2017/06/12 のログ
リューゼ > やはり猫に肉は嬉しいモノの様子。
ひょっとしたらおなかも減っていたのかもな。
そんな風に思いながら、くすっと笑う。
もぐもぐとしっかり噛んでいる表情も、青年にとっては愛嬌というものだ。

そうして食事をしている間に寝る準備を始めてしまう。
防寒用として丸めていたマントを解き、毛布代わりに肩からかける。

「気にしないでいいよ。」

様子をうかがうように一声鳴いた白猫に向けて、優しい声がかかる。
不思議と言葉のわかったような返事をしつつ、巨木の傍へ。
背もたれにして腰掛けると、短い時間を過ごした一夜の友をじっと見つめる。

このまま去っていっても青年は追いかけないだろうし、
一緒に温かそうなマントに包まっても笑顔で迎え入れるだろう。
火はそのままに。寝るまでの間のあと少し、どうするかをじっと見つめているだろう。

シャルレ > 帰り道に森で迷ってたから、お腹もすいてたし足も疲れてた。
王都の夜景はみえるけど猫の足では、まだ遠く。人になっても危険度が上がりそうな時間。

白湯をのんで喉を潤しながら考える。
そこらで猫なら木の上で野宿もできるけど…。食べ物と水と撫でてくれた相手に何かお返し…。

「にゃーぁ」(一緒にいてもいい?)

猫のままなら…、自分の中で言い訳を考えながら近づいて、座って眠るのなら膝の上に。
横になるのなら傍らに、白猫のままの姿で、潰されないように小さい湯たんぽ変わりならできるかなと。

リューゼ > どうするかじっと見ていれば、寄ってきて一声鳴いた。
最後まで人懐っこい様子に青年は微笑む。
膝上に上がってきた白猫に、頭を覆わないよう身体までをマントで包む。
夜空の下、一人と一匹が温かい寝袋に包まれたような風情。

「よしよし。」

優しく撫でながら、座った状態のままで青年は一息つく。
空は満点の星空。月明りで周囲は仄かに明るい。
虫の鳴き声と、小さな風の音を聞きながら温かさに身を任せていれば、
いつしか青年は小さく寝息を立てているだろう。
小さな友達の背にあたたかな掌を触れさせたままで。

そして、夜が明ければ王都へと歩き始める。
道中、白猫がついて来ても拒みはせず、笑顔で付き合っていくだろう。

シャルレ > 近づいて、招かれる膝の上に座って体を丸く。

すぐにでも寝息が聞こえてきた、この相手は旅人なのかな…と考えてる間に、自分も疲れてクタクタ。
暖かく、柔らかい膝の上、スーッと意識を手放し眠りに落ちていく。

隊舎に連絡にしょうもない、心配させてるかもしれないけど
お使いは済ませた。帰りが朝になっただけ…。

翌朝、この相手と共に王都へと共に入り白猫は無事に隊舎へと戻っていった。

ご案内:「王都の郊外」からリューゼさんが去りました。
ご案内:「王都の郊外」からシャルレさんが去りました。