2018/04/30 のログ
ご案内:「ステッパーズ遺跡」に紅月/コウゲツさんが現れました。
紅月/コウゲツ > 「…さて、やって参りました第二回ステッパーズ遺跡~♪」

遺跡の前に赤と黒の女…相も変わらず鉄扇片手にほぼ手ぶら。
その場に他の冒険者がいたらチョップでも喰らわされそうな遺跡を舐めくさった格好である。

「さーリベンジリベンジ…今度はモンスターハウスにブチ当たってもいいように心の準備してきたんだからねっ!」

無駄に胸を張ってドヤァ…遺跡に向かって指をさす。
…無論、誰もいないからこその行動である。

「紅月さん、推して参る!」
[1d20→14=14]
紅月/コウゲツ > 「…およ?ちっさいおっさんがいる」


[1d20→14=14]
[遺跡の調査に来ていた同業のドワーフと出くわす。ただしかなりのご高齢でドワーフ語の訛りが強く、共通語では会話にならない。
あなたがドワーフ語を習得しているか、あるいは何らかの意思疎通手段を持っているのならば彼は珍しい鉱石を一つ譲ってくれるだろう。]


「こんにちわ~、探索ですか?」

「…!…………~~♪……、……~~…っ!」

「おっと、どっかの方言かねぇ…イヤリングの翻訳魔法が効かないや。
んー……あっ!」

紅月は虚空からメモ帳と鉛筆を取り出した。
何やら紙に一心不乱に描いている。
…どうやら得意の絵と○×カードで会話を試みるようだ。

「~♪……?……、………♪…!」

ドワーフは絵が不得手らしく、○×カードをしげしげと眺めた後、何やら楽しそうにカードで対話し、何かの石を差し出した。

「ん?おいちゃんコレくれるの?ありがとう!
…綺麗、こういう原石とか鉱石大好きなんだよね。
無くさないよう仕舞っとこ」

紅月は○×カードをお持ち帰りしたドワーフが見えなくなるまで手をふり見送ったのだった。
[1d20→3=3]
紅月/コウゲツ > 「…うわ、新人狩りかねぇ」


[1d20→3=3]
[あなたは前方に盗賊たちがたむろしているのに気づくだろう。彼らは4人組でまだこちらには気づいていない。
不意を打って襲撃するのも、敢えてやり過ごすのも自由だ。ただしこちらの人数が少ない場合は手強い相手になるだろうことを覚悟したほうが良いだろう。]


「…(さぁて、どうすっかな…?)
……(シバキ倒してもいいんだけど、今日こそはお宝持ち帰りたいし、探索に専念したいのよね)
……(んー、さっきの別れ道から別の部屋行けそうだし、ほっとくかぁ)」

触らぬ神になんとやら、である。
紅月は廊下に防音魔法をかけ、前の部屋に通じる通路まで戻ると別の部屋へと向かった。
[1d20→18=18]
紅月/コウゲツ > 「やぁあん何ここ!何ここぉ~っ!!」


[1d20→18=18]
[ここは魔導書を収める書庫らしい。壁一面書架に覆われ大量の魔導書があなたを出迎える。
1D6ダイスを振り偶数が出た場合、望みの魔導書を一冊、見つけられたことにして良い。(魔導書の内容は自由に決定して良い)
ただし奇数が出た場合、魔導書たちに襲われ様々な魔法を浴びせかけられるだろう。]


「ああっ、本好きには堪らないこの空間…古書の香りが愛おしい。住みたい」

うっとり…まさにこの言葉がぴったりな表情で祈るように手を組み、悩ましげな溜め息をつく。
…しかし、ハッと気付くのだ。
今日の目的はお宝である。

「…って、そんなこと言ってる場合じゃなかった。
探索に専念、探索に専念!…くっ!!」
[1d6→2=2]
紅月/コウゲツ > [1d6→2=2] ダイスロール成功

