2015/11/28 のログ
ご案内:「”堅実なる街”フラ=ニス 王国軍兵舎」にツァリエルさんが現れました。
■ツァリエル > (いったん部屋の立て直しをします)
ご案内:「”堅実なる街”フラ=ニス 王国軍兵舎」からツァリエルさんが去りました。
ご案内:「”堅実なる街”フラ=ニス 王国軍兵舎」にチェルトトさんが現れました。
ご案内:「”堅実なる街”フラ=ニス 王国軍兵舎」からチェルトトさんが去りました。
ご案内:「”堅実なる街”フラ=ニス 診療所」にツァリエルさんが現れました。
ご案内:「”堅実なる街”フラ=ニス 診療所」にチェルトトさんが現れました。
■ツァリエル > 王国軍の兵隊長らしい男に引っ立てられたツァリエルであったが
あれからチェルトトとともにひと騒動起こった王国軍兵舎を出て行った。
堂々と周りの兵士の視線を受けながら出てこられたのも
チェルトトが横にいてくれたからなのだが。
並み居る兵士たちをのして、あの部屋に飛び込んでこれた彼女に
あの兵隊長はおろか他の兵士たちも恨みがましい視線を投げはするものの
直接手を出そうとする者はいなかった。
荒れた街並みを通って修道士たちがいる診療所へ二人で戻ると
戻ってきたツァリエルをみて、あの時見送ってしまった修道士たちが
困惑の表情を浮かべ、驚いて出迎えてきた。
あの時守ってやれなくてすまなかっただのとばつの悪そうな顔をして
どこか恥じ入る様子の彼らをツァリエルは苦笑して許した。
傷病者ばかりの場所をチェルトトに提供するわけにもいかないだろうと
かろうじて空いていた個室、物置代わりに使っていた場所を掃き清め
備え付けのベッドのシーツを替えて、なけなしの毛布をかける。
炊き出しであった野菜くずのスープと芋を蒸かしチーズと燻製肉であぶった料理を
その部屋のテーブルへと運ぶ。
「あの、チェルトトさん……。これが今僕にできる精一杯です。
どうぞ温かいうちに召し上がってください」
これでチェルトトへの恩義を少し返せただろうか。
一仕事を終えると部屋の隅に座り、
着替えのシャツを着て兵隊長に破かれた衣服をつくろい始めた。
「それにしてもツァーリってそんな意味があったんですか?
全然知らなかった……恐れ多いですね」
あんなに腹を抱えて笑われたというのに気にすることも無く照れくさそうに苦笑する。
■チェルトト > 運ばれてきた料理は豪勢ではなかったが、それでも温かいものを口に出来るのは久しぶりだし、何より自分にとっては珍しい異国の料理だった。
湯気を立てるさらの乗ったテーブルにつき、スプーンでスープをひとさじすくうと、あまり味の濃くないそれを口に運び、その熱を楽しむ。
「うん、もうちょっと濃い味のほうが好きだけど、そんなに悪くないわ。
ちゃんとあんたを譲り受けたら、厨房つきにしてあげる」
言ってから、次はあぶり料理のほうにフォークを突き刺す。こちらは、燻製が効いているせいかしっかりした味がした。
もふもふと咀嚼しつつそれに目を細めることしばし。こくんと飲み下すと、部屋の隅に座る彼のほうにチェルトトは目を向けてまた笑う。先ほどほどの大笑いではないが、やはりおかしげに。
「ずうっと遠いところの言葉だけどね。部屋の隅で裁縫してる皇帝なんて聞いた事ないし。
でも、愛称でも名前には力があるわ。あんたも、皇帝は無理でも、将来なんかにはなれるかもね」
ずいぶん器用に服を直している彼の手元を眺めながら、また料理を一口。
添えられているのが酒でなく水だというのが不満だったが、精一杯と言われてはしかたない。一口喉を潤してから、そういえば、と、思い出したようにチェルトトは口を開いた。
「……ところで、さっきの連中。どれがあんたの主人の……えーと、ニャルラ……。
ニャルラタバード? なの? どれもいまいち冴えないし、ピンとこないんだけど」
■ツァリエル > 料理の食べっぷりからどうやらチェルトトの口にあったらしいことにほっと胸をなでおろす。
「ヤルダバオート、ですね。いえヤルダバオートは僕たちが信仰している宗教の、主神の名前です。
目に見える人物ではないのですよ。
僕は幼いころから信仰に身を捧げた修道士なので奴隷のように譲り受けたりはたぶん出来ないと思います。
神様に与えられたこの身はすでに神様のものですので」
この説明で納得してもらえるかどうかわからないがそういってみる。
やっとボタンをつけ終わった修道服をぱっと広げてから確認して
その出来に満足して畳みなおす。
「名前に力があるなんて初耳です。皇帝なんてとても無理ですが
でも、なにかになれるといいなぁ……。」
最後の言葉はぼんやりとした希望のようなもので特に何かになりたいなどは思っていない。
なれたとしても司祭くらいなのではないだろうか。
「おかわりはいりますか?」
スープの皿が空になったあたりでそう尋ねる。
■チェルトト > 「それ。どうもこっちの名前は口になじまなくて、頭に入んないわ。
目に見えないの? まあ、どうでもいいけど。目に見えなくたって主人なんでしょ?
