2019/02/15 のログ
ご案内:「町外れの洞窟」にタン・フィールさんが現れました。
■タン・フィール > 町外れの林にぽつんと空いた、四畳半ほどの洞窟。
そこで採れるキノコ類や苔などを採取しに来た少年魔術師。
ビーカーや保管用のガラス器具を手にいそいそと洞窟を探って、
そこまで暗くも、広くも、深くもなく、
ケモノや魔物や虫の気配もしないことが、少年の恐怖心よりも、
安全圏からの冒険心のようなものもくすぐっていて…
けれども、ついうっかり天井から下に向かって伸びて生えていた、
眠気を誘うキノコにこつん、と額をぶつけてしまい、
ぼふん、と胞子を浴びてしまう
「ぷっ…!?わ…った…ぁ…っ、あ…これ、やっば…」
けほ、けほ、と甲高い咳をしながら涙目になって胞子を振り払うが、
わずかにでも吸い込めば緩やかな睡魔が襲ってきて、
ゆるゆると膝から崩れ、柔らかな落ち葉が敷き詰められた辺りで、座り込み、
洞窟の壁に背を預けて、瞳を伏せ、浅い眠りについてしまう。
「ん…ぅ……くぅ… すぅ…」