2018/05/17 のログ
ご案内:「平民区の冒険者ギルド」に竜雪さんが現れました。
■竜雪 > 【待ち合わせ待機中です】
ご案内:「平民区の冒険者ギルド」に紅月/コウゲツさんが現れました。
■竜雪 > 今日の引き籠り場所は…平民地区の王都冒険者ギルドに併設されている図書室的な一角。
本棚に囲まれた最近見つけた中でも引き籠り穴場の一つとして とある人物がもそもそと絶賛引き籠っている処ともいう。
茸でも生えそうな暗がりに近く、ランタンなのか灯りが極端に多くもなく少なくもなく、
ギルドの中でも一際人の流れもない、冒険者ギルド併設の図書室なんて、
表では調べものに、裏ではにゃんにゃんする為に打って付けの場所。
本棚に囲まれた所にテーブルと椅子を引き込んで、
そのテーブルに積み重なる位の本を積み上げ椅子に腰かけている得体の知れない其れはもそもそと本を読み耽る。
ぐぅぅぅぅ
なんかお腹の音が鳴った、生きている何かがいるらしい。もそもそとその手がテーブルにある筈の干物に―届かない!
「…」ぱたっと手がテーブルに落ちた。
■紅月/コウゲツ > 一方此方も本の虫。
ステンドグラスのランタンをユラユラさせて、良さげな本を物色中…ドワーフ語ないかなドワーフ語。
ふと…視界に入ったマドハンド、ではなく。
おそらく人間の手、と思われるもの。
…あっ、息絶えた。
「…コレが欲しいの?」
すすっ…コツン。
机に近付き、簡単に手が届く所に干物を寄せてやる。
…なんだろう、ちょっぴり餌やり気分。
紅月は手の反応を今か今かとワクワクして眺めている。
■竜雪 > へんじがないただの物体のようだ ではなく 単に面倒になってしまって
テーブルというか本に埋もれた間から伸びる手が動いていないだけ。
人間でもないのだけど 外身はとある部分以外は人間です多分。
わ…わき わきわきわき 手が生きているかのように復活しだし動き始めた。
キモ悪いと言われるかも知れないが、カツカツと蠢く様に本と本の間から伸びる手が干物を求めて蠢く!
微妙に届いていない、が 一つに届いた そしてにゅっとその干物を引っ掴んで穴倉に引っ込むように
干物を掴んだ手は赤へと引っ込んで―本に埋もれた中で もしゃもしゃと音が する。
■紅月/コウゲツ > おおぅ…ホラーかな?
『蠢く手がピャッと引っ込んで咀嚼音』
この絵面だけ見ると中々に…こほん。
でも、何だろう…なんか面白い。
おもむろに虚空に手をのばし、歪みの中から大きめの瓶を引きずり出す。
本日のオヤツ、もとい瓶の中身は小さなチョコチップスコーン。
…少々喉が乾くのが難点だが、保存がきくし腹持ちもいい。
「……、…これも、たべる?
今朝焼きたてなんだけど…」
カコッと気持ちのいい音をたてて瓶を開け、中身がこぼれないように、そっと瓶の口を消えた手に向けて設置してみる。
■竜雪 > 海の中にいるとされるイソギン…触手ちゃんの様な動きをしている。
何も警戒すべき敵がいない 餌がある で 触手が引っ込んでいた穴から出てきて餌を食べるのだ。
それが触手ではなく 何者かの手。触手ちゃんのようににょきにょきわきわき動いてキモイ。
「…」
何も喋らないけど その手の持ち主は手の向こうで何者かがいる事だけは気づいたようだ。
その存在が何の目的で食べ物を置いているのか!本の間から 飛び出ればいいのに出ないままに。
「…」
手がまた動いた、一つ二つ チョコチップスコーンを引っ掴むとまた引っ込んでいく。
そして咀嚼音がする。暫くしてまた手が…掴んで引っ込む。そして…繰り返し数分。
■紅月/コウゲツ > なんだこのイソギ…触手ちゃん。
何かだんだん可愛くなってきた。
「ふふっ……よし!」
近くの椅子をひっ掴み、ゴトッ…
机の向かいに置いて。
ステンドグラスのランタンも照らしすぎない程度の位置に設置すれば、先程より少しだけ明るく…やんわりカラフルな幻想的空間に。
「喉渇かない?
