2019/09/16 のログ
ギュンター・ホーレルヴァッハ > 「…人からの忠言は、しっかりと聞いておく事だ。貴様の為を思っての言葉だろう、無碍にするのは感心せぬな」

反省する様子の少女に、再び小さな苦笑いを一つ。
とはいえ、少女の好奇心があったからこそ、こうして面白そうな機会を得る事が出来たのだ。
そう言った意味では、そう責め立てる事でも無いかと緩く首を振り――

「構わぬ。貴様に高説を述べていても、私とて一人で出歩いていたのは違わぬのだからな。多少好奇の目を向ける事くらいは許すとも」

まさか己の性別を疑われているとは思わず。
寛容でありながら高慢な口調で少女の謝罪を受け入れながら、追い詰めた路地裏の暗がり。
元より、貴族連中と関わって面倒事を起こしたくない住民が殆ど。大通りの住民達は、寧ろ意識して彼等に視線を向けない様にしているだろう。
悪辣な王族の戯れに付き合わされる少女に、憐憫の視線を向ける者も居たかも知れない。

「…ふむ、構わぬぞ。帰りが遅くなれば、貴様を心配する者も居るだろう。唯、そうさな。与えられた忠告を無碍にした好奇心への罰は、受けるべきだと思うがね」

そうして。追い詰めた獲物を愉し気に眺めた後。
少女に己の身体を押し付ける様に身を寄せつつ、その白磁の様な頬に手を伸ばす。
得物を甚振る猫の様な、そんな笑みを浮かべながら。

アグネーゼ > 「ええ、はい。全くその通りでございます。お恥ずかしい……」

正直言って、彼に言われるまですっかり忘れてしまっていた程だ。
己の好奇心の強さも大概にしなければ、と自分を戒めたところで。
じりじり。じりじり。徐々に徐々に、暗がりへ。

高慢そうな口調、その身なりの良さから高貴な身分の少年なのだろうと推察する。
上から目線は別に良い。気にした事もないが、兎角、どうやら彼は己をそのまま帰す気はないらしい。
少女は困ったように眉尻を下げるけれど、罰と言われたところで警戒心や恐怖心を抱くでもなく。
寧ろ―――彼は己に、何をする気なのだろう。そちらの方が余程気になるようで。

「…ま、ぁ―――私、それほど罪な事をなさっていたのですね。
 もしや、貴方様が私に罰とやらを……お与えくださるのですか?」

どうするのだろう。どうされるのだろう。嗚呼、矢張りこの胸に湧き立つ好奇心は止められない。
頬へと触れた彼の手はほっそりとしていて、矢張り女なのか男なのか、今も尚少女には明確に判断出来なかった。
少女の興味は、目の前の少年へと移る。躰を押し付ける程にその身を寄せてくるならば、
少女の豊満な乳房が真っ先に触れて、柔らかく潰れて往く事だろう。
その鼓動は、恋する乙女のように高鳴っていたに違いない。

ご案内:「奴隷市場 表通り」からアグネーゼさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場 表通り」からギュンター・ホーレルヴァッハさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場 表通り」にアグネーゼさんが現れました。
ご案内:「奴隷市場 表通り」にギュンター・ホーレルヴァッハさんが現れました。
ギュンター・ホーレルヴァッハ > 素直に自らの非を認める少女。少なくとも、自分が知る神聖都市の御偉方よりは余程聖職者として相応しいものだ、と笑みを浮かべる。
同時に、そんな無垢な少女を暗がりに押し込み、捕えてしまった己の浅ましさに、浮かぶのは自嘲を込めた苦笑い。
だからといって、簡単に返してやるつもりも無いのだが。

「…そうだな。神に仕える者に罰を与えるというのもおこがましい話だが。私とて人々を導く家柄の男。貴様をより良い聖職者へと導く為に、罰を与えよう」

密着した互いの身体が、それぞれの熱と鼓動を伝える。
少女の柔らかな双丘を押し潰す様に己の胸板が少女の身体に押し付けられれば、少女の高鳴る鼓動が確かに己へと伝わるだろう。
その鼓動を受けてクツリ、と唇を歪める様な笑みを浮かべれば、少女の若草色の眸をじっと見つめて――

