2021/02/02 のログ
ご案内:「メグメール 森林地帯」にクロミヤさんが現れました。
クロミヤ > (こんなはずじゃなかったのに。そう呟いても空を見上げればすっかり太陽が落ちた暗い夜空に爛々と光る星空が映るばかり。

ほんとはもっと早く到着してもっと早く帰る予定だったのに、何故か運悪く検問が道中でやっていて、それがごたごたと長く時間がかかって。そして、目的地の森にたどり着けばいつもであればもうちょっとかんたんに見つかるはずの薬草も何故か妙に見つからず。全てが片付いた頃にはこんな時間になってしまった。
今から王都に戻るのは夜の街道を行くことになってなかなかに危険。そのため、森の中で水場をみつけてその近くで野営をすることとなった。幸い、水場は途中で場所を見つけていたし、そこまで足をすすめるだけ。魔物避けの香も準備したし、夜食のお肉も用意している。こうなってしまったのは予定外だったけれど何も問題ないはず、だったのだ。

ただこの日は色々とごたついていて少女はもう疲れてしまっていて。テントを設営して焚き火を起こし、肉を焼き始めた頃、頭はすでに休息を求めていて木に寄りかかった頃にはもううつらうつらと船を漕ぐ始末。

魔物避けの香を炊くことも忘れ、気がつけばすやすやと気持ちの良い眠りの世界へ。あたりには香ばしい焼けた肉の香りを漂わせながら本人はすやすやと木によりかかり眠ってしまった。

その肉の焼けるいい匂いと音は果たして何を誘うのか。善意か、悪意か。 人か、動物か、はたまた魔物か。)