2018/02/08 のログ
ご案内:「王都郊外」にタピオカさんが現れました。
ご案内:「王都郊外」にセイン=ディバンさんが現れました。
■セイン=ディバン > 男としても、肌を重ねた相手である以上、少女への特別な思いも無いでもない。
コートを軽く握られれば、なんとなく、距離が近づいた気がして気恥ずかしい。
「はは、恥ずかしがるタピオカも可愛いな。
うん? 別段褒めるのは得意じゃねぇぜ? ただ事実を口にしてるだけだ。
……う、~ん。そう言われるとなぁ。
あまり強く突っぱねるのも失礼だよな……」
片手で頬に触れるしぐさが、実に可愛らしかった。
男は、その片手に自分の手を重ねながら、未だ迷っているような様子。
だが、瞳を見られれば、相手の目の奥の本気を理解し。
「……ふぅ。そいつぁ買いかぶりだぜ、タピオカ。
オレだって、結構な悪人なんだからさ……。
まぁ……美人美女美少女の誘いには、乗るのがオレなんだけどな」
自分を悪い人間ではない、と評する相手に。男は首を振り、その言葉を否定する。
少なくとも、男は善人ではない。分類上なら悪人と言っていいタイプの人間なのだ。
だが、下から覗き込まれてしまえば。その上目遣いがまた非常に可愛くて。男の決意は霧散してしまう。
「ははは。そうかもな。
タピオカがオレを大切な人と思ってくれてるなら、嬉しい限りだ」
明るく、溌剌とした笑顔と言葉には。ついに、まいった、とばかりに男は笑い返し。
すっかり降参状態のまま、男は相手を導き、口付けをすると。
「ちょっと待っててな。準備するから……。
ほれっ」
触れるだけのキスを終えると、男は物体転送の呪文を唱え。
取り出した光る玉を空中へと軽く投げる。それは空中で音もなく弾け。
二人と草のベッドを包むような、光の粒子になり消えた。
「これでしばらくは、ここに結界が出来たから。外の人間には俺たちの姿は見えない。
おまけに寒さも遮断できるから、えろえろな事をするにも都合がいい、ってね」
そう言って笑う男。そのまま、ゆっくりと草のベッドへと相手を押し倒す。
■タピオカ > コートの裾は彼の体温を伝えないけれど、そこに触れるだけで彼の気持ちに近づける気がする。
小さな子供が親の裾を引くように。
「えへ……そうかな。ありがと。
突っぱねてもいいよ。僕は僕の好きなようにしてるし。
セインも、セインのしたいように振る舞ってくれたらいいよ。
僕もセインも自由。そう思ってる」
誰もが、自分を気持ちよくさせるために存在しているわけではなく。
相手には相手の自由があるから。迷う様子を急かすこともなくじっと相手を見つめて。
その青緑の瞳がにこにこ笑っている。
「あはは!悪人は自分を悪人だとは言わないよ。自覚してないもん。
だから、セインは悪人じゃない。
少なくとも何か悪い事をしているって自分で知ってるんだと思う。
そういう人がほかのひとに害を与えたりはしないよ……きっと。
――ふふっ。カッコイイよ。そういうところ」
彼にとって、彼は悪人らしい。
自分にとって、そうは思えない。
そのズレを、綺麗事とリップサービスで相手のご機嫌をとる気はなく。
ただ自分から見た彼の印象を繰り返した。説くつもりはない。言うだけ。
「うん。セインは、僕にとって大切な人だよ。
セインのこと、セインの過去も人となりもよく知らないけれど
知ったとしてもたぶん、変わらない。大切な人。
僕は、一度信じた人をずっと信じてる。セインも、信じてくれたら嬉しいかな」
頬をふにゃっと緩ませた子供の顔で笑って。触れた口づけ。
終えたら、ほんのりその頬は赤らんでいて。再び同じ笑顔が浮かぶ。
「それは……?――わっ。
……へええっ!こんな結界も使えるんだね!
