2019/08/12 のログ
ご案内:「平民地区の酒場」にジェイさんが現れました。
ジェイ > 平民地区と富裕地区の狭間にある酒場。
薄暗い、落ち着いた店内。
馬鹿げた喧騒を楽しむというよりは、流れていく時間と酒精を楽しむような場所だ。
もし意気投合すれば、そのまま奥の部屋にお互い誘い合っていけばいい。
後ろ暗い相談をするならば、個室へどうぞ。値段と引き換えの沈黙が貴方の秘密を守ります、
少し裕福な平民から、暇を持て余した貴族までが集まるような場所。
その奥の席に男は腰を下ろしていた。店内が見渡せて、入口からもよく見える席。
帽子と外套は壁のコート掛けにかけている。

「――たまにはこういう店も悪くない。」

目の前には、酒はない。
水の入ったグラスと、あとはひたすらに料理、料理、料理が並んでいる。
流石に口に物を含みながら喋るという不作法はしないが
両手に持ったナイフとフォークをゆっくり動かしてそれを次々口の中に放り込んでいく。
味は――きっと美味いのだろう。少なくとも栄養価はこういう店にしては悪くない。