「…何、痛くはせぬ。乱暴にもせぬ。神に捧げたその身体を、傷付ける様な事はせぬ。罰を受けるべきは、貴様のその未熟な精神であろうからな」

頬に触れた右手をするすると下らせて、その柔らかな双丘を服の上から軽く弾く。それと同時に、空いていた左手も彼女の身体へと伸ばされ、蛇が纏わりつく様に彼女の身体を弄る。
追い込んだ得物を甚振る様な愛撫を続けながら、穏やかな笑みと共に少女の耳元で囁くのだろう。

アグネーゼ > 実は自分は敬虔な信徒などではないのだけれど、と少女が勝手に抱く罪悪感で、
何となく彼と目線が合わせられずに虚空を泳ぐ。
傍から見た、壁ドンされて気まずい思いをしているようにも見えるだろうが、
まぁ強ち間違ってはいない。

「…?より良い聖職者へ……ですか?」

けれど、彼の言葉が気になってつい、彷徨っていた眸を彼の紅い瞳とかち合わせ。
愉しそうに歪む唇から紡ぐ言の葉を、一字一句逃さぬようにじぃっと見つめた。
―――未熟な精神に、罰を。
つまりはどういう事だろう、と考えを巡らせるより先に、
相手の掌がそれぞれ己の躰に触れてくるので、わけが分からぬながらも
ひくんと肩を小さく跳ねさせ、無意識に四肢を強張らせて往く。

「っ……ぁ、あの…っ?」

何となく、どことなく、少女の躰を弄るその手つきがいやらしい。
耳元での囁きは耳朶を擽らせ、鼓膜から精神を緩やかに侵す。
ぞくんと項を痺れさせながら、これはどう反応したら良いのだろう、と少女は固まってしまい。

ギュンター・ホーレルヴァッハ > 視線を彷徨わせながら己の言葉を聞く少女の姿に、随分と初心なものだとその姿を眺める。
そんな初心な少女が彷徨っていたのが奴隷市場なのだから、好奇心とは本当に恐ろしいものだと笑みを零す。

「…民を導くべき聖職者は、自戒と自制の心を強く持たねばなるまい?今宵の貴様の様に、つい出来心でという理由でこの様な場所に赴かぬ様にな。ならば、何をされようと、貴様がどう感じようと、それを堪え、耐え凌ぐのもまた、一つの罰であろう?」

詭弁どころではない。それどころか、単語が難解なだけで己の都合を堂々と押し付けているだけ。しかし、少女に返す言葉には後ろめたさも言い訳がましさもない。此の国に君臨する王族として。支配する立場の者として。寧ろそれが正しく、当然だと言わんばかりの自信と横暴さを含ませた口調だったのだろう。

そんな傲慢な詭弁を告げながら、少女の身体を弄る手は止まらない。衣服の上から這い回る様に、乳房を、脇腹を、腰を、臀部を。そして、掠める様に彼女の秘部の周囲を己の手が撫ぜていく。

「……だから、こうして他者が己の身体を蝕み、心が乱されようとも、それを受け入れ、堪えていれば良い。それが私がお前に与える罰だ。簡単な事だろう?」

耳を打つ少女の声が、己の奥に燻る獣性を煽り立てるのを自覚し、僅かな疑問を感じながら。
固まってしまった少女の性感を煽る様に、ゆっくりと、しかし熱の灯り始めた愛撫が続く。

アグネーゼ > 「そ―――ういうもの…なのですか…?聖職者と言うのは……
 …あ、あのっ、何か勘違いをなさっているようですが…!
 わ、私は確かにこの修道服を纏ってはいますけど、
 そこまで敬虔な信徒と言うわけではなくてですね…!」

自戒も自制も、確かに今の己には必要なものかもしれないが、
ただただ、素性の怪しい己を拾ってくれた神父に対する恩返しのようなもので、
別に本気で聖職者になりたいわけではなし。
根本的なところから誤解してる、と漸く我に返って彼を制そうとする少女。

けれども彼の掌はまるで蛇が這うように、少女を、女の躰の際どいところをあちこち触れてくる。
そして、その手が秘部の方にまで伸びてきて、ひぁっと驚くように声が上擦り跳ね。