とりあえずカウンターらしき机を見てみる…お知らせチェックは基本。
と、カウンターの横に掲示板があることに気付く。

「なになに…『青い背表紙の本のみ、一人一冊まで持ち出しを許可する』と。
…これ、もし気付かなかったらどうなってたんだろ」

十中八九ろくなことにならないだろう。
頬を冷たい汗が通った。

…こほん。
気を取り直して本棚を見てみる。

「青、青、青…あぁ、このエリアか。
水魔法に氷魔法、学術書に…おい待て誰だよ『淫魔リリトの淫術レシピ~愛蔵版~』なんて妙な本置いたのは」

浮いている、やたら浮いている。
なんでこんなあからさまにアレな本が堂々とこの棚に…絶対展示場所間違えてるよね?
え、一応青い背表紙だから合ってる?
私がおかしいのか?

「…この国物騒だし、何かあった時の為に貰っとくか。
万が一襲われた時とか、もし淫魔御用達の回復魔法とかあったら心強いしなぁ…書いてあるといいんだけど」

…紅月は『淫魔の禁書』を手に入れた。
[1d20→7=7]
紅月/コウゲツ > Q,テンタクルスってなーんだ?
A,みんな大好き触手さん!


[1d20→7=7]
[やけに湿っぽい部屋だ。それに澱んだ空気はやけに甘く、遠くから水滴が垂れる音がする。
ここはテンタクルスの縄張り、天井に潜んだ彼らに気づかなければ長い触手に巻かれて苗床にされてしまうかもしれない。]


「なに、ここ…何か床がねとねとする。
やたらシケもったいし…変に甘ったるい臭いするし」

きょろきょろ、と辺りを見回す。
何だか急に坑道というか、岩場のようなエリアになった…もう正直罠としか思えない、つい最近このパターンでスライムの巣に苦労したばっかりだ。
ゆっくりと警戒しながら進む。

ぴちょん、ぴちょん、ぽたた…
鉄扇を握る手に力がこもる。
緊張からか、鼓動がいつもより僅かに早い気がする。

…………、何も、いないんだろうか。
今のところ、生き物の動く気配はしない。
ゆっくりとエリアの中央へ、近付いていく。

…………しゅるるるっ!!
「……! そこだ!」

鉄扇を扇ぎ鎌鼬を飛ばす。
ぶちぶち、ぶぢっ、ぷしゅっ…
床に落ちてビチビチ跳び跳ねている何かに注視する…これは、もしや触手モンスターというやつか?

しゅ、しゅる、うね…
上から何とも肉々しく冒涜的で淫猥な形をした触手が次々と降りてくる…こ、これはちょっと、さすがに、宜しくないんでない?

「…さ、三十六計逃げるにしかず!!」


~このあと滅茶苦茶ダッシュした~
[1d20→6=6]
紅月/コウゲツ > 「さて、次は何が来るやら…」


[1d20→6=6]
[なんと幻術トラップのかかった部屋だった!あなたの好きな人やものが誘惑を仕掛けてここへ足止めしようとする。心頭滅却し、雑念を追い払うか、魔術を解除するすべがあれば無事通り抜けられる。
ただしその手段がなければしばらく幻術に囚われ、無為な時間を過ごす羽目になるだろう。]


危うく触手とお友達になるところだった紅月…あの後、全方位に鎌鼬出しまくり、触手が一旦引っ込んだところで転がるように出口へと突っ込んで行って難を逃れていた。

そうしてたどり着いたのが此処、なのだが…

「…え、なにこれ、もふもふパラダイス」

紅月の前には犬猫兎とふわふわもふもふな動物が至るところで跳ね回っていた。
…正確には、そこには何もなく、ただ幻があるだけなのだが。

「………………、いやいやいや、ないない。
遺跡にこれはさすがに、さすがにないわ~…ない、よな、うん、ない」

紅月は必死に、それはもう必死に動物達を見ないふりして通過した。
[1d20→19=19]
紅月/コウゲツ > 「お、何かそれっぽい部屋みーっけ♪」


[1d20→19=19]
[長い通路の先、石像に睨まれた台座の上に宝石が一つ乗っかっている。あなたは宝石をとってもいいし、無視して先に進んでもいい。
ただし宝石を台座から取り上げると石像がガーゴイルとなって宝石を持った者に襲い掛かってくるだろう。うまく撃退するなり逃げるなりしたならば、あなたは価値の有りそうな宝石一つを手に入れる。]


