2017/08/25 のログ
オデット > 心配、ではあったのだが、まさか溺れているとは思わなかったらしい。
年端もいかぬ少女や少年ならまだしも、とてもこんな場所でそんな失態犯しそうな客ではなかったから。
それでも言葉が返ってくれば安堵して、緊張気味だった表情が和らいだ。

「お疲れのようですから、お部屋に戻られた方が…―――」

のも束の間。
目の前で倒れる様子に再び駆け寄った。

「お客さま…! 誰か、誰かお願いします!」

屋内へと続く扉へと向かって声をかけながら、倒れた客の傍に両膝をつく。
お湯のおかげで体に貼り付いていた手拭いが乾き、外れたが気にしている場合ではない。
前に突き出るような形の乳房が張りの強さから、ぷるりと震えて露出すれば、
乳房の大きさのわりに控えめな乳輪と乳首も揺れることだろう。
温泉で肌が温まったせいで胸の先端の色付きとあまり差がないほどに火照った素肌が、冷えていく。

「…っくしゅ…!」

己はともかく、客に風邪をひかせるわけにはいかないと、外れた手拭いを客の体に乗せた。
その際下腹部まで視線が一瞬届いたのは否めないが、それを自覚して頬をますます火照らせ
そちらへともう視線を送らぬよう気遣いながら、客の顔を覗き込んで様子を窺う。
このまま調子が悪いようならば男性従業員を呼んで医務室まで運ぶしかあるまい。

エズラ > 「う~ム……――」

男は苦しげに呻く――しかし、実のところそれ程辛いわけではなかった。
足を滑らせ転んだのは事実であったが――これ幸い、傍に佇む女の肢体を、下からじっくりと眺めるのである。
その口ぶりからするに、客ではなく従業員らしい。
ムフフ、と口端を少し持ち上げつつ――

「ああ、大丈夫、大丈夫だからよ――ちょいと、その膝で休ませてくれねぇか――」

ごろりん、と器用に転がりながら、むっちりとした相手の膝に後頭部を乗せようと試みる。
あお向けになった男は、その身体をあえて見せつけるように大の字に広げ――
眼前で迫力満点に揺れている乳房を間近で見つめる。
そして――男の股座では、早くも剛直がググーッ、と首をもたげ始めているのである――

オデット > 「え? あ、それは…どうぞ」

そのくらいで回復するなら安いものである。
まだ心配そうに眉を下げながらも正座に直ると、客の後頭部を迎える。
人一倍大きな乳房は相手の視界の何割かを奪うこととなるのだろう。
白い柔肉は張りのある緊張感を帯び、その丸みを辿るようにして
流れた湯の雫が男のこめかみ辺りをかするようにして滴った。

「…………」

そして不自然且つ気まずい空気が仲居の周辺にだけ流れる。
手拭いはそこまで届かなかったし、場所柄何にも隠されることのない
屹立が膨らみ始めるのを見てしまったからだ。
慌てていてあまり自覚していなかったが、己とて全裸。

「のぼせてしまってもこれではすぐに湯冷めしてしまいますし、寒かったらすぐに仰ってください。
 お洋服持って参ります。 お布団も…もう敷いてあると思いますから」

己も体の芯はまだ火照っているのだが、膚の表面が冷たい。
誤魔化すように口数多くなりつつ、客の回復をただおとなしく待っていた。

エズラ > 「フゥー……落ち着くぜ……――」

優しく抱え込まれた後頭部が、柔い腿とたわわな乳房の合間に挟まる。
熱く火照った柔肌に、男の股座がますますいきり立ち始めている。

「いやぁ、みっともねぇとこ見せちまってすまねぇ――どーも熱いとこから出たもんで、辛抱できねぇのさ――」

理由はそれだけではなかったが、わざとらしく口にする。
その時、ふぅわりと甘やかな香りが漂ってきた――
雄の本能であろうか――

「ああ、それにしても、喉が渇いたなぁ~……――」

「朦朧とした」と言わんばかりにかぶりをふりつつ、ふよふよと目の前で揺れる乳房の片方、その先端に、何の気なしにはむ、と吸い付いて――
赤子の真似と言わんばかりに、ちゅうっ、と吸ってみるのである。

ご案内:「九頭龍の水浴び場/露天風呂」からエズラさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場/露天風呂」からオデットさんが去りました。
ご案内:「ハテグの主戦場」にタピオカさんが現れました。
タピオカ > 「あは……。困ったなー……」

