2015/11/22 のログ
ご案内:「オリアーブ島 ング=ラネク山」にエドガーさんが現れました。
エドガー > 「まぁ、暫く其処で寝ていてくれたまえ。なに、用事が済めば出て行くさ。」

右腕の治癒を終えた男は、オリアーブ島へとやってきていた。…とは言っても、戦に加わるわけではなく様子見と言った方が正しい。
その中でも、この山で採掘出来る魔力の秘められた鉱石が目当てであった。その場に居た兵士を適当に壁や地面にぶつけて気絶させれば、
男は悠々とした足取りで採掘のために掘られたらしい洞穴へと足を踏み入れていく。

エドガー > 「ふむ…案外広いのだね。もう少し、窮屈だと思っていたが。 …おっと。」

ある程度、等間隔に設置された松明の灯りを頼りにするように足場の余り良くない道を歩いていく。
時折、何時の間に紛れこんだのか分からない魔族やら、内部を警備していたらしい兵士と出くわすけれど、重力魔法で器用に地面と口付けさせてあしらっていく。
所々、露出している鉱石を見つければ、空間魔法で切り取ってから転移させて自分のものにしてしまう。

「ふふ、話に聞いていた通り、上質な鉱石が多いね。」

エドガー > 「戦などという荒事に利用されるよりも、私のコレクションに加わった方がまだ有意義だろうさ。」

此処に眠る鉱石を利用しようとしている人間達にとっては溜まったものではないだろうが、男からすればどうでもいいことだ。
それに、どうせ戦でくらいしか利用することもないのだろうから、そんなことに利用するくらいなら自分のものになった方が有意義だろう。
自己中心的な考えの基に、目に入った鉱石を手当たり次第に切り取っては転移させていく。

エドガー > 「………おや?」

ある程度、鉱石を採掘しながら進んでいると行き止まりにぶつかる。
此処までで分かれ道などもなかったことから、どうやら人間達の採掘作業は此処までしか進んでいないようだった。
目の前の石壁を眺めながら、腕を組んで考え込む男。

「この奥に、特別に良い鉱石が眠っているような気もするのだがね。 …仕方ないね、少々力技でいこうか。」

エドガー > 右手を壁につけて、ゆっくりと呼吸する。誰にも邪魔をされないだろう、今だからこそ出来る魔法を使う。
壁についた掌から光が漏れだし、辺りを照らしていく。その光が徐々に強くなり、やがて洞穴の入り口にまで眩しく照らした。
そして、その後には男の前にあったはずの壁は消えていた。しかし、男が求める鉱石だけは消えずに地面に転がっている

「これは疲れるね…まぁ、欲しいものは手に入ったから良しとしようか。」

額の汗を拭うような仕草をして、一際大きい鉱石を拾い上げる。
予想通り、これまでの鉱石よりも量と質、共に数段上の代物だった。
満足した男は、そのまま入口へと戻っていく。

エドガー > 「おや、まだ寝ているのかね。」

何事もなく入り口にまで戻ってきた男は、まだ気絶しているらしい兵士たちを見つける。
目覚められて警戒されても面倒だと、介抱することもなく歩いていく。

「次は街にでも行ってみるとしようかな。」

次の瞬間には、パッと姿を消すのだった。

ご案内:「オリアーブ島 ング=ラネク山」からエドガーさんが去りました。
ご案内:「宵闇城キルフリート・謁見の間」にロザリアさんが現れました。
ロザリア > 広い謁見の間
今日はそれも閑古鳥だ

無理もない、普段媚びへつらっている魔貴族たちに激震が走っているからである

「アイオーンの従僕が現れたなど」

ふぁ、と思わず欠伸をするロザリア
心の底からどうでも良い
人間同士のいざこざなどには欠片ほども興味はなかった

ご案内:「宵闇城キルフリート・謁見の間」にロトさんが現れました。
ロト > 謁見の間の扉を…何処をどうやったのか 透過する様に入り込んだ、いつぞや居た時よりも背丈が縮み、服装に関してはそんな服あったのかと問われそうな、
和ゴスメイド服(スカートは全円スカート)を着こなした鬼が現れた。
雰囲気は前回がただの小物感満載だったのが、今回は魔王にも匹敵する?雰囲気を伴って

