2021/01/28 のログ
■スピサ > 王都の街道から外れた自然地帯
周りにはいくつものダンジョンや、洞窟、遺構などが眠っている
水や地震 土喰いなど幾つかの条件で生まれる 洞窟
人が造り廃棄された場 遺構
人工的な建造物の下に眠る穴蔵 地下牢の意味を持つ ダンジョン
そして魔力が生まれ還元されることで、生きた窟となる場所がダンジョンでもある
住み着いた魔物が殺し、その殺したものの血肉が吸われていくことで変異を遂げていく場所
スライムはこの鉄迷宮において、知恵というものを身に着け、擬態し、惑わす行動を身に着けた
毒や強酸性を持つわけではない、水気を含んだだけのそれらが行うことで、土という塊を、砂を、鉄を身に着ける
奴らは、入ってくる蟲や獣 人を、ひたすらに弱らせていく 糞尿ですらも啜り切るそれらは、目印の痕すら隠すだろう
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スピサは、探検用の探索工具を身に着けたベルトと携帯するための道具袋 簡易テントを持ち込んで作業をしていた。
手には脂をたっぷりと含ませた胡桃サイズの木の実を挿し込んだ松明 明かりというものが一切ないその空間
敵の脅威性が時間をかけて行うものと知っているせいか、警戒はしても恐れる必要はない
右手に携える赤熱している愛用のメイスで壁に傷を拵える
紫色の革眼帯で隠した目元は、傷をつけ、進んだ方向を知らせるように振るった先の傷を尖らせている。
目的は土を焼くその行為だ。
これなら、隠れても鼻でわかる。
周囲に、敵という気配はない 潜んでいるかすら、わからない。
そんな空間の中で、歩を進めていく 目的は勿論、鍛冶師としては鉱石だ
それも、スライムが選び擬態に身に着ける鉱石は質がいい
鉱石の匂いがする場所を探すように、 クンクン と鼻先を使い、探索を進めていくだろうか。
ご案内:「王都マグメール 自然地帯 洞窟 【鉄迷宮】」からスピサさんが去りました。