2023/05/11 のログ
ご案内:「トゥルネソル邸」にゼナさんが現れました。
■ゼナ > 【約束待機中ですー】
ご案内:「トゥルネソル邸」にマヨリカさんが現れました。
■ゼナ > 「むふーっ♪ グリムの毛は本当にふさふさで気持ちがいいですねぇ♪」
広々としたリビングの見るからに高価な絨毯の上に寝転がり、愛犬の巨躯に回した両腕を夏毛に生え変わってもなお触り心地の良い毛皮に纏わりつかせる戦士娘は全裸であった。
そう、全裸である。
日課の早朝トレーニングを終わらせて、かいた汗を流した後はずっとそのまま。
朝食の席でもそれは変わらず、裸のお尻をぺたんと椅子に座らせて、たわわな乳棚にとろりと溢れた目玉焼きのキミなど垂らし、なんならそれを自らの手で持ち上げた乳房に舌を這わせてペロリと舐め取ったりなんかもしていた。
そうして食後、メイドや家令が日々の業務に勤しむ中、オフの時間をのんびりと過ごす上級冒険者はこんがり焼けた小麦の裸身を堂々晒し、愛犬グリムと戯れているというわけだ。
その裸体は戦士としての苛烈な鍛錬が伺い知れる野性的な肉体美に、日々の健啖によって蓄えられた脂肪層のむちむち感を上乗せした、まぁ、有り体にいえば非常にエロい身体つき。
全裸なので、グリムの背筋にうつ伏せパタつかせる下肢の付け根には当然デリケートな部分があるのだけれど、この小娘は少し大きめの肉莢のはみ出す割れ目やら、その周囲をまばらに彩る黄金の翳りやらも一切隠さずあけっぴろげ。
だというのに傍らを通り過ぎるメイドや家令が何も言わぬのは、トゥルネソル家の第一夫人たる戦士娘の裸族体質に既に慣れてしまっているからに他ならない。
まぁ、たまに実妹でもあるメイド見習いのシスカが箒片手に「お姉ちゃん、服着てっていつもゆってるでしょー!」と追い回す様子を目にすることも出来るのだけども。
■マヨリカ > そろそろ夏の兆しも見える、窓辺からの日差しと爽やかな風が心地よい午後。
本日は雑貨店での仕事はお休み、というシフトらしく、ゆったりとした時間を過ごしていたのだけど。
折角の良いお天気ですもの、お洗濯とお掃除でもしましょうか、と思い立ち。
普段着代わりにしているワンピースにタブリエを纏って部屋を出ることにした。
広すぎて迷ってしまい、最初の頃は玄関から自分の部屋に辿り着くまでが大冒険だった日々は過ぎたけれど、いまだに時折、お屋敷で働く人や、すれ違う義理の娘たちに道を聞いていたりする。
道も覚えられて丁度良いですねぇ、などと思いつつ、普段はあまり来ない一角にも足を伸ばし。
「~♪…~~♪」
シーツを干してしていれば、新人のメイドかとも勘違いされそうな装いなのだけど生憎と咎め立てるような人はいなかったらしい。
鼻歌交じりにご機嫌で、はたきを片手にリビングへと通りかかり――
「えっ…」
視界に入ってきたのは、犬…?と戯れる、引き締まった肌を惜しげもなく晒す全裸の娘。
日に焼けた濃い色の肌といい、むっちりとした肉付きといい、健康的な色気が溢れているけれど…
しぱしぱと二度見。
三度見の後、驚きではたきを片手に思わず入ってきたばかりの扉へと後退し。
「…ふぁっ!?