……って、なんで譲ってもらえないのよ。あんた、そんなに気に入られてるの?
じゃあ、どうしてさっきあそこで乱暴されてたの? なんかさらわれたみたいな話だったじゃない。主人は何してたの? 奴隷は財産なんだから、守らなきゃだめじゃない」
口を動かす合間合間に、チェルトトは納得いかなげな表情で次々と彼に問いを投げつけた。
そんなことをしているうちに、皿の上の料理を両方とも綺麗に平らげると、スプーンとフォークをその上に並べて置き、続いてコップも空にしてそれをテーブルに置く。
「ありがと、おかわりはいいわ。それより、あんたがもらえない理由ってなに?
今のあんたの主人って、給金とか、恩恵とか、そんなにいいの?」
やはり口になじまないのか、あまり間違えるのも失礼だと思ったのか、もう一度その神の名を口にはせず『あんたの主人』で通しながら問いをさらに重ねる。
椅子もいまひとつ馴染まないのか、席を立ってベッドのほうに座って両方の足首を引き寄せるようにして座ると、細い腕の間で褐色のふたつのふくらみがぎゅっと存在を主張した。
そのまま、金色の視線を彼に向け、浅く首を傾げて彼の答えをチェルトトは待つ。
■ツァリエル > 「それは……」
そこで顔を曇らせ口ごもった。
どうも異国から来たチェルトトに神様や宗教の概念は伝わりづらいようで
あまり話がかみ合っていない気がした。
それに、彼女の質問ももっともだ。神はなぜこんなにも戦争で苦しんでいる人々をお救いにならないのか。
神には神の思慮がありツァリエルなどが愚考もできない理由があるのかもしれないが
「……神は乗り越えられない試練をお与えにはならないからです。
先ほどのあれも、きっと僕ならば乗り越えられる艱難(かんなん)だったのでしょう。
いえ、僕ならばというより神様がチェルトトさんを使わして
あの場で出会うことによって僕を助けてくださったのかもしれません」
あくまで慈悲深いヤルダバオートのことだろうからそう思いいたる。
改めて神に感謝をするべく胸の前で祈りの手を組みこうべを垂れた。
「給金や恩恵って……いえ、お金や報奨の話ではないのです。
この世のありとあらゆるものは神様がお作りになったものですから
本来は奴隷や貴族などの身分で区切ることなくこのまれびとの地で生きるすべては
神様のものですから、僕を譲り受けるということがそもそもできないのです。
神の上に他はなく、みな神の前では等しく創造物なのですから」
ありきたりの説法を説いてはみるもののこれで納得はしてもらえないだろう。
と、チェルトトがベッドに上に座るとその胸元に目が行ってしまう。
女の緩やかな柔らかい膨らみに慌てて頬を赤らめ顔を背ける。
「あ、あのもう他にご用事がなければ僕、失礼します……」
急に居心地が悪くなったのかぎこちなく席を立とうとする。
■チェルトト > 「あんたの主人がどんな神かは知らないけど、あたしは会ってないわ。
あたしは、あそこには報酬をもらいにいっただけだもん。
それに、神って言うならあたしもそうなんだからね」
言いながら、チェルトトはベッドの上でぐいと胸を張った。
だが、すぐに視線を流すと、一言だけは誇らしげだった声のトーンがひとつ落ちる。
「……まあ、まだちゃんと認められてはないけど。
でも、そのうちそうなるんだから、ちょっとぐらい前借りで他の神のものを譲ってもらったっていいじゃない。
盗んだり、奪い取ってやろうって思ってるわけじゃないんだし」
少し唇を尖らせて言ううちにまた不満が募ってきたのか、チェルトトは仏頂面で背中を丸め、じいっと彼を睨みつける。
そして、その姿勢で聞いた彼の言葉に、また怪訝そうに首を捻って。
「生者の奴隷には給金が必要だし、神なら自分を敬うものには恩恵を与えるべきだわ。
なんか変。あんたの主人の神はあたしが思ってるのとずいぶん違うみたい。
……あっ、こら。待ちなさい! ツァーリ!」
ベッドの上で腰を浮かせて片手を伸ばすと、チェルトトはその細い腕からは想像もできない力で、席を立とうとした彼の腕を掴み、自分の用意されたベッドの中に引っ張り込んで抱きしめようと試みる。
■ツァリエル > 「チェルトトさんが神様……?本当に?」
彼女の言葉に怪訝そうに首を傾げる。
確かにふつうには見慣れぬ格好であるし、男をのしてしまえるような胆力のあるひとだが
ツァリエルの目から見れば神々しさなどはなく普通の女の子にしか見えない。
「まだ認められていない神様……
うーんだとしたら僕、チェルトトさんを崇める宗教に改宗したりしなきゃいけないのでしょうか。
信者を譲り受けるって神様同士で何も約束事がないのでしょうか」
うーんと同じように首をひねりながらだがしかし
チェルトトの奴隷には給金を、神なら恩恵をという言い分には深く頷いた。
「いえ、ヤルダバオートからの恵みは日々私たちが生きている中で受け取っていますから……っ、わわっ!」
言いかけながらチェルトトに引っ張られればきゃしゃな体はいとも簡単にベッドの中に引きずり込まれ抱きしめられる。
倒れこんだ先にチェルトトの柔らかく暖かな身体を頬越しに感じて慌てて身を起こそうともがいた。
