2017/08/13 のログ
ご案内:「平民地区 とある酒場」にライムウェルさんが現れました。
ライムウェル > さぁ、本日も興行の始まりだ。
大々的に大きな場でやることもあれば、こじんまりとした場所、あるいは誰も居ない空間で撮影会じみた方式を取ることもある。
その辺は時と場合によりけりで、今回はこの酒場を借りて行う事とした。
ゲリラ的に行ったものだから、人の入りはもう一つだが、それはそれで構わない。

「さぁ!お立ち寄りの皆さま!貴方方は非常に、非常に運が良い…!
 今から、楽しい楽しい催し物が始まりますよ!知っている人も知らない人も、さぁさ、どうか一緒に盛り上がりましょう!」

カウンターの前に立ち、声高々に宣言をする男。
オペラグラスにタキシードと、その出で立ちはこの場に居るに相応しくないものである。
しかしてそれが逆に注目を集めるのか、その催し物の内容を知っている者も、知らぬ者もざわつきながら視線を向けていた。

―――うんうん、上等上等♪

にこやかに口の端を緩め、ぐるりと店内を睥睨しては満足げに頭を揺らし。
さぁおいで、とカウンターの奥に待機していた女性を呼び寄せる。

何が始まるのだと、酔客の視線が俄かにその女性へと移動していた。

ライムウェル > 「おっと自己紹介が遅れましたね。私、本日司会を務めさせて頂きます、ライムウェルと申す者。
 なぁに、賑やかし思ってくだされば上等ですとも!それよりも!何よりも!皆さまご注目です!」

非常にテンションの高い態度はそのままに、流れる様に口が回る。
その内容は殆ど聞き入れられていないだろうが、注目、と言われればそれは集まるのだろう。
何しろ、酔客は皆、男性だ。そこに女性がいるならば、大した誘導も無くそれは集まる。

果たして、その先に居る女性は内容を知ってか知らずか。
どちらにせよ、一度出来た流れを留めることはもう出来そうにも無い状況。
視線が集まり、推測するように客同士が喋り出す頃合いを見て、おっほん、とわざとらしく咳ばらいをした。

「本日!えぇ、本日!皆さまに楽しい時間を過ごして頂こうと当方がお願いしてご登場願った女性に御座います。
 えぇ、皆さまが期待―――期待していますね?いますよね?えぇそうでしょうとも。
 期待なさっているストリップ――――なんてことは致しませんが。」

溜めて溜めて、一番想像がしやすいその興行を口にすると、おぉ、と喜色に富んだ声が溢れるも。
直ぐに、それを否定。
途端、ブーイングが飛んできたが、はっはっは、と笑いながらどこ吹く風で。

「いやはや、素晴らしいリアクションをありがとうございます!
 しかぁし!しかしですよ皆さま。えぇ、えぇ、大丈夫ですとも。常から私、期待を超えたいと願う興行師!
 さぁさ、確りと耳を傾けて下さいませ。ここからが大事、大事なのです!」

ある意味、盛り上がっては居るのだろう。
常の酒場にしてみれば、ここまで騒がしくなることなんてありはしない。
そうして煽るだけ煽った後に語られた内容は、以下の通り。

・使用する物は皆さまがお手持ちの、何か。
・それを、女性に何か当てて貰う。
・見事当てたら、おひねりを!
・女性がそれを探る場所は、膣か、尻孔です。
・膣か、尻孔なのです。

途中までは、ふぅん、という気配が漂っていたのだが。
最後の説明になると、ぎょっとした反応が―――客か、あるいは女性からか―――あった。
そして一拍の間を置いた後に――爆発的な反応が客からあがる。

ライムウェル > 「はい、はいはい。皆さま落ち着いて!落ち着いてください!
 誰でも参加できますからね。というか参加したいですよね?良いですよ、良いですとも!盛り上げて参りましょう。
 参加料、等と野暮な事は申しません。けれどもおひねりはたっぷりお願いします。えぇ、えぇ、女性の方のね、報酬に上乗せされますから。
 皆さまの感謝の気持ちが彼女の儲けとなるのです!はい、はい、ではここで女性の方から意気込みを一言!」