「うわ、罠だよなーきっと」

この遺跡がろくでもない罠を色々内包している事は、前回の探索でよくよく知っていた。
だからこそ今回も罠だろうと真っ先に疑ってかかるのだが…これ、やっぱり石像が動くとかそういうアレなんだろうか。

…悩んでいても仕方ない。
今回はお宝を持って帰ると決めたのだ。
決めたのだから、やりとげねば。

「よっ、と…」ヒョイッ
……キシッ、ギギッ、ゴゴゴゴゴ
「…あっダメそう」カコッ
ゴゴゴゴ、ゴゴ、ゴ………

「………あぁ、そういう」

両サイドの石像から嫌な感じがしたから試しに台座にもどしてみれば、案外あっさりと元に戻った。
おそらく、泥棒本人のみを攻撃するように作られているのだろう。

したらば、だ…

「この、石像をっ…倒し、てっ!……こっち、も………!!
…さぁて、ガーゴイルは割れても機能するのか、前々から試して見たかったんだ。
付き合って貰うよー♪」


結論:割れたらダメみたいです
[1d20→7=7]
紅月/コウゲツ > 「さて、ボチボチ帰りたいトコなんだけど…」


[1d20→7=7]
[やけに湿っぽい部屋だ。それに澱んだ空気はやけに甘く、遠くから水滴が垂れる音がする。
ここはテンタクルスの縄張り、天井に潜んだ彼らに気づかなければ長い触手に巻かれて苗床にされてしまうかもしれない。]


「そうなんだよなー、此処が鬼門なんだよなー…」

行きはよいよい帰りは怖い…先程の触手ルームの再来である。
出来れば、出来ることなら、捕まらずに上手いこと脱出して帰りたい。
触手モンスターに捕まった人間の末路なんざ、快楽地獄か肉体改造か孕ませられると相場が決まっているのだ。

「何か、何か方法は……………あ、あったかも」

紅月は女の姿から男の姿に変化する…これなら、少なくとも孕ませられる事は避けられる、はず。
否、万が一この触手が『男でも喰っちまうんだぜ』っていうアレならどうしようもないが。
…それはそれで、尻が危ないっていうリスクになるんだろうか。
少しばかり不安になってきた。

じり、じり…今度は大太刀を構えて注意深く進む。
もうじき部屋の真ん中近くにたどり着く。
…と、その時!

しゅる、しゅしゅ、うにょ…触手が上から降りてきた。

「うわぁああ、マジかよ!
男まで喰うとかどんだけ悪食だ!?
ちょ、やめ、股を狙うんじゃねぇ…っだぁああもう!!
ヤらせはせん、ヤらせはせんぞぉおお!!」


~このあと滅茶苦茶触手斬った~
[1d20→8=8]
紅月/コウゲツ > 「……、あー、此処かぁ…」


[1d20→8=8]
[小さな小部屋の中央に机が一つ、その上に飲み薬の小瓶が置かれている。ラベルには『私を飲んで!』との表記が。
怪しんでそっとしておくのならば何も起こらない。]


「うぅぅ、思い出すだけでお腹が変な気がするぅ…」

傭兵のグライドと初めて会ったのがこの部屋、なんだよなー…うん、あの日は色々厄日だったけど、イドさんに会えた事だけは幸運カウントしてやろう。

「さて、今日の戦利品確認でもしとくかー」

・ドワーフお墨付き、珍しい鉱石
・淫魔の禁書(淫術レシピ)
・価値のありそうな宝石

「前回しょっぱい分、今回はそこそこ良い感じだねぇ。
後で鑑定したりしなきゃなー」

…こうして、紅月のダンジョン雪辱戦は幕を閉じたのだった。

ご案内:「ステッパーズ遺跡」から紅月/コウゲツさんが去りました。