2016/08/06 のログ
セラフィーナ > しれっと本物宣言する彼女の様子に慌てた様子で口元に添えていた手を動かし、また周囲を見遣る。
然し矢張り周囲は気にした様子は無い。ような。
アレやっぱりもしかして意外と大っぴら?だなんて危険な思考がほんの少し芽生えつつ、

「へええー!私、初めて見たわ。」

一族以外の角持ちを。
久方ぶりに見る家族以外の魔族に些か興奮を隠せず、言葉が足りていない事にも気付かない。
頬に押し込めていた小さくなり始めた飴を砕いて短い棒を取りつ、爛々とした双眸で改めて相手の姿を上から下へ、それこそ遠慮なしに視線をうろつかせようと。

ロト > 角を出し耳はエルフ耳、色々と魔族にしては混ざり過ぎた風貌。
こう角の生え方が魔族とは一線違っているのだが、鬼も魔族に一括りされかけているので
長い時間をかけて 鬼は酒が売れれば手出ししないという嘘と冗談と酒という武器を…。
人々に風潮したのだ、意外と問題は起きていない。

「初めてですか それは何よりでございます お嬢様」

魔族というか 夜叉鬼神とかいう鬼族の一氏族なだけ。
彼女の言葉足らずに気づくことなく、それは何よりです、と微笑を浮かべるに留まり。



暫く 二人の会話は露店が並ぶ場所に置いて ごく普通に話が弾み、
極自然に また お話が出来れば、とにこやかに別れるなりした事だろうか?

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からロトさんが去りました。
セラフィーナ > 何処から如何見ても純粋な人間ではないその姿。
十六年分(箱入り)の知識では大分類にしか分けられないのは仕方のない事だろう。

「ねぇ、もうちょっとお話しましょ?ね?」

好奇心に輝く瞳はその儘に、伺いを立てる、と言うよりは有無は言わせまいとばかりの調子で告げた。
そうして暫く、往路の傍らできゃいきゃいと幾らかはしゃいだ様子で会話をするのだろう。

別れ際、思い出したように王都での名前を名乗れば彼女に手を振り当初の目的も忘れて帰途に着くのであった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からセラフィーナさんが去りました。