ええと…っ、その!あったかくなってきたけど、お風邪とかっ…」
因みに、最近来たばかりの当人が彼女と出くわすのはこれが初めて。
生活リズムの問題なのか、たまたまなのか、今迄は見事にすれ違っていたらしく。
衝撃の邂逅にあわあわとはたきを握りしめてみる。
■ゼナ > 『グルゥ…?』
耳を跳ねさせ大きな頭部を擡げたグリムに誘われる様に、お尻丸出しうつ伏せ全裸も肩越しにリビングの入り口に顔を向ける。
金髪が顔横の三つ編みを揺らしつつ、何気ない風で巡らせる蒼瞳は初夏の日差しにキラキラとハイライトを散らした宝石めいて――――しかし、ぽやんと緩んだ童顔に不釣り合いな程の眼力の強さを有していた。
そんな蒼眼が真っ直ぐに、エプロン姿も可愛らしい銀髪娘の姿を捉え、そわそわと灰青の瞳を彷徨わせ、じりじりと後ずさりする様子にハッとして
「――――ぬわっ!? あっ、ちょ、ち、違……っ! 違いますよっ? 違いますからねっ!? わたし、痴女とか不審者とかそーゆーあれじゃないですからねっ!!?」
がばっ!
野生の獣を思わせる挙措で立ち上がり、それに追従してばるんっとダイナミックにHカップの爆乳を揺らしつつ、ぴよぴよと無数の冷や汗を散らしながら少女に迫る。
たわわな双乳も黄金に彩られた秘所も、ついでに言うならぽこぽこと腹筋の連なるヘソ周りも堂々晒す小麦肌。
午前の日差しが柔らかに差し込むリビングの光景が爽やかなだけに、戦士娘の全裸の浮きっぷりは騙し絵めいて非現実的なのではなかろうか。
そうしてわたわたと無実を訴え振り回す腕に合わせて爆乳をぷるんぷるんさせる痴女―――もとい、トゥルネソル邸の第一夫人に半拍遅れてのっそり起き上がった巨躯、狼犬グリムは知性を感じさせる双眸をはたきをぎゅっと握りしめる乙女に向けたまま――――くんかくんか。
スカートの股ぐらに鼻先を突っ込んで、その芳しい匂いを嗅ぎ始めた。
■マヨリカ > 木々も瑞々しい色に眩しく照らされる、うららかな午後。
そんなのほほんとした日常に、いささか刺激の強すぎる輝きが目に飛び込んできて。
色合いの違うふたつの青の輝きが宙で交錯する時間は一瞬だったろうか。
なんだか街中であぶない人とすれ違ってしまったような胡乱げな眼差しで、じりじりと後退すれば、それを追いかけるように、ぷるんと弾む、たわわな乳房が――
ではなかった、金髪のグラマラスな娘が迫ってくる。
入ってきたばかりの扉にぺたりと背を預けつつ、身長の関係で少し下を向けば視界を埋める乳房を見ないようにと
片手で目を覆うようにしいれば、足元からは、毛並みも豊かな犬…?がやってくる。
二匹の狼にでも追い詰められたかのような様相で、すっかり縮こまって。
「わああっ…不審者でないなら…お名前をっ、教えてください…!
それにそれに!…ええと!お洋服が自分で着られないとかなら、母のひとりとして、お着替えくらいは手伝ってあげますから…!」
下半身はくんかくんかとグリムにスカートに鼻先を押し込まれて飛び上がり。
顔先では美少女に間近で壁ドンの勢いで迫られる謎の光景にすっかり混乱をきたしてはいるが。
はたと気づいて、自分が知らない娘のひとりでは――とも思ったらしい。
竜の血なのか、義娘たちは見た目の年齢と実年齢が一致していない娘たちも多いから。
■ゼナ > 「――――っと、そうですねっ、そうでしたっ! ……ンンッ。わたしはゼナ。ゼナ=トゥルネソル。何を隠そうこの家の主、リス=トゥルネソルの第一夫人、ゼナとはわたしの事なのですっ!」
若干反らせた背筋がぱゆんっと誇らしげに弾ませる爆乳に片手を添えて、未だ残る冷や汗の残滓を小麦の頬に伝わせながら行う自己紹介。
その間にも抵抗の弱さを良い事に、一度下げた長い鼻先でスカートの裾を持ち上げて今度は直接下着に鼻腔を押し付け乙女の芳香を嗅ぎ始める狼犬。
ちなみにこの狼犬、犬といってもその大きさは獅子ほどもあろうかという巨躯である。
たおやかなマヨリカ嬢との対比はそれこそ袋小路に追い込まれた兎と、それを一飲みにしようとする狼といった風情。
彼女の背が閉ざした扉に退路を塞がれているのもその絵面を際立たせていた。
「あ、こらっ、グリム! めっ! そういうの駄目って前から言ってるでしょう! もうっ! ………ところで、ええと……貴女は……? さっき、母の一人としてって言ってましたし、もしかしてリスの新しい奥様……?」
そんな愛犬の太首を抱え込み、全身全霊でぐいぐいと乙女の股間から引き剥がしつつ、ふと持ち上げた頭部が改めて問いかける。
この家の主、リス=トゥルネソルはお嬢様然とした可愛らしい顔立ちをしていながら、ハーレム構築という夢のためにぽこぽこと新たなお嫁さんを連れてくる肉食系ふたなり娘なのだ。
そんな訳で、眼前の大人しそうな娘もまたリスの竜根に落とされたお嫁さんの一人だったりするのかなと愚考した次第である。
■マヨリカ > 「えぇ…わたしが最近来たばかりだからって、からかっちゃダメですよう。
ゼナさん…って、リスの本妻さんですよ?