「や…っ!むっ、むむむムリです、たっ、堪えるとか私には無理…っ!
 く、擽ったいと言うか、ぞわぞわすると言うか…っ。
 お、お止め、ください、いや…駄目……」

彼はただ触れているだけだ。衣服越しに、己の躰を。
神父だって教会の子供たちだって、こんな触れ方はしてこない。
それが何となく―――恥ずかしい。どうして恥ずかしいと思うのか、けれど少女は分からない。

ギュンター・ホーレルヴァッハ > 「ふむ、そうかね。であれば尚の事、より良い信徒で居られる様に努力すると良い。仮にも修道服を纏う事を選んだ身だ。その選択を大事にすると良い」

少女の抗弁も何処吹く風、と言わんばかりの涼し気な表情と言葉。実際、少女が聖職者を目指していようがいまいが最早己には関係無かった。
こうして、愉しみ甲斐のある獲物が己の手の中にある。今は、それだけで十分なのだから。

「…ほう?どうやら、初心と言うよりも、無垢と言った方が相応しいのやも知れんな。しかし、これは罰だ。嫌だと駄々を捏ねるばかりでは、何も得るものは無い。
――それに、貴様も期待していたのだろう?一体自分の身に何が起こるのか、その好奇心が故に、私の手にかかったのだから」

触れ合った身体から伝わった鼓動を思い出しながら、にっこりと笑みを浮かべる。それは、子供に言い含める様な口調と色合いの籠った言葉。
しかし、その行為はより淫蕩さを増すばかり。乳房を弄る掌は、衣服越しにその先端を捏ね繰り始める。
腰や臀部を撫ぜていた手は、するすると彼女の修道服を捲り上げていこうと蠢く。
そして、十分に熱の籠った己の肉棒を、ぐり、と互いの衣服越しにではあるが、その秘部に押し付けるだろう。己の熱を伝える様に。或いは、少女に罰を与える凶器を知らしめる様に。

アグネーゼ > 「いっ、いえいえですからっ、別に聖職者を目指しているわけでは…!」

駄目だこの人、人の話聞かない。
それが態とだということくらいは何となく理解出来る。
であれば、己が何と言おうと彼は止めるつもりなどないのだろう。
これはどうしたら良いのだろう、と少女はいよいよ途方に暮れてしまった。

「…き……期待…?私の、身に……。
 ―――いいえ、いいえ。私が期待していたのは、
 私自身が何かをされるわけでは、なくて…」

ただ知りたかっただけで、自分がどうこうしたいされたい、とまではまだ、そこまで思考が及ばなくて。
嗚呼けれど、今こうして彼に触れられている事で、新たな好奇心が生まれたのは確かだ。
他人に触れられるだけで自分の感度が変わること。
それは相手がこの少年だからなのか、それとも、「男」だから、なのか。
―――否、もしかしたら女の子かもしれない、なんて考えも捨てきれないのだけれど。

「っ、待―――。~~~~!!…で、す、からっ!待っ、て!くださいって、ばっ!!」

下着のつけていない衣服越しに、胸先を捏ね繰り回される刺激に、ぴくんとまた躰が跳ね。
そうして下肢に、何かが押し付けられたところで、もう限界、とばかりに彼の肩を両手で掴み、
ぐいと力任せに押して彼の躰を引き剥がそうとするだろう。
半分は人間の父の血が流れているが、仮にも少女は人外である。
少なくともか弱い少女の腕力以上はある、少年一人くらい強引に押しやれる、筈だ。

ギュンター・ホーレルヴァッハ > 「…何かをされるわけではなく、何が起こるのかに好奇心を抱いたのか。いやはや、つくづく度し難い好奇心よな」

流石に、こんな危なっかしい好奇心を抱いた少女を一人夜の街に放り出すのは如何なものなのだろうかと、彼女の保護者に思いを馳せる。現在進行形で少女を嬲っていながら思わず苦笑いを浮かべてしまうのを、堪える事が出来なかった。

とはいえ、少女を弄る手が止まる訳では無い。
無垢であろうとも女としての反応を見せる少女を愉し気に眺めていたが、思わぬ抵抗に己の身体は僅かにたたらを踏んで一歩後退る。か弱い少女かと思いきや、その腕力はもしや――

