2015/11/09 のログ
■アルセイユ > 妊娠。未だ腹が大きくなったわけではないけれど、だからこそ喪失感や屈辱よりも不安が先に立った。
脅しかけるような言葉とともに乳房にしゃぶりつく相手を咎めることもできない。
肉体的な抵抗が、拘束されているわけではないのになにひとつできない。強烈な敗北感に襲われた。
「っぁ――…く…! ん、っ…同じ女に欲情して、おっ勃ててるだけじゃないですか」
「そんな、綺麗事、を…ん、むっ……ふ、……ッ……」
尖った乳頭を舐められるだけで、痛みに似た快感が突き抜ける。
顔を赤く、ふぅふぅと荒い呼吸は怒りによる興奮もあったが、その勢いすら唇を塞がれ、絡め取られてしまった。
それは、まだいい。問題は、腹部に触れたその硬いものに、びくりと体が強張ったことを知られていないかだ。
気絶させられるほど打ち込まれたその質量への、苦手意識。
彼女ほどでないにせよ、男嫌いになりそうな経験。そのリフレインが抵抗を緩める。
「ん、…んんっ、…んーっ……!」
真紅の恐ろしいぎらつきに耐えかねて目をつぶり、いやいやするように首を振って。
舌も必死に彼女から逃げようとして、互いの間からくぐもった吐息を吐き出していた。
■オリエ > 「ん、む……ふ、ぅ……ンぅ♪」
唇を塞いでしまえば、逃さないと彼女の舌を追いかける。
蛇のように執着を燃やす舌は奥に隠れた獲物を見つければ、にゅぷりと柔らかな弾力を潰し合わせるようにして舐め回す。
無抵抗な歯列の裏や頬にくまでを削ぐようにして絡め、仔細すればどうなるかという意志を伝えるように、
彼女の態度に扇情されたどろりと濡れた肉剣で彼女の腹部を擦り付ける。
「ンぷ……ふ、む……♥ ーーぷ、ぁ……はッ……」
「フフ……いい顔ですよアルセイユ……?」
唇の弾力が漸く離れれば、一層深く唇を歪ませた。
荒い呼吸を浴びせられた彼女の唾液で濡れた唇で、唇の端へ恋人へするように口づけをして、細い指が彼女の脇を這うようにして伝い、
動きを制限した足の付根とで合わせた。彼女の滑らかな肢体を愉しみ、柔らかな肉付きへ指を押しこめながら、彼女の肌触りを下劣に愉しんだ。
■アルセイユ > 「ぁんうっ…ぷ、は……それは、どう、も……っ……」
彼女の唾液でコーティングされた口の中が、どうにも落ち着かず、
ようやく解放された唇が零す反駁もどうにも力がない。
舌使いの技巧もあるのだろうが、この不安感のなかで安息を与えるような、浮遊感に導く愛撫が恐ろしい。
実際に持って行かれそうになる。もうへりくだってしまったほうが楽になるのではないかと。
腹の上をずるずると這う肉の剣に、屈服してしまったほうがいいのでは…思考を打ち切る。
「……ん、ぅっ…! ふぅ、…ぁ、…っ…あ………!」
ぞわぞわと背筋を駆け上がるむずがゆさ。指が我が物顔で自分の体を這いまわる様を見送るしかなく。
ぴたり、と入り口に触れた細指が再び入ってくると、思わずがくりと藤色の髪を振り乱し、
喉を反らせる。乱れた髪から普段は晒さぬ両目が覗く。
逆流した精液の潤滑も手伝い、指の侵入は問題なく、入り込めば肉の谷間がきちりと強く締め付けた。
未だ快感を覚えていないものの、若く経験の浅い肉襞がオリエの指に絡みついた。
「ぅ、くっ……抜い、て…!」
濡れた瞳で流し目で睨み、せめてもの抵抗。
■オリエ > 彼女の碧い瞳が艶を帯びるのが伺えれば、恋人へしてやるようにその目元へ唇を降らせた。
温かな膣内はどろりとした精液も手伝い、窮屈に締めあげた膣内を泳ぐ。
彼女の純潔を奪った肉剣よりも細いそれは、その質量以上に巧みある指使いを持って彼女の膣内を押し上げた。
指の関節を曲げながら、破瓜混じりの刃砕きを掻き出して、彼女が一層声高く反応する様子を伺い、その根源を探りに行く。
