2021/06/13 のログ
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院」にプリシアさんが現れました。
プリシア > 良く晴れた昼下がりの学院内。
学院で行われる授業自体はお休みの日。
何かしらの活動や自習をする教師や生徒達はそうした日にも訪れている。
生徒の一人で在る小さな少女も又、其の内の一人だった。

かんかん照りで暑いのだけど、戦ぐ風は涼しくて。
庭園の片隅にポツンと在る大きな木の下、今は其処でゆっくりと寛いでいた。
足を放り出す様にしてペタンと座り込み、木の幹を背凭れにして揺れる木の葉を眺めている。
今日も何時もの学院巡り、知らない場所もそろそろ少なく為ってきたかな?と思える今日此の頃で。

「もうちょっとだけ、頑張ったら、ジュース、買おうかな?
でも、次は、どこに行こう…?」

思案する様に小さく小首を傾げ、次なる目的地を考える。
後行って無いのは人気があんまり無い場所。
自然と人は疎らで、こうしたお休みの日で無いと中々足を踏み入れなさそうな場所だ。

プリシア > 尤も学院の敷地内とは云え、此の休日は入り口の解放がされており一般人も入れる。
特別な教室や施設以外為らば、との条件付きだが。

勿論、今少女の居る庭園も一般公開地域である。
ちらほらと庭園の管理者や散歩に訪れる人達とかは見掛けるものの、略人は見受けられない。

もう少し早かったり遅かったりする時間だったら気温も僅かばかり下がり転寝をするには良いのだけれども。
此の時間は丁度気温の高い頃合、こうして寛いで居るだけでもちょっと汗ばんでしまう。
傍らに置いた鞄のポケットからハンカチを取り出し額の汗を拭う。
そろそろお散歩を再開し様かと、少し離れて見える校舎を眺め乍に考えていた。

ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院」にクロナさんが現れました。
クロナ > 「ほう、これがうわさのまほーがくいん。なるほど、たしかにおもむきがあるかも知れない」

入道雲のそびえる蒼穹と、真夏の如く燦々と照り付ける陽光、そして風にそよぐ緑の木々。
そんな学院庭園の景色の中で、妙に浮いたチビが舌ったらずな癖に妙な大物感を漂わせて呟いた。
風になびく黒髪は癖もなく絹糸の様に艶やか。
対して同色のキャミドレスから大胆に露出させた肌は新雪を思わせる純白。
そんな白と黒のモノトーンの中で唯一異彩を放つのは、ブラッドルビーを彷彿とさせる紅色の瞳。
黒髪の耳上あたりから生やした捻じれ角や、キャミスカートの短裾を危うげに持ち上げてくねる矢尻型の先端を持つ細尾なども相まって、何やら魔性めいた雰囲気すら漂わせる。
睫毛も長く切れ長の双眸は、将来身震いする程の美貌を獲得するだろう気配を漂わせるも、今はまだ稚気を残した大きめな物。
そしてどこか眠たげな半眼が少女の神秘性をまったりと柔らかな物にしていて、先程から何かと庭師やら自分と同じように学院に訪れた観光客(?)やらに声を掛けられるという親しみやすさを生んでいた。
そんな美少女がふと双眸を巡らせて、ともすれば背の低い庭木にすら埋もれそうなちびっ子を目に留めた。

「―――――ふむ、あの娘……」

などと言いつつ細脚の先をそちらに向けたのは、黒髪蒼眼の顔立ちが可愛らしく整っていたという事もあるだろうが、只人とは明らかな違いを見せる角、翼、尻尾の3点セットがクロナの住む屋敷の住人を想起させたからなのだろう。
彼女同様の小躯とはいえ、周囲の景色からぽっかりと浮き上がる美貌が、気配を消すでもなく真っすぐに近付いて行くのだから、当然彼女も気付くだろう。
そして、何を考えているやらさっぱり分からぬ紅眼が、じぃぃぃぃいっと真っすぐに少女を見つめているのだから、気の弱い者ならば反射的に逃げ出したとておかしくない。

プリシア > ふと其れに気付いたのは、明らかに此方に向かって来ている人影が在ったから。
そもそも行き交う人達を見える校舎と共に眺めていたのだから気付くのは当然か。
其れに、もう一つの理由を挙げるとすれば。
時々家に居る時に見掛けていたから。

彼女は同じ家の住人、異母姉妹…迄は認識しておらず、姉と思っていた。
只、会話をする機会は略無かった為に面識は皆無と云える。

「……?」

真っ直ぐに見詰める紅い眼。
其れを逆に空色と蒼色の眼が見詰め返す。
如何してこんな場所に居るのだろう?と云う疑問依りも、彼女と同じ興味の方が強かった。

クロナ > クロナというチビは見た目を裏切らぬ程度には自分本位で、あまり周囲を見ていない。
そして、館に居る時はご飯を食べているかいぎたなく寝こけているか、後はシロナと爛れた近親相姦に耽っているとか両親のセックスを覗いているか、まぁ、だいたいがそんな感じ。
そんな風に何かしら目的をもって行動しているため、屋敷で見知らぬ誰かの姿を見かけても「またリスお母様があたらしいおよめさんをもらったのね」とか「新しい子生まれてる」とかその程度の認識ですれ違う事が多く、直接会って言葉を交わさぬ限りはほとんど記憶にも残っていないという大変失礼な状態なのだ。
さて、そんな失礼なチビが更なる小躯への接近を続け、キックの間合いに入った所で

「………………………?」

鏡返しの如くこちらもこくんと小首を傾げた。
あれ、なんかこいつ見たことがあるぞといった風情。
ロリ美少女x2が互いに見つめ合って小首を傾げる姿は、傍から見ていれば大変ラブリーな光景だろう。
そして、その沈黙もまた唐突に破られる事となる。
何を思ったか黒キャミのチビがいきなりずばっとポーズ(真っすぐ伸ばした片腕を斜め上に突き出し、もう一方の腕は腰に当て、棒切れの様な細脚も伸脚の途中みたいな格好で止めた、まぁ、変身ヒーローみたいなアレ)を取って