「…成程、成程。確かに、聖職者を目指している訳ではなさそうだな。亜人か魔族か。はたまた異種族の者か。教会も、随分と面白いモノを飼っているじゃないか」

己も同年代の少年に比べれば貧弱な部類ではあるが、流石に少女に押しのけられる程では無い。にも関わらず、強引に我が身を押しのけた少女の腕力に、愉快そうな声色で笑みを零した後。

「…さて。此の国を統べる位を頂く身としては、貴様の住む教会を弾劾せねばならんな。残念な事だ。貴様が大人しくしていれば、流れずに済んだ血があったやも知れぬというに」

少女から一歩引いた場所で、残念そうな声色で。しかし、とても愉しそうに肩を竦めてみせる。人外の者を匿う教会に、己の手を伸ばしてしまうのだと。
――尤も、そんなつもりは毛頭ない。無益な殺生を好む訳でも無ければ、戯れに捕えた少女の為に其処までするつもりも無い。ただ単に、悪辣な上位者として立つ己に少女がどんな反応を見せるのか、という好奇心故の言葉。
それ故に、少女に選択を与える様に更に一歩、少女から身を引く。此処から立ち去りたければそうするが良い、と言わんばかりに。しかし、立ち去らないのなら、己に絡め取られてしまう事を示唆する様に。

アグネーゼ > 彼の言葉は、時にグサグサと言葉の刃で少女を刺すけれど、時に鋭く少女の本質を見抜く。
それに耐えられなかったと謂うのもある。
彼を引き剥がすことには成功したが、不意打ちを狙ったから、と言うだけかもしれない。
次はもしかしたら、腕力では彼を引き剥がす事は出来ないかもしれない。

「っ……飼う、だなんて。わ…私を拾ってくだすった神父様は、その様な方ではありません…」

はぁ、と深く息を吐きながら、乱れかけた衣服を軽く手で払って正す。
己がただの人間ではないと見抜かれてしまってぎくりとしたが、
少女の正体までは気付いていないようだった。そこは密かに安堵しつつ。

―――思ってもみなかった脅し文句に、少女はさっと貌を青くすることとなる。

「…っ!え、っ、な―――何を、言って」

己の聞き間違いなどでなければ、彼は今、教会を弾劾しなければと言わなかったか。
まさか、そんな。己が拒絶したからと言う理由だけで、本当に教会に責が及ぶのか。
さっさとこの場から、彼から離れてしまおうと退きかけた少女の足が止まる。
いいや、嘘だ、きっとただの脅しだ。
そう思うと共に、でも本当かも、と疑う自分がいて、少女はあからさまにその場で狼狽した。

彼は、更に一歩下がる。去りたければ去れば良いと暗に示され。
けれど、少女はこの場から動けない。

「……ッ、…っ―――、ほ……本当、に…?」

混乱と。猜疑心と。絶望と。様々な感情が瞬時に鬩ぎ合う。
腹の奥が冷たくなるような、逆に熱くなるような。
迷子のような目で、縋るように青い貌で彼を見つめ。

ギュンター・ホーレルヴァッハ > あからさまに狼狽え、青褪める少女にじっと視線を向ける。
それは、狼狽える様に愉悦を覚えている様な。或いは、罠に掛かった得物を眺める様な。或いは、無垢な少女への憐憫の様な。様々な感情の色を湛えた瞳を、静かに彼女に向ける。

「当然の事だろう。貴様が神父の事をどう思おうと勝手だが、異種族を。しかも、王族たる私に歯向かった者を匿うのならば、それは王国の敵なのだからな」

狼狽する少女に畳みかける様に、敢えて淡々と事実だけを伝える様な事務的な口調で告げる。
最早決定事項なのだと。己に逆らった事は、それだけ罪深い事なのだと、高圧的な口調で告げる。

しかし、少女の瞳が縋る様なものへと変わった時。その蒼い瞳が、絶望の色を浮かべているのを見据えた時。
緩やかな笑みと穏やかな口調で、彼女に言葉を返す。

「…だが、今宵は私も気分が良い。それに、民を殺める事は私もしたくはない。全ては貴様次第だ。貴様が私を愉しませるというのなら、貴様を匿う教会を見逃してやっても良い」

動かぬ少女を再び追い詰める様に。しかし、まるで手を差し伸べるかの様な言葉と共に。
ゆっくりと、敢えて足音を響かせながら、再び少女を壁際へと追い詰めようとするだろう。