「ダメです……♪ 抜いてなんか上げませんよ……?」
「だってほら、こんなにいい声を上げてるんですから……ね?」
彼女の羞恥を煽るため、耳元へ唇を寄せれば甘い囁きで誘惑した。
蛇のように腹の上でのたうち回る剛直の存在をより深く意識させるべく腹に力を込めて一層体重を乗せて、二人の間へ挟み込ませた。
びくびくっ、とお互いの間で暴れる肉棒は、ごつりとした精管を押し付けて、
ずるり、とオリエが膣内を楽しんだ指を引き抜くと同時に、その大きな膨らみの間へと割って入る。
彼女の腹部の上へ跨がり直せば、白い竿を柔らかな肉質の間へ挟み込み、精液を残した指を乳房へ塗りこむようにして捏ね回し、その圧迫で持って自らを慰めた。
谷間から覗くガチガチに腫れあがったピンクの亀頭が彼女の顔の下から除き、ヒクつく尿道口から、とろりとした白濁の残滓をこぼして、その異臭をより身近なものへとさせる。
「ここ、も……ちゃんと使ってあげないと……♪」
「貴女の大きなおっぱいは、私を悦ばせるために、あるんですから♥」
■アルセイユ > 「い、ぃ、声……なんて、ぇっ……んん、ぅッ………、……!」
そうオリエの言葉に噛み付こうとした瞬間、
細指が過敏な部分にいきついたのか、鼻にかかった吐息を零してしまい、思わずぐっと口を噤む。
精液による潤滑という強引な手法ではあっても、濡れた襞への刺激は自慰の時に知った快感を呼び起こし、
逞しい雄を前に、アルセイユの成熟の兆しを見せる体は雌として、遺伝子を再び欲しがっていた。
「…い、ぃから、早く、それ、離してくだ……え、なにして……ひッ…!?」
それにどうしようもない危惧を感じて懇願するも、自分の乳房で見えない腹の部分で何かが起こっているのか
思わず視線を下に向けた瞬間、見慣れた谷間からずりゅりと現れた肉棒の穂先に短い悲鳴を上げる。
「あっ…!あ、嫌、ぁっ! …やめ、…おもちゃにしない、で…っ…!私の、胸ッ…!」
"使われている"という実感が、弱気になっていたアルセイユに涙を流させた。
もっちりとした乳肉は強い弾力でもってぬめる肉棒を挟み込む。
その乳房は野太い竿さえ覆い尽くし、もにゅもにゅとこね合わせられるたび、
膣とはまた違った肉奉仕で、主を楽しませる。
その持ち主はといえば、青臭い匂いをかがされることに、必死に顔をそむけながら。
■オリエ > 「ぁ、は……♪ ほんと、手なんて使わなくても十分なくらい……気持ちいいです♪」
執拗に彼女の膨らみを捏ね回し、その柔らかな弾力の中で肉竿が脈を打って暴れた。
彼女の身体をマーキングするようにお互いの体液を塗りこみ、オリエの支配欲が彼女へ屈服のイメージをより濃く与えようとする。
襞のない肉厚感を自ら寄せ付け、互い違いに上下へ擦り合わせて、擬似的な支配の幸福感に包まれれば、ぶくり、と根本がより大きく膨らんだ。
悪夢と同じ、射精の予兆を、アルセイユが果たして覚えているか、どうか
「ーーふ、っ、ほら、いっぱい……お顔も、染めて……あげ、ます……ッ♥」
ぎゅっと充血した先端をつまみ上げ、玩具のようにして使ったアルセイユの乳肉の中で、ぶるりと肉棒が震えだした。
くぱっと鈴口が開けば、その中空をホースが放水するように、
青臭い雄の臭いを撒き散らした。
どろりと濃く、火傷をしてしまいそうなほど熱い白濁は、遺伝子の濃さだけでなく、アルセイユの雌の本能を煽る催淫染みた香りを放ち、
勢い良く彼女の白い顔を穢し、自慢の藤色の髪を白く染め上げ、幾度と無く淫靡な香りを振らせた。
徐々に弱まる勢いを受けて、ゆっくりと腰を引き、残滓を胸の谷間へと残してしまえば、
恍惚に満ち、興奮で染まった顔がある精油の間近で覗き込んだ。
自らを浴びせた彼女の匂いをかぐように鼻を上品に鳴らし、煌めく金髪まで自ら吐き出した白濁に染めてしまほど、近く。
