2018/11/08 のログ
ご案内:「平民街区のとある宿場」にフランネルさんが現れました。
フランネル >  冒険者たちの酒盛りの時も過ぎ、喧騒も落ち着いてきた酒場の一角。
5人はかけられる丸い木のテーブルの一席にフランネルはひとりついていた。
黒いローブのフードに手をかけて両手で後ろへ追いやると、緩いカールのかかった亜麻色の髪がふわりと広がる。
襟元を留めていたボタンを外して前をくつろげると、白のブラウスの生地を押し上げる存在感のある丸みが、やってきたウェイターの少年の視線を吸い寄せた。
少しだけ身をかがめて彼の視線と自分の胸の間に割り込むと、フランネルはにこりと緩く笑って口を開く。

「ホットワインとスコーン、いただけます?」

 視線の向きを悟られたことに気づいた少年が赤くなって頷きながら厨房へ駆け去る背中を眺めつつ、フランネルはくすりと笑ってテーブルの下へ手を伸ばし、むっちりとした脚の上に乗せた濃紺のビロード張りのケースをいとおしげに撫でた。
それに収められている、性感の泣き所をえぐる特殊な淫具たちを己の身で試したときのことと、もし先ほどの彼に使ったらという妄想を脳裏に巡らせ、ほわりと目元に朱を登らせながら、注文した品が届くのを待つ。

ご案内:「平民街区のとある宿場」にセルナエルさんが現れました。
セルナエル > (控えめに開いた扉から初冬の寒気を伴い現れたのは、なんとも場違いな服装の小柄な娘。それなりにボリュームのある胸の膨らみと、安産型のお尻が形作る女らしいシルエットを包むのは、時代がかった純白ドレス。ドレープたっぷりの薄衣を装飾も精緻な帯鎧にて抑えたその着衣は、痛々しい傷痕を残す背筋どころか脇腹やら横乳やらも無防備に晒す蠱惑的なデザイン。更には稚気を残したおっとり顔をきょろきょろさせつつ歩む脚線が、長裾に深く刻まれたスリットから大胆に覗いたりもするものだから、ほろ酔い加減の男性客が思わずぽかんと見つめてしまうのも無理からぬ事だろう。そして色欲含んだ凝視の歓迎を受ける当の小娘はと言えば、探し人でもいるかに彷徨う翠瞳を亜麻色の髪も美しい一人の淑女に留める。そして、意外に整った容貌にパァッと笑顔の花を咲かせると、彼女の落ち着くテーブル席へと小走りに近づいていく。)
フランネル >  首の後ろへ追いやったフードが、吹き込む風に微かに揺れた。
ビロードの布地を撫でていた手を止めて振り返ると、宗教画にでも出てきそうな――
だが、神々しさよりも魅惑的な雰囲気の勝る――少女の姿が目に入る。
一斉に男たちが浮足立つ雰囲気に少しあきれたように笑うと、当の彼女と目が合った。
少女の顔に弾ける喜色。小走りに駆けてくる彼女に一瞬首を傾げ、後ろを振り返るも、
そこには誰の姿もない。

「私です? ……まあ、可愛らしい子は大歓迎ですけども」

 呟いて視線の向きを戻すと、もう彼女はすぐそばにいた。座ったまま浅く頭を下げ、
にこりと柔らかい笑みを向けながら、見事な膨らみ越しに少女を見上げて訊ねる。

「こんばんはです。私にご用ですか?」

セルナエル > (こちらの向けた笑顔に対し背後を確認する彼女の所作は、下界経験の浅いセルナにも実感を伴って理由の分かる物だった。そんな小さな親近感が何やら妙に擽ったくて嬉しくて、天使の笑顔はますます緩む。パーソナルスペースをあっさり踏み越え近づく天使に、柔和な雰囲気の淑女が優しげな笑顔を向けてくれるのならば、ぱたぱた振られる犬尻尾が幻視出来る程の高揚も伝わるだろう。)

―――はい、こんばんわっ! ええとええと、用……用……?