ありがと、セイン。……じゃあこの中で……、ゆっくりえっち、しよ?」
転送元から招かれた光の玉にぱちぱち睫毛を弾ませ。きらびやかな光の粒子に小さく驚き。
説明を聞いて感心したよに声音を明るくする。
悪戯っぽい顔つきになって。ほのかに頬紅を広げながら甘い声で誘い。
草のベッドに仰向けになれば、ややゆるんだ襟元から鎖骨の下まで覗く。
鍛錬をしていた熱はまだ引いていなくて。まるで発情したよに褐色の肌は上気していて。
■セイン=ディバン > まるで親子ほどに体格差ある二人。コートを掴んでいる手は、小さく。
自然と、相手への保護欲が掻き立てられてしまう。
「……ふ、む。なんというか。
タピオカは、見た目以上に大人だな。
そう言われちまうと……そうだな。
じゃあ、したいようにするさ」
好きなように。したいように。そう言われれば、冒険者という仕事をしている男は弱い。
言い訳も、責任のなすりつけも出来ず。男は、自分の意志でもってこの少女を抱くことを決めるのだから。
「ふん。そりゃまだまだ経験不足だぜ、タピオカ。
覚えておきな。世の中にはな。……自分が悪であると自覚しているからこそ、非道を行える人間、ってのもいるんだ。
……ま、難しい話になるから割愛するがな。
か、カッコイイ!? た、タピオカ。やめてくれ。そう言われると……照れる」
相手の語る言葉に、男は反論……ではなく。数歩進んだ先輩としての教えでもって返す。
怖いのは、悪であると自覚しているからこそ、思考や欲望の制限が解除されているタイプの人間だぞ、と。
しかして格好良いと言われれば、赤面し、視線を反らしてしまう男。どうやら褒められ慣れていないらしい。
「……あ~。恐悦至極、感謝と恐縮の極みです、姫。
もちろん。信じるさ。タピオカはひたむきで良い子だからな」
真っ直ぐ。まるで打ち抜くような善意と信頼の言葉に、男は恭しく一礼する。服装もあってか、かなりハマっている礼であった。
そのまま、相手の頭を撫でつつ。
「ま、弱点として……外から中は見えない、っていうか。普通の風景しか見えないんだが。
中からは外が丸見えなんだがな。……あぁ。ゆっくりたっぷり、な?」
結界の弱点を口にしつつ、男は相手の言葉に頷く。
誘う表情、吐息、声に引き寄せられるように。相手の鎖骨へとキスをしながら、ゆったりと服を脱がせていく。
幸い、天然のベッドたる茂みは、実に都合よく、なだらかな感触であった。
これなら相手の肌などは傷つくまい、と判断し。男は相手の衣服を脱がせ、皮膚の熱を逃がすようにする。
■タピオカ > 「うん。セインみたいに色んな人に会ってはいないから、きっと未熟だと思う。
悪人を自覚して非道を行う人……かあ。覚えとくね。
ダークヒーローみたいで素敵だと思うけれどな。そういう人。
――ふふー。僕は嘘つかないよ。”ただ事実を口にしてるだけだ”
女の子からのお誘いを断らないセインは、カッコイイ」
先輩の教えをそのまま受け取って、こくんと頷いた。
人生の先輩の話は遮るべきではない。持っている尺度の長さが違うのだろうから。
しかし、自覚しつつも非道を行うというのはいかにも薄暗がりと巻き煙草とソファに座って足を組む姿も似合いそうな黒いヒーローを連想させるから、まるで彼がそうであるかのように見上げる。
そして、自分を褒めてくれたお返しとばかりに。にーッ、と小さく白い八重歯浮かせては
彼の声音まで真似てそう言ってみせ。言い方を変えて相手の魅力を褒める。
「あははっ!姫なんて。
セイン、もしかして王宮に務めていた頃があるの?
仕草がとってもきまってた。お城の赤いカーペットの上で向き合ってる気分になったよ!」
うやうやしい一礼の優雅な仕草に小さく口を開くのは、彼が優雅に身をかがめる様子が宮中晩餐会へ向かう途中に出会った貴族めいていたから。
身についているという事は、何か謎めいた過去がありそうな。
興味深げに小さく首を傾げるように彼の赤い瞳見つめる。
頭を撫でられると、くすぐったそうに嬉しそうに肩を揺らし。
「じゃあ、野外でテントを張る時に野盗とかから見えなくなってて安全かも。
中から外への一方通行かあ……。誰か通りかかったらドキドキしちゃいそ……。
……うん。セイン。
――んっ……、ぁ……。
はぁ……っ。セイン……」
結界の仕様を逆に考えれば、人通りの多い場所で同じ事を試みると羞恥心をくすぐられてしまいそうな。
キスを受けると、気持ちよさそうに小さくうめいた。
薄いリネンに覆われていた乳房が露わになって。幼気な淡いふくらみかけと、薄桃色の小粒な先端が相手の視界に入り。
少年めいた細い体躯。そこだけ雌らしく丸みを帯びた小尻が露出する。
お臍の下からなだらかに下がっていく股間は簡素なブルーの紐と股布で危うげに守られ。
ぷくんとした恥丘が形を浮かしている。
皮膚から熱は逃げるのに、吐息は逆に熱がこもり。
■セイン=ディバン > 「ま、その辺は歳の差歳の功、ってやつだな?