汚れることを気にせず恋人のような軽いキスを浴びせ、彼女の目の前で羞恥と本心を確かめるべく囁いた。
「ふふ、こっちも……私色になりましたね、アルセイユ♥」
「おっぱいも、お顔も、綺麗な髪も…赤ちゃんの部屋も、全部渡しのものになっちゃいましたよ……。フフ、ふふふっ♥」
■アルセイユ > 「ひぃっ…あっ…んんぅっ…!」
「う、くぅッ…!? ぁ、…あ! ……いや…嫌っ…やだぁぁっ…!」
強烈な"雄"が自分の谷間を出入りするたびに慄き、必死に首を横に振るものの、
肌を叩く脈動が大人しくなるどころか激しくなり、ますます恐怖に追いつめられる。
それが限界を迎え、痛みを覚えるほどに抓りあげられた乳頭の刺激に目を開けば、
びゅるり、と吐き出される熱。熱い、と確かに感じる本流が顔にぶつかると、悲鳴が上がった。
「ぁっ…あ、……あぁ、……ッ………」
顔にも、髪にも。女として自信のあった要素すべてに、オリエの精液が吐き出される。
青臭い彼女の香りに囲まれ、くらくらと、それこそ気を失いそうなほど打ちのめされる。
…それはあまりに濃く重たく、ぼたり、と乳房にたれると、僅かにふるん、と震えるほど。
染め抜かれ、鼻孔さえ支配され――気づけば塗れさせられたことで、
精液をたんと飲まされた下腹部が、ずくずくと疼いていることに気づいた。
欲しがっているのだ。雌の本能が、オリエを。それを悟った時、ぎろり、と睨む目は強くなった。
「ッッ…!冗談じゃないですよ、強姦したくらいでっ…所有者面、しないで…っ!」
「離れてっ…不快です、嫌なんですよっ、侍らせてる女どもでも、嬲ってればいいでしょうっ…!」
戻れなくなりそうな深い闇を前に。彼女のついばむようなキスに対して、
がり、と歯を立てた。その美しい唇から、血が滲むほどに。
■オリエ > 「んっ……ッ!? こ、の……ッ!」
「こんなに尽くしてあげているのに……!!」
唇に滲む抵抗の痛みを感じ取り、彼女の顎を掴んで、ベッドへ埋めてしまうほどに力を込めて、抑えこんだ。
じわりと滲んでいく鉄の味に混じった自らの雄の味。
私がここまで尽くしているというのに、という身勝手な愛情を裏切られ、野良犬に噛まれたような痛みは、唇だけではなく心を傷めつけられた。
反抗的な彼女の瞳を塞いでしまうように顎へやった指を彼女の喉元に寄せれば、そのまま息の根を止めてしまうほどに締め上げた。
醜悪な愛情を彼女に押し付け、怒りに眉根を寄せる。
白い首へ跡が残るほど強く、しかしそれは意識を奪ってしまうよりも早く緩み、気の抜けたように、憤怒の様相はまた、狂気じみた笑みに戻る。
情緒不安定な劣等感。それならば、屈服してしまうまで、もっと犯せばいい。
そういう結論に達すれば、跨っていた彼女の身体から離れ、後ろへ下がる。
投げ出された脚の膝裏を掴み、薄くなった精液を垂れ流す彼女の秘部を目の前へ晒しだすためにぐいっと彼女の下腹部を持ちあげた。
彼女が雄を欲しさに疼いているとも気づかずに、その肉の割れ目へごつごつとした裏筋を擦り付け、喜悦に富んだ血に滲む唇を三日月状に釣り上げた。
「私は貴女がいいのよ……アルセイユ……?」
「ねぇ、こんなに愛してあげてるのに……どうして、愛してくださらないの……ほら、またここをいっぱい……」
「ーー埋めて、差し上げます……ッ!!」
ぐぷっと音を立てて、穂先と膣口を触れ合わせ、体重を乗せるように彼女の中へと肉剣を突き刺した。
窮屈な名器の中へ昂ぶった雄の形状を貫かせ、
子宮口を押しつぶすように強かに打ち付ける。温かな肉厚に放精したばかりの肉竿がびくりと脈を打ち、衰えぬ雄の意思を彼女の不覚に刻みこむ。
そのまま、情欲に駆られたように、にゅぷ、ぐちゅっと、彼女の膣内をえぐりだした。
■アルセイユ > 「くぁっ……!…ぅ、ぐぅぅ、……ッ…!」