「ご、ごめんなさい僕倒れちゃって……あの、離してください……」
気恥ずかしそうにそう視線をそらして訴えかける。
■チェルトト > 「こっちの神との約束事があるかどうかなんて、知らないわ。
だから、あたしはあたしの約束事をちゃんと果たすの」
彼が用意してくれたなけなしの毛布を硬いベッドの端に追いやり、まだ冷たいシーツの上で彼を両手で抱きしめる。
ほんのりと熱を増したような気がするその額に自分の頬を摺り寄せると、ふんわりと柔らかい髪の先が揺れて彼の耳をくすぐった。
暴れる彼をもう一度、それを制するように両手どころか両脚まで使って抱きすくめ、恥ずかしげに目をそらす彼の耳にしゃぶりつくように唇を寄せて、チェルトトは囁く。
「だめよ。認められてなくてもあたしは神で、
なんか目にも見えないあんたの今の主人とは違ってちゃんとここにいるんだもん。
だから、働いてくれたしもべには日々の恵みなんてふわっとしたものじゃなくて、ちゃんと恩恵を与えるし、
しもべはそれを受け取らなきゃいけないの」
少しの照れのような響きと、それを隠そうとする若干の不機嫌さを含んだ声でいうと、チェルトトは片方の手を彼の下衣にかけ、ぐいと引きおろしにかかる。
■ツァリエル > ベッドの上でがっちりとチェルトトに抱きすくめられればひ弱なツァリエルになすすべはない。
額に頬ずりをされ、耳元で淡く囁かれると思わず「んっ!」とくすぐったそうに体をよじり、震えた。
まるで猫のようなしぐさだとこっそり思う。どこかチェルトトは猫に似ていた。とても大きな猫。
「は、働いたなんて……僕はあの時助けていただいただけで恩恵だし……
まだしもべって決まったわけじゃあ……」
戸惑うばかりで彼女を突き飛ばそうとか押しのけようなどとは思わず
(もっとも婦女子に手を上げるような真似自体できようがないが)
恥ずかしさと熱っぽい声で弱弱しく否定する。
こんなに近くに同い年ぐらいの女の子の体温を感じることもなかったツァリエルは
いやにどきどきと心臓をはねさせる。
ちらりとチェルトトの顔を伺えば不機嫌そうなのは相変わらずだが彼女もまた照れているようだ。
「ま、待って……そんな、そこはだめ……!」
彼女の手が自分の下衣を下ろそうと動かすのを同じように手で止めようとするが
一歩遅くずるりと脱げてしまう。
みれば下着をゆるく押し上げたふくらみが見て取れるだろう。
はしたなさにツァリエルは恥ずかしげにうめいて顔を覆った。
■チェルトト > 「うるさい。あんたの神がなんて言っても、払った分はしもべでいてもらうんだから。
ありがたくあたしの恩恵を受け取りなさい」
ぎゅっと抱きしめたその細い体から、高鳴る鼓動が感じ取れた。
ふふん、と、少しだけ得意げに鼻を鳴らして笑うと、チェルトトは膝まで引き下ろした彼の下衣と下着の間に片方の膝を割り込ませ、彼の下着の膨らみを捏ねるように、見た目よりは柔らかい太腿をむにむにと押し付ける。
「なによ、せっかく恩恵授けてるのに、何がだめなの?
素直に喜びなさいよ……ねっ!」
ベッドの上で彼の華奢な体に乗ったまま、その脚に自分の脚を絡めつつ太腿を彼の昂ぶりに押し付ける。
そして、両手で彼の手首を取り、顔を見せろとでも言うようにその手首を彼の背中の後ろへ追いやろうとするうち、胸を覆う細い帯は少しずつずれ、いつの間にか露わになった丸みが予備のシャツ越しに彼の胸にふにゅりとつぶれて柔らかな感触を味わわせた。
■ツァリエル > チェルトトの柔らかい太ももが下着越しに自分の性器にむにむにと押し付けられればたまらず甘い悲鳴をあげた。
最近そこをいじることを覚えたが、まさか女性にそんなことをされるとは思ってもいなかったので
慌ててチェルトトを押しとどめようとする。
「だ、だめですっ!だって……チェルトトさんは女の子だし、神様でも
こんな……はしたない、いけない行いしてはダメです……っ!ぁ……っ」
チェルトトの太ももから逃れようと自分の足を閉じて身をよじるが
両手首を押さえられ自由を奪われればそっちに気をとられて抵抗も弱まる。
そうやって二人で暴れているうちにだんだんとチェルトトの胸帯がずれて落ちていることに気づいてあっと声を上げた。
自分よりも深い褐色の健康そうな肌に知識でしか知り得ない丸い胸元。
柔らかそうに揺れるそれが露わになって自分の胸へとのしかかる。
「ひ、ぁ……だめっ……」
あまりの柔らかさに触れただけでなにかぞわぞわしたものが胸から広がった。
それにだんだんとチェルトトのものらしい甘い体臭も感じて、一層いやらしい気持ちが増してきてしまうのだ。
自分の欲望の罪深さに思わず涙目になりながら、荒い生地のシャツ越しに彼女の胸を感じてしまう。
ツァリエルと彼女の胸の先が布越しにこすりあえば、時折ひゃぁと女のような声を上げた。
■チェルトト > 「お馬鹿さんね、ツァーリ。あんたは女の子みたいに綺麗で可愛らしいけど男の子なんだから、女の子とこういうことしても普通じゃない。
あたしは知らないけど、さっきの話だと、あんたをこういう風に作ったのはあんたの神様なんでしょう?