「―――わが名はクロナ。7大魔界の一つ灼熱炎獄の地を収める魔侯爵にして、62柱の魔神を従えし…………えぇと、なんかそういうの。お前も名乗りをあげるがいい」

などという戯言をほざいたのである。

プリシア > 此方は気付いているのに相手は気付いてない。
自分から歩み寄る様な性格では無いのも在れば仕方が無いのかもしれない。
そうした理不尽さも吹き飛ばす様な状況が今、此処に作り上げられた。

御互いに小首を傾げた侭の僅かな沈黙。
不意に何かポーズを決めた姉にキョトンとしてしまう。
当然乍、其の意味を理解してないのだ。

「あ、プリシアは、プリシアなの。
えっとね、クロナ、おねーちゃん?
あのね、その…あの…ごめんね、プリシア、むつかしくて、よくわからなかったの」

然し、意味を理解してなくてもちゃんと対応をしようとしたらしい。
最後の名乗りを挙げろ、は解ったから名乗り返したのだけれども。
最初の謳い文句に理解が追い付かなかった事に、モジモジと両手の指を弄り上目使いに見上げて謝罪するのだった。

クロナ > 「おねーちゃん? プリシア……プリシア……おぉ」

まるで大成した武術家の如く微動だにせずビシィッとキマったポーズが、不意に解かれてぽむんっと手のひらの上に小さな鉄槌打ちを落した。

「そういえばお母様が言っていた。なんかそんな名前の子が生まれたから仲良くしろと。そーか。お前がプリシアか。そーかそーか……くんかくんかくんか♥」

内向的な性格が透けて見えるはにかんだ所作は大層可愛らしく、それがぐうたらしていたシナプスを叱咤激励して記憶の彼方に追いやられていた異母妹の情報を引き出させた。
納得のいったという無表情はさらについついと彼女に近付き腰を曲げる。
お辞儀でもするかの行動は、突き出した鼻先で少女の匂いを嗅ぎまくるための物。
細脚とことこ少女の周りの歩き回りつつ、うなじから始まった匂い嗅ぎは、時に少女の細腕を持ち上げて腋を晒させ、そこに鼻先を突っ込むなどという暴挙にも出る。
そこまでされてもまだ彼女がされるがままなのであれば、無造作に伸ばした細腕は少女のスカートを捲り上げて本日の下着までもを確認しようとするだろう。

プリシア > 「うん、プリシア。
えっと、クロナおねーちゃん…だよね?」

何やら納得する彼女を見上げた侭、小首を傾げた侭に確認の一言。
見た事が在るだけで実際に名乗り合ったのは今が初めてなのだ。
でも次の言葉に確信を持ったのか、其れ以上は聞いたりはしなかった、のだが…

「ふぇ…?あ、あの…クロナおねーちゃん…?」

彼女が腰を屈めれば顔が近付く。
其の顔、正しくは匂いを嗅ぐ為の鼻先が項を擽れば、擽ったそうに首を竦めて。

「わ、わっ…えっと…えっと…?」

次いで腕が上げられては腋の匂いをと、其の行動を見せられると。
其処で思い浮かぶのは家で飼っている狼犬。
そして、其れが浮かぶと同時に彼女は更なる行動に移る。

其れは制服のスカートを捲り上げるもので。
羞恥依りも戸惑いが大きな様子で、投げ出した足を戻し隠す事も出来ない侭に可愛らしい柄で飾られた下着が晒されるのだった。
何か云うべきなのかグルグルと頭を回し乍も、答えが出ずにされるが侭だ。

クロナ > 「そう、クロナはおねえちゃん。クロナお姉様と呼ぶといい」

閉ざされていた睫毛が持ち上げられ、再び露わになった眠たげな紅瞳が匂いを嗅ぎつつ言葉を返す。

「プリシアは匂いがうすい。でも、ここはそーゆーわけにはいくまい」

驚きの波状攻撃でおろおろとするばかりの妹を良いことに、彼女の可愛らしい下着までもを夏風に晒した姉はニヤリと笑い(相変わらずの無表情だったが)しゃがみ込み、それこそ彼女がついつい想像してしまったトゥルネソル家の番犬グリムもかくやという行動に出た。
少女の太腿の合間に両の手指を差し入れて無理矢理ぐいっと割り開かせたかと思えば、次の瞬間にはちびっ子の鼻先が少女の下着に押し付けられる。
太腿を割り開くために手放したスカートがふんわりと降りるも、天に伸びた捻じれ角付きの頭部が織りなす歪な膨らみは、彼女が今どのような目に遭っているかをどうしようもなく周囲に伝えてしまうだろう。

先程までは愛らしく互いに小首を傾げていたロリっ子たちが、ほんのわずかな間にこのような事になるとは周囲の誰も想像できなかったに違いない。
大抵の者は事態の急変に困惑し、一部の紳士はキターーーー!!とばかりに前のめりとなる。
そんな周囲のことなどお構いなしなロリ淫魔は、可愛い下着に刻み込まれた縦筋に突っ込んだ小鼻ですんすんくんくん、少女の身体の中でも最も強いだろう香りを胸いっぱいに吸い込もうとする。

プリシア > 「えっと、クロナおねーさま、でいいの?」

彼女からそうした指示が在れば、コクンと素直に頷いて云い直す。
そんな返事を返している中でも彼女の行いは止まらない。

「プリシア、におい、うすいの?
そうなのかな…ひゃんっ」

戸惑っているからなのか、其れが素なのか。
彼女の言葉を素直に受け取れば、其れを確認する様に自分の匂いを嗅ごうとするのだけれども。
其れを留めるかの様に、太腿に触れた彼女の手に因って両足が広げられてしまう。
薄い布地一枚に覆われた其の場所へと鼻先が押し付けられ、ピクンッと触れられる擽ったさに又小さく震えてしまう。
其処からは、僅かに残る石鹸と自身の混ざり合う香りを感じ取れる事だろう。

