2021/04/10 のログ
■ボブ > (知り合いに無料経験券という代物を貰いうけ、せっかく貰ったんだし物は試しとばかりに噂のスポットへとやって来た男。
係員に説明を受けたとおりに行動をし、個室に入って魔道具を頭に装着して眠りに入れば……
『新規の夢を創造しますか?』
『既存の夢に参入しますか?』
という選択した頭の中に浮かび、ここに来るのは初めてでどのよう夢を作り上げたらいいのかイメージが湧かないのもあり、
男は既存の夢に参入する事にして、そこから新たにいくつか選択肢を提示され、
『学院』というキーワードに惹かれた男はそこを選択していけば、目の前が真っ白になり、
そして次の瞬間には男は見た事のない学院の中に立っているのに気づいて)
「ほぉ~~、これが夢幻窟という施設の効果か……」
(面白そうに周囲を見渡している男の横をどう見ても学園関係者でない格好をした男たちが通り抜け、
その男たちの一人が男の方に振り返れば……
『おいっ!早くしろっ! 名家のお坊ちゃんお嬢ちゃんを人質にして大金を得るんだからなっ!』
…と言い放ってきて、驚いた男は自分の格好を見れば顔を隠すような覆面をし、黒ずくめの上下に腰にはロングソードとダガーがあって、
どうやらこの夢の中での男の役割は襲撃者の一味という代物らしいと把握していけば)
「分かってる、すぐ行くから」
(そう言いつつ、男はその襲撃者たちが向かうルートとは違うルートで学園広場らしい所から校舎の中へと侵入していく)
■リラ・フィオーネ > 「おや? 妙ですね…まだ、犬しか出してませんし。誰か私の夢に入ってきたんですかね?」
唐突に学園の内部が急に騒がしくなりだす。
彼女は首を傾げるものの、突然現れた不審者集団は何かの夢と混ざり合った結果なのだろうと思う。
恐らくは一番分かりやすいのが、誰かが夢の中へと入ってきたパターン。
ただ、現実とは違ってここは夢の中。適当に教室から外に出ると―――ばったりと遭遇した不審者をペチンと軽く叩いて消滅させてしまう。
この不審者達はあくまでも夢の世界のエキストラでしか無い。
廊下を歩いて行くと、ふと視線の先に映ったのはエキストラとは違う生気を感じる人の気配。
「あの人がそれっぽいですけど……んー…知らない人ですし、年上ですかね?」
とりあえずは物は試しで声をかけてみようかと、歩きながら夢の世界特有のご都合主義に合わせ。
一瞬にして学園指定のブレザー系統の衣装に切り替えながら駆け寄っていく。
後ろ姿からして、男性でしかも年上の―――舞台設定ならば配役は先生なのかもしれない。
少しだけ息を整える仕草をしながら、声を大にして呼び止めていった。
「あ、あのーっ! 先生でしょうか?」
テッテッテと軽い感じの足音と共に駆け寄り、少し呼吸を整えるようにしてから顔を上げる。
最初にまずは挨拶は大事だと、ペコリと御辞儀をしてみせた。
■ボブ > (勢い良く校舎内へと入った他の襲撃者たちとは別ルートで校舎内を歩いていた男は長い廊下の向こう側に
襲撃者が現れ、どこかの教室へと入ろうとしたところでその教室から出てきた女子と対面した所で
霧の様に消滅してしまう現場を目撃してしまって)
「……マジか…… これは学園物と見せかけての俺ツエェェーー物か?」
(唖然としていた男の前に襲撃者を霧散させた女子……いや女子生徒がこちらの方に声を掛けてくれば、
先ほどまで黒ずくめの襲撃者スタイルだったら男の服装が体育……肉体鍛錬の教科を教える教師の
動きやすそうな服装へと変わっていていて……)
「ああ~~、もしかしてこっちは後入りしたから、こっちの設定は先入りした者…つまりは彼女の思うがままって感じかな?
もしかしたらそうゆう設定に彼女がしているかもしれないけどな」
(瞬間的に衣装が変わった事にまたも驚きつつも、夢だから……そのたった一つ事を免罪符に納得してみせ)
「ああ、肉体鍛錬の担当のボブだ。 そこのクラスの次の授業はウチの授業だろ? 早く着替えて体育館へと行かないとまずいぞ。
それとも今日は体調不良で見学の許可でもちゃんと取っているのか?」
(気持ちの切り替えを素早くした男は教師らしい口ぶりをしていきつつ、目の前の女子生徒にゆっくりと近づいていくか)
■リラ・フィオーネ > 相手の方もまた外見が変化する姿を見て、どうやら目の前の相手が夢への乱入者である事を悟った。
夢の主導権はこちらであっても、相手によっては何処まで影響するかどうかは未知数。
自己紹介された通り、肉体鍛錬の担当―――正直に言えば授業としては非常に苦手である。
うげぇという風にがっくりと肩を落とすようにして手早く着替えを済ませて体育館へと移動していく事になる。
「はぁ……わかり、ましたぁ……えっと、体育館って何処でしたっけ……はぁ……」
歩きながら再び衣装が切り替わる。
今度の衣装は学園指定のTシャツに青いブルマという姿へと変化する。
どうしても過去の運動が苦手だった頃の記憶に引っ張られ、しかも当時は色々とからかわれた時の嫌な思い出だった。
シャツはかなりパッツンパッツンになって、胸の大きさを他の生徒達からからかわれ。
さらにはブルマも同じようにサイズが若干小さくてお尻の肉が乗ってしまう感じに食い込んでしまっていた。
とはいえど、もう授業の時間だからと駆け足気味に体育館へと移動して――――
ご案内:「夢幻窟・とある学園」からリラ・フィオーネさんが去りました。
ご案内:「夢幻窟・とある学園」からボブさんが去りました。