初めて成功した犯行にしてやったりの笑みを浮かべど、それは絞首の痛みと苦しみにすぐゆがんでしまう。
このまま死ぬならそれもよしか、という陵辱への忌避が半分、
単純な死への恐怖が半分。気道を圧迫され、ぇう、と不格好に呻きながらも、
魔力で制御を奪われた四肢は反射すらしない。
「―――っげほ、げほッ…! はっ、乱暴にされ、て……誰が、愛してなんて、…」
「………ッッや、……待っ……!」
眼前の美女が強烈な劣等感と稚気じみたわがままで構成されているのは知っている。
すべてがから回る言動はいい気味だったが、解放されたことで呼吸を整えていたから、
覚悟も伴わぬまま肉棒が秘部の上を這いまわると、ひ、と短い悲鳴とともに表情が引きつる。
だって、今、そこは、…と、本能的に抱いた危惧ごと、ぐちゅり、と奥まで貫かれた。
「ひ、ぅッ……!!」
「……っぁ、…嫌、…ッン…!抜いて、…きもち、悪い……ッ……!」
あいも変わらずそこはみちりと閉じ込めるように肉棒を受け入れ、
ぬろぬろと舐めしゃぶるように襞を絡み付かせていく。
処女だった残滓を抉られる痛みは確かに残ってはいたが、しかし、
オリエから見える反応は、最初の時とは明らかに違っていた。
ほんの僅かではあるが、苦しみ、痛がる合間に、確かな"色"がある。
精に塗れさせられ、首を締められたことで生存本能が刺激され…悩ましげに歪んだ己の眉にアルセイユは未だ気づかずに。
■オリエ > 「フフ……ふふふ……漸く、素敵な顔を……してくれましたね♥」
「は、ァ……アルセイユ……貴女のおまんこの中……私のおちんぽで……善がってますよ?」
どうせ拒んだ姿勢を見せるのだろうと、オリエは内心顰めていたが、その想定よりも早く、
彼女が浮かべる表情に、声に、色があることに気づけば、見下ろしながら甘い囁きでその事実を指摘した。
体重を押し付け、ぐぽっじゅぷっ、と卑猥な音を結合部から奏でる度に、
白濁よりも色濃くなってきた愛液が、抽送の勢いで、彼女の口元を塗るように降り注ぐ。
浮き出た静脈の形や精管の形も、雁首の段差も全て飲み込無彼女の蠢く肉厚の中は、
まさしく雄を貪る雌に堕ちていた。
そもそもの素質がある彼女の膣内の中を拡げるようにして激しい抽送の合間に腰を回し、
自分の存在を刻みこみ、雌としての醜態を晒していることを教えこんで。
■アルセイユ > 「……なっ!?」
彼女の発言に、一拍遅れて、そんな馬鹿な、と碧眼を見開いた。
痛いだけ、嫌なだけだった筈の行為。その再演に、形の変遷などあるものかと。しかし……
「ん、ぅっ…! はっ…! ぁ、っ……これ、……嘘ッ……」
逞しい肉の凶器が、ずろり、と腹中を前後した衝撃に、
ぞわりと痛苦以外の感触が駆け上がるのがはっきりとわかった。
今まで以上に絶望の涙が潤み、頬をつたい、吐き出された精液と混ざった。
結合部を見せつけるように尻を掲げられていることで、なおさらわかる。
あの肉棒に絡みつく、白濁と血ではない、透明な光沢は。ぷちゅりと弾ける液体は。
「ぁっ…! ふ、っ、…んぅ…! 慣れ、て…きてっ……いる、だけ、です…っ…!」
「貴女が、良いんじゃ、なぃっ…! …ぁう、…んんぅっ……ふ、…ぅぁっ…!」
意識すれば性感がそこに凝集したかのよう、反応も過敏になる。
必死に言葉で否定しても、引きぬかれては埋められるごとに、
ぞくん、と雌の喜びを覚え、肉付きのよい体がくねった。
粘液を伸ばされ、肉棒の硬さを覚えた乳房がたぷん、と上下し、
筋肉のつきの薄い白い腹が、腹の奥底まで鉄柱を打たれながらも、シーツの上でうねる。
は、は、と吐息荒く、睨みつける瞳の色は変わらずとも、その下の頬は上気していた。
■オリエ > 「ひくひくってさっきよりも吸い付いて……私の欲しい、欲しぃって……さっきから……ッ」
