2019/09/29 のログ
ご案内:「何処かの森」に紅月さんが現れました。
紅月 > ーーーぱしゃん、ぱちゃっ…

月の無い、夜。
冴え渡る天空には星が煌めき、木々は濃い緑の薫りを纏ったまま…ただただ、秋風にさざめいている。

そんな中、フッ…と。
なんの前触れもなく現れた紅は、がっくりと肩を落とした。
耳をすませば「嗚呼、またか…」なんて嘆く声が聞こえただろうが、今のところ近くには誰も居ないらしい。
顔を上げれば眼前に美しい湖…どうやら其処は広場のように開けた、何処かの森の湖畔であるらしかった。
ひとまず落ち着こうと深呼吸…森の香りが安らぎを与えてくれるものの、毎度お馴染み"妖精さん達の遊び心に巻き込まれた"という事実は変わらない。

「…いいや、普通に楽しもう」

それはもう正に悟りを開ききった安らかな笑顔であった、と、後に小妖精に聞かされた。
事実、とっくに"こういった事態"には慣れてしまっているのだから如何んともしようがない。

さて、今夜はまだ暑さの名残もあり汗もかいた…つまり、水浴び日和。
せっかく美しい湖があるのだから遊ばない手はなかろうとばかり、ポンポンと衣類を脱ぎ亜空間の倉庫にしまえば岸に腰掛ける。

「あはっ、冷た!」

脚を湖に浸ければ、そんな言葉と共に笑みが溢れ…けれど、それくらいで水浴びを中止する気にはならないのか、水音を鳴らしながら中程の深い方へと歩を進めてゆき…

ご案内:「何処かの森」にエイブラさんが現れました。
エイブラ > (森の中の綺麗な湖。
その綺麗な水質に誘われて湖へと入り、中央でぼんやりとぷっ
かりと浮いていたのが気づけば湖底に沈んでいた。人の姿をし
ていたのも解けて、蛸の姿になっており、どうやらいつのまに
か眠ってしまい、寝ぼけて元の姿に戻っていたようで)

「いやいや、いけませんね。まさかこんなにも無防備にしてい
るなんて。しかし、なんで目が覚めたのでしょうか……おや?
誰か湖に入ってきたせいで目が覚めたみたいですね」

(水音と水中を伝わる波、振動。それからわずかに香る匂いで
目が覚めたらしい。しかも、その匂いはどこか覚えのあるもの
で、ゆっくりと湖の中心で湖面へと浮上していき、徐々に目が
水面から出たところで相手を確認し、人間の姿へと戻っていく)

「こんばんは、紅月さん。お久しぶりですがお元気でしたか?」

(全裸の相手にこちらも全裸で、ゆっくりと彼女の方へと歩み
よっていく)

紅月 > 中央に、波紋…?
ぴたりと立ち止まり、様子を伺う。
小魚か虫か何かであればどうという事もないが…夜闇の水中など、力を人間に近い程度まで落としている為に見通せる訳もなく。
故に、少々の警戒と共に暫し観察していたのだが…

「…!
…、……あれぇ?
ありゃりゃ、なんだぁ…えーちゃんじゃん!
うん、ぼちぼちやってるよ~…じゃなくて何いまの、元の姿ってヤツ?」

ザパァと立ち上がる相手の姿を確認すれば、いつも通り弛い笑顔を浮かべたまま何処か雑なネーミングセンスのニックネームで呼び掛ける。
…エイではないそうなので、何がいいかと絶賛模索中なのだ。

エイブラ > 「ええ、元の姿……というか、本来の私の姿です。
前にもお話したとおり、元々は大蛸ですからね。
ところで……えーちゃんと言うのは私のあだ名でしょうか」

(元の姿、というか本来の姿であって今の人間の姿がある意味
擬態なのであり、前にも軽く話したことを思い出しながら相手
の側まで近づいていく)

「それにしても、私相手に隠す必要はないと思っていらっしゃ
るのか、丸見せですがいいんですか?
綺麗な湖ですから、手で隠したり水着を着たりは野暮というも
のではありますが」

(そういう自分も隠してはいないので、お互い様だったりする
のだけれど。一応、腰回りに水の膜を作って直接は見えないよ
うに術を使う)

紅月 > 「ふむふむ、なるほどぉ…
うんうん、そ…ぇ?
…ぅわぁああぁああ!!

暫し首を傾げた後…ようやく理解。
バッと胸や下肢を髪で隠してバシャッと派手な水音を鳴らしてしゃがみこむ。
まさかの出会いに素で全裸なのを忘れていた。

エイブラ > 「……今更、ですか?
別に見られる見せるくらいは気にすることもないでしょう?
それ以上のことをした訳ですし……それからもう少し悲鳴も可愛
いくは出来なかったでしょうか」

(髪で隠す様子に髪のボリュームが凄いと感心して。
しゃがみこんだ相手の側、隣に座っていき、良い子良い子とい
うように頭を撫でようとする)

紅月 > 「い、今更って…しょーがないじゃないの、たまたまよく会うのがお風呂なんだもん。
紅、悪くないもん」

頬を薄紅に染めながら、半眼で相手を見つめ返す。
本当に、本当に偶然…彼と遭遇するのは決まって"裸の付き合い"の最中なのだから仕方ない。

「いやいやいや、可愛げとかまた無茶な…!
……ん、ふふっ♪
もっと撫でて下さいませ~」

エイブラ > 「まぁ、私がお風呂というか、水場が好きですし
紅月さんも水場が好きみたいだからでしょうか。
そのせいか水場が濡れ場になることも多いですし。
ふふ、今のは可愛かったですね。赤くなっているところもですが」

(頬を染めているのを見てくすくすと笑い、恥ずかしがって
いる姿を可愛いと見つめて。頭を撫でれば嬉しそうな様子の
相手の頭をゆっくりと撫でて、少し濡れている髪を梳いてい
こうとする)

紅月 > 「あぁ、えーちゃんベースが海洋生物だもんなぁ。
うぅぅ…濡れ場とかいわないの、紅が恥ずかしいから」

感心したり、唸ってみたり…けれど撫でる手にはどこまでも従順で彼の掌に頬擦りを。

「…ってか、えーちゃんの方こそ元気してたの?」

コテンと首をかしげて問う…彼のことだから干からびるなんてのからは無縁だろうが。

エイブラ > 「紅月さんは海洋生物じゃないのに
水場が好きなんですね。ふふ、恥ずかしがっているのも可愛い
ですよ?」

(撫で撫でしていれば掌に頬ずりを返してくる相手にくすりと
笑い、優しくその頬を撫でて。顔をそっと寄せては頬に触れる
だけのキスをしようとする)

「ええ、元気にしてましたよ?ご心配をかけていたなら申し訳
ないですが、見ての通り元気ですよ。ほら、紅月さんを抱っこ
出来るくらい元気です」

(元気だったか問われれば、相手の身体を抱き上げて太腿上に
横向きに抱っこしようとする)

ご案内:「何処かの森」から紅月さんが去りました。
ご案内:「何処かの森」からエイブラさんが去りました。