だったら、だめなことなんてないわ」
彼の両手首を背中側で捉えながらその細い体を抱きしめ、太腿で彼の昂ぶりを弄りながら、少し伸び上がっては彼の顎の先をざらりと舐め、また伸び上がっては頬に口付ける。
自分より少しだけ薄い褐色の肌を味わうように体をこすり付けていると、彼が声を上げたのが耳に届いた。
少し動きを止め、くすりと笑うと、彼がいい声をあげるのが気に入ったのか、シャツ越しにことさらに胸の頂同士を擦り合わせるチェルトト。
まだ男の硬さはない、だが女の子の柔らかさもない、微妙な少年の生硬さ。冷たい夜気の中でしっとりと汗ばんだ体を擦りつけながら、悪戯っぽく、楽しげな笑みを浮かべて。
「ね、ツァーリ。なんでびっくりしたの? さっきあたしのこと見てたでしょ。
なににびっくりしたの?」
からかうような意地の悪さを甘く絡めた声で問いかけながら、チェルトトは彼の手首を押えていた手の片方をゆっくりと引き、彼の細い腰のラインをなぞって下着の中へその手をこっそりと差し入れようとする。
■ツァリエル > 「お、女の子みたいって……そんなの嬉しくないですし……
それに教義でだってっ……姦淫をみだりにっ、するべからずってぇ……!」
確かに男女が肌を重ねることもあるし、それで子を成すことを神も否定しているわけではないが
だがそれは神の前で結婚を誓い合った男女においてであって、
ツァリエルの知識の中にはこのようになりゆきで肌を重ねることなどあってはならないのだ。
そこまで言い切れればいいものの、チェルトトのざらりとした猫のような舌が自分の体を舐め頬に口づけをし、
声を上げたのに機嫌をよくしたのかさらにお互いの胸をこすりつけ合うように攻めてくるので
息も絶え絶えになって最後まで言葉は紡げなかった。
チェルトトの肌もしっとりと濡れはじめ、自分もなぜか体が熱く汗をかき始めている。
シャツが肌に張り付くのと、お互いの胸の先端がこすれあうのがじんじんとくすぐったく気持ちがいいのだ。
「………ぁ、……う、むね………チェルトト、さんのっ、胸が
み、みえちゃって……ご、ごめんなさい……」
気まずさと恥ずかしさに彼女から視線を背ける。が、腰のラインをなぞられ
その手が下着の中に差し込まれれば
「あっ、だめ!そこは汚いからっ!」
と必死に内股になって制止しようとするがチェルトトの手が確かに
ツァリエルの小ぶりな、少年らしい控えめな大きさと固さの性器に触れるだろう。
■チェルトト > 「教義? あんたの今の主人はそんなこと言うの? ふうん……。よくわかんないな。
ね、ツァーリ。あたし、あんたの今の主人のことはよく知らないから、ちゃんと教えて欲しいんだけど……。
姦淫って、なに?」
笑い混じりの問いかけをまた投げかけながら、するりと手を彼の下着の中に差し入れる。
手ごろなサイズの、だが若く硬く熱く息づく彼の男の証を、きゅう、と、包み込むような粘っこい手つきで逆手に握ると、指先でその下の袋をするするとくすぐり撫でながら、チェルトトは目を細める。
「そっかー、見えちゃったかあ。
嫌だった? ツァーリ。
あたしは嫌じゃなかったけど、あんたは嫌だった?
あたしは、見られちゃったのも、ここに触るのも全然嫌じゃないけど、ツァーリは嫌?」
己の手を制止しようとした少年の視線を金の瞳で絡めとり、薄く笑いながら問いを重ねる。柔らかく小さい掌で、息づく少年の男根の軸をゆるゆると締め付け、緩めながら。
■ツァリエル > 姦淫がなにかと問われればすでに赤くなった頬がさらに真っ赤になる。
耳まで朱色をさして、チェルトトの問いかけに律儀に答えようとする。
「だ、だから、姦淫っていうのはっ……こういう、今、チェルトトさんとっ
僕がしてるようなこと、しちゃぁだめ……って……!んぅ……
え、えっちなこと!えっちなことしたらだめなんです!」
泣きだすような顔でそう叫ぶ。
チェルトトの手が自分の陰嚢や性器をねっとりと触るたびに「ん、んっ」と
腰を緩くうねらせて快感を押し殺そうとする。
男にしか触らせたことのないそこが、女性の手にかかるとその柔らかさと繊細さに思わず気が緩んでしまいそうになる。
「……ふ、ぅ、いや、とかじゃなくて……
っだって、女の人の、大事なとこだから…………っ!