そうは目立たぬ木陰の下為れど、其の幹に両足を広げられ座り込む小さな少女と、其のスカートの中に顔を突っ込んでいるもう一人の少女。
其の光景が周りに如何映るのかは、想像し難くは無いのかもしれない。

「えっと…あのね、クロナおねーちゃ…おねーさま?
もう、いい?」

擽ったさに太腿をモジモジとさせ乍、其れを行う彼女へとそう伝えるのだが。
無理矢理に引き剥がす様な事はせずに、彼女が顔を離してくれるのを待っている。
満足して顔を離すのか、其の先に踏み込むのかは彼女次第と為るだろう。

クロナ > 「そうお姉様。クロナにはそーゆーかくちょう高いのが似合う。―――んふーっ♥ かんどりょーこー♥ プリシアはさっきお風呂入った? せっけんのいい匂いがする♥」

チビ淫魔の暴挙に対し、びくりと身体を固くする妹。
その反応の良さに調子づいたのか、自ら鼻先を押し付けて刺激するかの如く、ぐりぐりと頭を揺らすなんて事もしながら妹の秘所の匂いを散々に楽しんだ。
グリムでさえもう少し遠慮するだろう匂いの確認を終えれば、チビはよいしょと立ち上がる。
出会った直後と何も変わらぬジト目の無表情は、まるで何も無かったかの様。

「うん。色々わかった。プリシアはきけん。このままほっといたらきっと悪いオトナにだまされて変なこと教え込まれる。お姉様としてみすごせない」

そんな台詞を子供らしいトーンの高い声音で淡々と告げたクロナは、紅瞳をきょろきょろさせて

「うん、あそこがぐっど。ほどよく隠れられそう。プリシア、こっち。ついてくる」

無造作に伸ばした手が少女の白手を取り上げると、返事も聞かずに歩き始める。
グラディエイターの黒皮が絡む足先が向かうのは、庭師がせっせと切り整えたのだろう植え込みに囲まれたデッドスペース。

「こっちこっち」

そこでいきなりしゃがみ込めば、黒キャミの短裾に肉付きの薄いお尻とにょろんと伸びた悪魔尾の形を浮き上がらせる四つん這いとなり、ガサガサと植え込みの奥へと潜り込む。
小躯だからこそ入り込む事の出来る、大人の視点ではそもそも気付く事さえないだろう低木のトンネルをくぐってたどり着くのは、物置部屋くらいの小さな広場。

プリシア > 「うん、クロナおねーさま。
んっ…暑かった、から…来る前に、家で入ったの」

難しそうな言葉には相変わらず首を傾げてしまうも、質問されれば確りと答え。
広げた足を閉じる事も無く彼女の好きにさせ乍も擽ったさに耐えている。
暫しの間が在るも彼女の顔が離れれば、やっと終わったと安堵の吐息を漏らす。

「プリシア、きけん?
えっと…えっと…?」

彼女は何か理解をした様だが、其の言葉を聞いても此方は理解をし切れないみたいで。
頭の上に?を飛び交わせ乍、如何聞いたら良いのか迷っているのだけれども。

「え…あ、うん、わかったの」

そんな此方の状況を気にする様子も無く、彼女は手を取って立ち上がらせ、何も云わぬ侭に歩き始めた。
足並みを揃えてくれる為らば何時もの歩調で、自分の歩調で進むなら小走りに為って付いて行く。

「こっち…?あ…待ってなの、クロナおねーさま」

植え込みの前迄来れば、彼女はしゃがみ込んで其の植え込みの中へと潜り込んで行った。
こっち、の意味を知れば此方も急いでしゃがみ込み潜り込むのだが。
身のこなしの鈍さも在ってか、如何しても彼女から一歩二歩遅れてしまう。
そうして植え込みを抜けた先にやっと着けば、其処に見えるのは小さなスペース。
立ち上がってパンパンッと制服の汚れを叩き落とし乍、初めて見る場所に好奇の眼が周囲へと向けられるのだった。

クロナ > 大半はただの戯言とはいえ、無表情からは想像も出来ないくらいにクロナはよくしゃべる。
しかし、その行動と同じく口にする言葉もかなり突飛で他人の事を置き去りにする説明不足な物が多いため、大抵の相手はこのチビの言動に引っ張り回される事となるのである。
今回も出会ったばかりの妹をそんなクロナワールドに引きずり込んで、人目に付きづらい、けれども、人の気配のはっきり感じられる緑の小部屋にご招待。
一応屋敷で姿を見た事はあっても言葉を交わした事もなく、何を考えているのかもまるで把握できないだろうちびっ子にほいほいと付いていってしまうのもまたクロナが彼女の事を危険だと断じた理由である。
とはいえ、可愛い妹が悪いオトナにかどわかされるのを放ってはおけない! なんて正義感と思いやりに溢れる行動というわけでも無く、どうせなら誰とも分からないロリ犯罪者ではなく、クロナ自らの手であれこれとヤらしい事を教え込もうという最低な理由による物なのだが。
さて、そんなちびっ子淫魔は、制服に付着した枯葉や埃などを行儀よく払い落とす妹を紅瞳で見つめたまま、す…、するる…っとキャミドレスの細紐を左右の肩に滑らせて―――すとん。
下手に前かがみになれば、見えてはいけない所まで見えてしまいそうなくらい無防備だった黒衣が、いともあっさり地面に落とされた。
露わとなるのは木漏れ日の中で自ら光を放つかの純白肌。
よくよく見なければ膨らみを確認する事さえ出来ない平坦な薄胸の、そこだけがぴんっと目立つ淡いピンクまでもが露わとなる。
当然その下の、最近ようやくイカっ腹を卒業しましたといった風情のただただ細い腰や小さなおへそ、そしてぽこっと子宮の形で膨らむ下腹の先、精緻なレースと透けた小布が妙に大人びて淫靡な黒下着までもが外気に晒された状態で