「…失礼致します。『キルフリート』さま。」

閑古鳥ないている今なら好機と見るべきか、
少女はさも普通に 謁見の間の入り口からロザリアの方へと歩いていく。

ロザリア > 「久しく顔を見たな」

肘掛けに頬杖をついたまま、現れたロトを見据える
その変化には当然気づくものの、特に言及するには至らず…

「見ての通り暇をしていたところだ。何か用か?」

ロト > 【PCを再起動してきます。】
ご案内:「宵闇城キルフリート・謁見の間」からロトさんが去りました。
ご案内:「宵闇城キルフリート・謁見の間」にロトさんが現れました。
ロト > 「御呼ばれする事がほぼ御座いませんでしたので 私も、お久しゅう御座います」

ツカツカと靴音を鳴らして堂々と言った足取り。
前回は魔王クラスに近いのに魔王やそれに近い存在に挟まれると
ほぼ逃亡すらしていた小物だったのに 今は。見据えられても怯えたりせずずんずんと近づき
そして ほぼ跪座する所まで近づいたが 何かが違う。 そう跪座をしない。

ただ会釈をしたくらいだ。

「暇を潰せるかもしれませんが 暇乞いを申しに参りました」

凄まじく 淡々とした声で、背筋伸ばして佇みながら言を発す

ロザリア > 「ふむ」

物怖じする様子もなく淡々と述べる様子を見れば、
ついていた頬杖をやめ、姿を正す

「それは単に城を空けるという意味か?
 それとも血の盟約を破棄するということか」

ロト > 互いに淡々としているから 話は拗れたりはしていない。
相手の態度 別に咎めたりもしないし、頬杖をやめて姿を正したのは目を細めた位。

「血の盟約を破棄致します。我が領土及び我が力を欲すとある、
強大たる魔王による再三にわたるお召し抱え…召集により、
キルフリート卿の御膝元を離れ、魔族…魔族でもなくなりましたが、
魔王陣営へ参ります。短き間でしたが お世話に為りました。」

右手を胸元に添えて 軽く頭を下げる素振り。

ロザリア > 「………」

ただ、黙ってその言葉を聞く
言葉が終われば、ゆっくりとその口を開き…

「魔王の名は?」

蒼翠の瞳がまっすぐにロトの眼を見て

ロト > ほぼ 事後報告なのだ。
黙って去っても良かったのだが ロトの性格と振る舞い上 黙って去るのは憚った。
せめて報告の一つや二つしてから 記録として残す為にも。

彼女の蒼翠の瞳が向くのなら 黄金の瞳が代りに見つめるー

「魔王ハスター これはおじさまです。然しおじさま以外に、直々に欲す、と面と向かって仰った方は


魔王アスタルテ。」

魔王ハスターに育てられた姪。そして最近魔王に逢う事が多いので―魔王ハスターにくっ付いていれば必然的に遭遇率も上がってしまい、
遂には魔王アスタルテと面識も真っ当に持った。
もっと言うのなら 師匠は魔王だ。

…話はずれたが、魔王の名を二つ告げよう。

ロザリア > アスタルテ、の名が出れば僅かに眉を潜める
ミシ、と場の雰囲気が変わったようにすら思える

「離別がお前の意思であるならば何処へなりと行くが良い。
 ……と言いたいところだが…」

打って変わってくすりと笑みを浮かべて

「吾がそれを許さぬとしたら、どうするつもりなのだ?ロト」

ロト > 敢て その名を出したのは 前なら考えられなかった。
噂と耳にした程度だが ロザリアと魔王アスタルテの間には何かがあると!
が、口に出した言葉は戻せない。雰囲気が変わろうとも そこに居るのは禍々しい角を持つ少女。

「……感謝致します。と、言いたい所…だが?」

笑みを浮かべるのには さも分っていない顔なのか 演技をしている風なのか、不思議そうに見返して

「…かつての私でしたら 即土下座して居たかも知れませんが、
そうですね、既に気持ちも変わりようがありませんし 許されまいが、此処を巣立ちますわ。
揺らいだ忠誠の気持ちを孕んだまま 此処にいる事は 愚の骨頂故。」

