2021/10/07 のログ
ご案内:「どこかの寝室」にキルシュナさんが現れました。
キルシュナ > 「お邪魔させてもらうでぇ~♥」

囁くような声音で告げて、一匹の不審者がするりと窓から室内へと入り込む。
背後に背負った大きな月がくっきりと描き出したそのシルエットは、無駄なく引き締まった腰の括れと、たわわに実った乳房、それにも負けぬ肉付きのむっちりとした尻肉という、何とも悩ましいボディラインを形成する長躯だった。
ぴくっと跳ねる三角耳と、くねくねと揺らめく猫尾を目にすれば不審者の種族がミレーであると分かるだろう。

夕刻に偶然目に止まったターゲットを無意味なまでに高度な技法でストーキングし、獲物がベッドですやすやと寝息を立て始めるのをじぃっと待っての部屋への潜入。
ヤる気満々の猫にとっては、その部屋が平民の住まう一軒家なのか、貧民地区にある冒険者ギルドの雑魚寝部屋なのか、はたまた王城の一角を広々と占有する豪奢な寝室なのかは関係がない。
例えどれほどの警備が敷かれていたとしても見咎められる事無く潜入してのけるだけの腕前を、この猫娘は有しているのだ。
そう、本日のエロ猫は『ふたなり猫による同性への夜這い』などという倒錯的な性犯罪を目的としているのだ。
にんまりと笑み細められた金眼の下で無防備な寝姿を晒しているのは、変態猫の目に止まるだけの容姿を持った見知らぬ誰かなのか、既にその魔手にかかり今日もまた傍迷惑な思い付きとエロ衝動の犠牲として選ばれてしまった不運な知人の一人なのか。

ご案内:「どこかの寝室」からキルシュナさんが去りました。