2022/07/09 のログ
ご案内:「九龍山麓/温泉地/通り」にビョルンさんが現れました。
ビョルン > 暗くなりかけた頃、温泉宿の脚質を出て袂に入れた財布ひとつを共に出かける。
ここは、九龍山麓の中でも観光地的な扱いの通りでありまだ客を呼び込む声や湯気を立てそうな湯治客の声で賑わっている。

今日はひとつ、土産物屋でも冷やかしてみようか。
それもまた休暇の楽しみのひとつと、大きな通りへ出て周囲を見渡す。

ビョルン > 歩きながら、聞くでもなく耳へと入る話。
この通りで飯屋や旅籠を探していたらいつのまにやら妖しげな歓楽街に迷い込んでいた、とか。

男の健脚を以てしか徒歩で降りられぬ山ならば、遊郭を構えるには好都合なのかもしれない。
果たしてそんな場所は実在するのだろうか。

通りを横切る路地に出くわせば1本ごとにきょろきょろと覗いて歩く。
いかにも暇そうな姿であった。

ビョルン > ふと、鼻の奥にかすかな白粉の捉えればふらふらと一本の路地に入る。
そうすればどうやらそこが『正解』だったらしい。

通りを歩くうち、一人の立ちん坊娼婦に手招きされ──夜。

ご案内:「九龍山麓/温泉地/通り」からビョルンさんが去りました。