2016/03/07 のログ
ヘンリエッタ > (しっかりと着飾った恰好というのもあるが、物静かなのもあれば珍しいのかもしれない。こちらの手招きにやってくる彼が見えれば、あぁ、あってたみたいと心の中でつぶやき、安堵に口元が僅かに緩む)えぇ、まぁ…それは、ないかなと思ってたので(冗談じみた言葉にクスッと苦笑いで答えれば、何がいいかなと考えるも…店主が直々に顔を出したわけだしと思い直すと、再び彼を見上げて)じゃあ、肉料理を一つ…小食だから、それも考慮して…おすすめをお願いします(少食の自分でも食べ切れそうなおすすめの料理、少々限定的だが、何かあるだろうと思いながらオーダーを重ねる)あと、紅茶があればそれを…
ダン・ジェス > 紅茶か、あったと思うけど……ほら、ここの連中は、あの通り……(と、後ろを示す。ジョッキいくつを空けられるかを競うような、あまり味にこだわりがない連中だ。滅多にオーダーされるものではないらしい)……ま、ちょっと待っててくれ。(告げて。しばし間を空けて、運ばれて来るのは蒸し焼きにした牛肉のかけらがいくつか。マスタードソースが無造作にあえられている)おしゃれに盛りつけるのが苦手でな、これで勘弁してくれ。紅茶は捜索中。……にしても、こんな時間にこんな店に来るなんて、なにかワケありか? 冒険者を捜してるっていうなら、見繕うこともできるぜ。
ヘンリエッタ > ……(あの通りと指さされた先には水のように酒を呑んでいく男達が見える。言わんとしている意図はわかり、そうですよねと少々困った様に眉をひそめて笑う。それから少々の間を置いて届いた料理は…失礼ながらに火を通しただけでは…と思うようなもの。一瞬動きが固まるものの、口ぶりからは味で勝負と感じたのだが、はたして)いえ…味は…見た目と同じではない、ですから(とマスタードソースを肉にくっつけるとフォークで一口頂いていく。それから問いかけの言葉には肉を飲み込んでからゆっくりと頭を振り)何時ものお店が…もうやってない時間なので、疲れたのもあって…あまり遠くまで足は伸ばしたくないしで、ここに(消去法の結果辿り着いたのだと、あまりうれしくはないだろう結果をポツポツと語っていく)…冒険者、というよりは闘技場の拳闘士…見たくみえますね(辺りの男達から受ける印象は戦いに身を任せるバーサーカーといったもの。焦げ茶の前髪に瞳が隠れ、その目配せは見えないものの…少々疑り深い眼差しとは感づくかもしれない)
ダン・ジェス > どういたしまして。(味の実際は彼女の舌との相性次第。腕を組んで席のそばに立っている……そうしてないと、他の客が何かしら声を掛けてきそうだからだ)なるほど。まっ、こっちは夜中までやってるのが売りだ。好きに使ってくれ。これも、何かの縁かもしれないしな。(うんうん。大きく頷きつつ。相手の言葉には、)はっはっは。体格だけで仕事してるような男には仕事があっても任せたくないか? 気持ちはわかるけど、まっ、冒険者って名乗るようなのは、なかなかまともなやつがいないもんだ。
ヘンリエッタ > (結果としては…悪くはないと思える味、空腹を満たすには十分とそのまま黙々と肉を食べ続けていく)…それは、その(こちらの考えが見抜かれたかと思うと、すっと視線を下へと落とす。しかし、これも料理と同じで『してみるまではわからない』というものかなと思えば、スカートの上、臀部の辺りに掛けられたホルスターから魔法銃を引き抜いた)…ぁ、撃つわけじゃないので(一応そんな断りを彼を見やりながら告げると、銃口は下へ向けたまま、小さなレバーを引いて魔鉱石のカートリッジを一つ吐き出させると、それを掌に受け止める)…これと同じ純度の魔鉱石…を買い付けないといけないのが、今の目下の困りごと、かな(ティルヒアでは比較的多く目にできた鉱石だが、ここに来ると中々いいものが手に入らない。紫色の水晶のような石が収まった小指程度の筒を彼へと差し出す)…こういうの、探せる人います?
