2018/03/02 のログ
ブレイド > 「お前ほど身軽じゃねぇよ、オレは」

そう言いながらもシャルレの後を追う。
依頼があったおかげで、普段よりも装備は重ため。
だが、軽装での身軽さがウリの冒険者だ。
少し遅れ、手間取ったものの三角屋根へとたどり着く。

「ふえー……まだ高いとこだと少し寒いな」

シャルレ > 「なんでー?雄だから?」

相手との違いは性別くらいとおもってる
身軽じゃない理由がわからなくて、先先に歩いては止まって待ってたり。
先端に座ると足をぶらーんと投げて、遠くの町の明かりに指をさして

「ほら、ここキラキラ見えるでしょ?」

寒いのは確かに、相手のほうに少しだけ座り直し近づいて

「これなら寒くない?」

ブレイド > 「装備もあるけど…ま、そこはオレがダメなんじゃなくて
お前がすげーってことにしておこうぜ?」

身体能力も個性のうち。
猫のように身軽なシャルレに比べてしまえば、動きが重いかもしれないが
それでもまだ軽戦士としてやれる方だと信じたい。

「んー…おー、街の灯り…か?こりゃ。すげーな」

シャルレの指差す方に視線を送る。
闇の中に輝く灯り。たしかに、綺麗かもしれない。

「へへ、そうだな。まぁ、猫じゃねぇから抱くわけにもいかねぇか」

近づいたシャルレの身体が風よけになったおかげで、寒さは和らぐ。

シャルレ > 「じゃあ、私がすごーい」

自分がすごいといわれると悪い気はしない、それにでも楽しそうに笑って返しながら
並んで眺めた遠くの明かり、このあたりが空き家も多いので暗いせいだけど。

「ね、ね、すごいでしょ見つけたのココ」

ちょっとだけ体を寄せたけど、人の姿では自分も少しだけ肌寒い、
でも猫では会話もできないので仕方ないのでこのままに。

ブレイド > 「おう、お前もすげーがここもすげーな。
絶景ってやつだ」

シャルレのそばで遠くの灯りを見つめる。
この街は好きではないのだが
このような景色があるとは…少しだけ、見直した。

「てか、お前のほうが寒そうなかっこしてんじゃねーか
これ、つかうか?」

フード付きのマントを外そうとする。
まぁ、シャルレが耳を晒していても大丈夫なのだから、自分も大丈夫だろう。
猫の姿なら、いつものように懐に抱くのだが。

シャルレ > 「ね、すごい」

夜の散歩コースのお気に入りを相手にも褒められると嬉しくなる。
マントを外そうとするしぐさに手で止めるように伸ばして、

「いい、大丈夫…うーん…じゃあ、ここにいる」

隣に座る相手、少し迷いながらも寒さは苦手、と今度座りなおしたのは、
相手の膝の上にちょこんと

ブレイド > 「オレも散歩は良くしてるけどな。
ホント目的もなく歩いてるだけでよ…身軽じゃねぇからな」

冗談めかしながら、シャルレに手を止められ。
すこし首を傾げる。すると、小さな体を膝の上へと滑り込ませてきた。

「ん、おぅ…え、っと……嫌なら無理すんなよ?
ゴツゴツしてて座りづらいだろ?」

膝の上にシャルレを乗っけ、落ちないようにと支えはするものの。

シャルレ > 「だって地面歩いてると危ないでしょ?
 屋根の上のほうが安全」

歩いてる場所で安全さを強調して、夜の散歩でも平気とばかりに、

「嫌、じゃないよ?」

あまり、人でこういう距離は慣れてないので、少しだけ緊張はするけど
暖かいのと風避けにはちょうどいい、気にするのを忘れるように
膝の上で夜景をみながら楽しそうに揺れてみた。

ブレイド > 「まー、そりゃそうだけどな…
いい景色も見れるし、安全…いいことづくめか。
シャルレの散歩コースとっちまうのもわりぃし、オレは地面でいい」

膝に載せたシャルレの腰に手を回し、屋根から落ちないように支える。
支えてると撫でることはできないが、目の前で風に揺れる白い髪はとても柔らかそう。
マントでシャルレの体を包み、一緒に夜景を眺める。
少しドキドキはするものの。