紅茶、あるんだけれど」
今度は虚空から小振りな水筒を出す…後で散歩しながら飲むつもりだったけど、そこらで買えばいいや。
スコーンの横に設置し、手首に通すのに丁度良さげな手提げ部分を垂らしてやる。
…さすがに液体は受け取らないかしら?
興味津々である。
■竜雪 > ごはんごはんくれくれ…的に蠢いては引っ込み咀嚼する音。
触手よりこの動き非常にキモイそして予測不能。時々お腹の音がするので足りていないのだろう。
手の時点でそれがケモノではなく人か人為らざる者かどちらかなのは明白。
「…」
本当に一言も喋ってない。本の山という巣から出ればいいものを、出る機会を逃してしまった!
もうしばらくこの引き籠り物体は手だけを露出し わきわきと動くのみ。
「…」
どう飲めと? あれか スキルを使えばやれない事もないが…。
液体は流石に…受け取らないようで 手が すすすっと引っ込んでいく。
■紅月/コウゲツ > ふむ、さすがに無理だったか。
…というか、本気で片手しか動かす気がないのか。
それとももしや隻腕なのか?
まるで冒険小説のように想像がふくらむ。
にこにこ、うふふ…
本をめくる音に咀嚼音のみが響くマッタリ空間。
ならばコレでどうだ、と紅月が出したのは、お握り。
最近見つけた大きな商会で売ってたライスに、手が汚れないよう海苔をたっぷり使った真っ黒三角仕立て。
…中身は梅干しなんだけど、ここの方々って梅干し大丈夫かしら。
ちょっとしたイタズラ心、ハンカチを敷いてお握り設置。
「そんなにお腹すいてるなら…たべる?」
中身を言わないのがミソである。
■竜雪 > 液体をとある能力を使って 宙に浮かし球体にして引っ込ませる的な事はしなかった。
あくまでも片手の手だけでわきわき触手ちゃん(偽)をする為なのだ。
っていうかそろそろ足りなくなってきた…化けの皮を剥がす時が刻々と迫る!
「…?」
何かの塊が指に当たった、海苔と呼ばれるしっとりとした感触にそれに包まれているとはいえ、
米粒の様なねっとり感のするライスで構築された食べ物らしい香。
中身が分からないが、触覚だけで解れ、は難しい事だった。
むんず とつかまれる その中身の分からないおにぎりというブツ。
そしてすすすっと穴に吸い込まれていった。むしゃむしゃと音がする。
手は出て来なくなってしまった。そして何も喋らない。
■紅月/コウゲツ > さ、さすがに…酸味は厳しかったかっ!?
「…お、おーい……大丈夫かーい?
やっぱり梅干しはダメ、かねぇ…?」
私は大好きなんだけどねぇ、と苦笑して。
現地にいた頃に『外ツ国の人は梅干しを嫌がる』と聞いた事はあったが、噂は本当だったか。
「…出てきてくれたら、ハム玉子サンドあるんだけどなー?」
にこにこ、ハンカチと空瓶を回収しつつ声をかける。
■竜雪 > 本の巣から 徐々に本がずれてくる。
内側に向けて本の壁が崩されてにょきにょきと出て来る黒くて太くて捩れた一対の角。
黒くて赤い瞳の少女…角以外は非常にとある人物にそっくりの風貌ある少女だ。
出てはきた 出ては。
若干強がってはいるが 梅干しは 酸味は厳しかったようで涙目だった。
「恨」
「呪」
必要最低限過ぎて 其れしか喋らない。
出てはきたが 涙目の少女は じっとコウゲツさんを見詰てる。
■竜雪 > 【続きは後日となりました】
ご案内:「平民区の冒険者ギルド」から竜雪さんが去りました。
ご案内:「平民区の冒険者ギルド」から紅月/コウゲツさんが去りました。