2022/03/22 のログ
ご案内:「設定自由部屋3」にスター = ダンフリーズさんが現れました。
スター = ダンフリーズ > (お約束待機中)
ご案内:「設定自由部屋3」にリューネ=ダンフリーズさんが現れました。
ご案内:「設定自由部屋3」からリューネ=ダンフリーズさんが去りました。
ご案内:「設定自由部屋3」にノルウェンさんが現れました。
ノルウェン > 最近発見された地下遺跡の探索隊に参加した、スターとノルウェン。
しかし、キャンプの設営中に遺跡に棲む何者かに襲撃され、
探索隊は二人以外を残して全滅、二人も地下深くの遺跡深層へと落とされてしまった。

足の骨を折る大怪我を負ったノルウェンだったが、
応急処置を終えて、なんとか地上まで生還すべくスターと二人遺跡内を彷徨う。
そして二人は、遺跡最奥部、古代の地下都市へと辿り着いたのであった。


それから二人は都市内の安全そうな住居跡を見つけ、
そこを簡易な拠点として地上への出口を捜していた。
探索する中で分かってきたのは、どうやらそこは竜人たちの古代都市であったらしい事。
それは奇しくもスターと同じ種族。
だが、彼等は何らかの理由で遥か昔に滅びてしまった様だ。

そして探索を続ける事、もう数日になろうとしていた。
食料や水はメイドの空間魔法である程度確保できているが、
怪我を負ったメイドの容態が、あまり芳しくない。
今日は拠点に力なく横たわり、息も絶え絶えで、全く動けそうも無いのだ。

……それは怪我によるものだけでは無さそうに見える。
何か、重病にでもかかった様な、生命力そのものが奪われている様な……

スター = ダンフリーズ > 儂らはどうやら知らぬうちに我が龍族のルーツである古代都市を発見していたようじゃ。
儂とリューネがこの近くに卵の状態で眠っていたことから無理からんことではあるのじゃが…。
何分急すぎて理解が追い付かん。

それに同行しているメイド姿の冒険者の状態もあまり良くない。
既に数日は経過しており、その間休養も取っていたはずじゃが…。

「のうお主、人間が儂より体力的に劣るのは分かっておるが、いくらなんでも回復が遅すぎるのではないか?
なんぞ病にでもかかっておるのかもしれんし、一度体の具合を見てみたらどうじゃ?」

と言っても、儂に医術の心得があるわけでも回復の術が使えるわけでもないが。
幸い周囲には誰もおらん。
儂らは遺跡の中の元は家だったと思われる建物に入ることにした。

ノルウェン > 「……はぁ……はぁ……
 ……ご迷惑を……おかけして……
 ……申し訳、ございません、スター様……。」
立ち上がる気力すら無いほど消耗している様子。

脚はまだ少し痛みは強そうだが、
回復魔法での応急処置は問題なく、昨日までは歩けてはいたし、
化膿したりしている様子は無い。

となると、何か別の要因がありそうだ。
……何となくではあるが、弱っている様子が、
スターの妹、リューネと様子が似ている気もする。
彼女は下腹に、生命力を奪い取る呪いの紋章が刻まれていたが……。

スター = ダンフリーズ > 「謝る必要はないぞ、儂とお主は最早パートナーではないか。」

儂は足元がふらついておるメイドを床に寝かせた。
多少埃っぽいが贅沢は言ってられん。

しかし、どう見ても様子がおかしい。
足の怪我は多少ましになってはおるし、そもそも全身が疲弊しているように見える。
それになんとなくだが、儂は覚えのある魔力を感じていた。

「すまん、少し確認させてもらうぞ。」

儂はメイドの承諾を得る間もなく、服を捲って見せた。
リューネの時は下腹部であったがもしやこやつも…。

「どうやら、当たりのようじゃな。」

儂は顔をしかめておったことじゃろう。
メイドの身体にもリューネに巣くっておるのと同じ紋章が刻み込まれておる。
恐らく上で付けられたのじゃろう…。

「お主の身体に呪いが掛けられたようじゃ。
恐らくこれが疲労の原因じゃろう。
儂の身内にも同じ呪いに掛かっておる者がいてな。
幸い、完治はできずとも処置を行うことで命は取り留めておる。
お主もこのまま放っておくと恐らく死んでしまうかも知れんぞ。」

儂は冷静を努めてメイドに語り掛けた。
同じ呪いである以上、儂の身一つで命を取り留めることは可能じゃ。
じゃが、方法がな…。

ノルウェン > 「パートナーとは、恐れ多いです……。
 ……私は、一介の使用人に過ぎませんから……。」
力無く笑みを浮かべて、スターに答える。

「……ん……な、何を……?」
不意に、スターがメイドの服をまくる。
戸惑うメイドだが、抵抗する力も無く……。

すると、その白い素肌に妹とほぼ同様の呪印が刻まれているでは無いか。
一体どういう事だろうか?
探索隊を襲撃したあの存在が、呪いの根源なのか?