(淑やかな挨拶に勢いよく下げた頭が白金の一つ結びを大きく揺らした後、問いかけに考え込むどんぐり眼は翠瞳を右上虚空に彷徨わせ)

お姉さんと一緒に食事をしたいというのは、ご用の内に入ります?

(きょと、と小首を傾げたまま、美貌の娘に問いかけを返す。)

フランネル > 「あら、相席? テーブルは空いてますからそれはもう全然構いませんよ、どうぞ」

 どれでも好きなところへ、と、ばかりに手を開いてそれをすっと横に滑らせて見せていると、
緊張した面持ちでホットワインとスコーンをトレイに乗せた少年が戻ってきた。
ボリュームは勝るとも劣らず、露出度は圧倒的に勝っている少女にまた視線を
吸い寄せられている彼を見てくすくす笑いながらトレイを受け取り、カップと
スコーンの皿を自分の前に置くと、フランネルは彼に言う。

「こちら、私と相席をご希望だそうです。いいですよね?
 ……注文、すぐできそうです? お嬢さん」

 言ってから、置きっぱなしだったメニューを彼女に差し出し、自分はワインを一口。

セルナエル > えへへへ、それでは早速遠慮なくっ♪

(相席を許されたなら、キトンの白布に危なっかしく包まれた柔肉を揺らして彼女の隣へ。安産型のお尻もろとも木椅子を持ち上げ、ずずいっと寄り添うその距離は、外気に冷えた剥き出しの白肩を彼女の二の腕に触れさせる程。いくら同性の気安さがあろうと初対面には近すぎる、傍から見たら背徳の百合カップルと勘違いされるであろう超至近。それが彼女の反応を引き出す前に、注文の品を届けに来た少年ウェイターが動きを止めてこちらを見つめる。セルナの代わりにあれこれ説明してくるお姉さんの声を黙って聞いていた所でこちらに向けられた質問に)

―――ふぇっ? あ、えと、えと、何か暖かくて美味しくて、チーズがとろとろで、じゃがいもがホクホクのやつを下さいませっ!

(慌てながらも意外に細かい注文を少年に投げた。メニューなど確認しない、お店任せの雑な注文。彼がそのまま厨房へと戻るのならば、セルナは改めてお姉さんへと顔を向け)

セルナエルと申します。今はしがない野良天使ですが、ご安心を。お金はちゃぁんと持ってます!

(形良い膨らみを張って顎を持ち上げる天使の顔は、一体どこに自信があるのか見事なドヤ顔であった。)

フランネル > 「セルナエルさんですね。私はフランネルです。
 響きは少し似てますけども、天使じゃなくて錬金術師をやってます」

 綺麗な白い肌が少し赤くなっているのは、火照っているのではなく夜気に
冷やされたせいか。そう思って、着たままだった厚手のローブから腕を抜き、
彼女の肩にかけてやろうとしたその時、膝の上に乗せていたビロードのケースが
ずるりと動いた。あん、と、慌てて膝でそれを挟んで止め、恥ずかしげに笑いながら
あらためて彼女の肩にまだぬくもりと、少し香水の香りの残るローブをかけようとする。

「外、寒かったんでしょう。
 こんな夜に天使さんがこんなところで何をしてらっしゃるんです?」

セルナエル > ―――まぁ! 本当ですね、不思議ですね、セルナとお姉さん、微妙に名前が似てますねっ!

(錬金術師の他愛ない一言にぱむんっと柏手一つ打ち鳴らした天使娘は、もう何が嬉しいのかにっこにこ。そして彼女が肌寒そうなこちらに体温を残した上着を掛けてくれようとするのなら、どんぐり眼をぎゅーっとつむり、ピンクの唇をむにーっと笑顔に固定して、ちょっぴり強張った姿勢でそれを待つ。そんな折に滑るケースにぴくりと向けた翠瞳がぱちくりと瞬きを落とすものの、改めて外套が掛けられたのなら)

んんぅぅ~~~っ❤ フランネルお姉さんのいい匂いがしますぅ、あったかですぅ❤❤

(掛けてもらえたローブをきゅーっと口元に寄せ、満面の幸せを隠しもせずにくんくんすんすん。着衣に残った彼女の体臭と体温の残滓をたっぷり吸い込む。)

ええとですね、ええとですね、セルナは《真実の愛》を求めて地上に来たのですっ。 今夜はお姉さんが綺麗でしたので、お姉さんと愛を育みたいと思っていますっ!

