剣を扱える、まだ精神の壊れていない、魔女謹製の呪印入り奴隷です。しかも、容姿端麗と来た。
 であればそのくらい頂いてもかまわないでしょう?」

そんな言葉に、一人の奴隷商が手をあげる。
示し合わせていた知り合いの奴隷商――がっちりした浅黒い体躯の男は、そのまま壇上まで上がってくる。
そして少女と少しばかり言葉を交わすと、彼女のもとに近づいて。

『――さて、そんじゃ、お前さんはこれから俺の奴隷だ。
 精々このバフートで、狂わずに生きることだな。
 お前さんの穴という穴に精液をぶち込んで、閉じなくなるまで使わせてから売り払ってやる。
 見世物としても散々に使うから、覚悟しとけよ?』

と下卑た笑いを見せるのだった。
最後、少女は彼女への別れを告げるべく近づくと、腹の呪印に手を当てて。

「最後に一つプレゼントをあげるわね?
 今後、一日に三度、精液を受け入れないと体が強烈に発情して、何も考えられなくなる呪い。
 これで立派な雌奴隷だから、頑張って這い上がって、私の前にまた来てね?必ずよ?
 それじゃ、バイバイ、サヤ。貴女の雌奴隷人生に、幸と快楽のあらん事を♪」

膨大な魔力を流し込んで、彼女の体を書き換えてから、少女は影に溶けて消えていく。
魔女の呪いは心身の根底に刻み込まれて、相当な実力を持つ魔術師か司祭でなければ解呪できない産物に変わる。
後は彼女が、その呪いをどのように受け入れて生きていくか。
その様子をこっそりいろんなところで眺めることにして、彼女の凌辱劇はひとまず幕を閉じるだろう。
その後、彼女がどのようにして生きていくか、それこそが魔女の娯楽になるのである――。

サヤ > 「ぅ、ぁ……っ、ん」

すべての触手を生み切ったころには疲弊しきった表情で力なく視線を地面に落とす。
方で息をして、時折体を跳ねさせながら床に転がる人の形をした触手を感情の籠らない目で見る。

自分の買い取り手だという奴隷商を横目でちらりと見るだけ。
もはや言い返す元気もない、しかし胸の奥ではまだ火がきえているわけではなかった。
まずはこの街で生き延びることを考えなければならない。
一応護衛としても使えるという売り文句がある以上武器は新しく手に入るだろう。
そしていつか必ずここをでて、魔女に復讐する。
朦朧とする意志の中、しかしそれだけははっきりと誓うのだった。

ご案内:「ジブリールのアトリエ」からジブリールさんが去りました。
ご案内:「ジブリールのアトリエ」からサヤさんが去りました。