2016/10/14 のログ
シンシア > 「好きなものには、触りたくなるものでしょ?」

ニコニコしながら、純粋に動物が好きなことを伝えてるつもりだけど
相手からの申し出に、指を真横に指して

「それなら、ココはどう?」

自分が住んでる、一軒家。
追われてたり、ミレー族に間違われる種族も多いという国。
長屋や宿では他のものの目があるだろうけど
ココなら街の部屋よりも見つかりにくいし
端っこになるとこだから、逃げるでもすぐ…

アンセル > 「好きなもの…?判らなくはないが…」

もしかして動物扱い?と伝えられたことに思う事はあるが一部は間違っていないと納得してしまい。
口にした頼みに指された先を見れば相手の家と思われる一軒家。

「ここはお前の家だろう?初めて会った男だぞ、俺は」

頼みはしたがまさか家を勧められればいいのかと聞いてしまう。
宿や長屋では小銭欲しさに売られる可能性は否定できず、確かにここならばその心配もなく
しかも地区の隅なだけに外にでも貧民地区にでも逃げられる。
本当なら飛びつきたいのだが……

シンシア > 困ってるなら助ける、それだけのことだけど
確かに、急なことだし初対面の…男性なのか動物拾ったつもりなのかは
混同しながら

「ぁ、そっか…でも、他よりは安全かなと思って、嫌なら今夜だけでもどうぞ」

さすがに相手に指摘されて気づくけど、このまま放置もしにくくて
気を使わせてしまうか、家の扉へとむけ歩き出す
太腿をぶつけてたから、少し引きずりながらになるけど

アンセル > 「嫌な事はない。すごく助かる」

動物と思われていたと改めて思い
それでも安全な所は助かるのでどれだけになるかはわからないが世話になろうと決める。

「足に怪我をしてるのか?」

扉に向けて歩き出す相手が足を引き摺りながら歩くのを見て。
ただ宿を借りるだけでは悪いと隣にと行き肩を貸そうとする

シンシア > 「そお?よかった、じゃあどうぞ?」

申し出を受け入れたような返事、ニコッと笑みを浮かべて

「少しね、強くぶつけちゃって…明日には、たぶん…アザになちゃってるかな」

肩を貸してくれる相手にお礼を告げながら
家への扉をあける、1人で暮らすくらいの適度に片付けたあとの室内で
ワンフロアにソファーやテーブル衝立の向こうにベッドとかが置かれてる

大きめのソファを相手にすすめながら

「なにか食べる?お腹すいてるのなら」

アンセル > 「世話になる」

笑みを浮かべる相手に頭を下げて笑みを見せ。

「ぶつけたのか。森なら打ち身にいい薬草も見つけれるんだが」

肩を貸し礼を言われればなんという事はないと首を振り。
森から出る前に薬草を持ってくればよかったと
開けられた扉を潜れば宿以外では見た事のない片付けられた室内。
ちゃんとした家の中など見るのは初めてでつい珍しくて見てしまう。
勧められるままにソファに慣れない様子で腰をかけ

「いや、それは大丈夫だ。迷い込む前に食べたから」

宿を借りれる上に食事まではと首を振り
慣れないソファの座り心地に何度も腰を上げたり下ろしたりとして

シンシア > 室内のあかりで目立ってしまうのは、右の太腿のとこ
ちょうど肌が見えてるとこが赤くなってて

「…どうぞ、このくら平気よ」

ソファの座り心地を楽しんでる様子、食事はいらないらしいのでキッチンからは
2人分のホットミルクをマグカップに作って出てくる
相手の前へと1つを置いて、その隣へと座る

「眠る前にのむといいらしいからね、今夜はここで寝ていいから」

気に入ったようなソファの感触、そこを手でポンポンとしながら

アンセル > 何処が痛いのかと気になり視線を下げれば肌が見える所が赤くなっているのが目につき
慌てて視線を上げれば首を振る。

「それならいいんだが。無理はしない方がいい」

これは良いものだと程よい硬さを堪能していたが
カップを持って戻ってくる姿を見れば大人しく座り受け取る

「人間はそうなのか?ありがとう、ありがたく使わせてもらう」

ここならばよく眠れそうと嬉しく、それを表すように尻尾が振られ
そう思えば久しぶりなミルクに口を付ける。

シンシア > 「そうね、明日の朝には…紫色になってるかな」

上着のコートを適当に椅子の背にかけて脱ぐ
隣に座り、カップに口をつけて

「はぁー、おいし」

拾ってきた大きな犬とでも想ってるからか、警戒もなく揺れた尻尾に反応する

「しっぽ…さわってもいい?」

カップを手にしながらも視線は尻尾の動きから目を離せず。

アンセル > 自分なら翌日には治っているだろうがそこは人と獣人である違いなのかと考え
隣に座った相手と並ぶようにミルクを飲み

「久しぶりに飲んだが美味しいな」

動物ではないと自分では思っているのだが柔らかなソファとミルクで揺れる尻尾は喜ぶ犬のそれで

「約束だ。触っていい」

ミルクまでご馳走になり相手はいい人的な考えで完結し
触れと言うように揺れていた尻尾を向ける

シンシア > 「でしょ、最近、寒くなってきたからね」

寝る前に体を温めるものを飲めば、寝つきもいいと聞く
並んでご機嫌に飲んでるホットミルク、相手の許可が下りたことに
カップを置いて
むけてくれた尻尾に両手を伸ばし、両手でサワサワとなでてみる
黒い毛並みが夜露のように見えて

