2016/05/22 のログ
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にアマンダさんが現れました。
アマンダ > 山賊アジトでの命がけの戦いを終え、その後出会ったナイトに守られながら街まで向かう。
ギルドで報酬を受け取ると一目散に旅籠へ。
以前から前を何度も通っており、興味はあったがなかなか行く機会に恵まれず。

暫く仕事もないとの事だったので好奇心に導かれるまま行くことにした。

ボロボロになってしまった服や剣を籠に入れると真っ先に露天風呂へ。

「うわあ、家の風呂より広いのに誰もいな~~~い。」
年甲斐もなくおおはしゃぎ。

昼間だからか、はたまた運が良かったのか。
岩に囲まれた露天風呂は貸切状態。
濃厚な温泉の香りに包まれる。

少女は上機嫌で体に湯をかけてから、おそるおそる浴槽へ足を入れる。

「あ、熱くない。」
これなら大丈夫。 安心すると、勢いよく湯につかる。

「ふ~~、極楽極楽~~~。」
岩に頭を載せて寛いでいる。

アマンダ > 源泉から直接引いている温泉の成分はとても濃く、入っただけで全身に温泉の滑りけが纏わりつく。

少女は全身の疲れが癒える感覚に力が抜けていく。

日頃の疲れも出たのだろう。 ほどなくして、うとうとと。

岩に頭を載せているので溺れることはないが、口をだらしなく開き、瞼が降りる。

長い髪は巻くのを忘れてきた為湯の中に沈んでいく。

ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」に魔王リュウセンさんが現れました。
魔王リュウセン > …色々とありました。久方ぶりに王都にやってきたが、まずは温泉とばかりに
温泉旅籠にやってきた。ちゃっちゃと服を脱ぎ ほぼ全裸となると露天風呂へと。

「…色々と 落としたいです。」

昼間だからとか関係なく湯気の量が半端ない。人気は…あまりなさそう。
…あ、誰か入っている息遣いが聞こえる、そりゃあ入っているか。

こそこそと邪魔にならないようにー洗い場の方へと向かい 湯をかけて体を真っ先に洗い始めて。
程無くして 洗い終わると さて改めてとかけ湯をしてから 露天風呂へと体を滑り込ませるのです。

アマンダ > だらしなく眠りこけていても、そこは冒険者。
人の気配がすると、目を閉じていても耳はピクっと反応。

洗い場の方で止まった気配に一安心してまた眠りへと落ちていく。

だが、それが次第に近づいてきて己の入っている湯に入るとなると流石に目が覚める。

「こんにちは、良いお湯ですよね。」
先程のはしゃぎぶりは露と消え、黒髪の女性客へ顔を向ける。

魔王リュウセン > 気配とか諸々隠蔽スキルが微塵にもない、魔族になるのだろうかそんな存在。
魔力感知が高ければ 相当垂れ流しになっている高い魔力。
蛇口を捻って絞っても恐らく漏れっぱなしの何かであるが 特にどうこうする事もなく
人型にばけているのもあってか、先に入っている金髪の女性客へと会釈を一回返そう。

「こんにちは …お邪魔をしております。湯は久方振りです」

一寸落ち着いた雰囲気でしとやかーに喋ってみよう。…ちらっと改めて彼女を見た …美人ですね、と内心思う。

アマンダ > 魔力には多少心得があったので、目の前の女性が己よりもはるかに強大な魔力を持っていることは直ぐに感じ取れた。
恐らく、魔族の世界では魔王と言われる類の種族。

だが、自分より強い相手でも弱い相手でも少女の態度はそれほど変わらない。
こちらに敵意を向けられない限り。

「そうなんだね。 僕も温泉は久しぶりなんだ。 とっても気持ちいいよね。」
少女の軽く会釈しかえして。 

湯の中でぐぐっと両手両足を伸ばしている。

向けられた視線に気づくと、笑みを浮かべながら首を傾げる。

「どうかした?」

魔王リュウセン > 温泉旅籠では 矛は出したくないし面倒です。そもそも魔王であっても温泉は静かに入りたいんです!
それが魔王の中でもちょろいと称される微妙系魔王種であっても。
敵意?此方に向けられなければ 何もしませんが。此処が温泉である限り。

