2022/10/14 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/寂れた公園」にアーシャさんが現れました。
アーシャ > 貧民地区の喧騒が耳障りな喧しさというならば、此処平民地区の喧騒は明るさを感じる賑やかさ、故の不愉快さを感じる喧しさであろうか、今夜はそんな平民地区に居るのは幾つか理由があるのだが、ともかく今は貧民地区に居るのが非常にまずく今夜は平民地区でもなるべく人が居ない場所を選んで、見つけた誰も人影の無い寂れた公園にいる。

「……いい加減にしてくれよ…………。」

原因は昨今本当にしつこい二人組みに加えて、本当に奴らが自分に賞金を懸けたらしく、一部を除いて自分を見ると追いかけてくるようになり、隠れ家の前なんて満員御礼見たいな事になり、安眠も安全も確保できず、この平民地区に非難している。

で、行く宛ては当然なし。
なんで仕方なくこの寂れた公園のベンチで仰向けになって夜空を眺めていた。

なんにも面白くない雨雲らしきどんより雲に包まれた夜空。
何も見えない、本当に何も面白くない、それどころか雨が今にも降りそうな夜空であるが、だからと言って屋根のある場所も知らず、半ば自棄になりながら後頭部あたりで手を組んで枕にして、ぼーっと……眠くなるまで、のんびりと時間を過ごしているのだった。

(何とかならないかなー……財布ひとつで、いや二つだけど、これはちょっとしくじったなぁ……。)とぼんやりと今更後悔しているが、既に時遅し、何とかしなければ、貧民地区に戻れないし、それなりに平穏な日常は返ってこない。

アーシャ > 屋外で寝るには寒く、毛布一枚も持ち出せていない状況下でこのまま此処で寝れば風邪どころかもっと重い病気にもなりかねない、と考えるだけの余裕がある自分に少々驚きながら、ベンチから身体を起こして、一度普通にベンチに座りなおす。

「……仕方ない。本当に仕方ないんだけど……教会か孤児院に潜り込むしかねぇなぁ!」

パンッと自分の頬をはたいて気合を入れなおすと、片手を自分の喉に当てて、アーアーアーと何度か声を出してなるべく悲壮な声が出るように調節をしながら、ベンチより立ち上がり離れ歩き出す。

なるべく人の少なそうで、シスターが美人のところを探し潜り込むために、人気の無い寂れた公園を立去るのであった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/寂れた公園」からアーシャさんが去りました。