(ギルドの指示によって、急遽。王国外との戦闘が行われている森の中に送られたのが今朝早くのこと。日中、うっそうとした森にて何度か戦いがあって。夕暮れとなる頃に味方パーティとはぐれてしまった。焦ったところで罠にひっかかって身動きがとれない、という情けない有様。

全身を覆う縄目の荒い頑丈な投網に絡みつかれて、袋状で閉じ込められたまま、大きな木の枝に窮屈な体勢で釣り上げられている。網の隙間から手足は出せるが、地上までギリギリで届かず。曲刀や予備のナイフは罠にかかった瞬間に少し遠いところへ落としてしまった。ブラブラと揺れつつ、暗くなりつつある空を見上げて途方に暮れている。夜になれば、敵や獣が現れてもおかしくはない)

ご案内:「ハテグの主戦場」にウィルバーさんが現れました。
ウィルバー > 樹の枝にふわりと、軽く舞い降りる形で降り立った。

翼は使わず、あくまで魔法の力で。

今日は吸血鬼としての顔は封印し、あくまで王国軍の魔術顧問としての仕事で来ていた。

目的は所属部門で開発した新型のゴーレム達の性能試験。
堅い装甲で囲まれたゴーレム達が敵をなぎ倒している所を遠くから観察することだけが目的で。

前線の移動に伴い、見えやすい場所を探している所で網に身動きを取れずにいた知った顔を見つけた。
前回は立場が対立していたが、今日は友軍の立場だ。

仮に敵側であってもこの状態なら同じことをしたであろうが。

「何してるの?」
僕は枝の上から少女に声をかけた。

タピオカ > (釣られている大きな樹の枝にある葉がかすかにざわめいた。そよ風めいた気配がして、縄目ごしに首を上向きにしたら見知った顔。彼の屋敷に手伝いに行ったり、幾度となく会ったり。楽しい時間を過ごしたり。そんな紳士の吸血鬼の黒いスーツが見えた。ぱああ、と顔色を輝かせて)

「ウィルバー!ウィルバーも来てたんだ!
……えっとこれは……。
その、罠にかかって動けなくなっちゃったんだ……」

(そんな顔色も、彼の問いにはだんだんと言葉尻が小さくなる。情けなさそうに眉根を下げて困った風に笑い。ぶら、と突き出した足を揺らせば袋と枝に続く縄全体が揺れ動く)

ウィルバー > 自力で離脱できるだろうにと思っていたが、彼女の身の回りを見て納得した。

「あ~、装備も飛んでったのか。 御愁傷様。
ちょっと待ってね。」

次第に力のない声になっていく彼女に手を翳す。
すると、見えない刃が網だけを細かく切裂いた。

次の瞬間、小さなお姫様を両手で抱き上げた格好で僕は枝の下に立っていた。
彼女が落ちて怪我でもしたら大変だ。

「これで大丈夫だね。
戦況は僕のゴーレムのおかげで圧勝気味だし、ここでしばらくのんびりしていこうか。
お土産にゴーレムが取ってくる大将首をあげるね。
一個でいいかい?」

タピオカ > 曲刀もナイフも地面にある。しかも少々離れた位置の薄暗がり。彼から慰められるよな科白に身を縮ませて頷く。

「うん……、――っ!?」

とたん、見えない刃が自分を縛めていた縄目を粉々にする。四肢を押さえつけていた圧迫感が一瞬に消えたのが彼の魔法だと気づくのは少し後。ひくんと肩を震わせて大きく瞳を広げて驚いた表情のまま、相手の両腕に抱き上げられたその後だ。

「――ありがと、ウィルバー。
こういう魔法も使えるんだ、知らなかったよ。
そっか、じゃあもう戦の事は心配しなくていいみたいだね。良かった……。あはは!お土産に首を?ウィルバーのゴーレムって優秀だね。それじゃ一個貰っちゃうね」

(抱き上げられる格好が嬉しいような、恥ずかしいような。優しい彼のしなやかな腕に収まったまま頬に赤味が増し。のんびりしていこうかという言葉にこくんと頷いた。戦況の余裕さに今までの緊張が解けたよに、身体の力を抜いて)

