2015/10/25 のログ
ご案内:「第七師団 司令部」にオーギュストさんが現れました。
オーギュスト > 「逃がしましたで……」

オーギュストは低い声で呟く。
師団の士官達は首を竦め、次に来る言葉を待った。
あらかじめ、重要な書類や調度品、機器は避難させてある。

オーギュスト > 「済むと思ってんのかテメェらぁ!!!」
オーギュスト > オーギュストは怒声と共にその場にあった机を蹴倒した。
破片が飛び散り、辺りに散乱する。
予想していたとはいえ、士官達は怯えた。
必死に嵐が過ぎ去るのを待つ。

オーギュストは歯軋りしながら椅子に座る。
よりにもよって、あの極上の逸品を逃がすとは!
高位魔族故仕方ないかもしれないが、それでも惜しかった。

「――ちっ。今後は警備を更に厳重にしろ。
それと、首輪のデータは大工房に送れ!」

が、あれは自らの楽しみの為に確保したもの。
作戦でもないので、兵士達を罰する事は出来なかった。

オーギュスト > それよりも問題は損害だ。
対処が早かったのか被害は最低限で済んだが、この第七師団兵舎で損害が出た。
死因は窒息。おそらくは、例の煙の魔神。

「――あれだけはどうにかしないとな」

忌々しそうに呟く。
煙の魔神はとにかく軍団と相性が悪い。
大量の人間相手に効果的な事この上ないからだ。
何とか対策を考えないと。

オーギュスト > が、現在打つ手はほとんどない。
あれは後回しだ。

戦場は刻々と動いている。
まずは、出来る事からしなくてはならない。

ご案内:「第七師団 司令部」からオーギュストさんが去りました。