「―――プリシアも早く脱ぐ。着たまましたいっていうのもいいけど、今回は誰かが来たらいいわけできないすっぽんぽんでのあおかんがいいと思う」

なんて事を言う。
どこまでも抑揚に掛けた子供声と、まるで変わらぬジト目の無表情は、突然の脱衣がさも当たり前の事の様にも錯覚させるかも知れない。
もちろん、全く持って当たり前の事などではないのだけれども。

プリシア > こうして言葉を交わすのは初めての姉。
其の言葉は今は難しいものが多く理解し切れないものも多々在るが。
こうして自分に色々と話し掛けてくれたり、先を立って動いてくれる姿が頼もしく見えていた。
其の行動理由が解らないのは知らぬが仏と云うものだろうが。

そう思っている最中での次なる彼女の行動は、其の衣服の肩紐を滑らせ脱ぎ落とすものだった。
日の注ぐ小さな広場で晒される白い素肌、自分とは違う布地の少ない大人びた黒い下着。
そんな姿と為れば、彼女は此方にも脱ぐ様に指示を向けた。

「え、クロナおねーさま、ここ、おふろじゃないよ?
すっぽんぽんになって、えっと…あおかん?
あ…あの、わかったの」

服を脱いで一糸纏わぬ姿と為る場所と云えばお風呂。
然し此の場所には其れらしきものは無い。
当たり前だが青姦の意味も知らぬも、当然の様に脱ぎ出す彼女を見れば。
其れに続かないと姉だけを置いてけぼりにすると、制服に手を掛けてモソモソと脱ぎ始めてしまう。
器用にボタンを外して上着を脱いで畳んで。
ホックを外してスカートを脱いで畳んで。
彼女と同じ下着姿に為るも、すっぽんぽんと云われているので自発的に下着にも指を掛けて下ろしてしまって。
照らす日に焼けそうな真っ白な肌と、まだほんの僅かな成長しか見られない幼い肢体を露にさせた。
恥ずかしいと云う依りも不安な部分が在るのだろう。
小さな翼と尻尾は少しばかり垂れ下がっていた。

クロナ > 「そう。お姉様の言う事はよくわかんなくてもとりあえず聞いておくべき。だいじょうぶ。やさしくしてあげる♥」

なんでも大人しく聞いてしまう妹の様子にますます危険だと判断しつつも、今のクロナにとってはただただ都合がいい。
おかげで美少女顔もにっこり笑顔の無表情である。
むろん、紅いジト目は着替えの一挙手一投足を見逃しはしない。
少女の白肌はクロナの物よりなお白く、繊細に見える物。
幸いにして植木の広場の中央にはさして大きな物とは言えぬまでもそれなりに立派な枝ぶりの木が一本生えている。
その枝葉が照り付ける陽光を優しい木漏れ日へと変えてくれているので、妹の白肌も美白を保つ事が出来るだろう。
姉の言いつけを守ってきっちり下着までもを引き下ろす妹の脱衣に、小さな鼻孔などはぴすぴす膨らんで「ふー…っ♥ ふー…っ♥」と興奮の息を漏らしていた。
不安げに小翼と竜尾をへにゃらせる様子にもちびっ子淫魔は嗜虐の愉悦を覚えるばかりである。

「んふーっ♥ プリシアはいい子♥ いい子にはお姉様がごほーびをあげるきまり♥」

満足げな無表情で告げた後、ごにょごにょと何かしらの呪文を呟くチビ。
もう何年かすれば生えてくるのかも知れない陰毛も未だ見られぬ恥丘上部が、パンツの中に予め蛇でも入れておいたのだといわんばかりにむくむくと黒ショーツを膨らませ、ついにはどどーんっとそれは見事なふたなり巨根を屹立させた。
『優しくする』といった手前なのか、そのサイズは比較的大人しめ。
それでも、王国の成人男子基準において十分に巨根としてカテゴライズされるだろうそれは、白肌と同じ色合いの肉幹と、少年めいたピンクの亀頭という初々しい色彩であっても気弱げな妹を怯えさせてしまうかも知れない肉凶器であった。

プリシア > 「わかったの。
えっと、クロナおねーさまの、云う事は、ちゃんと聞くの。
えっとね、よくわからないけど、よろしくおねがいします、なの」

こうして益々彼女の言動は此方にとって力を持つものと為ってゆく訳だが。
素の意味を理解していないからこそか、自然と受け入れてしまう。
此れから何が起こるのかも解らぬ侭、彼女へとペコリと頭を下げて御願い迄してしまうのだから、行き先不安な部分で在ろうか。

目の前で此方のそんな様子を見詰め、興奮に吐息を乱す彼女。
其の様子も只不思議そうに見詰めているだけであった。

「うん、プリシア、いい子にするの。
ごほうび、楽しみ、なの。
……?あれ、クロナおねーさま、それ、おちんちん?」

不安気な様子も、彼女からのご褒美の言葉が在れば和らぐ様で。
そんな折に、今度は何かを呟き始める彼女。
其れに合わせる様に彼女の股間から現れる身に合わぬ巨根。
一応は其の存在は知っているけど、普通に考えれば女性の股間には在り得ないもの。
然し、ふたなりが普通に居る家系故か其れに驚きは見せなかった。
尤も其のサイズの基準自体を全く知らないと云うのも在るだろうが。