……その手の輩の非道が、周り巡って人助けになるならいいんだがな。
頭が徹底的にブッ飛んでるやるだったりすると、まぁ最悪だぜ。
……はっ、こりゃ一本取られたな。しかし、カッコイイ、ねぇ」
未熟、と自身を評する相手には、フォローを入れておく。
今はまだ未熟なのかもしれないが、目の前の少女は、才能もあるし、何より若い。
いずれは自分よりよほど大成するだろうな、と思いつつ。見上げられ、口調を真似られれば、男も声上げて笑う。
ただ、やはり格好良いという評価は慣れないらしく。やや居心地が悪そうであった。
「いんや? そんなことあるわけないだろ?
でも、この格好だと、城や貴族の屋敷への潜入が楽でなぁ。
自然とそういう仕草を身につけることになった、ってワケさ」
相手の質問は、肩をすくめてあっさりと否定する男。
そのまま、最近鎧などを着なくなった理由を語り、相手の視線を正面から見返す。
それはまるで、相手を歳離れた子供としてではなく。一人の女性として見る様な……熱のこもった視線であった。
「逆に、盗賊どもがアホ面晒して近寄るのが見えておもしろかったりするぜ?
そうなんだよな。まぁ、そういうドキドキも悪くないとは思うけどな。
……はは。あと、声も洩れないから。もっと鳴いてくれてもいいんだぜ?」
相手の使用方法の提示に、男は流石だな、と頷く。道具の使用方法、応用方法に頭が回るのは、優れた冒険者の素質の一つだからだ。
いっそ誰か通りがかれば。この子は乱れてくれるかな。なんて思いつつ。
男はキスを、鎖骨から頬へ、更に、首から、胸を飛ばして腹部へと。順々に場所を変えていく。
未だ下着は脱がせぬまま、男もまた、片手で器用に自分の服を脱いでいく。
■タピオカ > 「セインは会った事があるの?
そういう、頭が徹底的にぶっ飛んでるっていう人」
一本とってやったり。とばかりに。悪戯成功した子供のように笑うのだった。
きゅっと固めた両手の拳を胸の前で軽く浮かせて。
彼の言う悪人イメージには実在するモデルが居るよな気がして。
難しい話はさておき、悪い人には惹かれてしまうのだった。
「ふふふ……。お城とかお屋敷に入り込んで、一体何してるんだろ。
このあたりのことあんまり知っちゃうと、セインの隠れ家で監禁される事になったりして。
セインのこと、もっと興味出てきたかも」
視線を正面から受けつつも、どこか妖しい微笑みを浮かべる。
じっと見つめられたままだと、左の胸に見えない矢がゆっくり沈んできそうな心地。
赤い瞳の奥を覗き込み。
「捕まえたい盗賊が居る時とか便利そうだね。
結界の中でケーキ食べながら現れるのを待って、油断してるところで一気に捕まえるとかどうかな。
みんなの前でえっちな事するのとか……、すき?セイン。
――ん……っ。セイン……。
あっ……、あ……。……ッ……。
はぁ……、はぁ……。あっ……、はぁ……。
セインのキス……、気持ちいいの……。キスされたとこから……、あっ……
じんって痺れちゃう……。あぁ……あぁ……」
外から見えない事を利用して、悠々とした時間を過ごした後に一網打尽で確保するやり方など示しながら楽しげに。いつか彼とともにするかもしれない、盗賊の捕縛の様子を思い浮かべて。
ひと目のある場所での睦み合いにも興味があるのだろうかと語尾を上げる。
キスがひとつ受けるたび、ぴくんと身体が反応して。ひきつった身体が少しずつ元の位置に戻ろうとする。再びのキスに手足が浮く。じんわり、先までの鍛錬の熱とは違う雌の汗が直肌で湿りはじめて、褐色の頬が赤く熟れていく。すこし目元がゆるんで、瞳も潤みが増し。服を脱ぎ去っていく様子を熱っぽい目つきで眺め。
■セイン=ディバン > 「……無くも、ねぇな。とはいえ、マジにマジの悪党、ってよりは……。
あぁ、ありゃあ愉快犯って所だな。少なくとも、俺が出会ったぶっちぎりのヤバいヤツ等は三人いて。