ウィルバー > 腕の中で身を縮ませている間に首から足元までざっと見渡していた。

とりあえず、どこも怪我はなさそうだ。

可愛い彼女に何事もなくて一安心。

「どういたしまして。 タピオカに傷が無くて良かったよ。
僕のと言うより、僕の居る部署が作ったゴーレムだね。 何人かの合作だから色んなタイプが居るんだよ。
持ち帰った首は後で本陣に居る大将に見せるんだけど、一個だけ先に渡しておくよ。
僕と二人で獲ったとでも言えば誰も疑わないからね。」

優しくしていたるのは、先日彼女の仕事を邪魔した罪滅ぼしもあるのだが彼女が知らぬことだろう。

彼女の身体が弛緩していくと、少しばかり重くなってきた。
これはいけないと木陰に座らせて。

「仕事道具、飛ばされたのかい? 後でゴーレムに回収にいかせるよ。」
僕もしばし休憩と彼女の隣に腰掛ける。

タピオカ > 朝から森の中を駆け回って居たぐらいで、特に怪我らしい怪我もなく。彼の高位魔法が操る刃は服の裾を刻む事もなかった。自分の様子を確かめる風な視線には、にっこりと笑顔になって。緩く首を振って無事を知らせよう。

「そうなんだ、ウィルバーのチームが作ったゴーレムなんだね。僕は、今朝ここに来たばっかりで。冒険者ギルドから寄せ集められたパーティとずっと一緒でそのゴーレム見てないんだ。見てみたいな。色んなタイプが居るのなら、空飛ぶタイプとかも……?

えへ、ありがとね。他のみんなには秘密ってやつだねー」

優しいずるを提案してくれる彼の腕をそっと自分の手で撫ぜ。悪戯っぽく笑った。――先日の街道での、相手の正体には気づいていない。いつもの紳士さだと思っている。――木陰に座って。血の気を失いかけていた手首をさすって血行を戻し。

「助かるよ、お願い……。
この近くに落ちてるはずなんだ」
隣に腰掛ける彼に向けて再び首を縦に振って。
夜が近づく中だと、彼のゴーレムに任せたほうが安全で早いだろう。他の罠にかかってしまう可能性もあるし。

これで一安心とばかりに表情をも緩めると、浅い胸を上下させてふぅ、と安堵の息を吐く。

ウィルバー > 「ギルドのチームとは逸れちゃったのかい? 
ま、それならそれでタピオカも手柄を独り占め出来て丁度いいけどね。
今回のはどれもコンセプトは同じなんだ。 大きくて頑丈で強いことね。
空を飛べるタイプはもっともっと後になると思うな。

当然だよ。 でなきゃ僕が怒られちゃう。」

大事な開発物の成果を他所の娘にあげるなど、人が見ればさぞや大目玉を食らうであろう。
僕はそれを考えると、首が竦む思いをしそうだ。
だが、今日はそう言ったお偉方はここにはいない。

なので、彼女と木陰で寛ぐことも出来る。

「今はまだ戦闘中だし、見つけたら首と一緒に渡すよ。
将軍クラスの首を渡すから、暫くは遊んで暮らせるんじゃない?」
日の光の当たらない位置で樹に凭れかかると、銀色の髪に手を伸ばし摩ろうと。

「タピオカ、喉渇いてない?」

タピオカ > 「普段からひとりで行動してるから、チームで動くとはぐれちゃって……。――大きくて頑丈かあ。頼もしいな!
そのゴーレムたくさん作れるようになったら、ここで怪我する兵士も減るし。研究がんばって!空飛べて、人も運べる……っていうのは贅沢すぎるかな!」

気分が楽になったのか、声音も口調もいつも通りのものへ。
血なまぐさい場所で知己の彼と出会えた事も手伝っておしゃべりを弾ませ。彼に大目玉を食らわせないためにも、自分も内緒にするとばかりに人差し指を唇に触れて片目を瞑り。

「わかった。それじゃ後でよろしくね。青い鞘に入ってるからわかりやすいと思う。
ふふー。そうだね。遊んで暮らしてもいいけど……。旅は続けたいかな。身体を使うお仕事も色々やりたい」

贅沢は素敵だけど、旅は捨てきれないといった風に呟いて。
そして、彼のしなやかな指先が髪をさすると、気持ちよさそうに瞳を細めて。さらさらとした手触り。髪に触れられるのは好きでゆるく相手のほうへ首を傾け。