チェルトトさんは、かわいいし……でも、だけど……」
もじもじと口を動かしながら問いかけられた視線にそう答える。
自分が嫌かどうかよりかは、どちらかというとチェルトトに失礼がないかどうか
とか教義を守らなければということばかりに気が行っていたが……
「い、や、じゃないっです…………
恥ずかしくて、隠れたいけど……や、じゃない……」
はぁはぁと上ずった声でそう小さく伝える。涙にぬれた目がそっとチェルトトを見上げた。
■チェルトト > 「えっちなことはだめなの? ツァーリ。
いましてるようなことは、ツァーリにはえっちなことなのね。
あたしは、全然そうは思わないけど……」
彼の反応が、可愛らしく困った表情が、泣きそうに照れた表情がたまらなくて、乾いた唇を湿らせようとチェルトトはちろりと小さく舌なめずりをしてみせた。
そして、少し残念そうな表情を作りながら彼の下着の中から手を引き抜くと、浅く首を傾げてから口を開きかけて、不意に目元に朱を登らせる。
「あ、あたしが可愛いのなんて当然なんだから、いちいち言わなくてもいいのよっ。
それより、あたしもあんたも嫌じゃないんだったら、気持ちの上では問題ないのよね?
えっちなことしちゃだめなだけで」
訊ねながら、彼をベッドに寝かせたまま上半身を起こすと、露出した乳房の上で深い桃色の先端が尖っているのが、薄暗い部屋の中で露わになった。
組み敷いたままの彼を見下ろし、チェルトトは改めてとぼけた様子で少年に問いかける。
「でも、文化が全然違うみたいだから、あたし、ツァーリにとって何がえっちかわかんないの。
だけど、あたしはツァーリに恩恵を与えたいの。
だから、教えてくれる? しちゃいけないえっちなこと。
できるんだったら、口で説明してくれてもいいし
……そうね。いろいろ恩恵を与えてあげるから、それがえっちかどうか、教えてくれてもいいわ。
例えば……」
囁いて、先ほど彼の背中の下に追いやった彼の手を引っ張り出し、その人差し指を小ぶりな胸の谷間にぷにゅりと挟み込む。
そして、薄く、からかうような、もしくは得物をいたぶる猫のような笑みを浮かべ、潤んだ彼の瞳を金の瞳で覗き込みながら、チェルトトは訊ねた。
「さっき手で弄ってたところに、おっぱいでこんなことしたら、えっち?」
■ツァリエル > 下着からチェルトトの手が抜き取られると少しほっとしたような表情と
どこか物足りなさそうな視線で彼女を見る。
どうやらやめることになりそうな成り行きに安心するのもつかの間
彼女が上半身を起こし乳房を露わにしたことにひゃっ!とびっくりして慌てて目をつぶった。
「気持ちの上では……そう、なのかなぁ……
ええと、うーんと……ですから、恋人や結婚をした人以外とはこういうことは……
って、ちょ、ちょっと!チェルトトさん!」
えっちなことを教えてくれといわれ、自分の片手、人差し指を難なく胸の谷間に挟むチェルトトに慌てて手を引こうとするが彼女のほうが力が強い。
それに触ったことがないほどそこは柔らかく、チェルトトのほのかな体温としっとりした肌に思わず無意識にじっと注視してしまったのだ。
「……っあ、う……だ、だって……あそこ、おしっこするとこだから……
さわったら、汚いし……チェルトトさん汚れちゃうし……
うぅ、おっぱ……ちが、胸……で、さわったら……えっち、かも……」
緊張と興奮のためか挟まれた人差し指と言わず手が、かすかに震える。
意図せずそっと、胸の間で指をわずかに滑らせた。
■チェルトト > 上半身を起こしただけで驚いて目を固くつぶる少年の様子に、ころころとおかしそうにチェルトトが笑うと、ふわりとボリュームのあるふたふさの髪が揺れた。
少し腰を浮かせて彼の腰をまたぎ、彼の張り詰めた男根を短いスカートの中、秘所を覆う下帯と彼の薄い腹の間にふにゅりと挟み込んだまま、彼の視線が戻ってくると小さく身じろぎして座りなおす。
「ほら、また『こういうこと』なんて言ってる。だから、どういうことなの?」
具体的なことを口にしない限りは納得しない、と、ばかりにしたり顔で告げながら、彼が引こうとするその手を逃がさぬようにその手首を握る。
そうしながら両腕で胸の膨らみを寄せていると、不意にもぞりと谷間で彼の指先が蠢いた。
ぞく、と、背筋に甘い震えが走り、んぁ、と、思わず甘ったるい喘ぎを零した後、悪戯っぽい気配のある弧を小さな唇で描くチェルトト。
「しもべなんだから、汚れたらツァーリが綺麗にしてくれればいいじゃない。
それより、いまあたしのおっぱいくすぐったでしょ。
女の子のおっぱいくすぐって、気持ちいい声出させるのはえっちじゃないの?」
■ツァリエル > チェルトトがわざと自分の腰をまたいで、彼女のスカートの下に自分の性器を挟み込んでいるのを感じてぴくりと腰が動く。
女性のスカートの中がどうなっているかなど知る由もないが
男性の性器がないことはわかっていて、ただそこに何もないらしいというのに
いま薄い下着越しに触れあっているそこはしっとりと湿り熱を帯びている。
なぜかくっついているだけだというのにいやらしい気分になる。
また男根がぴくりと跳ねた気がした。
「だ、だからこういうことって……えっとっ……
か、体をくっつけあったり……お互いの、大事なところを触ったり……
キスしたり、舐めたりすること……です……っ」
不意にチェルトトが胸の刺激に上げたあまったるい喘ぎにびくりと肩が震える。
「ご、ごめんなさい……!わざとじゃないんです!ごめんなさい!
