2022/12/26 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場 按摩場」にテンドンさんが現れました。
■テンドン > 昼間頃の九頭竜の水浴び場。
しかし湯治エリアではなく、湯煙の無い屋内だと考えよう、沢山の簡易ベッドが並んでいる。
そして仕切りとして厚手のカーテンがひかれて個々のプライベート空間が保たれていた。
材木を薪にするストーブが焚かれ、そこに置かれている水たっぷりのケトルが水蒸気を発露し続け、室内の適度な湿度と暖気を維持している。
「にひひ、御邪魔しまーす」
そのカーテンを開けて足を踏み入り。
「えー、本日の施療者のテンドンと言います。宜しくお願いシマース」
作務衣の胸元にはきらきら輝く按摩師見習いアルバイトの徽章付き!
すでにそこで待っていた施療を受けるお客さんにぺこりと頭を下げる!
■テンドン > 「中々のお疲れ模様。ささ、座って座って」
そのまま、まずは簡素な椅子に腰かける事を勧め。
「今日は寒いですよねー、湯上りですかー?それともお外の方からー?」
背後にへとぐるりとその身を寄せて闊歩!
世間話を弄しながら、ごしごしと綺麗に手洗いをして消毒してある自分の両手を軽く摩擦させて暖める前準備。
■テンドン > 「まずはゆっくり、撫でて緊張を取る所からにしましょうか。ほら、もう岩ですし、岩ですよこれは、岩では?」
かけて頂いている背後からそっと両手を差し伸べて肩の輪郭に乗せる。
掌と指一杯に筋骨の具合を確認しながら、すうっと撫でつけるような力加減で手を滑らせ始める。
あくまでも揉むのではなく、包み込んで撫でつけるようなストローク。
冷えやすく疲れやすい首筋の凝りを中心にして、なでなでと労わる手使いはちょっとずつ肩の肩甲骨周りまで降りて行く。
「いきなりぐいぐい揉んじゃうと、かえって体に悪いですからねー。頭の中で想像してみましょうー、貴方は殻に籠ってる貝さんですー。周囲を警戒して籠ってるので緊張が絶えません。でも大丈夫、此処は安心安全、ほらほら?ちょっとずつリラックスしてきましたー、すこーしずつ殻の中から出てきましょうねー」
■テンドン > 「お、お、いいですね。緊縮してた血管が元気になってきたみたいですよ、ほーら、全身にあたたかい血が通っていきます。じんわーり、温かくなってきましたねー」
掌でぬくぬくと筋骨を温めて、緊張や冷感で締まっていた血の管を開いて血行を一時的に改善。
そのまま、とん、と、軽く押す反動で手を退き。
「では、そのまま、ベッドの上に横になってみましょう。らくーなうつ伏せで。枕がありますよね?そこに顔を乗っけちゃって下さいねー」
指さす行方には平たい寝台上のそれなりに堅く、しかし受け止める弾力性もあるUの字型に形成された枕。
■テンドン > 横たわってくれたその寝台横にへとてくてく移動。
施設に備え付けになっている、清潔なリネンの中から適度な厚さの大きなタオルをチョイスして。
ふぁさっとその背中にへと覆いかぶせる。
「…上半身から行きましょうか。もしも痛かったら言って下さいねー」
その掛かったタオルの上から見える体の背部にへと、ゆっくりと手をかける。
最初は背骨周囲から。骨を直接圧してしまう事が無いように、骨に沿った骨格筋から弱め弱めに試すように手の圧力をかけ出した。
「かた……」
試すような力具合は施療を受けている対象の様子を見ながら少しずつ強く。
掌を最初に使って筋肉の疲労や骨の歪みを確認したその後に、より狭い面積、掌底部分や指圧を用いた揉み方に変化して行く。
ぐっ、ぐっ、と、一定のリズムを載せた施療の按摩。ぎし、と、僅かに寝台の軋む音。
■テンドン > 「…はい、リラックスリラックスー、力んじゃって緊張しちゃうと上手く施術出来ませんのでー。毎日お仕事お疲れ様ですねー。頑張ってる頑張ってる。体がつかれたーと言ってるからボクにはよーく分かりますよー?えらいなー、お客さんはー」
長閑に声を投げかけながら次第次第に施術箇所は下り気味。
背中、お尻の境目辺りにへと至り、負担の掛かり易い腰骨の辺りを重点的に手で探る。
骨のひずみは即時矯正という訳にはいかない、ぐい、ぐい、と、具合を調べるかのように軽く揉み解しつつ。
「お尻とかも結構凝るんですよね、失礼しまーす」
堅い臀部筋の周囲は手掌(しゅしょう)を用いずに肘を用いる。
特に深部にたまっている凝りを探り出す塩梅で立てた片肘を押し付け。
上向きの掌にもう片方の手をかぶせて押し込むようにぐりぐりと捻り。
■テンドン > 「ひぃ…中々手強い」
お尻の周囲を通過後にはまた手や指を使うマッサージ手法にへと戻る。
太腿から脹脛、踝に行き着くまでを丁寧に沿いながら圧をかけ。
中々の重労働だ、じんわりと室温と湿気にあぶられて額に薄っすら汗。
「そのまま今度は、仰向けにお願いしまーす」
そして、一度かけてあるタオルをふぁさっと取り上げて、体向の転換をお願いする。
■テンドン > 「よし……」
それを確認後に寝転んでいる相手の足元側にへと移動。
先程まではお客さんに座って貰っていた椅子をがたがた引き寄せ。
その向けられている足裏と向き合うような形ですとんとそこに腰をかけた。
「フットマッサージの方を失礼しますねー。ちょっとお肌が乾燥に晒されてる感じなので、保湿のオイルも使いましょうー」
とろ、と、蜂蜜混合の保湿成分の高い施設に備え付けのオイルを掌に垂らす。
にゅるにゅるまんべんなく自分自身の掌や指の股にまで丁寧に塗り込んで準備。
■テンドン > 片足ずつの施療。
足裏をまじまじと見下ろしながら伸ばした手を着ける。
「…足の裏はですねー」
ぬる、と、オイルを塗り込むようにして指の股まで指先を走らせ。
「何でも全身の臓腑のツボ?ってヤツが散らばってるらしいんですよー。其々の場所に臓器の此処って部分が配置されてるとか。今からぐいーって揉みますけれども、痛かったらそこが悪くなってるなーって事です」
足指を足背側に反らせるような他動的ストレッチで曲げて、筋骨を整える。
両手でしっかりと抱え込むような形で指の股にまでオイルを塗り込みながら施療を開始。
反射区と呼ばれている足裏のツボの彼処にへと一つ一つの臓器の位置を確かめるように、ぐっ、ぐっ、と、始める指圧。
■テンドン > そして、たっぷりと一時間をかけた按摩側を続ける事になるのであった。
滅茶苦茶に外が寒すぎて配達をしたくない!