実際に目の前で見るのは初めての男根。
其れに対し、怯える処か何処か興味有り気な眼で其れを見詰めているのだった。

クロナ > 「む、プリシアはいがいとおませさん。すでにおちんぽ見てた。やらしい子♥」

性的知識は何も持っていないといわれたとて納得できるだろう少女が男性器の存在を知っていた事も驚きだが、それよりもこのサイズの物を見て怯えぬ事にクロナは驚きを覚えた。
―――が、よくよく考えてみれば彼女もまたリスお母様の娘なのだ。
彼女のモノは今クロナが生やしている剛直が子供ちんぽに見まがう程の圧倒的巨根。となれば、少女がさしたる驚きも怯えも見せず、あっさりと受け入れた事にも納得がいくという物だ。
それに、改めて観察すれば、興味津々といった少女の様子からはやはり男性経験という物が感じられず

「プリシアはこれを使ってどんなことするか知ってる?」

再びこてんと小首を傾げての問い。
木漏れ日も爽やかな植木の秘密基地の中、全裸と半裸の二人の童女が向かい合い、ロリロリっとした容姿に見合わぬ黒下着のちびっ子などは大人顔負けの巨根をガチガチに勃起させている光景は、酷く現実味の薄い物に見える事だろう。
とはいえ、植木の衝立はその役目を十分に果たしているらしく、その光景を見る事が出来たのは当事者たる二人だけなのだけれど。

プリシア > 「プリシア、おませさん、なの?
おちんぽ…おちんちん、じゃないの?」

其の呼び方自体も誰が教えたものか。
学院で教えて貰ったのか、友達同士での会話で聞いたか、はたまた家族から聞いたのか、等々。
はっきりとはしないものの、何処かで聞き及ぶものだろう。
只、彼女が出した単語では知らず、其れに対しては不思議そうに聞くのだった。

男根を見せた侭の彼女から向けられる質問。
如何してそんな事を聞くのか、そんな感情が又小首を傾げる此方からは読み取れるだろうが。

「うん、おしっこをするところ、だよね?
あ、でも、男の子じゃないと…どうなんだろう…?」

使ってすると云う依りも、何をする場所かと云う答えが彼女へと返される。
そして、自分で其の答えを出し乍も、其処から又浮かぶ疑問に考え込んでしまう。
膨らみもほんの僅かにしか見えない胸元も、ピッタリと閉じた其の股間も隠さずに思案する姿は如何映るものか。

クロナ > 「そう。おちんぽっていうのが正しいきゅうていさほう。まちがえるとむちで打たれる事になるからプリシアも気を付ける」

出会ったばかりの妹が性に対して極端に無知であることを知ったクロナが心の中でほくそ笑みつつ敢行しようとしていたのはまさにこれ。
間違った性知識を植え付けて、後でにやにやしようという最低な行為であった。
早速おかしな知識を一つ教え込み、ダメ姉による保健体育は更に進んでいく。

「その辺は人による。クロナの場合はおしっこは女の子のトコから出る。そんな事よりプリシア。こうやっておちんぽ様見せてもらったら、女の子はきちんとあいさつするのがれいぎ。やり方教えてあげるからちゃんと覚える」

などと言いつつずずいっと妹に近寄ったロリ淫魔は、華奢な双肩に手を置いて彼女をその場にしゃがみ込ませる。
自然、クロナの逸物がその鼻先にて凶悪なまでの威容を見せつける事となる。
むぁりと香るのは間違え様も無いオスの性臭。
いたいけな妹にいやらしいくも間違った知識を植え付けるという行為に歪んだ興奮を覚えるロリ淫魔のそれはビクッ、ビクンッと力強く戦慄き、ピンクの粘膜を爆ぜる寸前まで張り詰めさせた亀頭の先にはぷくっと透明な粘液の雫が膨らんでいた。

「まずはキス。おちんぽ様へのかんしゃのきもちを込めて、ここにちゅってする♥」

無表情が白皙の頬をほんのりと紅潮させつつ指し示すのは、カウパーの雫が今にも表面張力の限界を越えて肉幹に垂れ伝おうとしている亀頭の鈴口。

プリシア > 「きゅうていさほう…?
えっと、おちんちんじゃなくて、おちんぽ…うん、覚えたの」

其の場所にも呼び方は幾つも在るのだと、其れが正しい呼び方なのだと教えられれば確りと覚えてしまう。
そうした間違った教えが後の彼女の楽しみだとは知らずに。

「うん、プリシアもね、おしっこは、ここから出るの。
男の子と女の子、両方あると、女の子のところから出るんだね。

あ、うん、クロナおねーさま。
おちんぽ…さま?えっと、えっと、うん、ちゃんと覚えるの」

又呼び方が少しだけ変われば、ちょっとだけ迷ってしまう。
其れでも、彼女が次の事を教えてくれると云ってくれれば素直に頷いてみせるのだ。

肩に手を置かれれば、導かれる侭に膝立ちの格好にされて。
そそり立つ彼女の巨根が目の前に突き付けられる。
鼻先に漂う雄の臭い、其れを教え込まれ乍も次の指示を上目使いに見上げ待つのだ。
其の先から溢れる透明な粘膜、見える其れは気に為るけれど今は彼女の云う事が優先で。
だが、次の言葉に其れに対して如何すれば良いかが込められていた。

「ちゅってすれば、いいの?
うん、えっと…おちんぽさまに、かんしゃ、するの。
クロナおねーさま、さわっても、だいじょうぶ?」

何処か異常な光景も、其れを普通に教えられれば何も疑問は抱かない。
そう彼女へと聞き乍、小さな手が伸びて優しく包む様に添えられる。
そうして、教えられた通りに言葉にして出せば、唇が寄せられチュッとキスを落とすのだ。
当然唇が触れればカウパーは其の唇を伝い移る。

