2016/02/07 のログ
ご案内:「娼館:エデンの林檎」にイリーナさんが現れました。
イリーナ > (王都マグ・メール。その平民地区と貧民地区の境界線、その川辺に建つ大きな館は今夜も1階から3階まで満員御礼の大賑わい。 ところどころからくぐもった、押し殺した艶やかな声を周辺にひっそりと響かせていた。) ……よ、っと。(その1階、この淫靡な館の玄関口、出会い、交渉の場でもある居酒屋に赤コートが一際目立つ銀髪の女がいた。)久しぶり、マスター。 相変わらず盛況ね?(ちょうど良く空いていたカウンター席。 腰掛けながらカウンターの男性店員に声をかける。 「いつもの」で伝わるオーダーを告げれば頬杖をつきながら店内の様子を横目で観察しようか。)
イリーナ > (酒場の一階は本日も仕事終わりの荒くれ者――自分の同業者達――でいっぱいのどんちゃん騒ぎ、客達にいい感じでアルコールが入っているのか壁に並ぶ花達の売れ行きも上々か。)……サーンキュ。(と、観察をしていたら運ばれるエール。 そのグラスを傍らに置きながら同時に渡された紙に自分の名前と――意外と達筆だ。――少し考えてからいつもより若干安めの金額を記入し自分の傍らに設置しようか。)……はい、かんぱーい。(マスターにグラスを掲げて口をつける。 喉と口を潤すと、生き返るとばかりに顎が上がって息を吐いた。)
イリーナ > あー……久しぶりだと来るわね。(とん、とんと。額に指を当てながら上機嫌に息を吐く。 久しぶりに体内を回るアルコールは廻りが早い。 記載された金額がいつもの額と違うことに気がついたマスターがそれを指摘するが――。)…切った、張ったの後だとね……なんかこう、滾るっていうかさ? 余裕もあるしたまにはいいかな、って。(そんな説明に「客の質が落ちるかもしれませんよ?」なんて返されるものの。)その時はその時じゃない。 案外、そういう相手のほうが合うかもしれないし。(一時の気まぐれよ、と付け加えれば相手ももうとやかくは言わない。 久しぶりに口にするアルコールを味わうように飲むペースは少し控えめで。)
イリーナ > ん、そうねぇ……今回は一週間ぐらいかしら。(滞在予定の日数を聞かれると同時に部屋の鍵が渡される。 エールの残りも少ないが――。 どうしようかな、と考えを巡らせながらカウンターに突っ伏して。)……大丈夫、大丈夫よ。寝たりしないから。