気持ちはこれっぽっちも変わりませんわ、とくすっと笑みを浮かべ返し

ロザリア > 「愚直だな」

胸の下で腕を汲みつつ、背の高い王座から見下ろして

「血の盟約はただの契約の証ではない。
 しかしこの城に尽くしたお前のこと、これまでの働きに免じて破棄を許可する。
 
 …ただし」

一度言葉を切ってその目を伏せる

「吾は自身のモノに手垢をつけられるのを嫌う。
 魔王ハスター、魔王アスタルテ…今宵よりそのどちらもが"打ち滅ぼすべき敵"だ。
 ……故に、この今この時よりこの城全てが」

腕を解いた、ロアリアの左手の小指の先に血のように紅い魔力の光が灯る

「お前を喰らおうとする、敵となる」

いつの間に湧き出たのか、謁見の間の入り口を巨大なグレーターデーモンが塞ぎ、
その両脇でリッチをはじめとする無数の最上位のアンデッドが構えている

「生きて出られれば自由にするがいい」

そう言って、笑みを向ける
忠臣に対しての笑みではなく、禍々しい不死者を統べる者の嘲笑いだ

ロト > 「ですので、愚の骨頂は最悪…」

王座から見下ろされる それ自体は別にどうと事は無い。

「感謝致します、破棄を御許可下さりまして。
短き間でしたが お世話に為りました、以後は一介の人の轍を外れたものとして」

雰囲気を一旦落ち着かせると姿勢を跪座に近い体勢へ落とし、
胸元に添えていた右手を地につけ

「…でしょうね、おじさま アスタルテさま 敵と仰る方々に育てられました 我が身と致しましては、敵と仰る貴女様を
…いえ、このお城も含めますと」

雰囲気が一気に 足元の影が揺らぎ 立ち上がると同時に一本の短刀を持った形となって

「喰らえるものなら 喰らって見て御覧なさい、
私は ただの 鬼では御座いませんわ

何より 貴女様 私のフルネーム ご存じ?」

一杯ですわね、ご馳走がーグレーターデーモンがこの部屋の入り口に居る、
無数のアンデットがいる、全部 屠れるかしら、と大差構えもせず

「ま、こうなるのは予想しておりましたわ、有難う御座います」

嘲笑いするのも 良いお顔ですわ、と丁寧な口調とかつての主君に対する態度ですらなくなってきた。

「で、参りませんの?私はここに居りますわ?」

指で くいくいっと招く様に アンデットを挑発し始めつつ 入り口に向かって散策です、と言わんばかりに歩き始め

ロザリア > アンデッドやデーモン達は襲いかかってはこない
むしろ、、ロトが歩みを進めても動こうとすらしない

「…ただし、お前の帰路を阻む者が悪魔や不死者だけとは限らぬぞ」

ミシミシと巨大な石造りの城が蠢く…ように感じる
この城自体が巨大なる吸血鬼であり、助手ロザリアの下僕だ

「吾としては、美しいお前は奴隷として地下に囲うという使い方も吝かでないのでな。
 吾から離反するのは良しとしても"魔王如き"にくれてやるのは惜しいものだ」

ゆっくりと玉座から立ち上がり、ロトに向けて一歩、一歩と歩む
そのロザリアからは、一体何があったのかと思うほどの、魔王すら凌駕する暗黒の魔力が収まりきらないかのように滲み溢れ出している

入り口の者達は、それを感じて近寄れずにいるらしい

ロト > 動かないのであれば 別称 解体屋の名の如く 分解か 分別して行くかのように、
引きもしないアンデットを触れるか触れないかの寸での―
まずは一体 骨と皮膚と何かの成分と魔術術式ときめ細やかに
分別されて 綺麗に 分解されて 地に転がった。