……え、えっちなことしちゃってごめんなさい……!
チェルトトさんの胸、あったかくて気持ちよかったから……」
今にも泣きだしそうな顔で必死に謝罪するも手はどけようがない。
「な、なんでもします……汚いの、綺麗にしますし……
だから、許して……ごめんなさい……」
チェルトトへいやらしいことをしてしまったことを許してほしいのか
あるいは今のこの状況から見逃してほしいのかどっちかわからないがそう懇願する。
■チェルトト > ひくひくと、自分の秘所の下で彼の男根が震えているのを感じて、んふー、と、鼻を鳴らしながら目を細める。
視線の下には、困りきった少年の泣きそうな顔。
ただ一声思わず零れてしまった喘ぎにも罪の意識があるのか、必死に懇願する彼の様子に肩をすくめると、彼の手を放してすとんと上半身を倒し、両手を彼の体の横、ベッドの上につく。
そして、そこからはゆっくりと顔を寄せ、前髪が触れ合うぐらいの距離にまで近づくと、また彼の胸板の上で蕩けそうな柔らかさがふにゅりとひしゃげた。
「ツァーリは可愛いから、許してあげる。
あたしのこといっぱい触っても、
キスしても、
舐めても、
ちょっとぐらいなら汚しても、
許してあげる」
言ってから、自分の胸元から落ちて腰に絡み付いている帯をはずすと、彼の目元にひょいと巻きつけ、視界を奪う。
「でも、ツァーリがだめなんだったら、
今から体をくっつけあわないで、
お互いに大事なところを触らないで、
キスしないで
舐めないで
恩恵を与えてあげるわ
だから、そんな泣きそうな顔しないで、もっといい顔しなさい。
ね、ツァーリ」
囁いて体を起こすと、ゆるりと腰を使って、薄い二枚の布越しに、熱く濡れた秘所で彼の男根を捏ねる。
にちゅ、と、音がして、とろけそうに柔らかな肉の感触が、布越しに彼の男根をねろりと舐め上げた。
「ふぁ……。ふふ、どう? えっちかどうか、わかる? ツァーリ」
■ツァリエル > ふいに寄せられたチェルトトの顔にはっとして、逸らそうとした視線を金の瞳に絡め取られる。
間近で彼女の顔を見れば、幼さが残るもずっと自分よりも大人で、艶やかな色香があった。
許してあげると囁かれればひどく安堵して息を吐く。
その呼吸に合わせて二人がぴったりと合わせた胸と胸もまた緩く上下した。
が、不意に視界を布で覆われればぎょっとして慌てた。
「な、なに?なんですかこれ……っ」
真っ暗な中でチェルトトが動いた気配だけが空気を伝って教えてくれる。
と、腰にゆるりと刺激が走った。くちゅりとした粘ついた気配と共に
互いの肉体が布越しに絡み付いている感覚に腰をわずかに跳ねさせて喘いだ。
「やっ!あっ……、そこ、こすっちゃ……っひ、い!
わ、わかんな……っわかんないっ!えっちかわかんないですっ……ん!」
あっ、あっ、と感覚だけが鋭敏になりながら、腰から伝わってくる感触に思わず顔が緩む。
喘ぎの合間に口がだんだんとだらしなく開き、涎が端からこぼれた。
視界が見えなくなったことで、さきほどチェルトトに囁かれた誘惑の言葉が
なんども頭をよぎって繰り返す。
彼女が許してくれるのに、自分だけが意固地に教えを守っていることにだんだんと不安を感じてきたのだ。
本当なら気持ち良くなりたいし、体をくっつけて、女の子の体に興味もあるしキスもしてみたい。
けれど、神様の教えは絶対だからしてはならないのだと我慢を強いられるのは
ひどい拷問にも思えてきて、彼の内側が徐々に揺らいでいた。
■チェルトト > 「うふふん……。だったら大丈夫ね。
いくらあんたの神様でも、えっちかどうかわからないのに、気持ちいいことは全部だめなんて言わないでしょ?