そんな時でも広々と人とモノの集まるマグメールでは、仕事のクチは方々に埋まっているという御話だ。
ご案内:「九頭龍の水浴び場 按摩場」からテンドンさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場 按摩場」にテンドンさんが現れました。
■テンドン > 夜頃の九頭竜の水浴び場。
しかし湯治エリアではなく、湯煙の無い屋内だと考えよう、沢山の簡易ベッドが並んでいる。
そして仕切りとして厚手のカーテンがひかれて個々のプライベート空間が保たれていた。
材木を薪にするストーブが焚かれ、そこに置かれている水たっぷりのケトルが水蒸気を発露し続け、室内の適度な湿度と暖気を維持している。
「にひひ、御邪魔しまーす」
そのカーテンを開けて足を踏み入り。
「という訳でお願いしまーす!あああ!ずっと朝から揉み続けててくたくたのくた…!!!」
という訳で朝からの臨時勤務から転じて今度は施術される患者側になるのだ!
手首を捻り、手指をぐっぱぐっぱ開閉させると、それだけでぽきぽきと骨が鳴る。
■テンドン > 「…ああ、髪の毛にまでアロマの匂いが染み付いちゃってるよ…よいしょー」
鎮静作用の在るお香フレーバーのついた自分の銀髪の一房を手に取ってくんくんと嗅ぎながら。
そのままフラットな寝台の上にへと這い上がる。リネンは交換済なので前に使ってた人の涎とかそういうのは大丈夫、清潔!
もぞもぞと俯せの姿勢にへと移行。
「おぐ?」
当然において張り出しているお乳がつっかえた。
傍目からすればバランスボールの上に乗っかっているような感じ。
サラシを巻いていない為に、シーツ上にぐんにゃりと押し潰れる乳肉が柔軟に拡がり、腋下から横乳がむにゅっと食み出すみたいな塩梅だ。
肋骨にびきびきかかる圧力と、肺の潰される感覚に変な声が漏れ出る。
■テンドン > 「あ、駄目か……相変わらずめっちゃ邪魔だなこれ。タオル借りますね」
眉間にしわを寄せて一度起き上がる。
そして備品の一つからタオルを一枚二枚確保、それらを積み重ねるようにして枕の下に敷く事によって枕の高さを調整。試行錯誤。
「…んーー、あ…これなら、大丈夫、かな?」
二枚を重ねて積み置いた御蔭で辛うじて、身長に迫らんばかりの胸囲は自重に潰れない程度になった。
たぽ、と、中身の詰まった水袋(作りを言うならば動物の膀胱性に近いか)のように撓んでいたおっぱいが持ち上がり。
重量と重力によって釣鐘みたいに下がりっぱなしだが、それでも大分楽な姿勢を堅持出来る。
重ね置いた分だけバランスの危うい枕にへと腕を回してぎゅーっと自らに抱き寄せるようにして安定を保たせながら。
角がぶつからないように注意しながら額と頭をそこに埋め込むようにしつつ俯せ体勢を取る。
■テンドン > 「はああああああああああああああ」
そこで肺の中身を全て呼気に換えて吐き出しながらぐったり…ぷしゅー。
「つかれたー…肉体労働で額に汗して労働したボク偉い、偉すぎる……」
自画自賛。
ぱたぱたと両足を膝を軽く折り曲げるようにして左右で振る。
その背中側にへと自分の手を回して軽くセルフマッサージ。
特にずっと立ち仕事だったので腿や脹脛…は、自分でやるのは大変なので踝の負荷の掛かる関節辺りを手で包むように揉み揉み。
晒されている状態の首の盆の窪や、肩のラインに沿った鎖骨乳頭筋周囲。
軽く半身を捻るようにして滅茶苦茶日々から片方ウンkgの荷重を載せているうし乳の胸筋の付け根辺りも親指指圧で揉み揉み。
「…って自分でやるのも限界があるんだよなあ。ストレッチも先輩たちからべんきょーしたけれども、やっぱり最後に頼るべきは他の人の手による施療というか……あ、お茶持ってきたっけボク。此処で出て来るお茶、あんまり美味しくないんだよね…出がらしだし、渋いし…終わった後に何処かで軽食ついでに何か温かいものでもたのもーかな…」
ご案内:「九頭龍の水浴び場 按摩場」にアシュベールさんが現れました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場 按摩場」からテンドンさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場 按摩場」からアシュベールさんが去りました。