2016/05/17 のログ
ご案内:「地下図書院」にエドガーさんが現れました。
エドガー > メグメール地下に広がる地下図書院。
膨大な書物が貯蔵されながらも、未だにその全貌を把握できていないのは一重に危険だからの一言に尽きる。
徘徊する魔物だけではなく、棚に収まった本でさえも探索者へ牙を剥くことがあるのだから。

「………これは…」

その図書院の一角。白骨が無数に転がる棚の前で、男は本を手に取って読んでいた。
その本は、男の興味を引くに十分なものだったのだろう。男は黒いフードに隠れた目を本のページにのみ向けていた。

エドガー > 「………中々、面白い本もあるものだね。だが、それでいて同時に悪趣味だ。」

緩やかな手の動きで本を閉じる。
内容こそ興味を惹かれるし実践してみたくもなるけれど、趣味に合わないと溜息を吐く。
元あった場所へと戻そうとするが、ふとその動きが止まる。

「…あぁ、良くないね。僅かな可能性に賭けたくなってしまうのは…まるでお伽噺の英雄だ。
 だが、たまには興じてみるというのも悪くは無いかな。」

戻そうとした本を転移魔法で飛ばす。
気紛れである男が、たまたまそういう気分になったというだけの話だった。

エドガー > 「こういうものは、興に乗った時から時間を置かずに実行するものだね。
 まぁ…もう少し見て回ってからにしようかな。」

フードを被り直し、ローブを整えて男は歩きだす。
もう少し書物を見て回るつもりの男は、襲ってくる魔物やらを適当にあしらいながら探索を続けるのだった。

ご案内:「地下図書院」からエドガーさんが去りました。