「気持ちがいいのはよい限りですが、こう…一献…いえ、昼間から酒は微妙でしょうね。」

ちょっと座りなおして湯の中で正座になれば ふぅっと湯に沈んだ髪の毛を掬い上げて
また指を動かして湯の中へ。本当は纏めるといいのだけど 何も今持っていない。

視線に気づかれたっぽい。あ、いえ、とかもごもごした挙句

「美人ですねって率直な感想を思いまして…すみません。初対面で何言って居るんだと 戯言だと思って下さ」

露天風呂では何故か 気が緩んでしまうのか とかすこーし照れ乍ら語尾が萎んでしまい

アマンダ > 「お酒かい? 似合うとは思うけど、僕はお酒を飲んでもあまり味が分からないんだよね。 多分、味覚が子供なんだね。 
あ、そもそも僕らの外見だと止められちゃうんじゃないかな?」
自分と同い年くらいに見える外見の女性。 少女は口元に手を当てながらふふっと笑う。

少女の髪は何もしないで放っているので湯を吸ってどんどん沈んでいく。 そのうち頭が重くなるだろうが、岩に載せているので今は大丈夫。

「僕がかい? ありがとう。 でも、君もとっても可愛らしいよ。」
褒められると嬉しくて恥ずかしい。
微妙に顔を赤くしながらも笑みを浮かべる。

魔王リュウセン > 「お酒は…何度か 頼んだ事がありますが 出ますよ。…外見と中身があっていない種族が多いようですので、
…それは残念至極です、一献 温泉と…肴に喉を潤したかったのですが諦めておきます」

見た目は目の前にいる彼女と同年代だと思う、ただ本当はどうなんだろう。
目を細めてみた…気のせいだろうか 対極してませんかこの気配。

…右手に魔力を纏い、髪の毛を触って纏めだした 一種の防水加工をし出して。
これで暫く湯を吸う事無く過ごせるだろう。湯には沈むけど。

「初対面で口説くのは どうなんでしょうか… か 可愛らしい!?いやいやいや…」

若干 ナンパ的な誘いの言葉だった気がする。魔力が焼失した右手を軽く上げて 顔の前でいやいやいやっと左右に振って。

「ま、まあ、貴女様の様な美人に逢えた事はいい日の前触れと思っておきます。」

アマンダ > 「そうなんだ。 なら、頼んだら出してくれるのかな? 僕もこう見えて見た目よりは歳を取っているんだよ?
年甲斐もないことばかりしてるから、誰も信じてくれないけどね。」
濡れた手で頭を頬を触りながら困った困ったと笑っている。

「あ、別に飲めないわけじゃないから安心して。 君が飲むのなら僕もお付き合いさせてもらうよ。」

女性が目を細めているのを不思議そうに眺めている。 
多分、僕の方が年下なんだろうなとか思いながら。

「器用だね。 僕にはそういうことは出来ないから驚きだよ。」
沈ませっぱなしの髪をそのままに目をパチクリさせる。

「ナンパでもなんでも褒めてくれるのは僕は嬉しい。 否定しなくていいよ、君は十分可愛いから。」
顔の前で動いている手を両手で掴んでみせる。

「どうせなら名前も憶えて言ってよ。 僕はアマンダ。 君は?」

魔王リュウセン > 「私が頼めば 何度か注文してますし 確実に出るでしょう。
…こう 何か証拠でもあれば…より信憑性が増すのでは??
ある年齢を超えると出来る魔法であったり…資格であったり、色々とあるでしょう?」
見た目よりお年を召している?? え、この方 私と同じ方??
ぱちくりと瞬きをして どう捉えたらいいか思案…後にしておこう。

「昼間の酒は 考えたら 夜に響きますしやめておきます。まだ昼間です…!」

いやいやいやい…考えたらまだ昼間だった。温泉入り終わったら まだやる事があった。
でろんでろんで酒が入ったまま事をやるには問題が生じる。

「こう…魔力をですね、含ませると防水加工が施されるのでお勧めな術だったりしますが??
いくらかコツさえ…魔力さえありましたら簡単に出来ますが?」
え、出来ない?? 初心者の魔術本に載っていた術な事を含ませながら不思議そうに見返し

「…はぅ! …お、うっふ。 まっすぐ言われたことがなくてでしてね… 」
手が掴まされた って事は し、至近距離!! お顔が 綺麗なお顔が近い距離に。
変な声が漏れた 仕方ない。

「名前… わ、私は 赫 劉仙(てらし りゅうせん) です… 魔王リュウセンでもありますが、その際は違う格好ですので…!」

あっと重要なことに気づいた 忘れてた!!!!

彼女に「申し訳ない」、と頭を下げると急いだ素振りで身を引き、取り急ぎ急いだ素振りで 
脱衣所の方へと引っ込んで行き 露天風呂を後にしてゆく。

ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」から魔王リュウセンさんが去りました。
アマンダ > 「台風一過かな。」
遠くなる後姿を見送り手を振る。

身体がいいかげん温まったので、鼻歌を歌いながら少女も湯を上がる。

ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」からアマンダさんが去りました。