「ん、クロナおねーさま…これね、ちょっと、苦いの」

唇に付着したカウパーを小さな舌でペロッと舐め取れば、口の中に広がる味に苦そうな表情を浮かべてみせた。

クロナ > 「うん、へーき。からだの所はぎゅーってしても大丈夫だけど、ピンク色の所はびんかんだからあんまりらんぼうにしたらダメ。あと、かみついたりしたらふつーにいたいからこれもしちゃダメ。気を付けて」

どこまでも無垢な妹にいやらしい性知識を教え込む。
そんなイケナイ興奮に鼻息を荒げるちびっ子淫魔は、白手に包み込まれた太胴をビクッと大きく戦慄かせて

「――――おぅ゛んっ♥」

思わず変な声を出してしまった。
小鳥の啄みの様に愛らしい妹のキスが、カウパーの滲む鈴口に繊細な柔らかさを触れさせたからだ。

「ふー…っ♥ ふー…っ♥ だ、だいじょうぶ。苦いのはさいしょのだけ♥ すぐにくせになる♥♥」

好奇心のままに爛れた粘液の味見をする妹の、何とも率直な感想に巨根が跳ねる。
絶対に『お姉様のザーメン美味しくて大好きです♥』とか言わせると心に決めた。
それに合わせてぶびゅるっと溢れ飛ぶ先走りは、まるで射精めいて彼女の顔にかかってしまうかも知れない。

「そ、それじゃあここからがほんばん。まずは舌でおちんぽ様の先っぽ、ピンク色のとこをていねいにぺろぺろする」

己の物とは異なり柔らかく波打つ彼女の黒髪に白指を埋め、ぺたんこな癖に乳首ばかりはしっかり勃起して自己主張に余念のない貧乳越しに紅瞳を向けながらの指示。

プリシア > 「えっと、からだのところは、ぎゅーってしても、だいじょうぶ…
ピンクのところは、らんぼうにしないの。
あ、うん、いたいのもダメ、わかったの」

男根の扱いを覚える、其れの良し悪しも知らぬ侭で。
其れでも真剣に教えている様に見える姉の姿に、真面目に取り組んで。
丁寧に扱った積もりが不意に大きく戦慄いた男根。
ちょっと吃驚して手を止めるのだけれども、痛がっている様子も無いので一度チラッと見上げて確認するだけに留めた。

「そう、なの?
苦いの、だいじょうぶになるのかな…」

彼女の言葉に少し不安そうに見詰めるも、彼女が大丈夫と云ったのだからそうなのだと自分に云い聞かせるのだった。

そして、彼女が云うには次が本番と其れを聞けば。
小さくも確りと頷いてみせるのだ。

「おちんぽさまの、さきっぽを…ん、こうかな…」

男根に添える手は其の侭に、小さな舌を伸ばしペロッと一度舐め。
髪の毛を梳く様に触れる彼女の指の感触を心地良く感じ乍、其れに押される様にチロチロと舌を這わせ始めた。
明らかに何のテクニックも持たない拙い舌の動きだが、戸惑いも躊躇も無く従順に。
云われた通りに男根の先のピンクの部分を目安にして舐め上げてゆくのだ。

クロナ > 「ん…っ♥ ふう゛っ♥ そ、そう……そのちょーし……♥ おっ♥ そ、そこ…そこの所、もっとていねいに……んくっ♥♥」

黒髪に埋めた細指の先で少女の角もこりこりと弄びつつのフェラチオ教練。
小さな舌による控えめでおっかなびっくりといった様子の稚拙な口奉仕ではあったけれど、それがむしろ背徳感を強めていた。
少女の小舌が裏筋やカリ首の段差などの気持ちいい場所を這った時にはビクンッと内股に力が入り、怒張も跳ねる。
姉の言いつけに従おうと何やら真剣に取り組んでいる少女なれば、そうした反応がクロナの弱点を突いた際に出る物だという事にも気付けよう。

「先っぽのとこが一番びんか……んっ♥ はぁ…ふぅ…っ♥ た、ただ、そこ、ばっかりィっ♥ す、するのは、よくない…っ♥ ん、んぅ…っ♥ むしろ、どうたいの部分、をっ♥ ふだんは、ぺろぺろして……はっ、はぁ…っ♥ ここぞってところで……先っぽ、せめる……んっ、くぅう…っ♥♥」

植木の衝立の向こうからは、先程と変わらぬ日常の音が聞こえてくる。
葉々の隙間には、談笑しつつ通り過ぎていく人々の姿を見る事さえできる。
そんな状況でふたなりペニスを曝け出した半裸となり、生まれたままの白躯を晒す妹におちんぽ奉仕を教え込む。
そんな背徳的で倒錯的なシチュエーションだけでもイッてしまいそうな程の興奮を覚えるというのに、無垢な少女だからこその不意打ちめいた刺激はあっという間にクロナの巨根を追い込んでいく。
今や必死で力を籠め続けている白脚の付け根、淫靡なデザインの黒ショーツからは甘酸っぱい雌の淫臭が匂い立ち、ついにはクロッチに色濃いシミを広げるだけでなくつぅぅ…っと太腿にまで愛液が伝い落ちる程となっていた。

プリシア > 「クロナおねーさま、えっと…ここ?ここ?
あのね、これで、いいの?」

髪を梳き角を弄る彼女の指先。
気持ち良さそうにし乍も、舌の動きと彼女の反応を伺っていけば何と無しに其れに気付ける。
そうなれば、徐々に舌の動きは拙い侭でも弱い場所を刺激してゆく様に為るだろう。

「ん、うん、それじゃあ、ここも…ここも、こうするの。
えっと…こうして、こうして…こう?」

彼女の言葉を参考にする様に舌の動きは変化する。
敏感な場所を舐めれば、云われた通りに竿の部分を丁寧に舐め上げてから、又敏感な場所へと戻る。
植え込みを隔てただけの此の空間で行われる幼子の淫行。
気付かれれば如何なるか、等とは意識する様子も見せていない。