ふふ、だからもうツァーリには、なーんにも教えてあげない。
ほら……。あたしの恩恵、好きでしょ? いっぱい欲しいでしょ?」
見えていたらそれだけで騒ぎ立てられそうな粘っこい動きで腰をゆっくりと前後に振りながら、くすくすとおかしげな笑いと、ほんのりと甘く湿った響きの混じった声でチェルトトは問いかけた。
繰り返すうち、ゆっくりと彼の下着がずり下がって、やがてふたりを隔てる布の数は2枚から1枚に減り、ねっとりと湿った滑らかな薄布の感触が、直接彼の男根をねろねろと擦り始める。
「いい顔よ、ツァーリ……。それから、いい声。
ね、ツァーリ。こっちの国のこの季節の夜はね、あたしにはちょっと寒いの。
だから、今晩はずうっとあたしのこと温めてくれない?
温めてくれたら、もっと恩恵をあげる。
もっといっぱい、素敵な気持ちにしてあげる。
ね……?」
絶頂に追い込まない、ゆるゆると快楽だけを吊り上げるようなペースで腰を振りながら、チェルトトはまた彼に甘く囁きかける。
片手で自分の股布を横に引っ張り、ついに直接彼の男根を自分の入り口に触れさせた状態で。
■ツァリエル > 「で、でも……わかんないからって、こんな……
ひ、ん……っ、チェルトトさ……っ!」
ぐにぐにと自分の性器が何かに押し付けられ、知らぬ間に下着が下ろされる感覚にああ、と熱っぽい溜息を零す。
ツァリエルの男根はすっかり勃ちあがりきり、それでも皮はむけずに
チェルトトの秘所にこねられるたびにひくひくとけなげに反応する。
チェルトトが甘く自分へ囁いてくれるたびにひくりとツァリエルの喉元がひくつく。
目は覆われていてもその表情は普段のものとはちがい、すっかり子供のような甘えた、とろとろとゆるんだものに変わっていた。
温めて、と誘われればわずかの逡巡のあと唇をきゅっと引き結んでこくりと微かにうなずいた。
ついに彼女がすべての布を取り去って直接ツァリエル自身と彼女の秘所を触れさせるとたまらず嬌声をあげる。
温かくぬめったそこにまだ未熟な先端は耐えきれなかったようで、
「んぁぅ……ちぇるととさぁん……あったかい……!ふあ」
何も知らなくとも自然とその入り口をこりこりとこすり付けはじめる。
腰が情けなくがくがくと揺れ、すっかり自制の心はくじけていた。
■チェルトト > 「いい子ね、ツァーリ。それじゃ、約束どおりいっぱいあげる。
いまから、とっても素敵な気持ちになるからね……。ほら……」
彼がほんのわずかな動きで是を示すと、くすりと笑って腰を進める。
蜜壷の入り口につぷつぷと繰り返し触れる、皮を被ったままの先端。
それを感じながらゆっくりと前へ体を倒し、入り口を強く食い締めながら腰を彼の腹の上でぬるぅ、と滑らせると、秘所の入り口は彼の皮を剥き上げようとしながらその男根を飲み込もうとした。
「ツァーリは、熱いわ……。ほら、もっとしてあげる。
あたしに奉仕してくれたお礼。ほらぁ……」
ゆっくりと男根を引き起こすように飲み込んでいく蜜壷は、熱いぬめりの中でさざめくようにたくさんの襞を彼の男根に擦りつけ、締め付けながらしごき下ろしていく。
やがて、全てを飲み込んでしまったところでチェルトトが大きな動きで腰で円を描くと、彼の先端がにゅるにゅるとぬめった熱い襞の中を泳いだ。
■ツァリエル > チェルトトの声と体の動きを暗闇の中で感じ、
はっはっと犬のようにだらしなく息を荒げていると
ぬめっていた先端から突然ゆっくりと何かが下りてゆく。
性器が何かの中に埋まってゆく感覚。それも柔らかく濡れた熱い場所へ。
飲み込まれてゆく途中で、ぷるりと皮がむけまだ初々しい色をした先端が現れるが
すぐに彼女の蜜壺の中へと消えて行った。
「あっ!あう?!な、なにっ……なに、して……っやら、
だめっ!あ!チェルトトさん!こわい!あついのににゅるにゅるしてっ……
や、っあ……へん!変なの……!これ、やだ!きもちいっ……!」
初めて女の胎内へと入ったツァリエルの性器はその襞の感触と締め付けに
訳も分からず体をよじって鳴いた。
どんなに否定してもしきれない快感が性器から腰へ、それから背骨へと伝わるようにして覆われた視界の中をちかちかと快感でくらませる。
「あっ、あ、だめっ……らめっ!にゅるにゅ、だめ!……ひぃ、で、でちゃう……っ」
まるでどちらが女かわからないような情けない声をあげながら、
彼女の大きな動きに耐えられず弱い先端を責められれば膣内で性器が一層固く張り詰めた。
腰が反り返り、手足がぎゅっとシーツを握りしめてひきつれる。