戦士で鍛えられた身体をしてて…って聞いてはいますけれども…
…ぅ、ん…?
ええと、それに…リスのお嫁さんだったら、指輪…と…か…。」
裸族だとはさすがに誰も前情報をくれなかったらしい。
それでも、彼女の健康的な色香がどうにも目に眩しく、指の間から見事に割れた腹筋をちらちら、と見ては。
『まるで戦士のような』身体つきに感嘆の溜息を落として。
そういえば、指輪をしているはず…と見遣った片手には。
「わぁあ…!いえその!
失礼しましたっ…!
わた、わたし、…っ、マヨリカといいますっ。」
きらり、と輝くプラチナの指輪。
その意匠も、全く同じものを間近で何度も見ているのだから間違えようがなく。
驚きと興奮で赤くなっていた顔色がさぁっと青ざめ。
ぺこぺことお辞儀すれば、彼女のよく絞られた腹筋――
よく見ればそこに、点々と赤い花が咲いているのに気づいて、また頬を染めるという大変に忙しない顔芸を披露して。
色々な衝撃で、普段ならそれはもう恐ろし気に感じてしまいそうな巨躯の犬…?
が、スカートを持ち上げている事にすら気づいていない。
上質な布地のワンピースの下の、たっぷりとしたレースが映える白いアンダースカートまで潜り込んだ毛並みが、
ふこふことした艶やかな手触りを内腿に押し付けているくすぐったさで下を見て。
「…っひゃぁぁんっ!
ぁ、はい、そうです…!リスの新しいお嫁さんです…!
ふつつかものですが、第一夫人さんとは、今後もよろしく…できれば…」
自分が第なに夫人に相当するかはハッキリわかっていない上に、挨拶として適当な文言がわからず、仕舞いには首を傾けてしまう有様だが。
スカートの下から思いっきり覗いていた、これまたレースたっぷりな白い下着を手で隠しながらお辞儀して。
■ゼナ > いかつい男達が主体となる冒険者稼業で上級冒険者の位にまで昇りつめた女戦士ともなれば、男にも負けぬ巨体とむっきむきの筋骨を想像してしまうのではなかろうか。
そうしたイメージからすれば、冒険者としては小柄な背丈や、多少筋肉の膨らみはあれど爆乳や尻太腿の肉付きにこそ目の向いてしまう身体付きは頼りなくも見えるかも知れない。
灰青の瞳がそんな裸身を見やるのを冷や汗を伝わせつつ見守っていれば、爆乳に添えた手の薬指にはめられた白金のリングを目にした途端愛らしい双眸が丸くなり、どうにかこうにか誤解を解くことが出来たらしい。
小動物みたいな挙動でぺこぺこと頭を下げる様子に「まぁまぁ気にしないで」と笑顔を返し、青ざめた顔が羞恥の赤を昇らせていく様子には『可愛いなぁ…♥』なんて感想も抱きつつ。
「――――あっ、こ、こらぁっ! だからそういうのは駄目って言ったでしょー! もう、グリムー! 後でお仕置きなんですからねーっ!!」
そんな二人のドサクサにまぎれて再び彼女の股間に顔を埋めて匂いを嗅ぎ始める狼犬(余程その匂いが気に入ったらしい)に、ゼナがぐーに握りしめた両手を振り上げれば、グリムと呼ばれた彼は巨躯をぴゃっと飛び退かせ、そのまますたこらと逃げ去っていく。