ダン・ジェス > ……変わった武器を使うんだな。あいつらに見せたら、文明レベルが違いすぎて腰を抜かしそうだ。……俺が言えた義理じゃないか。(壁に飾られている大剣をちらりと見て、くっくっと大きく肩をゆらした。そうして、出された石をしげしげと眺め)なるほど、探し物ってわけだ。こういうのは土地柄だからな。こっちじゃ、なかなかルートも限られてくる。(筒を手に取り。片目閉じてじっと見やる。そうして、ふむ、と唸り)……ルートを見つけるか、最悪こっちまで運んでくればいいか。体力勝負なら、なんとかなるさ。……払えるものはあるんだろうな? なんなら、俺が立て替えてやってもいいけど。ちょっと、店の手伝いをしてもらうことになるけどな。
ヘンリエッタ > …フリントロック式の火薬銃、ありますよね? あれを…魔法にしてる、そんな感じかなと。(形状こそ珍しいが、魔法の一種と簡単に説明をしつつ、壁に飾られた大剣をつられるように一瞥して)…私には扱えないけど、確実なものは強い…ですよ(気遣いなのか褒め言葉なのか、どちらにしても遠回しな言葉で受け答えしてしまう)えぇ…安いと純度が低くて…透き通らない。けど、普通に買うと高すぎて(ティルヒアでも王国に鉱山の殆どが握られ、めっきり手に入りづらい。力なくつぶやくと、引き受ける様子の彼にすまし顔だった表情が動き、驚きと喜びが混じっていく)それは…多少は、…手伝い、ですか?(ウェイトレスでもすればよいのだろうかと思うと、その内容を問う様に彼の目を見つめる)
ダン・ジェス > ああ、いい、いい。別に原理が分かったからってどうこうするわけじゃないし。(言って、筒を相手の前に置き直す。それから、しばし考えるように)こういうのは、こっち側のほうが探しやすかったりするものだ。まっ、まずは調査から、あとはその展開次第だな。(明日にも見繕っておく、と小さく告げて。相手の言葉には、にっと笑みを浮かべ)そう、俺を手伝ってくれれば、多少は値引きする。でも……体力がいるからな。少しハードかも。(と。相手の体を見やって、ふむ、と小さく唸った)
ヘンリエッタ > …? はい…(何か嫌なことを言っただろうかと、小難しい話とは思っていないようで、きょとんとしたまま瞳を瞬かせた。テーブルの上へ戻された筒を受け取ると、排莢口からぐっとお仕込み直して装填し、レバーのロックを外すと、シャキッと小気味いい音を立てて蓋が閉まる。それをホルスターへと戻しながら彼の話に耳を傾けていく)…力仕事は、お役に立てないかも…ですが。事務仕事なら…得意です、あと、薬品の調合とか(と、彼やらここの客に役立ちそうな特技を上げていくも、体を見やる視線には…やはり力仕事かなと、少し困った様に小さな溜息をこぼした)
ダン・ジェス > いや、ま……この先は、ちょっと込み入った話になるから。他の奴らが聞いてる場所では、ちょっとな。(食事が終わる頃を見計らって。店の奥へ続く扉を示す)……少し詳しく話そうぜ。仕事の条件も、決めなきゃいけないしな。(言って。手を取ろうと差し出し。店の奥へ連れて行こうと……)
ヘンリエッタ > …込み入った話(何か特別な条件でもあるのだろうかと小首を傾げるものの、聞かれたくない情報かなとも思い直していく)そう…ですね、私も色々、知りたいですから(小さく頷くと、彼に促されるがまま店の奥へと向かっていき…)
ご案内:「冒険者の店「踊る雌馬亭」」からヘンリエッタさんが去りました。
ご案内:「冒険者の店「踊る雌馬亭」」からダン・ジェスさんが去りました。