シャルレ > 「ね、でもブレイドも危ない時は屋根の上ね?」

地面でいいというのは雄だからだろうと自己完結。
腰のとこを支てくれようとしてるんだろう
なによりもマントの中の温かいほうが、自分には魅力的だったから、

「あったかいねー、寒いとね寂しくなるから嫌いー」

ブレイド > 「逃げる時は普通にありかもな。
検討しとく」

笑いながら、膝の上のシャルレの背もたれになるように。
体がくっついていたほうが温かいだろうし。
鼓動は少し早いが、気づくほどでもないだろう。

「寂しいね。わかるきもする、かな。
寒いのはオレも嫌いだ」

シャルレ > 「うんうん、ぴょーんて、飛ぶといいよ?」

自分の猫のときのように、軽く言えてしまう。
背中をくっつけると温かく感じて、自分の言葉に同意する返事になるとうなずいて。

「ね、待ってるだけも、寒くなっちゃうから嫌い」

自分のほうに足を寄せてきて軽く体を小さくしてみる

ブレイド > 「ぴょーんは流石に無理だな。
オレは脚力そんなにねーし。でも、屋根を歩くか…
たまにやるならいいかもな」

街の灯をみながら、シャルレの白髪が頬をくすぐる。
柔らかな猫毛でくすぐったいのだが、気持ちよくもある。

「待ち合わせにはちっと遅れていったほうがいいかもな。
さみいのも寂しいのも、シャルレは嫌いみたいだしよ。
遅れていって温めてもらいな」

膝の上で体勢を変えるのがくすぐったくて。
変な気分にはまだならないものの、少し膝をもぞもぞと動かしてしまう。

シャルレ > 「うんうん、楽しいよ?」

猫感覚の自分の楽しさは相手も同じだろうと、思い込み。
長い白い髪がわずかに揺れて、三角の耳もピコンと動いたりしてて、

「えー、そんなの楽しみで先についちゃうし、早くから待っちゃいそう」

早く会いたくなってしまう、遅れては…いけない気がするけど。
あっためてもらうのを想像しただけで嬉しくなってニコニコになるのは、膝が揺れて
体も揺れるから、遊びに付き合うように自分からも揺らすように動いて

「何?ブレイド遊んでる?たのしー?」

ブレイド > 「シャルレも楽しそうだもんな…散歩
俺の同居人もよく屋根の上を飛び回ってるみてーだし…」

あれはあれで事情は違うのだが。
片手で腰を支え、空いた手でシャルレの髪と耳を撫でることにした。
ふわふわしていそうで、つい触りたくなってしまった。

「待ち合わせに向いてねーんじゃねぇか?
きもちはわからねーでもねーけどさ」

純粋なシャルレの言葉に思わず笑ってしまう。
シャルレが揺れれば余計に膝が揺れ、膝が揺れればシャルレも揺れる。
結局ゆらゆらと遊ぶように。

「いや、お前がもぞもぞするからくすぐったかったんだけどよ…
もう遊んでるでいいか」

楽しいかどうかは置いといて。
でも、男子の膝の上でもぞもぞするのはそれはそれでよろしくはない。

シャルレ > 「そーなの?じゃあ一緒だね」

相手の同居人のことは知らないけど、屋根の上を飛び回る=自分と同じとなって
ブレイドのことを猫と思い込んでるので、その同居人も猫仲間と思えた。

「待ち合わせなきゃいいのっ一緒にいけばいいんだもん」

別々のとこに住んでるから待ち合わせるのだろうと思った。
膝の上で弾んで遊んでる、きゃっきゃと楽しい笑い声をあげてたけど、
月の傾きに時間が過ぎてることに気づいて。

「ブレイド、近道なのに遊んでくれたから時間かかったね、そろそろ帰る?
 私もかえるーから」

後ろの相手に、体を揺らしながら聞いてみた。

ブレイド > 「一緒…そうだな。
アイツも楽しんで散歩くらいできりゃいいんだけど」

少し心配になる。シャルレをふわりふわりと撫でながら苦笑し。
一緒に散歩できればいいのだが、残念なことにそれほど身のこなしが軽いわけではない。

「それもそうだな。
ずっと一緒にいるならそれもいいだろっと、だいぶ時間経っちまったんだな。
そうだな…送ってってやるか。どうせ遅くなったなら、後で帰っても一緒だ」

シャルレの言葉に頷いて、猫になるのを促すように肩を叩く。
もう少し遊んでたら、少し反応してしまいそうだったからちょうどよかったともいえる。

シャルレ > 「それならね、一緒に散歩したらいいの」

猫なら問題ないはず、と思っての言葉。
相手の言葉にうなづいて、ずっと一緒なら待つことも待たせることもなくて
寂しく思うこともないはずと

「いいの?じゃあ抱っこね?」

前に隊舎の場所は教えたから、肩をたたかれ後ろを振り向きながらも嬉しそうにしてた。
向きをかえながら光がはじけるように姿を白い毛の長い猫に変えて

「にゃーん」(抱っこー)

前足を相手の胸のとこにムニムニと押すようにして抱っこを強請ってみた。
猫で抱っこで帰るのなら寒い思いはしなくて済むので、相手を思わす便利に使ってしまうのだけど。

ブレイド > 「一緒、一緒かぁ…」

それができれば自分も嬉しいし、楽しい散歩になるだろうとは思う。
色々コトが片付いたら砂層もありかと思いつつ
最後に少女の髪をひと撫で。

「おう、いいぜ。ん、っしょっと」

猫の姿になった少女をうところに抱え立ち上がる。
シャルレに比べれば重たいが、それでも人の中では身軽な方だ。
バランス感覚だって悪くない。

「へいへい、落ちんなよ?」

抱っこしたまま、身軽に屋根から降りる。
ひとっ飛びとはいかないものの。シャルレは不満だろうが、地面を歩いて兵舎まで送ることに。

ご案内:「平民地区 」からシャルレさんが去りました。
ご案内:「平民地区 」からブレイドさんが去りました。