「ン、ふ…ぅ♥ ほら、ね……アルセイユ?」
嫉妬してしまいそうなほどの美貌も、保ち続けてきた純潔も。
全て自分の色で染め上げてしまった彼女を屈服させてしまっていることに、歪んだ笑いは止まらない。
見せつけるように掲げたお尻へ腰を叩くように打ち付けて、肉感の良い臀部を弾けさせる。
先ほど指で探りを入れた時過敏な反応を示したそこへ、
段差のある雁首が丹念にその場所をえぐってやった。
腰を打ち付ける度此方の汗ばんだ乳房も上下にぷるんっと弾け、
彼女のものへ吸い付きたくなる欲情を堪えて、羞恥を煽る言葉を続ける。
弱々しく睨みつける惨めな抵抗に優越感は肥大化し、
受精したであろう彼女の子宮を満遍なく穿ち続ける。
「ふ、ふふ……ほしいんでしょう……私の赤ちゃんのもと……?」
「おねだりしてごらん、アルセイユ…♥」
鉄の味をにじませる唇を噛み締めて、今すぐにでも吐き出してしまいたい欲情を抑えつけ、
その狭い奥の入口さえこじ開けてしまいそうなほど強く打ち付け、腰を密着させたまま、
ぐっ、ぐっと凶器のような硬さを押し付けた。
どく、どくっと脈を打って、自分の存在を主張する大きな形は、アルセイユの理性を壊しにかかる。
■アルセイユ > 「ふぁ"…っ! ぁうっ…! んく、ん、ッ…ぁ、……これは、ッ……」
「生理的な、はんの、ぅ……うぅっ…ゃ、…そこ、ぁう、…だめ……っっ……!」
高みから見下ろす相手に対して、いよいよ反論の余裕さえなくなる。
否定できる要素の見当たらぬ、雄を咥え込んで悦ぶ雌穴の反応を指摘されても、
弱々しく首を振ってうわごとのような否定を並べ立てることしかできない。
ぞぶ、と重たく入り込む肉棒に、その段差に、心地良い場所を擦られると、
いよいよ、びくん、と桃尻が震えて、とそのたびに肉襞がきつくオリエの肉棒を抱きしめるまで至った。
「ぁ、…―――ぅあ、…っくッ…! ぁ、…嫌…っ……ぅ、う…ッ……」
ぬけ出す事を拒むかのように締めあげてしまいながら、奥をぐりぐりと抉られ、
ある意味では屈服の宣言を強要されると、はらはらと頬に流れる涙。
確かな快感があり、少しずつ痛みが消え、代わりに訪れるのは絶頂の予感。
自慰では味わったことのない法悦の到来にきゅんきゅんと下腹部は疼く。
……打算する。もう楽になってしまおう。不興をかってやめられるより。
一度果てて楽になりたかった。辛い経験をせめて快感に変えるために。
「ふぁ、ぁッ……ぁっ………しぃ……ほしい、です…オリエさんの、せーしっ……」
「さっきみた、ぃに、っ…どぷどぷ注いで、…たくさん、受精させ、てっ……」
「――ぁ、…突いて、もっと突いて、…ぇっ!おねが、…ぁう、……ッ…」
思ってもいないことを。目の前の快感に屈して、必死に哀願する。
快感に蕩けた雌の顔とは言わぬまでも、悦を覚えたての表情は、甘い息を吐いてオリエの情を煽る。
それがマイナスを帳消しにしてくれると信じ、自ら腰を掲げ、ぐぷぅ、と肉棒を飲み込んで。
行為の果てを願った。
■オリエ > 「ぁ、ーーぁあっ♥ ふふ、フフ…勿論、注いであげます……ッ」
「アルセイユの中に……たっぷり、たっぷりとっ♥」
媚びたような彼女の言葉に、その打算を見抜くことができずすっかりと溺愛した様相を見せた。
必死の声で哀願する雌の声が、涙と精液で濡らした顔がたまらなく愛おしいとオリエは思った。
見せつけるためにお尻を掲げた、見下ろした姿勢を彼女に被せ、脚を逆に開かせたまま、圧力をかける姿勢へ変わる。
お互いの乳房をむにゅりと歪ませて捏ね回し、打ち付けるようにして彼女の天井をごつ、ご、ちゅっ、と不規則に激しく付き降ろす。
「アルセイユぅ…♥ ーーんっ、ぢゅ……む、ん……ふ、ぅっ♥」
彼女の顔を染め上げてしまった自らの精液を優しく舌で拭ってやり、悦を覚えた唇を塞ぎ、流し込んだ。