次第に熱が篭り始める動きは、それと無く解って来たからのものか。
彼女の漂わせる雄と雌の混ざり合った匂いの中、何処かあらぬ場所を見る様な眼は僅かに潤み、真っ白な素肌がほんの僅かに赤味が差している。
自覚は無い、然しあてられ続ける彼女の雰囲気に飲まれ様としている姿として映るのだろうか。

クロナ > 「う、あ♥ いい…♥ プリシア、そこ…もっと♥ もっとして……♥ はぁっ♥ はぁ…っ♥ ふうっ♥ ふぅう゛…っ♥」

元々声の小さなクロナであり、どれほどに気持ちがよかろうとも怒張でばこばこと肉孔を掘り倒される事に比べれば、身も世もなく身悶えるという程の事でもない。
そのため、緑葉の衝立を隔てた淫音は日常の物音に紛れて誰に気付かれずに済んだ。
少女の舌技がこなれていくに従って切羽詰まっていくちびっ子淫魔の喘ぎ声。
鼻息荒く見下ろすロリ淫魔の紅瞳に映り込むのは、恐らくは雌としての本能なのだろう興奮で童顔を朱に染めた妹の顔。
無垢な中身はそのままに、童顔の形作る表情で雄を誘う様子が、射精の時を必死で先延ばしにしてきたクロナをついに決壊させた。

「い、イク、から…っ♥ プリシア…っ♥ クロナ……ぅあっ♥ いくっ♥ イ…っくぅ…!♥♥」

途端にどばっとあふれ出す白濁のマグマは、彼女が口唇を無防備に開いたままならばその口内に。
反射的に唇を閉ざせば愛らしいその顔に。
そして顔を背けたならば純白の裸身におびただしい量の精液を浴びせかける事となるだろう。

プリシア > 「うん、わかったの、クロナおねーさま。
もっと、もっと、こうするの」

頑張って云われた通りにしていて、彼女は其れに喜んでいる、求めている。
間違っていない、ちゃんと出来ている。
其処に自分も喜びを感じ始めているのは、純粋に嬉しい気持ちか、彼女から漂う匂いの影響か、其のどちらでも在るのか。

そうして続けていれば、其の時は訪れる。

「んぷあっ…あ、あっ…クロナ、おねー…
あっ、これ、なに…っ?」

不意打つ様に噴出す白濁した粘液。
舐めるのに必死に為っていたのだ、其れを避ける術は無くて。
先ずは開いていた口の中へと、少しばかり遅れて口を閉じた事で其の顔に。
何が起こったのか解らない侭、其れを聞き乍俯いた事で頭からも浴びる事に為ってしまい。
幼い乍も大量の精液を浴びせた彼女へと、其れが収まった後に見上げる其の姿は。
頭から顔迄真っ白にして、口元からも僅かに精液を垂らす幼子らしからぬ淫靡なものとなっていた。

自分を染める精液に如何反応して良いのか解らず。
只僅かな吐息を漏らす。
戸惑いか喜びか、小さな翼と尻尾は緩やかに揺れていた。

クロナ > 「の、のんでっ♥ ざーめんっ♥ クロナのざーめんのんでっ♥♥」

背筋のしびれる射精感に全身を震わせながらも、クロナは少女の黒髪に埋めていた手を滑らせ、巨砲の狙いを彼女の童顔に向けて肉棒を扱く。
流石にこの時ばかりは無表情にも変化が見られ、切なげに眉根を歪ませ、紅瞳も常よりも細められ、何よりも日頃は横一線に引かれているおちょぼ口が半開きの桜唇をふにゃふにゃに震えさせていた。
そうして常人よりは遥かに長い射精快楽を味わった後

「はふぅ~~~♥ はじめてにしはよくできた。さすがはクロナの妹。ほめてあげる♥」

一晩ことこと煮込んで作りましたといわんばかりの濃厚ザーメンは、固まりかけのノリの如くべっちょりと妹の童顔に張り付き、後で外にも異臭騒ぎを引き起こす程の強烈な牡臭を立ち昇らせた。
いつもの無表情がどこか満足げな色を頬の紅潮と共に残したまま、マーキングの施された妹を見下ろしていた。
ぬとぉぉ…っとどこまでも野太い粘糸を引きつつ滴る精液もそのままに、ちびっ子淫魔は従順に奉仕を終えた妹の黒髪をよしよしとやさしく撫でる。
彼女がクロナのペニスの弱点を覚えたのと同様、クロナもまた彼女が他者に褒められる事で大いに喜ぶ性質なのだと気付いたのである。
まぁ、それが無くとも初めてのフェラチオでこれほどにクロナを楽しませてくれた妹の奮闘は、自然とちびっ子の髪撫でを引き出していただろうけれど。

「かけてもらったのはきちんとぬぐってじゅるじゅるすする♥ その時に口の中でくちゅくちゅして、いったんくちびるを開いてねばねばなのを見せた後、ごっくんて飲んでそれをもっかい見せるのが正しいやりかた♥♥」

射精を終えた直後の賢者の時間であるはずなのに、このチビはなおも間違った性知識の享受を続けていく。
とはいえ、たっぷりと時間をかけてのフェラチオ教育は、いつしか日を大きく傾けていた。
このまま最後までしてしまいたい気持ちもあったけれど、きりもいいし、何より後日に満を持しておまんこのあれこれを教えるというのがいやらしくていいと思う。
そんなわけで、俺はまだやれるぞ!といった感じで反り返る怒張を再びの淫術で消失させつつ、ちびっ子淫魔は妹がきちんと最後まで教えた通りにやれるかをじっと見つめる。

プリシア > 「あ、まって、クロナおねーさま、んっ…んぐっ…」

まだ苦味を感じる精液、其れがザーメンと云う名称で在る事は解るのだけれども。
苦いし多過ぎて飲めないと云おうとする口を、目の前で彼女自ら扱いてみせる男根から噴出す精液で塞がれてしまう。
咽返る様な雄の匂いに包まれ、味に染められ、何処か意識は朦朧とし始めてしまって。
其れが内に眠る何かを引き摺り出す様に感じるも、其れが何かははっきりと解らない。
考える間も与えずに、彼女からの褒め言葉。