(よくぞ聞いてくれました。と言わんばかりの得意顔が、周囲から向けられる盗み見の視線も知らぬげに、透き通った声でとんでもない宣言をぶちかます。普通に聞いたならば背徳の同性エッチを妄想させるに十分な物なれど、羞恥も蠱惑も存在しないその声音は衆目になんとも言えぬ困惑を与えるだろう。)

フランネル > 「あん、もう。そんなに嗅がないの。
 なんだか恥ずかしくなっちゃうでしょう?」

 また浮かべるのは少し恥ずかしげな笑み。ずり落ちかけたビロード張りのケースを
テーブルの下でよいしょと引っ張り上げつつ彼女の答を聞くと、今度はフランネルが
目をぱちくりとまたたかせる番だった。一瞬の後、くすくすと笑いながら手にかけた
ケースをテーブルの上にまで引っ張り出しながら、天使の少女をじっと見つめて言う。

「あら、あら。天使さんにナンパされたのなんて初めてですよ。
 わたしのほうは可愛い子は男の子も女の子も大歓迎ですけど……」

 言ってから濃紺のケースをそっと開けると、中には薄桃色をしたいびつな形の物が
整然と詰め込まれていた。白いビロードの内張のケースの中で少し指先をさ迷わせ、
手に取るのははっきりと男根の形をした張型。そっと彼女に身を寄せ、背後から来る
視線を遮りながら、ふっ、と、唇で弧を描いてフランネルは言った。

「わたしの愛は、こういうのいっぱい使っちゃいますよ。
 大丈夫? 堕天とかしちゃいません?
 たぶん、だーいぶ神さまの摂理に反したものですけど」

セルナエル > (感情の起伏の緩やかな、おっとりと上品な口調と所作。その白指が見せるゆるりとした仕草は何やらいちいち蠱惑的で、奇術師の視線誘導めいてセルナのどんぐりまなこを引きつける。コト…とテーブル上に置かれたケースが静かに開けられ中身を晒せば、セルナは自然身を乗り出してそちらを見つめる。前かがみの上体が撓んだキトンの薄布の隙間から、雪白の先端に滲む淡いピンクの色彩を覗かせる。)

「なんでしょう、これ? セルナ、はじめて見る物ばかりです。不思議ですけど、ちょっと綺麗……かも?」

(置物の様な不思議な物体。その形は周囲で見守る酔っぱらいには馴染みの深い形状なれど、初な天使にはまだ見慣れぬ物。故に眼前へと突き出された張り型の亀頭部分に無垢な鼻先を寄せ、すんすんっと匂いを嗅ぐ無防備な姿を晒す。愛嬌たっぷりではあっても実の所は人離れした美貌の少女が、穢れなど知らぬだろう顔を男性器に寄せるその背徳が、ゴクリと男達に生唾を呑ませた。)

「―――――…? えぇと、そう、ですね。多分、大丈夫です。神様はああ見えて結構寛大なお方ですのでっ!」

(錬金術師の問いかけにあまりピンときていない生娘は、少し考えた後に己が仕えていた主神を微妙に貶める様な発言をしつつ得意げに頷いて見せた。)

「というかですね、えぇと、これはあれでしょうか? もしかして、セルナはもう今宵の愛の営みを許可していただけているという流れですかっ?」

フランネル > 「ふふ、私と、凄腕の彫刻家さんと、凄い享楽家の貴族さんが
 知恵と技術とお金を持ち寄って作り上げたお道具ですよ。
 男の子も、女の子も、とっても気持ちよくできちゃうの……」