「うん、乾いてる……。今日は休憩する余裕もなかったから」

ウィルバー > 「なら、僕の所で仕事を貰えば良かったのに。
僕の護衛役なら幾らでも仕事有るよ?
実際に狙われるようなこともしているし。

その為のゴーレム作りだけど、一体作るだけでも意外と大変なんだよね。
だから量産はまだまだ先だよ。 タピオカたちの手ももうしばらくは借りると思うよ。」

二人だけの秘密が出来たこともあり、僕も何時にもまして口がよく動いた。
また、予想外の形での再開は僕としても非常に嬉しかった。

「なら、旅装束を一新してみたら?
もっと良い武器も買えちゃうよ。」
提案をしてみるが、恐らく彼女はこのままのスタイルを変えないだろうとは内心思っていた。
そこがまた魅力でもあるのだが。

「それなら、これをあげよう。 軍の方から大目に支給されてね。 味はそんなにおいしくないけどね。」
腰のベルトにぶら下げていた回復薬の小瓶を取り出し、彼女に差し出す。
軍の支給品なので面白おかしなものは入っていない、ただの回復薬の筈。

タピオカ > 「これでも冒険者ギルドの一員だからね。
ギルドの顔立てるためでもあったんだ。でも、ウィルバーの護衛のほうもやり甲斐がありそだね。今度そのお仕事するよ。
しっかり守るから、任せて!

そっかー。それじゃあうまくいくまでお手伝いするね。
……ゴーレムに意思をもたせたりできたら、面白いかも。
命令されるだけじゃなくて自分で考えるような」

今日はたまたま罠で身動きとれなくなってしまったけれど。
自分の戦闘能力は彼がよく知っているだろう。
……彼とは知らずに、殴ってしまった事もあったっけ。

「そうだね。何か良い服があれば。でも武器はあの曲刀がいいかな。そろそろ刃こぼれも増えてきたから、ちゃんとした鍛冶屋さんに頼んで直してもらおうかな」
ほぼ彼の内心思う通りで、武器のほうは変える気が無いらしい。
ただ、腕の良い鍛冶屋に頼むだけの代金がそれなりにかかるのでそちらへお金をあててしまおうと考えている。

「わー、ありがと!
ウィルバーって色々よく気づいてくれるよね。
いただきまーす……、んっ!」

相手の申し出に嬉々として顔色を明るくし。
弾むよな笑顔になって小瓶を受け取った。
そのまま蓋を外せば勢いよく傾けるけれど。
勢いがよすぎて少しむせてしまう。
けほ、けほ……と軽く咳き込みながら。顎を伝って喉にひとすじ落ちる液。恥ずかしがる風に笑いながら、小瓶を口から離してもう片手で口元を押さえる)

ウィルバー > 「ちゃんと守ってよ?
意外と僕の命って狙われてるからね。」
彼女の腕は信用している。
なのでその点は不安はない。
その証拠とばかりに僕の顔には笑みが浮かんでいた。

「さすがにゴーレム作りは冒険者に手伝わせたりは出来ないよ。
ゴーレムのテスト相手で良ければお願いするけどね。
自分で考えるようになったら賃金とか要求されそうだけどね。」
賃上げ要求をするゴーレムの集団を想像し、肩を震わせていた。

「それがいい。 タピオカは可愛いからそういう服も着てみてよ。」
いつだかお邪魔した時、センスが良かったことを覚えていた。
お洒落をさせてもさぞや可愛らしくなるであろう。

「僕はこの身体だから使う必要がなくてね。
貰っても使い道がないことが多いんだけど、今日は役に立ったよ。
…気を付けて飲んでね。」
咳込みながら薬を飲んでいる彼女と一緒に笑っていた。

周囲では未だに激しい戦闘が続いているが、二人の居る場所だけは遠くの声が聞こえる位で平和そのものであった。

気が抜けてきた僕は、代わりに隣で笑顔を見せている少女に対しよからぬ感情を抱いてしまう。
丁度、戦闘の空気で刺激されて来た所であった。

「タピオカ、散歩しようか。」
スーツの隙間から首輪とリードを取り出し、見つけつけるように顔に近づけた。

タピオカ > 「護衛主がウィルバーだもんね。気合はいっちゃうよ。
剣の腕も、もっともっと磨いておくよ。
ウィルバーほどの魔力があると、どうしても狙われやすいと思うよ。きっと、引き寄せられるんじゃないかな」