「あ、ふ…うん、クロナ、おねーさま、ぁ…」

其の言葉に嬉しそうにニッコリと微笑み乍。
優しく撫でる彼女の手の感触に、甘える様な声と摺り寄せる様な仕草で応えるのだった。
例え其れが真っ白な精液をこびり付かせた姿で在っても。

「わかった、の…クロナ、おねーさま。
ちゃんと…ん、じゅるっ…くちゅ、ぷぁ…
はぁ…ん、んんっ…んぐぅ…ぁ…はぁっ…
これで、いいの…?」

意識半ばの侭で届く声に反応する様に、汚す精液を其の手でヌチャリと拭えば啜る音を立てて口の中へ。
何度か繰り返して口の中を精液で満たしつつも、クチュクチュと音を立てて噛み締めて。
一度大きく唇を開いて溜まった精液を彼女へと見せてから、コクンと喉を鳴らし飲み込んでしまう。
喉に絡む感触と苦味はまだ少しばかり感じるのか、耐える様に目を瞑って其処迄を行い。
プハッと吐息を吐いてから、飲み切った口の中を見せる様にして開き、潤んだ侭の眼を向けて見上げるのだった。

彼女が云った事はちゃんと出来たと思う。
後は彼女の答えを待つだけなのだけれども。
まだ中に残る強い雄の味が、匂いが、何か不思議な変化を齎せているも。
其の自覚は得られない侭、モソモソと小さな身体を揺らすしか出来なかった。

クロナ > 少女の飲み込むザーメンは最早液体というよりも粘り気のあるチーズケーキか何かの様でさえあっただろう。
もちろん、口内にて感じさせるのはチーズケーキの濃厚な甘さなどではなく、磯臭さを伴う何とも言い難い苦いしょっぱさ。
そんな物で口をゆすぐかの様にぐぢゅぐぢゅして、なおかつそれを一滴残らず飲み下すなんて事をすれば、噎せ返りそうな程のザーメン臭が最早一生残り続けるのではないかと思えるくらい口内にこびりつく事となるだろう。
決していい匂いなどではなく、強烈な粘りを伴う味わいもまたかなり癖がある。
にもかかわらず、何やらぞくりとするものを感じさせるのは、幼くとも彼女が雌だからなのか、はたまたクロナが己の精液に何らかの淫術を仕込んでいたからなのか。

「んふーっ♥ 今日のところはここまで。もう服着てもいい♥」

ふたなり巨根を体内に収めて元々の身体に戻ったちびっ子は、言うが早いか地面に放置していた己の着衣を身に着け始める。
とはいえ、ブラすらつけぬキャミ一枚なので、あっという間に元通り。
ただし、ここに来た頃とは異なり、平坦な胸元では黒布越しにもはっきりとわかるくらい乳首が尖ったままで、ぐしょ濡れのショーツから溢れる愛液は白脚の膝に至るまで妖しくぬらぬらとさせてしまっていたけれど。
そんな状態で淫行を終えたのは、夕食の時間に戻らないと大食らいの母親に自分の分も食べられてしまうかも……という不安もないではないが、初めて口にしたであろう濃厚精液にあてられて、訳も分からず幼い身体を火照らせてしまった妹が、この後どうやってそれを鎮めるかを考えるだけで無表情の口元がニマニマしてしまうからだった。
次はオナニーを教えよう。
なんて決意を固めつつ、妹が制服を着こむのを待ち

「――――んちゅ♥ それじゃあ今日はいっしょに帰る。プリシアいこ♥」

再び制服姿となった小躯に近付き、少し膝を曲げて唇同士のバードキスを行えば、彼女の手を取り茂みの外へ。
きっと彼女もまたクロナと同じで淫行の残滓を引きずったままの、妖しい色香を漂わせた状態で外界に戻る事となったはず。
そんな妹の様子と、それをいやらしい目で見つめる周囲の反応を楽しみながら屋敷へと戻ったクロナは、彼女と共にご飯を食べて、一緒にお風呂に入り、なんならベッドまで共にしたのかも知れない。

プリシア > 此れが正しい男根と向き合った時の作法だと。
息を少し切らし乍も確りと覚えて。
其れと共に感じる不思議な、何処かフワフワした感覚を抱いて息を整えるのだった。
其の味は、匂いは、忘れる事は屹度出来ないだろう。

「うん、クロナおねーさま。
あのね、ちょっと待ってね?」

拭っても拭い切れなかったか少しばかり白い粘液はこびり付いているものの。
其れはちゃんと確かめないと分からない程に薄れたもので。
手早く衣服を着込んだ彼女と違い、モソモソとちゃんと自分の制服を着込む。
普段から自分で身に着ける制服なのだけれど、今は何処か小さな違和感を感じるか。
頬を僅かに紅く染めた侭、緩みが無いかを確かめて。

「ふぁ…あ…う、うん、一緒に、帰るの」

其れを確かめた処で近付く彼女との唇が重なる。
トクンと小さな胸の高鳴りを感じ乍、手を取られ植え込みから出て行くのだろう。

其の帰路、何時も以上に連れ行く相手へと身を寄せて。
彼女と向けられるものと同様の周囲の反応を感じ乍も、色々と感じる其れを誰にも伝えられない侭。
悶々とした気持ちで彼女と残りの今日を過ごすのだろう。
ご飯を食べて、お風呂に入って、其処迄なのか。
其の後のベッドも共にするのかは、屹度彼女次第なのだが。
そうである為らば、就寝迄彼女と共に過ごす事と為るだろうか。

ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院」からクロナさんが去りました。
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院」からプリシアさんが去りました。