2016/10/23 のログ
ご案内:「とあるカジノ」にアンジリクスさんが現れました。
アンジリクス > 郊外にあるカジノ外からみれば、古びた3階建ての洋館
一階はオシャレなパブと言った感じで、洋酒やカクテルが
並ぶ店。
2階にはカジノがあり、ルーレットやトランプはもちろんのこと
スロットのようなものあり、一人でも楽しめるようになっていた。
3階は、表向きは宿泊施設のようになっているようだ。

そこに一人の男が歩いて、少しキョロキョロしてから
ここだというように、その洋館へと正面から入っていく
木造のそれは、アンテークとも言えそうなほど
古く見えた。
左足からゆっくりと建物へと入っていく
中に入れば、一つの席に座り、見た目のせいか席は空いていた。

「マスターワインはあるか?ここにはカジノもあると聞いてきたが」

男はそう言ってワインとカジノの存在を確認し

「ワインか。ほらよ。カジノは2階にある」

オシャレな店に違わないマスターで、ほらというように、力強くワインをついで、グラスを滑らせていく。
これを取れないのは、客のほうが悪いと言わないばかりに、かなりのスピードでそれは滑っていく。
細かいことは気にしない豪快な人間にそれはみえた。
滑っていくワイングラスを受け取るが、それはかなりの威力で手に衝突しているとも言えて。
受け取ったその手が持って行かれそうなほどで
ワインが溢れていないのが、不思議なほどだった。

「2階か。分かったありがとう。マスター商売なんだ。もう少し丁寧にやりなよ。これじゃ中身こぼれしまう」

「そりゃ悪かった。小さなことを気にするな。男だろう」

マスターはそう言って笑っていた。
男はワインを一口で飲めば、お金と言うように銀貨一枚ワイングラスに入れて、ほらよというようにワイングラスを滑らせ支払う。
後は振り返りもしないで、2階の階段に向かって歩き上がっていきます

アンジリクス > 「こっちは、賑わっているといいだが」

男はそう言いながら2階へと続く階段を一歩一歩左、右と登っていけば
男の視界には、賑わっているカジノの様子が見えてきた。
酒やタバコも売っているようで、飲みながらやっている人も視界に入る
お金ももちろんかけられていたが、お金でないものも
かけられているようにみえた。
お金以外のものがかけられる事自体は、
不思議なことではない。
ニヤリとしながら、男がみていたのは、
寿命や、運命までかけられていた部分で

(狂っているが、本来狂っているのがギャンブルか。面白いものが見れそうだ。)

そんなことを思いながら、男は狂った勝負をしている一組の勝負師をみていた。

勝負方法はポーカーだった。
だがよく見ると納得の行かない結果ばかり出ていた。
引き分けばかりになっている。

どんな役にしても、同じものが出続ける確立なんて
ありえるはずもなかったが、二人共勝負を続けている。

「あんなに続くものか。」

小声でそう呟くと一人の女性客が耳元で

「当たりよ。あれはわざとよ。降りれば支払わなければいけない。ここの掛け金は引き分けになれば、2倍になるの、後は言わずともよ」

後ろから声をかけてきた女性はそういった

「降りるに降りられないが、勝負も出来ない。破滅と思っても、あれを受けるしかないわけか。面白い」

そんなことを言いながら銀貨を一枚女性に渡した。
お礼と言わないばかりに

「救わないといけない女性がいるとは聞いたが、何人ぐらいになるか。」

そう言って辺りを見回しながら、どの娘がいいかなと品定めを始めてしまい。

アンジリクス > (今日は戻るとしよう)
様子を見る限り、負けてもいないが、勝ってもいない。
自分でなんとかできそうな女性しかおらず
よく見ると女性の方が優位そうな今の所は状況で
面白い勝負は明日にでもしよう。
「ここには、宿泊施設もあると聞いたが」
そう言って歩いて行く先には、
この店の関係者らしき男に声をかけて

「ありますが、普通に泊まるには…ですから……」
耳元で囁きニヤリとして、金貨を握らせて
男は態度を変えて、男と共に消えていく

ご案内:「とあるカジノ」からアンジリクスさんが去りました。