2019/11/26 のログ
ご案内:「メグメール自然地帯/落とし穴」にメルトスラッグさんが現れました。
■メルトスラッグ > 穴である。
誰がどうみても地面にポッカリと開いた穴である。
丸一日たっても何ら変化のない穴である。
此処はメグメール自然地帯にある一帯が様々な草に覆われた草原地帯である。
だが1週間前から何故か其処にポッカリと穴が開いていた。
誰に聞いても見たこともないというだろう。
ギルドに問い合わせても首を傾げるばかりだろう。
冒険者が冒険するにしても縦穴なので冒険も出来ず、いや若しかしたら縦穴の底に横穴があるかもしれない。
その不思議な穴の正体は誰かが落ちればわかる。
だが外から見た限り確りと準備しなければ這い上がるのも難しくも見える。
穴の直径は3m程度。
だが深さは覗くだけではわからない。
石を落としても落下した音はかすかにしかせず深さを測り辛く、魔法の光でも落せば別ではあるがそれは誰も試していない。
そんな何時の間にか開いた穴ではあるが、その正体はメルトスラッグが鉱石交じりの土を貪った結果に出来た縦穴で、元々地盤がゆるい性もあってごっそりと地面が抜けたのだ。
そして石を落としても柔らかなメルトスラッグの背中に落ちても跳ねもせず結果音もせずといったところ。
メルトスラッグが食い荒らした横穴は既に脆い土でうまっていて、穴を作り上げたメルトスラッグは穴から月夜を眺めている。
逃げ出そうとすれば粘液を使い壁を這って上がれるが、今のところそうする心算もなく、丁度よいといわんばかりに口をあけて獲物が落ちてくるのをまっていた。
■メルトスラッグ > 今夜も何ら変化なし。
ただ少しだけ穴の其処から粘り気のある音が聞えてくる…気がする。
だがその音はまだ小さく直ぐにも草原に吹く風に流され消えてしまうのであった。
ご案内:「メグメール自然地帯/落とし穴」からメルトスラッグさんが去りました。