舌の表面も、裏側も満遍なく舌で嬲り、雄の味を教えこんで、彼女からも絡めるようにと側面を舐めあげて促した。
「んぢゅ、む…ぷ、ぁ…ッ♥ アルセイユ…いっぱいッ…ぁ、は…ッ」
「私の精子で……受精させてさしあげますっ……から、ァっ……アルセイユ…ッ♥」
思っていないことだとしても口にしてしまったら抗うことはできない。
扇情されたオリエは、支配し、屈服させた達成感に悦を極め、深く深く彼女の奥を抉るようにして、亀頭を子宮口で塞ぎ込み、
どろっどろとした、粘膜から剥がれ落ちることを許さないとするような白濁が迸る。
彼女の本能を屈服させる遺伝子の塊が楔のように彼女の子宮に刻み込まれ、注ぎ込まれる奔流がたっぷりと時間を掛けて、永延と流し込まれた。
オリエなくしては生きていけないことをその身に刻んでしまうために。
■アルセイユ > 「がッ…ぁ、ぅッ、……う、ぁッ……来た、ぁ……ッ……♥」
「ふぁ、…ぁむ、んん……んぅッ……」
体重がかかる。逃れ得ぬ種付けの姿勢で、子宮口をごつごつと小突かれる。
ベッドに縫い付けられるような重たい突き込みに、僅かに唇が緩んだ。
もう少し。さざなみだった予感は次第に打ち寄せるたびに強くなり、
ぢゅぽっ、ぶぢゅっ、と厭らしい音を立てるほどぬかるんだ肉襞は、
嬉しそうに肉棒を咥え込み、射精を促すようにその襞のざわつきでオリエの肉棒に奉仕した。
唇を奪われ、ぢゅるりと舌と舌が絡み、子種をかき混ぜる頃には、
控えめながら腰を使い、良いところへその肉棒の動きを誘導さえする。
「くふ、ぁ……あン…良…ぃッ…♥ はぁ、…ぁう、…もっ、と……!」
「出し、てぇっ…! はぁ、ンぅ、…ぁッ! あ、すご、い……もぅ…ッ…!」
気持ち良い。そうはっきりと思えば、思考はそこに逃げ込んでしまった。
淫らにくねる腰、先端同士をこすれ合う乳房。仮初の睦み合いはいよいよ深くなり。
ぴく、と膣肉が痙攣するのは、オリエの知らぬアルセイユの絶頂の兆し。
「ぁはっ…あうぅ、ッ……あんンッ…オリエさんの、で…ぢゅぽぢゅぽされ、てぇっ…」
「ひぅ、くっ…! だめ、もうだめ、ぇッ…イッちゃぅ…ッ…初めて、他人にイかされ、ちゃうッ…」
「おっきくて、硬いの、…ぁッ…♥ ぁう、…ンぅ…! イくッ…イっちゃ、うぅ…ンぁ、あぁッ……♥」
体の自由は効かぬから、腹部を弓なりにそらし、オリエが深く折り重なれるように。
甲高い甘い悲鳴を上げて、大きく跳ねた体は、根こそぎオリエを搾り取らんと内側をうねらせた。
絶頂の締め上げは、それこそ肉棒を熔かすような錯覚を覚えるほどの快感を与えよう。
ビク、ビクッ、と体を震わせ、熱い子種を受けながら、絶頂の衝撃に、かくん、と傾く顔は、
うっとりと微笑んでいた。…媚びて、相手の暴力から逃れるために。都合よく立ちまわるために。
…そして覚えてしまった性の悦楽へ呑まれた証でもある。再び意識を失って、立ち戻った時にはどんな顔を見せるのか。
■オリエ > 「ふふ……アルセイユ……愛してさしあげます……これからも、ずっと……っ♥」
再び意識を失う彼女に寄り添うようにして頬を寄せる様は幼気な少女のようでさえあった。
火照った熱は冷めることを知らぬまま、彼女の柔らかな身体へ摺り寄せて、
ぬらぬらと磯巾着の様に纏わりついた、雌として開花したばかりの窮屈な襞の中で幾度も震える。
衰えることのない男根は彼女の膣内に仕舞われたまま、オリエは再び彼女が目覚めるまで、
稚気な姿で存分に甘えるだろう。
漸く見つけたかもしれない、支配欲をいくらでもぶつけられるであろう親友を孕ませてしまうことに悦びを覚え、
ただ刻々と時間は過ぎ去っていったーー。
ご案内:「富裕地区 リンクス家」からアルセイユさんが去りました。
ご案内:「富裕地区 リンクス家」からオリエさんが去りました。