……あれの怒りを買ってメイドも呪われたのかもしれない。
となると、スターが無事なのは何故だろうか……?

だが今は細かい事は気にしていられない。
妹が言う通りなら、この呪いにかかった者は生命力を吸いつくされ死に至ってしまうらしい。
呪いの進行を遅らせる方法があるにはある、が、その方法は……。


「……呪い、ですか……。
 厄介な物を、貰ってしまいました……。
 ……偶然とは言え、スター様が仔細をご存知なのは僥倖です……。」
スターが呪いの処置の方法を知っているらしく、
彼の身内もそれで生きながらえているとの事。
それを知ると、メイドも少し安堵した様子。

「……それで、スター様……その、処置というのは……?」

スター = ダンフリーズ > 「それがのう…。」

儂は腕を組み、一瞬だが天を見上げていた。
出会ったばかりの相手にこんなことを口にするのもなんともしんどいものじゃ。
これ幸いと嘘を言っているように思えても仕方がないしのぅ。

「お主に取って信じがたい話じゃろうが、しっかりと最後まで聞いておくれ。

まずこの呪いじゃが、相手の生命力を吸い尽くす類のようじゃ。
何故それがお主に掛けられたのかはわからんがな。
で、これに対する措置が調べた所では生命力を足してやるのが良いらしいのじゃ。

身内の時は竜の血脈である儂の胤を定期的に注ぎ込むことで命を保っておる。
今ではさほど呪いの影響も受けておらんようじゃ。
ここまで言えば何をすれば良いかはわかるじゃろう。
無論、措置をしてやることは可能じゃが、定期的に行う必要があるのじゃ。

…とまあ、そういうわけじゃ。
どうするかはお主が決めておくれ。」

激しい運動をしているわけでもおらんのに、随分と汗が浮かんでおる。
寝そべり、着衣が乱れたままのメイドに視線を向けた。

さて、どう言ってくるじゃろうか。

ノルウェン > 「つまり……つまりそれは……。」
スターは直接的な表現は避けたが、
つまり彼が言わんとしている事は……
意図を理解し、メイドは顔を赤らめ、口を開き……

「……スター様と……
 ……セックスをする、という事ですか?
 しかも中出しで。」
そして、少々身も蓋も無い言葉で確認を。
流石のメイドも動揺しているのだろう、
力無いながらもその目は泳ぎ、顔はこれ以上ない程に赤らんでいる。

そして、覚悟を決めた様にふかく息をつくメイド。
にこり、と微かな笑みを浮かべて口を開き……

「……スター様……。
 斯様なご迷惑はおかけいたしません……。
 ……私は、ここで果てても構いませんので……。」
じゃぁどうぞ……という話にはならなかった!

スター = ダンフリーズ > 「おお、そういうことじゃ。
じゃから言いにくかったのじゃが…。」

向こうが顔を赤らめるにつれ、儂もなんだか異様に熱くなってきたわ。
しかしまあ、随分と真っすぐ言ってきたもんじゃ。
ちょっと分かりにくいが流石に動揺しておるのじゃろうな。

「ん、そうじゃな…。
お主にとってはとんでもない話じゃな。
分かった、お主の選択を尊重しよう。
じゃが、儂としてはちっとも迷惑ではないぞ。
ここ数日じゃがお主とは連携も上手く言っておったし、
腕のあるお主をこのまま死なせるのは惜しいと思っておるのも事実じゃ。」

余計なことを口走ってしまったかもしれんな。
相手の覚悟をぐらつかせてしまいかねん。
儂は口を噤むと、着衣を戻そうと、メイドの服に手を掛けた。

ノルウェン > 「………。」
スターの言葉を聞きながら、
黙って乱れた衣服を直され……

「いえ……すみませんスター様……。
 私、スター様のご迷惑になるのでは、と……。」
急な話で、つい怖じ気ついてしまったが……
スターは、迷惑では無いと。

今メイドとして、もっとも重要なのは彼をここから生きて帰還させる事である。
しかしまだ出口を見つける見通しもたっていない。
そして何より、水や食料の管理は自分の空間魔法で管理している。
……やはり、自分が生存していた方が、生還する可能性が高くなると思われる。

「……申し訳ございません、スター様。
 その……もし、御迷惑でないのでしたら……。
 ……やはり、その……お願い……頂けますでしょうか……?」
そして出した結論は、やはりまだ自分は生きているべき。
……ここで、処女を散らす事など、些事に過ぎない。