そうして分解をしつつ さも 今気づいた風に振り向き

「この城が ですよね? 私を飼い慣らせるものが居るとしたら それは
貴女ではありませんわ その奴隷として飼うのはお勧め致しません。」

よと リッチも物理攻撃は利かないが どんな仕組みか また 一体 バラケタ。

ゆっくりと入り口に向けて 歩きながらだが 此方に向けて歩いてくるロザリアに対峙すべく立ち止り振り向いて

「惜しいものとして 奴隷に格下げはやり方が幼稚ですわ、寛大な方でしたら よい行いとは思えません」

暗黒の魔力がどうした、溢れ出ていようが 逃げもしない。構えもしない。

ロザリア > 「血袋よりは良い待遇であろう?」

カツカツと靴を慣らして、ロトの眼前へと辿り着く
綺麗に解体された者達を見て肩を竦める
すぐに集まる好戦的な性格は扱いやすいが如何せん、動けないのでは意味がない


「奴隷は飼い慣らす必要もないから奴隷というのだ。
 隷属と愛玩動物はまた違うというものだろう?」

歩みを止めて、その姿を改めて見れば

「"敵"を何の咎めもなく逃がしたとあっては、キルフリートも甘く見られるというもの、の。
 何かひとつ置き土産くらいはしていってもらうぞ」

ロト > 「どちらも『お断り』致しますわ」

ほぼ近距離か至近距離まで近づいてきた彼女を見下ろした。
何故なら 考えもない、背丈の差が物語る。

少女の周りは 現在進行形で解体されたロザリア配下の魔物。

「隷属は無論 愛玩…どれらにしろ 無理ですわね」

短刀抜いてもいなかったが それをくるくるとしてから後 どこかにしまう様にして ハイ 手ぶら。

「敵となりましたか 私。 ご満足頂ける置き土産。
どんなものをご所望でしょうか?  …貴方はお呼びでない」

グレーターデーモンが近くに居た為に殴りつけてきたが、
何か 障壁だろうか ギリギリの所でその拳が止まっている。
さっとロザリアを見たまま 手を払う仕草をすれば ずずと何かに押される感じでデーモンが下がった

ロザリア > 「それなりの厚遇であると思うのだがな」

見下されたまま、くすりと笑って、こちらもこちらで見上げるように
悲しきグレーターデーモンは魔法陣から帰っていった

「貴様の仕える魔王が吾の敵である以上はそうであろう?
 盟約破棄までは兎も角、それがなくなればお前はキルフリートにとっての害敵であるからな」

そう言って肩を竦める
城主としての立場もあるのだろうが、何かと割り切りの良い性格でもあるらしい

「命、魂、素っ首、まぁこれまで城に尽くした貴様のことだ。
 腕一本にまけてやっても良いぞ。吾は寛大であろう?」

細い肩を揺すり嘲笑う
一見挑発にも聞こえる言葉は本心なのか、反応を楽しんでいるだけなのか

ロト > 「ですから… はぁ 最初から交渉決裂しておりますわ」

やはり黙って出ていくべきだったかしら。見下ろすしかないが、
グレーターデーモンは退場していった。これで残りは無数のアンデットとかの類。ただし 解体していったので幾分か減ってる。

「魔王に仕えなくても 別に 自立しておりますけどね…。
我が力を欲す存在が居る限り 陣営を渡り歩くは 生き抜くためです。
敵に為ろうが 為ったらなったで 致し方ありません。」

仮にもかつての主君は こうだったか。
立場的に 一応 こうもしないと駄目なのかと感心はした
だが 腕とか何一つ渡す事罷り為らん!!

『断る』
「…話は以上です。…この宝石 砕けば宜しいでしたね。

ふんぬっ  ≪ぶん  ぱりーん≫(思いっきり投げた 地面に向けて 血で出来た宝石?は呆気なく木っ端みじんになった)

ごきげんよう 私は帰りますわ。
次逢うときは 敵として見做しても宜しいでしたね??」

溜息を吐いてから 用件を淡々と終わらしたかった少女は
これ以上此処に居ても仕方がないとばかりに 帰り支度をし始めたり

ロザリア > 「………」
宝石が砕けるのを見て、湛えていた笑みは消える
パチン、と指を鳴らすと控えていたアンデッド達が壁の中へと潜り消えていった

そしてその場に屈みこむと、散らばるその破片を自身の右手の掌へと拾い集めはじめる

「何か一つ、此処に在った証をとも思ったが。
 今ひとつ構ってやれぬ、気の効かぬ主ですまなかったな」

そしてすっくと立ち上がって
二人以外誰もいなくなった謁見の間を見渡して

「ま、建前はもう良かろう。何やら力も得た様子、正門から帰る程度は造作もなかろう?
 …とはいえ事実魔王どもとは敵同士故な、今後貴様と相見えることもあるかもしれぬ。
 その時は……」

うーむ、としばし考えこんで

「優しく倒してやろう」

にっこりと笑った