「綺麗ね」

人なので尻尾こそないものの、あれば凄い勢いで揺れてただろう
それでも触り方は優しく何度も撫でていて

アンセル > 「暑かったのが嘘のように寒くなったからな」

この姿でそとで眠れるのはあと少し
期間は判らないが本格的に寒さに耐えなくていい場所で眠れる事に相手に感謝をして
尻尾を撫でられ一瞬身を固くするが力を抜いて。

「手入れは欠かさないからな。しかし…くすぐったいものだ」

獣時に毛繕いをする以外に触れる事のない尻尾に触れられ
何度も優しく撫でられる感触にくすぐったそうに耳が動いて

シンシア > 「ねー暑いのも苦手だけど、寒いのもね、でも
 こんなに立派な毛並みなら暖かそうだから、いいね」

手でなでてると、黒い毛並みに触れてると暖かさも感じる
立派な毛皮でもあり、これからの季節なれば羨ましいかぎりで

「くすぐったい?」

撫でてた手をとめて、尻尾を膝の上にのせ、その上に手を乗せて尻尾をはさんでみる
ひざ掛けのようになれば、その暖かさを感じて

アンセル > 「街に住む者は家があるからまだいい。
森にいる時は洞窟を見つけないと大変だったな」

もっと暖かくなる方法もあるのだがそれは教えていいものかと考え
少し硬めの毛並みは触れる手に暖かさを感じさせ

「少しな。こういう事は慣れていない」

撫でられるのが止まり、尻尾が相手の膝と手に挟まれるとどうかしたかと言うように見て。
ひざ掛けになった尻尾は先端が動き軽く膝を撫でる様に叩いて。

シンシア > 「森かあ…」

今まで苦労もしてきただろうに、獣人でも間違われる種であるだけで終われる立場
何人もみてきたから、簡単に大変などという言葉がでなくて

「皆が追いかけるものでもないからね、共存してる者もいるし」

尻尾が膝の上で動く、その毛の動きは
ちょうど肌に触れてくすぐったくなって、撫でる動きを再開する。

ミレーとは思ってなくても
大型の犬とは思ってるから

「今度、ブラッシングさせてね?」

触れたことが嬉しくて、次の目標はブラッシング、ますます犬扱いになってる

アンセル > 「困る事もあるがいい場所だぞ」

街には街の良さがあるが森には森の良さがあると
問題は奴隷商人が稀に来る事だと
なんとなく言いたいことは判ったが何も言わずに

「お前のようにか?共存を考えるものがいるだけで助かる」

膝の上で動いていた尻尾は撫でるのが再開すれば大人しくなり

「構わないが…犬扱いをするな。
俺はアンセルだ。後ブラッシングは尻尾だけだ」

ここまで犬扱いされれば違うと見せたくはなる
しかし宿主の恩人に仇で返せないとそこは押さえて

シンシア > 「そうね、森に住んでる人もいるし、共に生きてる人も知ってるから
 逃げ回らなくてもいい、追いかけてくるのがいたら、私が払ってあげる」

奴隷制みたいなのもある種の差別。長く続くとはいえ、あまり好まない繋がり
撫でる動きを再開しながらm何度も繰り返し

「尻尾だけでも十分、楽しみだわ」

目の前の尻尾を何度も撫でながら、その手の動きがゆっくりにかわり、やがて止まる。

「私は、シンシア……」

名前と告げると同時くらいに、隣に座る相手の肩にコツンと頭があたる
膝の暖かさと、毛並みの気持ちよさ、ホットミルクに昼間の疲れとで
座り尻尾に触れたまま眠ってしまったようで

アンセル > 「そこまでは世話はかけたくはないが…どうしてもの時は頼むかもしれない」

中にはしぶとい者たちもいる。
迷惑はかけたくはないがもしかすると頼むかもしれないと口にし

「物好きだな。それでいいなら世話になる間は好きにするといい」

最初こそくすぐったくはあったが慣れれば撫でられるのも悪くはなく。
その手がゆっくりとなっていけばどうしたのかと相手を見る

「シンシアか。お前は少し無防備すぎる」

名前を告げたと思えば肩に頭を預けて眠ってしまったような相手
その無防備さを見れば手を出すものもいるだろうが恩人にそんな事を今はするつもりはなく
ベッドまで運ぼうと考えはしたが動かせば起こしてしまうと考え
そのままに尻尾を預けたまま目を閉じて

シンシア > 相手の返事は、ほぼ聞こえておらず

穏やかな寝息をたてて
人の暖かさと毛並みの暖かさ
両方を感じながら、いつのまにか意識は深く眠りの中
そのまま朝まで眠ってしまうことになるのだけど…

アンセル > 目を閉じれば聞こえる穏やかな寝息
追われるようになり久しく感じる事のなかった他人の暖かさ
それを感じれば久しぶりに深い眠りにと誘われ朝まで眠ってしまう事に…

ご案内:「平民地区 端っこ」からシンシアさんが去りました。
ご案内:「平民地区 端っこ」からアンセルさんが去りました。