酔客は既に、思い思いの代物を手に携えていた。
それはツマミとして出された野菜の切れ端であったり、フォークやスプーンであったり。
または、俺は指を使うぜ!と声高らかに宣言する阿呆までいる始末。
皆がギラギラとした目を見せる中、ご紹介に預かった女性は、さて。

混乱した様子で喋るのか、はたまた、心得た様子で喋るのか。
何にせよ、女性の反応があった、というだけでまたも盛り上がる酔客たち。
何故かそれだけで、端金ではあるもののおひねりがカウンターの内側に投げ込まれていた。

「はい!それでは先ずはそこの貴方!貴方から行きましょう。
 他の皆さんはカウンターの内側に入らないで下さいね。いけませんよ、いけません。立ち入り禁止です!
 それでは女性の方にもね、見ないようにして頂いて。皆さんも想像、もとい、妄想なさってくださいませ。」

促されるまま、流される侭に、女性はカウンターに肘をつき。軽く尻を突き出す格好に。
挿入されるその部位は決して外には見えぬ角度。けれども、その表情と仕草は良く見えるという塩梅。
その下肢を捲りあげ、呼び出された客と、司会にのみ晒される。
準備、とばかりに先ずはその膣と、尻孔へと指を這わせ、じっくりと愛撫を施し始め。

「今から、たぁくさん突っ込まれてしまいますからね、きちんと準備は致しませんと。
 あぁお客様方!無理矢理は、無理矢理は駄目ですよ。それに痛いのもNGです。お互いに楽しく、明るく行きましょう!
 だから、ほら、そこの!酒瓶なんて無理……無理ですよね?うん、無理だと思われるものは駄目です。駄目駄目です。」

痛いのも危ないのも駄目ですよと、バカみたいなテンションで告げる合間も、愛撫は続く。
そこだけ別の意思を持つ様に指が蠢き、準備をどんどん進めてゆき――性的な興奮を覚えている事が、酔客たちにも判るだろう。
皆が喉を鳴らし、今か今かと焦れる様に視線を集中させていた。

「……うん。うんうん。よし、準備が整った様です!
 さぁ、さぁさぁ、お客様!どうぞどうぞ、お好きな方に入れてみてください。
 彼女ならば!きっと彼女ならば…!見事、当てて下さるでしょう。皆さま、おひねりの準備はよろしいですか?よろしいですね!」

そして満を持して、と客の一人が喉を鳴らし、明らかに興奮した様子で女性の背後へと。
屈み、覗き込むと、おぉ、と息を飲み感動したような声を零し―――その手を近づけ、何かを、挿入した。

――――っっ♡♡♡

何処か甘ぁい、噛み殺したような声は、女性から。
挿入されたという事実が判る状況に、皆の視線は釘付けだった。

ライムウェル > 「はっはぁ、無事に挿入できたご様子。
 さぁさ、お嬢さん、どこに、何を入れられたか!当ててみましょう。
 良く判らない様でしたら、出し入れをお願いするのも良いですね。さぁさ、皆さまお待ちかねですが…果たして…!」

ふぇへへ、とその挿入を楽しんでいる客本人の声はやたらと幸せそうだった。
答え合わせはより淫らに、と楽し気に声を弾ませながら解答を促し。

―――お、おまんこ♡に…♡♡

という一言だけで、おおおぉぉ!!と上がる喝采。

―――ぺ、ペン…?あ、あ、増えたぁ…っ♡

またも上がる熱気交じりの喝采。
背後の客の調子の乗りっぷりも同時に伝わる女性の反応である。

こんな具合で、入れ替わり、立ち代わり。
様々な客の、様々な品が女性の問題として殺到する。
当たることもあれば、外れることもあるだろう。けれども、どんな答えだって客は皆、盛り上がった。

何時しかカウンターの内側はおひねりだらけ―――と、色んな体液塗れ。
何も無機物だけに限った話じゃあないとばかりに、ペニスを挿入する客だっているのだから。
こうしてお祭り騒ぎの夜が更け、今日も興行は大成功?となるのだった。

ご案内:「平民地区 とある酒場」からライムウェルさんが去りました。