その後ろ姿をぷんすこと見送った後、改めてリスの娶った新たなお嫁さんに振り返り
「ふふ♪ こちらの方こそよろしくお願いしますっ」
にっこり笑顔で金髪の頭部を下げて挨拶を。
そうして今度は爆乳を持ち上げる様にして腕を組み「ふむふむ、なるほどなるほど……」などと呟きながら彼女の姿を観察する。
ふんわり波打つ銀灰の長髪、おっとりとした雰囲気を醸す灰青の瞳。楚々とした女の子らしい仕草に、エプロン越しにもはっきりと見て取れる胸尻の膨らみ。
なるほど、リスがハーレムに取り込むわけだと納得しつつ、ふと考える。
ハーレム入りしたという事は、この可愛らしい子がリスのえっぐい巨根にずぼずぼとおまんこされたという事で……………かぁぁぁぁぁ……っ。
したり顔で頷いていた小麦の頬が、唐突な炎上で赤く染め上げられた。
彼女とリスが愛し合う様を想像して、一気にどきどきしてしまったのだ。ちょっと鼻血が出そうなくらいに。
■マヨリカ > 冒険者というイメージもそうだが。
見た目の華奢さを裏切らず、身体能力の低い娘からすれば、鍛えている人達は同様に皆逞しく見えるもので。
ボディビルダーの域に達しそうな筋骨隆々な身体だとか、強面を連想していた訳では決してない。
自分にないものに憧れる精神なのか、引き締まった筋肉と――鍛えているのに、これまた目立つたわわな果実と、むっちりとした太腿にも目が行ってしまうのは抑えられないようで。
どこかキラキラとした瞳が、彼女の肢体をちろちろと撫でるように彷徨っている。
早とちりで色々誤解があったようだが、気にすることなく鷹揚に返してくれるのに、ほっと安堵の息をついて。
此方は此方で、『わぁ…おっぱいが大きくて羨ましい…』
などと思っているのが、見開かれた瞳に書かれているかも。
「…はっ…ひゃうん♡…っふ…助かりました…。
グリムさん…?やんちゃ、なんですね…」
むにり、と硬い鼻先が、下着に隠された割れ目の少し上、丁度良いところに当たって、妙な声が出てしまって唇を覆い。
くすぐる程度の刺激でも、薄っすらと濡れてしまっているのか、或いは狼犬の湿った吐息でなのか。
白いショーツにほんのりと色づいたように染みができてしまっている。
愛しの恋人、兼お嫁さんの竜娘に見てもらおうと思ってちょっと気合を入れてしまっていた下着が白日の元に晒されてしまって、居たたまれなさと羞恥で頬はすっかり桜色を通し越して、お風呂でのぼせたように真っ赤。
そう…事故です、これは事故…
とかなんとか、言い訳めいた言葉をぶつぶつ唱えていたりする。
グリムがゼナに追い払われていく背を複雑そうな表情で見送って。
「こんどから、リビングで裸で寝ているゼナさんに出会っても、驚いて悲鳴をあげたりしないように、心の準備をしておこうと思います…。」
朝方に曲がり角で全裸の彼女とばったり出会うのがデフォルトなれば、身がもたないと。
胸をなでおろしたところで。
「えっと…?なんだかゼナさんも顔が赤いですけど…やっぱりお風邪でも?
