2017/06/11 のログ
ご案内:「王都の郊外」にシャルレさんが現れました。
ご案内:「王都の郊外」にアリュースさんが現れました。
ご案内:「王都の郊外」からアリュースさんが去りました。
シャルレ > 隊舎にいるミレー族に頼まれて、森の中の知人へ届け物のお使いに出ていた。

行きは明るい昼間に出たはずが、帰り道に迷ってしまったから、こんな時間。
ヒトで歩くには疲れたので白猫の姿で自分と同じ草丈くらいの草原をトボトボ歩く。

夕方頃に疲れて木の上でお昼寝をしたものの、気づいたのは夜。
そのまま朝まで寝れていたらよかったけど、目を覚ましてしまったし…帰らないと、と…。


もう遠くにだけど街の明かりは見えているから、迷うことないけど、遠い。

ご案内:「王都の郊外」にリューゼさんが現れました。
リューゼ > 草原を通っている小さな道。
街道というほど整備されてはいないが、人が通り踏み固められた道だ。
道の横には木々。深くはない森、その脇に小さな明かりが灯っている。
雨露を凌げそうな巨木の下で、焚火が熾されていた。

「…王都も久しぶりだな。」

その火の前に腰掛け、青年はぽつりと呟く。
ある人物の忠告によりしばし王都を離れていたものの、久方ぶりに寄ってみようと思って歩くこと数日。
野宿にも手慣れた様子で焚火で湯を沸かしている。
その中に茶葉を入れれば、ふわりと優しい香りが周囲に漂うだろう。

シャルレ > トボトボ……
草の中を歩く白猫、その白い毛並みが時々草の合間から覗いてる。

頭をあげれば、少し先に明かりが見えた。
焚き火かな、明かりが揺れてる。
もう足も疲れたし、瞼も重たい気がする…。

獣は火を作らない、おそらくヒトだろう…
カサっと草の合間から金色の瞳で焚き火のそばにいるだろうヒトの様子を伺うように見つめてみる。

リューゼ > こぽこぽ沸き立つ音。温かそうな湯気が立ち上る。
最近はずいぶんと温かくなってきた気がするものの、
やはり夜空の下、風の中というのはそれなりに冷える。
温かい茶は無聊を慰めてくれる。
木の下に置いてある荷物から真鍮のマグを取り出すと、
焚火の元へと戻り、小鍋をとろうと手を伸ばす。

と、かさり、という音が草の合間から響いた。
ん?と小鍋に伸ばした手を止めてそちらに視線を向けた。
油断や隙のない視線と気配。
…しかし、音から判断すればさほど大きい動物でもなさそう。
警戒半分、好奇心半分で音の方をじっと見つめている。

武装はしているものの、さほど怖そうな雰囲気は持っていないだろう。さて…?

シャルレ > 「にゃーん」(ヒトだ…怖い人じゃない?)

草の中から、白い猫が顔を出す、クンと鼻先を動かし匂いをかいでみる。
疲れたし…早く帰りたいけど、眠たいのもある。

草を揺らしジーっと見つめたあと、相手のそばに近づいてみる。
人に囲まれての生活もあり、慣れてるから火にも怖がることなく、相手の近くに進んで…。

「にゃー」(少し休んでもいい?)

手の届くくらいの距離でチョコンと座って、見上げながら鳴いてみる。

リューゼ > かさかさと草の間から猫がまろび出てきた。
ふわふわとした白い毛並みは野良にしては綺麗なものだ。
…ひょっとしたら違うのかな?そんな風に思いながら猫と見つめあう事しばし。

「んん?」

その白猫が近づいてきた。で、傍に寄って一声。
じーっと猫特有の見つめかたをしていれば、青年はくすっと相好を崩した。

「…どうしたんだい。」

猫の言葉はわからない。
けれど、にこにこと笑いながら手を伸ばした。
逃げられなければ、冒険者らしく少し硬い大きな手が頭を優しく撫でるだろう。
しばしくすぐるように撫でれば、おいで、と膝の上に座りやすいようにあぐらをかく。
そうしながら、自分の分のお茶を改めてマグに移していく。

シャルレ > 「にゃーぁ」(いいの?)

言葉を理解はできる。でも返す返事は猫の鳴き声。
伸びてきた手に頭をすりつけて挨拶のつもり、その次は首背中と手にすりついていく。
撫でられるのは心地よくて、好きなこと…。

白く柔らかく少し長くて細い毛並みは、野良のような汚れもなくて手入れされていた。
あぐらをかいて膝の上を促され、前足を乗せてから軽く飛び上がった。

「にゃぅ」(つかれたー)

硬い地面より人の上に座るのは、柔らかいし体温もあるので暖かい。
片膝の上に座ったまま、後ろで尻尾をゆるーく揺らしながら見つめてた。

リューゼ > 一人の夜に奇妙な闖入者。
けれど、それはずいぶんと可愛らしい闖入者だった。
撫でていれば、手に身体をこすりつけてくる辺り人懐っこい。

「…ずいぶんと綺麗だな。飼い猫かな?」

膝の上に上がって来た猫が座るのを見ると、ゆっくりとその背をなでてあげる。
評したように、毛並みの汚れは少ないし、ごわついてもいない。
ゆっくりと撫でつつ、ず、と小さな音を立ててお茶をすする。
心地よい熱さと、茶葉の自然な甘みが口の中に広がった。

「ミルクがあればよかったけどね。」

話しかけるように言う。
ミルクは腐りやすいから持ち運びにはなかなか適さない。
マグを地面に置いてから、うーん、とつぶやきながらごそごそと片手間に荷物を探り始める。

シャルレ > 「にゃー」(撫でてくれるのうれしい)

見た目にも、そのもの人懐こい白い猫。
毛並みを褒められると、お手入れは欠かさないのだから嬉しくなって。
丸い背中を撫でてくれることに、疲れただけに心地よく感じて金色の瞳がウットリと瞬きをゆっくり…。

歩き疲れたか、前足を左右舐めるようにしてると相手が何か探してる?
膝の上に座り直せば、何をしてるのだろうと首をかしげるようにして、手元を見てた。

リューゼ > 心地よさそうに瞬きをする白猫さん。
人懐っこいだけでなく、撫でられるのも好き、と。
この辺に民家がなければ少し遠出してきたのかもしれないな、と苦笑する。

「…ほら、食べるかい?」

荷物の中から引っ張りだされたのは紙包み。
その中から干し肉を取り出せば、ひと欠片ちぎって差し出してみる。
少し塩の味はするだろうが、問題はないだろう。

それから小鍋の中のお茶の残りをマグに注ぎ、新しい水を入れて焚火でゆっくりと熱する。
少し待てば、真鍮の皿にぬるめの白湯を差し出すだろうか。

シャルレ > 「にゃーん」(なぁに?美味しそうな匂い)


クンと鼻先を動かして取り出されたものを見つめる。
小さくちぎってくれたものを、鼻先をくっつけてクンクンしたあとに、小さいものを噛み付いてみる。

ハグハグハグハグ…
美味しいけど、猫の口で噛んでると、少し怖い顔になってるかもしれない。
それでも構わず、しっかり噛んでると…

小皿に入れてくれた白湯に気づいて顔をあげる。

「にゃーぅ」(これもいいの?お兄さんのなのに)

干し肉の後、喉は渇くからチラッと伺いながらも小皿に舌をつけて白湯を舐めてた。