2022/11/18 のログ
ご案内:「平民地区 宿酒場」にレナードさんが現れました。
■レナード > 昨晩冒険者ギルドにて、王都近隣の森に魔物の異常発生が確認され
所属冒険者にそれらの大規模討伐の依頼が発出された。
依頼を受けるか否かは冒険者に委ねられているが、リスクがある分
討伐数に応じて報酬増額されてゆく、一攫千金も狙えるギャンブル。
男も装備を整え、長期戦やイレギュラーの可能性も考慮し
普段は塒にほったらかしの愛刀も手にし、王都を発った。
夜通しに近い時を森の中を徘徊し、感知した魔物を狩り続け
多くの冒険者達の団結の甲斐もあり、森は沈静化されたとギルドは判断した。
倒した魔物の素材は討伐数の申請としてギルドに預け
清算はまた後日行うとの旨を受けた後にギルドを後にすれば
平民地区の広場から路地裏へと抜けて、塒の宿酒場の扉を開けて
「――ふぃ~……いや、さっすがに、ぶっ通しはきっついわ…。
肩、バッキバキだって…。」
開口一番、ぶっ溜まった疲労感を口にしながら、カウンターせグラスを磨く店主の前の席までふらりふらりと歩を進め。
「あー…やっとこさ帰って来たよ、我が家へ。マスター、取り合えず一杯くれぇ~…。」
「勝手に我が家にするな。」と冷静に突っ込むマスターながら、元冒険者という身分からか、それ以上は無く、グラスに強めの蒸留酒をサービスとたっぷり注いで、男の前に置いてくれた。
その気遣いを感謝しつつ、グラスを傾けグイと一杯、喉を焼くような感覚と芳醇な香りを楽しみつつ、酒を煽った。
■レナード > 喉と胃が酒精を通り満たされると、幾分か疲労感は緩和されるが
それでも残った疲労感は尋常ではない。
空腹感もあるが、胃が受け付けようとはしないのでとりあえずもう1杯をと、グラスをカウンターに置く。
やれやれという風にグラスへ酒が注がれるのを眺めながら、首をゴキンと鳴らし。
「――…んな殺生しまくった日はどっか女のトコで祓ったほうがいいかねぇ…。」
数日後には纏まった金も手に入るだろう。
冗談じみた物言いはしつつも、しばし酒精を楽しんだ後は荷物を長期で借りた部屋に置いて出かけるかなどと思案しつつ、丁度注がれたグラスを手に、チビチビと刻むように酒を味わう。