そのどいつもが、マジでやべぇくらいのやつで……あ~、思い出したらムカッ腹立ってきたぞー?」
問われたことに対し、男は苦い顔で答えるが。だんだんと過去の色々を思い出したか。
その表情が怒りに塗れていく。が、それを深呼吸で落ち着けつつ。
相手の頭をぽふぽふと叩く。
「うん? そりゃあまぁ、色々さ。調べ物とか……。
あとは、悪徳貴族の家から物を盗んだり、とかな。
おいおい、俺ぁ監禁とかなんぞしねぇぞ?」
相手に尋ねられれば、実に素直に答える男。
主に最近では、王城に忍び込んでは、魔族の国への侵攻作戦を遅らせる妨害ばかりしているが。
相手に、監禁されそう、と言われれば慌ててその言葉を否定する。
「なるほど。そういう使い方もあるな。……これの上位の商品には、人払いの結界効果を持ったものもあるんだが……。
いかんせん、高いんだよなぁ。……好きではないけど。タピオカが『見られてる~、恥ずかしい、恥ずかしいよぉセイン』とかなんとか言うのは見てみてぇな。
……タピオカ、可愛いぜ。肌……熱いな。
前の時もそうだったけど。やっぱり、お前さんは魅力的だぜ」
のんびりとした時間を過ごし、そこから近づいた悪人を捕まえる。
中々面白そうな光景だな、と想像して笑いつつ。相手の疑問に、これまた正直に答える男。
そも見られるのは好きではないが。別段強く忌避することでもないので。正直に言う。
ゆっくりと、全身にキスの愛撫をしながら。いよいよ男は、まだまだ未成熟の胸、その先端を口に含む。唇で甘く食みながら、舌で先端を刺激。
更に、ちゅうちゅうと吸い付きながら……男の両手が、相手の下着へと伸びる。
いつの間にやら、男もズボンと下着を脱ぎ、下半身は裸になっていた。
硬くなったままだったペニスは、先端からどろどろと先走りを洩らしており、挿入を待ち望んでいるのはバレバレだろう。
■タピオカ > 「うう、ごめん。
何があったかわからないけど、セインをいらいらさせちゃったね。
ごめんね」
ただ好奇心が疼いたのだけれど、不要な感情を呼んでしまった様子。
広げた両手をわたわたと胸の前で揺らした後にあわててぺこりと頭を下げる。
ぽふぽふと自分の頭でも額でもつついて、彼に落ち着いてもらいたい。
彼の手先へと自分の手をそっと重ねて、すりすり。
「わ!そんな事してるんだ。
悪徳貴族が人々から奪った物を奪い返して、世の中の釣り合いをとってるって感じ。素敵だなー!
えへ、ここは冗談だよ。それぐらいの秘密がありそうってだけ!」
自分を信用してくれるのか、すらすらと返ってきたその応えにやや驚いた風に目を丸める。
口元に手をあてながら彼のほうを見上げ。
この目の前の彼に、不徳で積み上げた財宝をあらかた奪い取られてしまった悔しげな白い豚の貴族の様子が目に浮かぶよう。危険の多い義賊めいた行為に尊敬の目つき。
言葉の最後のは、冗句のつもりだった。笑いながらふるふると首を振って。
性別すら超えてしまうよな人だから。彼の頭の中にある魔法のワードでしか開かない地下室のひとつ、その地下室に貴族社会に揺さぶりをかけることが叶いそうな秘密がひとつほどありそうな。
「あはっ……。セイン……。それじゃあいつか、今度王都の中でこの結界、使ってみたいな。恥ずかしいけど、……そんな僕のこと、見せてあげたい。
ほんとは、僕……、そうされるのが……ちょっとすきなの……。
――うぅ……。セインに可愛いって言われたら、胸がとくんってなっちゃう……。
魅力的なんて……恥ずかしいな……。
はあっ……はあっ……。あっ……あっ……、セインのことで……もう……頭がいっぱいになってきちゃったよ……。あ、っ……、あぁ……。いいきぶん……」
彼の希望を叶えてあげたいし、自分も、そんな環境で彼に喘いでみたくて。正直にそう告するも羞恥心で囁き声になる。相手から可愛いと言われると、嬉しそうに双肩を揺らして。
全身のキスで身体中が温められていく。切なげな表情で眉根を下げて。
「あ!あ!あぁぁぁ……っ!