許しも請わず、悲鳴を上げてツァリエルはチェルトトの中に射精した。
■チェルトト > 「んあ……っ!」
胎の中で、未熟な男根が元気よく弾けるのを感じて、思わずチェルトトの喉から短い喘ぎがこぼれた。
射精する音が聞こえそうなほどの勢いと、力強い脈動。
そして腰が浮き上がると、どくどくと快楽の証を撒き散らしながら跳ね回る先端が蜜壷の奥をえぐり、またじいんと快楽が身を浸す。
ぴんとしこり立った乳首が褐色の丸い果実の上でふるふると震える浅い絶頂に息をつめると、吐精の残滓を吸いつくさんとするように蜜壷がきゅうっと奥へ向かって男根を絞り上げた。
「はあ……っ。んふー……。気持ちよかった? ツァーリ」
訊ねながら呼吸を抜くと、彼の男根を包み込んでいた弾力が、ふうっとぬかるみに変わった。
少し体を前に傾けると、まだ呼吸を跳ねさせている彼の、うっすらと汗の浮いた額を、チェルトトはゆるゆると優しく撫でる。
「それじゃあ、今日の恩恵はおしまいよ、ツァーリ。
いい子にしてたらまたあげるから、しっかりご主人様のお世話をしなさいよね。
いい?」
言ってから、チェルトトがベッドの端へ追いやっていた毛布を手に取ろうと腰をひねると、まだ萎える前の彼の男根を飲み込んだままの蜜壷が、ぬるぅ、と、うねるように蠢いた。
そしてゆっくりとベッドに身を横たえても、少年の男根を蜜壷にくわえ込んだまま、離す気配はない。
横たわったまま背中を彼の胸に預け、その両手を自分の胸元に導いてから、ふわりと彼と自分の上に毛布をかけ、チェルトトはくすりと笑う。
「約束だからね。今夜はわたしのこと、ずーっと抱っこしてあっためるのよ。
あっためるためだったら、何しても許してあげる。
こんな薄い毛布の中にひとりじゃ、寒くて寝られないんだから……。
それじゃ、おやすみ。可愛いツァーリ……」
■ツァリエル > ぶるぶると射精の快感に震え、何度もチェルトトの中へと注ぎいれる様に腰が揺れ動く。
チェルトトの甘ったるく、艶めいた声が耳に届くとまたいやらしいことをしてしまった罪悪感と
ぞくぞくとして背徳感、いやらしい声をあげている彼女にどきりと胸が跳ねた。
きゅうと締った蜜壺にすっかり精液を吸い上げられてしまえば
ぐったりと跳ねた体がベッドに沈んだ。
息を切らし汗の浮かんだ額にチェルトトがゆっくりと掌で撫でてくれると
それだけで心地よく温かかった。
甘える様に頭を掌に擦り付けくふん、と嬉しそうに鼻を鳴らす。
「うん、きもちよかった……です……
きょうは……おしまい……?
はい……おせわ、します……おんけぇ、ありがと、ございました……」
まだ意識が快楽のさなかにあるのか蕩けた声でそう返事をする。
だが萎えてまだチェルトトの胎内にある男根が身じろぎに合わせて刺激を受ければ
ひん!と甘ったるくわなないてびくりと腰を震わせる。
視界の覆いはまだ取り払われていないのでされるがままに寝かしつけられる。
ただ両の手が彼女の胸にあてられるとたまらずそっとその柔らかさを堪能するように少しだけ指を押し付けた。
「はい……ぼ、ぼくでよければ、あっためます……。
チェルトトさん……あったかい。
おやすみなさい、チェルトトさん……」
寝入る彼女に少しだけ強く体を擦り付けると自分の体のぬくもりを相手に伝える様に
隙間のないようにしっかりと毛布を二人の体に巻きつけた。
ただ、未だに解放されない性器に甘く匂うチェルトトの芳香にしばらく寝付くことなどできそうになかった。
■チェルトト > 「もう。許すって言ってるんだから、好きなことすればいいのに……」
蜜壷に男根を収めさせたまま、胸にまで手を回させても、まだ控えめに抱きつくぐらいしかしてこない少年に、少しあきれたように、じれったそうに、だが笑いを含んでチェルトトは小さく呟く。
だが、そのぬくもりが体を浸し始めると、その気持ちもゆるゆると眠気の中に溶けていった。ふわ、と、小さく欠伸をすると、胸元の彼の細い腕を抱き寄せ、目を閉じて。
「おやすみ、ツァーリ……」
翌朝は、聞こえていた嬌声のことを問い詰められこそしなかったものの微妙な空気で自分を見る人々にはにやにや笑いで答え、また気が向いたら遊びに来てあげるから、そのときはちゃーんと世話するのよ。それまではしっかり自分のご主人様に仕えなさい、と、少年と別れた後は、日銭を求めてまた戦場へ向かったとか……。
ご案内:「”堅実なる街”フラ=ニス 診療所」からチェルトトさんが去りました。
ご案内:「”堅実なる街”フラ=ニス 診療所」からツァリエルさんが去りました。