2023/04/27 のログ
■アロガン > どれほどの時間そうしていたか。
ポーチには珍しい食材や薬草を丁寧に仕分けて包み、狩った魔物や獣を捌いて肉や素材などの有用なものだけを持ち帰る。
冒険者ギルドに卸すことは出来ないが、商館へ持っていけば商会員がその伝手で資金にしてくれるだろう。
巡り巡ってそれは奴隷たちの環境のも良い結果をもたらすと知っている。
奴隷には奴隷の生き方があると、アロガンは先達から聞いて生きてきたのだ。
「────さて、そろそろ戻るか」
サバイバルナイフを鞘に戻し、踵を返す。
夜が更ける前には商館に辿りつくことができるだろう。
久々に自由気ままな一日を過ごせたことに大きく伸びをしてから、ミレー族の男はそのまま帰路へついた。
ご案内:「自然地帯/森林区域」からアロガンさんが去りました。