胸……胸ぇっ……とけちゃうようぅぅ……っ、はああっ、あぁぁぁぁ……っ!
あぁ、あぁ……セイン……。僕のえっちなところ……たくさん見て……。
わ、わっ……!セインの男の子……おっきくて……っ!逞しくて……っ!
あ、はあっ、はあっ、はあっ……っ!」
胸の先端は小さな果物の種。柔らかい種だったそれは、口に含まれる事で小さなさくらんぼの弾力が尖りだし、舌の中で転がるとコリコリと善がって固まり。甘い鳴き声が響きはじめる。
彼の手が下着へ伸びれば、呼気を喘がせ。腰紐はするりと解かれて。
濡れた桃色のふっくらとした恥丘。ぽつんと筆先で描いたよな肉芽。充血して色づいた割れ肉の隙間から、キスと胸の愛撫で潤んでいて、ひとすじふたすじと蜜がこぼれている。
乳房を吸われて背中が反り返り。横向く視線が彼の強い雄を見上げる。熱を孕んだ呼気を荒ぶりながら、もじもじと腰を動かしてしまう。んく……。先走りを見て息を飲み、口をやや半開きに。
ご案内:「王都郊外」にタピオカさんが現れました。
ご案内:「王都郊外」にタピオカさんが現れました。
■セイン=ディバン > 「いや、気にするな。タピオカは何も悪くない。
……タピオカも、気をつけるんだぞ。世の中には自分自身の愉悦の為に、人を呪ったり貶めたりできるやつがいるんだからな」
謝る相手に、男は首を振り、気にするな、と言う。
そのまま、手に触れてくる相手を見れば、優しく微笑み。
気をつけるんだぞ、と念を押すように言う。実際、男はそういった経緯で呪われた訳なので。
「あ~……。まぁ、うん。色々だよ、色々。
いや、別にそこまで偽善者ぶりはしねぇけどな。ただ、盗んだものは換金してパーッ、と使うようにはしてるけど。
ははは、冗談かよ。でもまぁ、タピオカみたいに可愛い子は、監禁はともかく、飼ってみたくはあるけどな」
素敵だ、と言われれば、バツ悪そうに視線反らす男。何せ、相手が思っているような義賊のような行為はほぼほぼしていないのだ。
結果としてそうなることはあれど。男は、どこまでいっても自分の都合で行動している。
最後の言葉が冗談だと告げられれば、男は苦笑しつつも、相手の瞳を覗き込み。こちらも、冗談か本気かわからないことを口にした。
少なくとも、男自身は相手を好ましく思っているのは事実なので。
男的には、やや本気、ほとんど冗談、という所なのだが。
「……そりゃあ魅力的な提案だな。是非とも。いつかそんなタピオカが見てみたいねぇ。
……フフ、タピオカは結構エロエロさんだよなー。
うん。もっとドキドキして、恥ずかしがっていいんだぜ。
今は……俺だけ見てな」
大胆な相手の提案に、男の鼻の下が伸びる。そういった行為も、相手が許してくれるならありかな、などと思いつつ。
少しずつ、少しずつ。高ぶっていってくれている相手の様子に、男もまたテンションが上がっていく。
「んっ……ちゅっ……。んぅ~……。
いい声だぜ、タピオカ……。もう、良い感じに濡れてるな。
……あぁ、可愛いなぁ。どれ……俺も……」
胸を吸えば、すぐさま先端が硬くなるのが判った。まるで赤ん坊のように、夢中になりながらそこを吸い。
そうして、相手の下着を脱がせれば、蜜が零れるのが目に留まる。
良い感じに準備できてきてるな、と思い。男は上着も脱いでいく。
そんな中で、相手が口を半開きにするのを見れば。
男は喉を鳴らしながら、猛る肉槍を、相手の顔の前へと突き出した。
「……あー、タピオカ?」
しかして、そこから相手に命じることは出来ず。脱いだ上着を地面に落とし、どうしたものか、と思案中。
離れてみれば、それはずいぶんとマヌケな姿だろう。