2016/06/14 のログ
ご案内:「王都マグメール(廃屋敷) 」にアマンダさんが現れました。
アマンダ > 外は夜。
生憎の空模様で、さっきから雷が鳴り響いている。

明かりすらない屋敷の入口へと踏み込んだ少女。

右手に剣を、左手にランタンを持ちながら大きな二枚扉を開ける。

既に鍵はかけられておらず、すんなりと開いた。

主を失い手入れのされていない屋敷は埃が凄まじく、おまけに雨漏りすらしている。

少女はロビーへと入り、すぐさまランタンで周囲を灯した。

「誰もいない…。」

当たり前のことに少女は安堵した。

この屋敷は何年も前に最後の主を失ってから買い手もつかず長らく放置されていた。

それには理由があった。 主は亡くなる数年前から悪魔宗教にのめり込み、異形の儀式を積極的に行っていたのだ。

更には、誰もいない筈の屋敷に人をみかけた。 入っていった筈の人が誰も帰ってこないなど奇妙な噂が立ち続け周辺地域の問題になりつつあったのだ。

そのため、問題の確認と原因の排除がギルドへ依頼され、少女が派遣された。

アマンダ > 屋敷は3階建。
1階には使用人室、台所、風呂等があり、2階は客室。 3階には主人やその家族の部屋、物置などが配置されており少女はそれらを全て見て回る必要がある。

まずはと台所へと入る。 木製の扉は腐って外れており、扉の役目を果たしていなかった。 少女はランタンで部屋を灯す。
気配がないことを確かめると戸棚を開いていく。 何故か食べ物の類は残っておらず、酒瓶も空いた物だらけであった。
外へと通じる窓が割れていることから、誰かが忍び込んで持ち出していたのだろうかと推測する。

台所の次には食堂、風呂場と順番に1階の部屋を見て回る。

だが、調度品などが倒れているのを目にするのみでとりたてて不自然な物や、奇怪な噂の原因になるようなものも見つからない。 

アマンダ > 階の探索を終え、ロビーへと戻ってくる。
ここまでの時点では不審な点は見当たらなかった。

やはり、噂はただの噂なのだろうか。

それならばそれで楽な依頼となる。

そう思いながら少女は2階へと続く階段を上る。

少女の探検はまだ続く。

ご案内:「王都マグメール(廃屋敷) 」からアマンダさんが去りました。