2022/11/26 のログ
■メイメイ > 酒とチップの組み合わせで引き出せた情報は思ったよりも多かった。
目を瞬かせれば、笑み深めて店主を見やり
「サービスの良い店を見つけた、と学院で宣伝しておくからの。
生徒が来たら優しくしてやっておくれ。」
予想以上の提案にはこちらもプラスアルファを返す度量を見せた。
そしてタツミの方へと戻ってくれば、向けられる言葉に少しくすぐったそうにして。
「元々わらわは、この店には酒を買いに来たのじゃ。じゃから、別に酒を買い戻してもらわなくても良いのじゃが……」
そこまで口にして、タツミも今の自分の振る舞いに何か礼をしたいのだと理解すれば
「酒は元々の予定なので、わらわの払いで良い。
じゃが、1割乗せた分は、大哥にツマミでも買ってもらおうかの。
ああ、これから一杯、というのは大歓迎じゃ。
この酒も、そこでふるまわせていただこう。」
誘いには、元々の予定もあったが故に、この辺りの落としどころでどうか、と逆提案。
酒はメイメイ持ち、ツマミはタツミ持ち。
これからの酒盛りは大歓迎、と言った所が落としどころの提案。
■タツミ > 少女と店主のやり取りをみて、感心しきり。
その後での店主へのサポートも慣れているように見えて、交渉事が上手だなと、微笑み。
「そうなんですね、お酒をたしなむのですね…というか、まぁ、酒好きなのは種族柄もありますかね」
東方龍は、酒にちなんだ逸話も多く、酒好きな者も多い。
少女もそうなのかと、驚きと納得をしつつ。
少女からの逆提案に、少し考えて。
「…では、そのようにしましょうツマミは僕が。
近くの屋台で何か買って、広場とかでも良いですし。
持ち込み出来る屋台に行っても良いですね。
お酒の方は楽しみにしてます」
少女の提案に、頷くと、簡単なのは屋台で買う方かなと呟いて。
「なにか、好きな食べ物とかはありますか?」
ツマミを買うなら、相手の好みの物を買いたいと思い、少女へ質問する。
平民地区の広場の方へいけば、軽食やツマミになりそうな屋台は多くあるので、そちらでどうでしょうかと尋ねて。
■メイメイ > 「そうじゃな、酒は好きじゃよ。
この見た目では、人間にしてみれば驚かれることもあるが、
我らは種族柄うわばみじゃからの。
わらわも多分に漏れず、と言った所よ。」
見た目は少女だが、結局は龍である。
ならば酒好きなのは致し方ないという事だろう。
向けた提案を受け入れられれば笑み向けて
「それはありがたいの。
では、場所を変えてそちらで買うとしよう。
酒は、石妖精の火酒ゆえ、火が付くほどつよい……問題なさそうじゃの。」
相当強い酒だと言おうとして、そもそもタツミも龍であり、火が付くほどの酒と言えど、
火龍ならば逆に少し涼しく感じるのだろうか、などと考えながら自己完結していた。
そして、好きな食べ物を問われれば
「この酒ならば、焼きものの肉か、生魚あたりが良いのじゃが、
マグメール故、肉になるかの。
ちなみにわらわは好き嫌いはないので、酒を飲むときは酒に合わせることがおおいぞ。」
そんな説明付け加えてから、酒瓶をもってタツミの傍らまでやってくる。
いつでも出られるというかのように。
■タツミ > 「確かに、メイメイさんの外見で酒好きと言うと、人は驚くでしょうね。
僕も酒は好きですよ、誰かと飲むのは特に」
確かに少女の外見はぱっと見成人したてか、成人手前。
それで酒好きと言われれば、人は驚くのは普通で。
「いえいえ、僕もお金の方の余裕が出来そうですので。
そうしますか、石妖精の火酒ですか、楽しみですね」
少女が察した通り、酒には強く。
火酒でも普通に飲み切るであろう事は、確実で。
「あぁ…港の方行けば、生魚もあるでしょうけどね、其処までの移動も時間が、と。
そうしましたら、焼き鳥の串あたりでしょうか…あとは、炒り豆と何か果物でも買いますね。
僕も基本的に好き嫌いはありませんね、何でも美味しく頂けますし」
近づいてきた少女を先導するように、店主にもう一度頭を下げ礼をいってから、店を出る。