 どこか自慢げに、そして楽しげに、額を彼女と寄せ合って囁くと、互いにたわわな
胸が触れ合って、ちらりと除いた乳房の頂を隠すようにふにゅりと柔らかく歪んだ。
少女の鼻先に、あるいは口元に薄桃色の彫刻のような柔らかく硬い、だが漲り切った
男根の形をしたそれを突き付けることに胸をときめかせながら、彼女が問いを発すると、
一瞬驚いてからフランネルは小さく吹き出す。

「もちろんですよ。わたしも興味ありますもの。
 天使さんのオルゴンって、いったいどんななのかって……。
 いっぱい気持ちよくなって、いっぱい分けてくださいね、セルナエルさん。
 わたし、張り切っちゃいますから……」

セルナエル > こ、これはそんなにすんごい物なんですね……よく分かりませんけど、セルナ、お股の辺りがちょっぴりぽかぽかしてまいりました……。

(身を寄せ囁く彼女の妖艶な雰囲気にあてられたのか、無邪気そのものの屈託のない天使の顔が、白皙の柔頬にほんのりと朱を滲ませた。言葉と共にするりと下がった白指が、キトンのドレープの上から際どい場所を押さえる所作に、再び衆目が息を呑む。そうした周囲の状況などにはまるで気付かぬセルナの問いに、美貌の淑女がはっきりと肯定を返してくれるのならば)

―――わっ、わっ、わぁっ、ほんとですか? 本当ですかっ? やったぁっ、やりましたぁっ! それでは早速、セルナと愛を確かめあいましょうお姉さんっ❤

(どこまでも蠱惑的な彼女の返答に、無垢なる天使は大喜び。がばっと立ち上がっての万歳が柔乳をぱゆんっと弾ませた。肩から落ちそうになる外套を慌てて抑えた天使娘は、彼女の手を男根型の置物もろとも掴んでそのまま店を出ようとし)

―――――…あっ!

(そこでほくほくといい匂いの湯気を上げる料理を手に戻ってきた少年ウェイターと鉢合わせ。少年の目を見て、手元の料理を見て、お姉さんの美貌を見て、天使は整った顔貌を懊悩に歪めた後)

ま、まずはご飯です! 下界では、ええと、なんでしたっけ。お腹ぺこぺこだとお仕事がはかどらないみたいな格言があったと思いますしっ!

(改めて椅子に座って「はよっ、はよっ!」と催促するかの視線を少年ウェイターに向けた。状況に取り残された少年は、困惑の視線を傍らの錬金術師に向けたりしつつも、とりあえずは職責を果たすことにしたのだろう。テーブルに料理を置いて、代わりにセルナから代金を徴収した後仕事に戻っていった。)

フランネル > 「それはもうすごいですよ。わたしも試作中に何回も使いましたけど、
 その時のこと思い出すと、セルナエルさんと同じで腰の奥がきゅーんって
 してきちゃいますもの……」

 言葉を紡ぐのは、煽るようなウィスパーボイス。そうしながら持っていた道具を
ケースに戻そうとしたところで、その手が彼女の手に取られる。小さいが柔らかく
温かい手。そのまま引っ張られると、立ち上がりそこねそうになって一瞬よろめくも、
なんとか体勢は立て直しながら

「あん、セルナエルさんったら、ちょっと待ってください。
 あなた、さっき……。ほら来た」

 二人の女が明らかに男根の形をした物を握り合っている画に視線を落ち着きなく
さ迷わせる少年の手元には、熱々のポテトグラタン。しばらくの逡巡の後、少女が
再び席に着くと、フランネルも席に戻って道具をケースにしまい込みながら。

「腹が減っては戦はできぬ、です。
 慌ててやけどしちゃだめですよ? セルナエルさん。
 上のお口も気持ちよくなるのにはとっても大事なんですから……」

 口の中をやけどしそうな勢いの彼女を心配そうに眺めつつ、フランネルは笑う。
 食事を終えたのち、結局どのように愛をはぐくんだのかは……。