幾ら暖かいとはいえ、やっぱり裸だと冷えるんでしょうか…
あの、わたし、ちょっと事情があって、お風呂にはいろうかと思うのですが…。
ゼナさんも一緒に、如何ですか?」
こちらを見遣りながら、ワンピースの下の裸体を視姦するような熱っぽい視線が這うけれど。
彼女の妄想までは分からぬままに、下着を替えたい気持ちでお風呂に誘ってみる。
お背中を流したら、きっと触り心地良さそうですねぇ…と、
こちらもこちらで、逞しい肌を磨きたい下心がうっすら芽生えているのは、当人でも無自覚な様子だが。
■ゼナ > 「あ、あははははぁ……どーも躾がなってなくてすみませんぅ……」
グリムの長鼻が敏感な所にでも触れたのか、思わずといった調子で漏らした彼女の甘声にどきっとしつつも、愛犬の粗相には申し訳無さげに眉根を下げる。
とはいえ、グリムも彼女の匂いが気に入ったようだし、彼女は彼女でグリムの巨体を必要以上に恐れるでもない様で、その事にはほっとした。ゼナが冒険で留守にしている時、留守番中のグリムが彼女と出会う事も多々あるのだろうから、仲良くしてくれるに越したことはない。
「ふぇ? あ、あはははは、そ、そーですね。そーしてもらえると……」
再びの苦笑いが童顔に浮かぶ。
同じ屋敷に住みながら今日まで出会う事が無かった事からも分かる様に、ゼナがこの館にいる日は存外に少ない。一度仕事で外に出れば、数週間、時には数ヶ月に渡って帰ってこないなんて事もざらにある。
なので、彼女と出会う機会は然程多くはないだろうが、館にいる間は大抵今の様に全裸だろうし、慣れてくれるのは確かに助かる。
「――――っ! お風呂っ! いいですね、いいですねっ! 裸のお付き合い! ええっ、ええっ! 仲良くなるならやはり、裸のお付き合いですよねっ!」
良からぬ妄想も含めてあれこれと考えているゼナの耳に、彼女の方からの入浴のお誘いが投げられる。途端、思案に沈んでいた童顔がぱぁぁっと大輪の花を咲かせて持ち上がり、ばゆんっとダイナミックに爆乳を揺らしながら踏み込んだ裸体が彼女の手をがっしりつかむ。
「いきましょういきましょう! 善は急げですっ!」
そのままずずいと廊下に踏み出す小麦の足は、しずしずと清掃に励むメイドやら若奥様の弾む爆乳にぎょっと目を丸くする庭師の少年の視線など知らぬげに、繋いだ娘の手を引いて中庭の一郭に建てられた露天風呂へと進んでいく。
■マヨリカ > 「ぁ、いえ…ちょっと…ビックリはしましたけど…。」
甘ったるい刺激…にはやや足りないくらいの余韻に、はふり、と篭った息をついて。
狼犬の巨躯はなかなかの大きさだが、動物そのものには余り苦手意識がないらしく。
加えてゼナが手なずけているらしい事から、あまり恐ろしげな印象は受けていない様子。
少々悪戯っけがあるようだが、若い動物ならそういう事も――と、自分を納得させ。
彼女が冒険者稼業をしている事からも、お互いにオフで、尚且つ生活の時間が合うことは稀なのだろうが。
長い付き合いなのだし、ゼナが裸族を貫くのならば毎度心臓が飛び上がる事になってしまう。
「はぃ、これからの為にも、せくしー過ぎてドキドキするゼナさんの裸を見慣れないとですし…!
…って、ぃえ、違いますよっ、リスだけの本妻さんをまじまじと見たいとかでは、決してなくて…
ふふ、家族なのですから、裸のお付き合い、良いですね。」
お互いの妄想の雲の上には、あらぬ光景まで色々映し出されていそうだが。
そのスクリーンが見えないのは幸い。
がしっと掴まれた片手。
身を寄せながら歩けば、水風船を弾ませたかのような効果音が響きそうな彼女の爆乳が腕に触れて赤面しつつ。
いつのまにか繋がれた手をひかれ、露天風呂へと。
途中、彼女に案内されるような形になりつつ、手の温もりが心地よくて、ぎゅ、と握り返しては指を絡めてゆらゆらと揺らし、楽し気に連れられるまま。
「わぁ…すてき。お外にもお風呂、あったんですね。」
ゼナの横顔ばかりを眺めて歩いていたせいか、道中ぎょっとされる視線は気づかず。
温泉さながらな風雅な佇まいの露天風呂にうきうきと声を弾ませる。
さてお風呂に――と思ったけれど。
既に全裸の彼女の前で服をすぽんと脱ぐのも、これはこれで妙な羞恥心が煽られるようで。
むぅ、と小さく唸りつつ、もそもそとエプロンを脱いで背を向ける。