近くの広場へ向かい、屋台で肉串を探して、近くで豆と柿とみかんを購入して。
「ちなみにですが、少しの時間で生魚買ってこれると言ったらどうします?」
その途中で、少女へそんな問いを投げかける。
移動用の術での買い出し位なら、それほど手間でもないので、食べたいと言われれば、買いに行くつもりで。
■メイメイ > 「まぁ、人ではないのじゃから仕方ないのじゃが、
人はどうしても同じ姿をしていると同じものだと思うようでの。」
なので、店で買って部屋や外で呑むことが多いのだと付け加えた。
そうしていれば、ツマミのラインナップが決まっていく。
イメージして、確かにそれは良さそうだと頷いて同意を返す。
店を出て、屋台で買い物をするのを見やっていれば、
ふと向けられる問いかけ。
質問の意図は分からなくもないが、ほんの少しだけ考えてから小さく肩をすくめ
「いや、今日の所はやめておこう。
こうして知り合ったのじゃ、そちらの方へ旅をしたときにでも頂けばよい。
持ってくるよりも、こちらから近づいていけばよいのじゃからの。」
無理はせず、自然のままに。
今日ここで手に入らないのであれば、そう言う縁なのだと。
■タツミ > 「そうですね、人はまず外見で多くを見ますし。
違うと、其処を攻めるのも人ですからね」
自分は体が大きいので、其処まで気にされないが。
少女の身長で、学院生の証を付けていれば、絡まれることも多そうだと、苦笑し。
実際に、絡まれたりもしたのだろうと、少し思い浮かべ。
買い物途中の質問の答えに、何度か頷いて。
「たしかにそうですね、今日は素直に、出会いの縁を楽しみましょう。
ただ、今度機会があって、良い酒でも見つけたらお誘いしても?」
この街で変えないものは無理せずに、と。
その考えに頷いて、素直に楽しむことを選んだ少女を、感心して見つめ。
とはいえ、今回は酒を御馳走になるので、今度は此方が良い酒を見つけた時に声をかけてもと、訪ねる。
縁を繋ぐことに積極的なのは、元の龍の性質故か。
■メイメイ > 絡まれることは全くない訳ではない。
ただ、その時にはそれなりにお返しをするので、
そういう連中にも話が回ったのか最近は平和になっていた。
連れ立って歩きながら続く会話。
己の意見を尊重してくれる様子に少しくすぐったそうにするものの、それはそれで嬉しそうで。
そうしていれば必要なものは一通り必要なものは買えただろうか。
それでは場所を移動して、と考えていた所でかかった問い。
少し目を瞬かせたものの、その問いの意味を理解すれば、
にっこり笑顔で頷いて。
「もちろんじゃ。是非とも誘っておくれ。
都合が合わないのでなければ喜んで誘われよう。」
同属との縁も紡がれたのだ、この縁は十分に大切にしたいと思っていた。
故に、連れ立ってこの一角から離れ、安全に飲める場所へと移動したら
酒盛りが始まるだろう。
そして、酒に強い龍同士の酒盛りは、人間がお茶をするように
食事と飲み物を楽しみつつ、色々楽しい話題で盛り上がったのだった。
■タツミ > 少女の様子に、こういった外飲みにも慣れていて。
その上で、色々あったのを伺わせるのは、屋台や広場にいた人の一寸した様子から察して。
酒以外のツマミで手を塞ぎながら、此方の誘いへの答えに。
「では、その時は連絡させて貰いますね。
都合の方は僕の方がつけやすいですし、メイメイさんに合わせますよ」
酒は開けなければ問題ないですしと、微笑み。
その後で広場の一角のあまり人の来ないベンチへと誘導して、バックパックから布を出して、ベンチへと掛ける。
「布一枚ですけど、違うと思いますので」
同属とは言え、相手は女性、そこはしっかりとマナーをもって接する、
そうして、邪魔の入らない場所で、酒盛りが始まる。
強い酒もあり、寒さも吹き飛ぶ、ツマミと酒を平らげて、笑いあって。
そんな風に、縁を作った互いを知りあっていったのだった……―――。
ご案内:「平民地区 雑貨屋」からメイメイさんが去りました。
ご案内:「平民地区 雑貨屋」からタツミさんが去りました。