ふわりと音もなく飛んで、枝に止まったさっきの様子は魔法の国のフクロウみたいだったから。笑むと、人を引き付けてやまない、そんな表情になる彼に向けて。彼を危険にさらすまいとしっかり頷く。

「ううん、作るのを手伝うっていうよりは、
完成するまでに何か冒険者の手が必要になれば手を貸すよって意味だった。テスト相手ならいつでもするよ。修行にもなるからさ。――「キュウリョウアゲロ!」「ヤスマセロ!」……みたいな?」

意思を持ったゴーレムが言いそうな科白を、人造生命に似せた棒読みで真似ては戯れ。相手と一緒に肩震わせて笑って。
……着飾るとしたら、どんな服がいいだろうと少し考えているのか、睫毛を弾ませて視線を上向きにした。いつか王都かどこかで会う時に彼に披露してみたいな、とも思う。

「……、あはっ。はーい。
……んーっ。喉からからだったからすごく美味しく感じる……。
――うん?
……うん。ウィルバーとお散歩、したいな」

戦場でいながらこのあたりだけは平和な雰囲気のまま。
おそらく相手のゴーレムが前線を先へ先へと押しやっているところだろう。喉元を拭って相手と一緒に笑いあっていれば、飲み干した回復薬のおかげで身体の調子も戻ってきた。
不意に彼が首輪とリードを顔に近づけるので、少し瞳を丸めた後。頬を紅潮させながら、その瞳を嬉しそうに細めて頷く。

ウィルバー > 「お、やる気だねえ。
それなら頑張り次第ではボーナスも付けてあげちゃおう。
それだけならまだいいんだけどね。」
素直な彼女には己の裏の部分はあまり目についていないようで。
ただ首を縦に振るだけでも僕からは眩しく見えた。

「それなら、手が空いてる時は呼ばせてもらうよ。
ああ、それそれ! でかいゴーレムの集団にそんなことされた日には計画は直ぐに中止になるよ。」
彼女の物まねが面白く、思わず大きな声をあげてしまう。
それでなくても危険な戦場に行かせるだけで反対されそうだ。

彼女がどんなことを考えているのかは分からないが、何か考えを巡らせている様子を横でじっと観察していた。

「決まりだね。 後で武器と一緒に回収するから服も脱いでよ。
やっぱりタピオカの身体を傷つけるのは僕だけの特権だと思うんだよね。」
彼女が服を脱ぎ始めると、それが終わった時を見計らってリードを付けるだろう。

安全地帯になったとはいえ、ここは戦場だ。
味方はまだ汗水を垂らして走り回っている。
そんな所を少女を連れての奇行。 さぞや目立つことであろう。

タピオカ > ボーナスの話が出れば、きゃっきゃと喜ぶよな声音で笑顔になる。相手の裏の姿には、想像が及ばなかったから。

「うん、ぜひぜひ!
ゴーレムとの戦いかあ……。うーん!楽しみだな!
……でしょう?けどきっと、そんなゴーレムにも愛情もって接したら……なついてくれるかな?」

根は荒っぽい遊牧民の血が流れているので、強敵であるゴーレムとのバトルは自分の中では楽しみに分類されるのだった。うきうきと語尾を弾ませて。声真似で笑ってくれる彼と一緒に笑い合う。「ゴーレムニモジンケンヲ!」とか言って徴兵拒否されそうだ。

「……うん。服も、脱いじゃうね。
えへへ……。こういうお散歩、ウィルバーとしてみたかったんだ。ウィルバーになら、傷、つけられてもいいよ。
僕に傷、つけて……」

相手とふしだらなお散歩は密かな願い。けれどまだ彼の目の前で裸身になるのが少し恥ずかしく。頬の紅色を深くしながら、うつむようにシャツを脱ぎ去り。スカートを足元へ下げ。ちょっと相手を伺うようにちらりと見上げたら、下着をも脱ぎ去って。マシュマロじみた浅い膨らみの乳房と、薄紅色のこんもり膨らむ合わせ目を晒し。銀髪の後ろを両手で持ち上げて首をそっと彼に捧げて首輪とリードをつけてもらう。

首輪をつけてもらうのは好き。熱っぽく息を吐き。
戦場の雰囲気でこうして裸身を晒す事に胸の鼓動を早めてしまう。浅く早い息づかいとなって、四つん這いとなった。……子犬のような目つきとなって相手を見上げ。